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2016年2月作成

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中国大学留学の手引き

この手引きは、中国の大学に留学を希望する方々のために書かれたものです。各情報・データは作成時における一般的な状況です。実際の状況は、教育機関、地域、あるいは時期によって異なる場合があるため、最新の情報については、各機関及び各学校のウェブサイトを必ず確認してください。

なお、この手引きの中で、例としていくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまで一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
※費用のレート計算は外国為替情報ページ(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。レートは常に変動していますのでご注意ください。
学校の種類 大学 1,219校(うち私立は416校、中外合作7校)
高等専科学校 1,334校(うち私立は306校)
在学期間 専科課程         2~3年
学士課程(本科)4~5年
修士課程(碩士)2~3年
博士課程(博士)3~4年
学年度 2学期制
(1学期:9月初旬~/2学期:2月か3月中旬~ 各学期は約5か月)
応募資格 専科・本科:高校卒業以上
碩士課程:学士号取得者
博士課程:碩士号取得者
必要な語学力 ※コース・機関により異なるが一般的には以下の通り
本科:HSK(漢語水平考試 「留学条件・資格、語学力」参照)
・文科系 HSK5級以上/旧HSK中等C級(6級)
・理工系 HSK4級以上/旧HSK初等C級(3級)
碩士課程、博士課程:研究を遂行できる十分な中国語の能力を有する者。
出願方法・
選考方法
大学、学部により異なるが、一般的には、書類選考や現地での入学試験。
出願期間 秋入学の出願締切日は2月上旬から6月中旬。大学によって異なる。
春入学の出願締め切りは1月中旬。但し、春入学を受け付ける大学は少ない。
詳しくは各大学に確認すること。
入国・滞在 手続き 180日以内の滞在:X2【短期留学】ビザを在日中国大使館・領事館に申請
180日以上の滞在:X1【長期留学】ビザを在日中国大使館・領事館に申請
必要な書類は「留学手続き 入国・滞在の手続き」参照
授業料 20,000~45,000人民元/年 「費用」参照
生活費 住む地域や生活スタイルにより異なる。「費用」参照
滞在先の種類 基本的に全寮制だが学外にアパートを借りることも可能。
参考資料:
高等教育の課程
高等教育は、専科課程、本科課程、碩士(修士)・博士課程に分けられます。

本科課程

基本修業年数は4年から5年です。入学に際しては、中国の全日制高等学校卒業および同等の学歴を持つ中国国民の場合、毎年6月に実施される、高等教育機関の生徒募集のための統一試験である「普通高等学校招生全国統一考試」を受験します。

碩士・博士課程

碩士課程の基本修業年数は2から3年、博士課程の基本修業年数は3年から4年です。入学に際して必要な条件は、専攻や個人の条件により、統一試験や募集教育機関が行う試験の受験などさまざまです。
※その他に、専科課程(短大コース)があり、基本修業年数は2年から3年です。
大学の学期
全日制高等教育機関は主に2学期制を採用しており、1学期(秋学期)は9月初旬、2学期(春学期)は2月中旬に始まります。各学期は約5か月で、週5日授業があります。また、冬休みと夏休み以外に、1月1日元旦、4月の清明節、5月の労働節(メーデー)、6月の端午節、9月の中秋節、10月1日から始まる国慶節などが休みになります。
学位取得を目的とする場合の入学時期は秋学期のみですが、学位取得を目的としない聴講生としての留学などの場合は、春学期やその他の時期でも入学が可能な場合があります。
中国の高等教育機関は所属別には国家教育部直属のものと、省、自治区、直轄都市に属するもの、地方の中枢都市によるもの、および私立学校に分けられます。種類別には総合大学、単科大学、高等専科学校があり、総合大学、単科大学は主に本科課程以上の教育を実施し、高等専科学校は専科課程の教育を行います。
中国科学院や中国社会科学院に代表される国務院教育行政部門に認可された科学研究機構も碩士、博士課程レベルの教育を担います。学位は、学士、碩士、博士の三段階に分けられています。
学士学位
学部にて4~5年の所定の課程を修了し、試験に合格し、卒業論文試問に合格すれば学士学位が授与されます。留学生が学士課程で学ぶ場合、授業は専攻によって中国人学生と同じクラスで受けたり、留学生単独のクラスで受けたりします。大学は、学生の状況に応じて一部の授業を履修免除としたり、留学生のみの課程を設けたりしています。
碩士学位、博士学位
大学院碩士課程の修学年数は2~3年、大学院博士課程の修学年数は2~3年で、いずれも指導教官の指導や養成計画に基づいたカリキュラムを修了し、筆記試験、論文・口頭試問に合格すると学位が授与されます。
本科課程への留学
高校卒業の資格が必要です。一般的には、各大学は、卒業証書と成績証明書、HSKのスコアリポートなどの書類審査を行い、合否を決定します。書類審査に加えて、筆記試験や面接試験を行う場合もあります。
碩士・博士課程への留学
碩士課程は学士号取得以上、博士課程は碩士号取得以上の学歴が必要です。
一般的には、各大学は、学士学位あるいは碩士学位の証明書、成績証明書、推薦状などの書類審査を行い、合否を決定します。上記の書類以外に、研究計画書やHSK試験のスコアリポート、過去に発表した論文等が必要な場合もあります。書類審査に加えて、筆記試験や面接試験を行う場合もあります。
普通進修生(学部聴講生)として留学
大学2年以上の学歴が必要です。専門によって、中国人学生と同じ授業を受けるか、または留学生単独の授業を受けるかします。修学年数は1~2年で、試験に合格すれば修了証書が発行されます。
高級進修生(大学院研究生)として留学
碩士の学位取得者または博士在籍中であることが必要です。研究課題に基づき、学校側が1人の指導教官を指定して研究指導を行います。修学年数は1~2年で、研究計画を修了すれば修了証書が発行されます。
※芸術専攻の本科生、碩士生、博士生、進修生として留学を希望する場合、本人の作品の写真あるいは録音したテープまたはCDやDVD等、録画資料および教師の推薦状を提出する必要があります。

