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2015年4月更新

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北欧諸国:高等教育機関 留学の手引き

フィンランド 高等教育機関 留学の手引き

  • 各情報・データは作成・改訂時(2014年6月)における一般的な状況です。
  • この手引きではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
  • このhtml版ではウムラウト等の記号は省略しています。
留学概要
※費用のレート計算は外国為替情報ページ(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。 レートは常に変動していますのでご注意ください。
学校の種類 Yliopisto(University):総合大学、単科大学(工科大学、経済・商業大学、芸術大学など)
AMK, YH/University of Applied Sciences, Polytechnic:応用科学大学もしくはポリテクニック(実学中心の高等教育機関)
Kesayliopistot (Summer University):サマーユニバーシティ
在学期間 University:大学
学士課程 3年 ※但し、例外あり(医学部は6年、歯学部は5年)
修士課程 2年
博士課程 4年以上 ※フルタイムで4年以上。年数制限なし
University of Applied Science/Polytechnic:応用科学大学/ポリテクニック
学士レベル3.5~4.5年/修士レベル1~1.5年
学年度 2学期制 秋学期:8あるいは9~12月
春学期:1~5月下旬
応募資格 学士課程の場合、高校卒業程度かつ大学入学資格を取得した者で、入試(選考方法)は大学・専攻によって異なる
(学士課程では大学間の交換留学が一般的)
必要な語学力 希望コースの言語による
フィンランド語またはスウェーデン語で行われるコースを希望の場合はその言語力
英語で行われるコースを希望の場合は英語力参照)
大学、学部により異なるが、一般的には書類選考、過去の成績審査など)と、現地での入学試験。
大学により異なるので入学希望時期の1年くらい前から志望校のウェブサイトを読んでおき、直接問い合わせて確認する。
出願締切は、秋入学は1~2月、春入学は9月頃が一般的
3か月以内の滞在は、ビザは不要。
3か月以上滞在する場合は滞在許可が必要。必要書類を添えて駐日フィンランド大使館へ申請
授業料 全課程、全学部、全学生(留学生含む)無料(2015年現在)。ただし、留学生の学費については議論が続いているので、今後の動向には注意が必要。
全国的組織である学生会の年間活動費として約30~100ユーロ(健康保険料含)別途必要(ポリテクニック、博士課程の学生は強制ではない)
その他、教材費など別途必要サマーユニバーシティでは2~3週間で95~220ユーロ(コース内容、レベルによって異なる)
生活費 平均700~900ユーロ/月
滞在先の種類
学生寮の個室 約400ユーロ/月(ヘルシンキの場合)
学生用アパート(個室、キッチン・バス共有)200~300ユーロ/月(ユヴァスキュラの場合)
シェアハウスのシングルルーム160~340ユーロ/月
Finland's Student Housing Ltd.で住居の情報が得られる
また、一部の大学都市にある学生会、地域学生クラブを通して探すこともできる
 
 
フィンランドでは、16歳で義務教育を終えた後、高等学校あるいは職業学校での3年間の就学を経て、Yliopisto/University(総合大学)やAMK, YH/University of Applied Sciences(応用科学大学)もしくはPolytechnic(ポリテクニック)などの高等教育機関へ進学します。
フィンランドでは各大学独自の方法で学生を選考しており、一般的には出願者のこれまでの成績と入学試験の結果で決定します。
学年は秋学期8月もしくは9~12月、春学期1~5月下旬の2学期制を採用しています。
フィンランド語とスウェーデン語が公用語であるため、大学ではスウェーデン語での試験やレポート、論文の提出が認められています。この2か国語で授業を進めていく大学や、主にスウェーデン語で授業を実施する大学やポリテクニック(応用科学大学)もあります。
さらに、授業を英語で行うプログラムも多数提供しています。博士号取得については、英語で論文の提出が可能という大学も多数あります。
種類
総合大学14校、単科大学6校(うち工科大学:2校、経済・商業大学:1校、芸術大学:3校)があります。このほか、教育文化省が管轄する職業教育に重点を置くAmmattikorkeakoulut/Yrkeshogskolor(ポリテクニックまたは応用科学大学)24校(地方自治管轄のAland Polytechnicと警察学校を含めると26校)、Kesayliopistot /Summer University(サマーユニバーシティ)20校があります。
フィンランドの主な高等教育機関は、Study in Finlandより検索できます。