HSK試験(漢語水平考試)とは

中国の教育部が実施する試験で、中国語を母国語としない中国語学習者のための中国政府公認の中国語能力検定試験です。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)に合うよう設計されています。1~6級のいずれかを受験し、1~4級はスコアリポートに得点と合否が表記され、5、6級は得点のみ表記されます。口語試験は、初級、中級、高級のいずれかを受験しスコアリポートには得点のみ表記されます。

HSK日本実施委員会 ※リンク先を新しいウインドウで表示

『留学タイムスケジュール』を参考に、留学計画を立て、準備をしていきましょう。
色々な学校や地域をじっくり比較検討するためにも早めに計画を立て、情報収集を始めることをお勧めします。
行きたい学校がいくつか絞られてきたら、ウェブサイトに載っていない詳細な情報や最新の情報について学校の受け入れ部署にE-mailなどで質問してみても良いでしょう。中国語に自信がなければ、学校との連絡は英語でも可能ですし、日本語の話せる担当者がいる場合もあります。
入学資格などの条件を満たしていれば、希望する大学の受け入れ部署へ必要書類を提出し、入学許可を待ちます。
申請の際に通常必要とされる書類は、次のとおりです。
  • 留学申請書(オンライン申請の場合も有)
  • パスポートのコピー
  • 写真
  • 最終学歴証明書および成績証明書
  • 推薦状(碩士、博士課程と一部の学士課程で必要)
  • HSK試験のスコアリポート(成績報告)のコピー
上記の各種書類は、中国語または英文で記入するか、中国語か英語の訳文を添付する必要があります。関連書類の用紙は希望校に請求するか、ウェブサイトよりダウンロードしてください。
留学タイムスケジュール

留学タイムスケジュール

留学期間が180日を超える場合はX1【長期留学】、180日以内の場合はX2【短期留学】ビザを在日中国大使館・領事館へ申請します。
X1【長期留学】ビザの申請に必要な証明書類と資料
  • 記入済の《中華人民共和国査証申請表》
  • 申請者の旅券原本とコピー(6ヶ月以上の有効期間、2ページ以上の空白ページが必要)
  • 6ヶ月以内に撮影された証明写真(4㎝×3cm、正面、無帽、無背景、カラー)
  • 日本に長期滞在をしている第三国人は、《在留カード》の原本とコピー
  • 日本に短期で滞在している第三国人は、日本上陸許可の記録のある旅券原本とコピー
  • 中国国内の招聘元発行の通知書原本とコピー
  • 《中国留学人員来華査証通知書(JW202或いはJW201)》の原本とコピー
    ※中国留学人員来華査証通知書《JW201》表は中国政府奨学金の留学生、《JW202》表は、個人や団体を通して留学する場合に発行されます。
    • 注意事項:
      • X1ビザ取得後、中国に入国してから30日以内に滞在地の県以上の地方人民政府公安機関出入境管理機構に居留許可の申請が必要となります。(X2ビザは居留許可申請不要)
      • ビザ申請時における《外国人体格検査記録PHYSICAL EXMINATION RECORD FOR FOREIGNER》の提出は原則不要ですが、中国現地での居留許可申請時には同記録の提出が義務付けられています。日中友好医院或いは国公立病院での受診結果が利用できます。
X2【短期留学】ビザの申請に必要な証明書類と資料
  • 記入済の《中華人民共和国査証申請表》
  • 申請者の旅券原本とコピー(6ヶ月以上の有効期間、2ページ以上の空白ページが必要)
  • 6ヶ月以内に撮影された証明写真(4㎝×3cm、正面、無帽、無背景、カラー)
  • 日本に長期滞在をしている第三国人は、《在留カード》の原本とコピー
  • 日本に短期で滞在している第三国人は、日本上陸許可の記録のある旅券原本とコピー
  • 中国国内の招聘元発行の通知書原本とコピー