Study in Finland ※リンク先を新しいウインドウで表示

大学(Yliopisto)
学士課程:学士号(Kandidaatti/Kandidat)を3年で取得 (取得必須単位:180ECTS)
修士課程:修士号(Maisteri/Magister)を2年で取得 (取得必須単位:120ECTS)
博士課程:博士号(Tohtori/Doktor)を4年以上で取得(取得必須単位:160ECTS)

ポリテクニック/応用科学大学(Ammattikorkeakoulu/AMK, Yrkeshogskola/YH)
大学がアカデミックな教育に力を入れているのに対し、ポリテクニックもしくは応用科学大学は専門的な職業教育に重点を置き、教育省から認可を受けた学位プログラムを提供しています。
学士課程:専攻によって異なるが、3.5~4.5年で取得(取得必須単位:210~240ECTS)
修士課程:1~1.5年(取得必須単位:60~90ECTS)※出願には学士号取得後3年以上の職務経験が必要。

サマーユニバーシティ(Kesayliopistot)
サマーユニバーシティ(Kesayliopistot)とは生涯教育として、公開講座を提供しています。学位は取得できませんが、ここで取得した単位が大学の単位と同等に扱われるプログラムもあり、成人教育、職業教育の場として広く開かれたコースを提供しています。

European Credit Transfer System (ECTS) ※リンク先を新しいウインドウで表示

大学(Yliopisto)

交換留学生
フィンランドへの留学は、協定関係にある外国の大学からの交換留学プログラムの学生として数か月~1年間の受け入れが一般的です。この場合には学位は取得できませんが、学位取得コースのプログラムを履修することが可能な場合もあります。

学士課程
外国人留学生の入学資格・条件に関しては各大学が独自の選考基準を持ち、志願者から提出された書類を審査しています。そのため、入学希望時期の少なくとも1年前には個別に志望校へ確認をしてください。
通常、書類選考通過後、現地での入学試験の結果により最終的に合否が決定されます。語学力不足の大学入学予定者は、通常、大学付属のランゲージセンターでフィンランド語やスウェーデン語を学ぶことができます。

修士課程
修士課程で専攻を希望する分野と同じ、または関連する分野の学士号を取得していることが前提です。その他、語学力など条件・資格は学士課程同様です。

博士課程
原則として、フィンランドで専攻する研究分野の修士号を有し、専攻分野の成績が優秀であることが求められます。
また、今までの専攻と志望研究分野が異なったとしても、それに関する知識と能力があると認められれば入学が許ます。
ポリテクニックまたは応用科学大学(Ammattikorkeakoulu/AMK, Yrkeshogskola/YH)
取得可能な学位は、学士号と修士号です。大学と比較して、職業技術に関する高い専門性を持った講義や実習があるため、特に修士課程では入学資格・条件として学士課程卒業後の3年以上の職業経験が求められる場合もあります。入学基準は、志望校に確認してください。
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、大学の授業での主たる言語はフィンランド語であるため、フィンランド語力が必要です。なお、フィンランドの西部、南部にある一部の大学では、授業でスウェーデン語が使われることが比較的多いようです。
現地の大学で学位取得を希望する場合は、出願時にフィンランド語かスウェーデン語の十分な能力が要求されます(英語で授業が行われるプログラムを除く)。また、英語での講義があるため、十分な英語能力も求められます。
フィンランド語やスウェーデン語の能力については、各大学が独自にテストを行うほか、フィンランド国立教育委員会(Finnish National Board of Education)が実施するテストもあります。
英語でのプログラムを受講する場合は、多くの大学がIELTS6.0~6.5以上、TOEFLiBT79~90以上のスコア、など独自の基準を設けています。     
入学希望の1年前くらいから、志望大学のウェブサイトを確認し、International Office(留学生担当部署)に不明な点や詳細をメール等で問い合わせます。
協定関係にある大学から交換留学生として留学する場合には、在籍校において選考スケジュールがるため、担当部署に問い合わせてください。

学士・修士課程の出願締め切りは、留学の形態やコース(聴講生、学位取得目的あるいは英語プログラムなど)によって異なりますが、一般的には秋学期開始は1月もしくは2月、春学期開始は9月締め切りです。なお、博士課程への出願は締め切り日を特に設けていない場合もあります。出願には、一般的に以下の書類が必要となります。

1.  卒業(在学)証明書
2.  成績証明書
3.  フィンランド語、英語、スウェーデン語の語学能力証明書
4. パスポートのコピー

これらの書類は英文で発行してもらうか、日本語であれば英文に翻訳したものをそろえます。必要書類は大学によって異なるため、志望校へ直接確認してください。 
ビザは不要ですが、3か月以上フィンランドに滞在する場合、滞在許可(Residence Permit)を取得しなければなりません。
駐日フィンランド大使館領事部へ滞在許可を申請するには、英語、フィンランド語またはスウェーデン語で書かれた以下の書類及び手数料が必要です。
  1. 申請書
  2. 受入れ教育機関からの正式な入学許可書
  3. 滞在期間中の生活費として、年6,720ユーロ以上(月560ユーロ以上)を保証する英文の銀行預金残高証明書(奨学生は奨学金出資証明など)
  4. 英語もしくはフィンランド語の能力を証明するもの(大学や語学学校が発行する証明書、もしくはTOEFLやTOEICなどの結果)
  5. パスポート
  6. 警察のガイドラインに沿ったパスポート写真
  7.  フィンランドでの留学期間をカバーする海外旅行保険証明書
大使館に出向く前にフィンランド移民局のサイトで電子申請を行うことができますが、2012年1月1日より、指紋による生体認証付在留許可カード(バイオメトリクス在留許可)が導入されたため、申請後に本人が必ず大使館の窓口へ行く必要があります。
詳細については駐日フィンランド大使館のウェブサイトまたは領事部で最新の情報を確認してください。
このほか、受入れ教育機関からの入学許可書には、学業予定期間が明記されている必要があります。
ただし、最初に交付される許可期間は最長で1年で、2年目の滞在許可に関しては、1年目の滞在許可が切れる前にフィンランド国内の移住地域管轄の警察署へ、滞在費、学業の進行状況などに関する必要書類を添付の上、滞在許可延長願を提出し審査を受けなければなりません。
なお、滞在延長の場合も延長期間中の日常の必要経費(月560ユーロ以上、年間6,720ユーロ以上)を保証する英文の銀行預金残高証明書が必要となります。
詳しくはFinnish Immigration ServiceまたはStudy in Finlandをご覧ください。
 
フィンランドでは、2010~2014年にかけて、それまで無料だった学費を試験的に一部有料化しましたが、2014年秋より、全課程、全学部、全学生(留学生含む)の学費を無料に戻しました。ただし、無償化については議論が継続しているため、 今後の学費についての動向には注意してください。
このほか、学士・修士課程の学生は学生自治会に加盟することが義務づけられており、年会費約30~100ユーロを支払います。博士課程在籍者は任意加入です。ポリテクニック(応用科学大学)も、学生自治会への加入は強制ではありません。
CIMO(Centre for International Mobility)によると大学・ポリテクニック(応用科学大学)共に、書籍代、住居費(学生寮(個室)で約160~340ユーロ/月)、生活費などで平均約700~900ユーロ/月かかるとされています。
住居に関しては、Suomen Opiskelija-Asunnot(SOA:Finland’s Student Housing, Ltd.)で情報を得ることが可能で、また一部の大学都市にある学生会、地域学生クラブを通して探すこともできます。 
奨学金についての詳細は直接該当機関に問い合わせてください。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

貸与型と給付型、短期留学向けと学位取得希望者向けなどの種類があります。詳細は以下リンクにて確認できます。

海外留学のための奨学金 ※リンク先を新しいウインドウで表示

フィンランド政府奨学金

フィンランド政府奨学金 ※リンク先を新しいウインドウで表示

その他の奨学金

スカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団助成金 ※リンク先を新しいウインドウで表示 北欧5か国と日本の間の相互理解、友好関係の促進を図ることを目的とした人的交流に対し助成を行っている。

なお、当機構では、上記の奨学金も含め、日本で募集される各種奨学金の概要をまとめた『海外留学奨学金パンフレット』を毎年1回発行しており、当サイト上にも掲載しています。この掲載データは『海外留学奨学金検索サイト』にて検索することもできます。

フィンランド留学情報:留学の手引き/お役立ちリンク集 ※リンク先を新しいウインドウで表示

(2015年4月改訂:禁無断転載)

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