用紙のダウンロード: 《査証申請表》や《外国人体格検査記録PHYSICAL EXMINATION RECORD FOR FOREIGNER》各種用紙 ※リンク先を新しいウインドウで表示

※ビザについては、申請先の在日中国大使館・領事館で確認してください。
学費(課程や専攻により異なる)

文系

本科 :約20,000 人民元
碩士、普通進修生 :約25,000 人民元
博士、高級進修生:約33,000 人民元

医学、芸術系

本科 :約27,000 人民元
碩士、普通進修生 :約34,000 人民元
博士、高級進修生 :約45,000 人民元

理工農学系

本科 :約23,000 人民元
碩士、普通進修生 :約29,000 人民元
博士、高級進修生 :約38,000 人民元
※学費以外に、申請費用、保険料、教材費などがかかります。
生活費
生活費は、滞在地域、各自のライフスタイルなどによって異なります。食費に関しては、学内の食堂を利用する場合と、街に出て頻繁に外食する場合とでは大きな差が出てきます。
住居費については、一般的にどの大学にも留学生宿舎があり、二人部屋で一日12~50人民元程度ですが、都市部では一日100人民元以上の宿舎もあり、大学によって大きく異なります。
費用の例(教育部直属の6大“師範大学”のうち3校の比較)
例1:北京師範大学(北京市)
(1)授業料:本科生  24,000~27,700人民元/年
碩士研究生  25,300~32,300人民元/年
博士研究生  32,300~41,400人民元/年
普通進修生  22,400~25,300人民元/年
高級進修生  29,000~37,200人民元/年
(2)申請費用:450~600人民元
(3)住居費:留学生寮  50~150人民元/日

例2:華東師範大学(上海市)
(1)授業料:本科生 22,000~28,000人民元/年
碩士研究生  25,000~32,000人民元/年
博士研究生  30,000~38,000人民元/年
普通進修生  22,000~28,000人民元/年
高級進修生  25,000~32,000人民元/年
(2)申請費用:400人民元
(3)住居費:留学生寮  35~145人民元/日

例3:陝西師範大学(陝西省西安市)
(1)授業料:本科生16,500~32,000人民元/年
碩士研究生19,800~36,000人民元/年
博士研究生 22,100人民元/年
進修生本科課程 10,000~18,000人民元/年
進修生碩士課程 13,000~21,000人民元/年
進修生博士課程15,000~18,000人民元/年
(2)申請費用:400人民元
(3)住居費:留学生寮 1400~6000元民元/学期
現在日本の大学に在籍している方なら、日本の大学に在籍したまま留学することも可能です。大学により制度が少しずつ異なりますが、大きく分けて次のような方法があります。
 

在籍大学の交換/派遣留学制度を利用する

海外の協定校に1学期~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業を聴講することができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年で卒業することも可能です。

休学して留学する

学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外に個人で留学した場合でも、大学への事前申請により単位が認定されることがあります。学校によっては留学を休学理由として認めないところもありますので、留学方法については在籍校の留学担当課と事前によく相談してください。
奨学金については、以下のウェブサイトをご参照、またはご活用の上、詳細は直接該当機関に問い合わせてください。留学開始時期の1年以上前に締め切る奨学金もありますので、留学希望先校から正式な入学許可を得るのを待たず、早めに情報を収集しましょう。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

貸与型と給付型、短期留学向けと学位取得希望者向けなどの種類があります。詳細は以下リンクにて確認できます。

海外留学のための奨学金 ※リンク先を新しいウインドウで表示

中国政府奨学金

日本学生支援機構(JASSO)が募集・選考に協力しています。

中国政府奨学金留学生募集要項 ※リンク先を新しいウインドウで表示

大学間の交換留学生への奨学金

中国の大学と交流協定を締結している日本の大学で、奨学金を出しているところがあります。在籍大学の留学担当課に問い合わせてください。

現地で募集される奨学金

留学希望先の学校の奨学金(授業料減免なども含む)や、現地の省や都市による奨学金があります。これらについては、希望校の留学生オフィスのサイトで情報を収集しましょう。

その他の奨学金

なお、当機構では、日本で募集される各種奨学金の概要をまとめた『海外留学奨学金パンフレット』を毎年1回発行しており、当サイト上にも掲載しています。この掲載データは『海外留学奨学金検索サイト』にて検索することもできます。

中国:お役立ちリンク集 ※リンク先を新しいウインドウで表示

(2016年2月改訂:禁無断転載)

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