海外留学情報

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2016年5月作成

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スペイン 大学留学の手引き

1.はじめに
各情報、データは、作成・更新時〔2016年5月〕における一般的な状況です。実際の状況は、教育機関、地域、時期により異なる場合もありますので、最新・個別の情報については、必ず各教育機関および当機構サイト内の「海外留学情報リンク集(ヨーロッパ:スペイン)」や「スペイン語研修の手引き」でご確認ください。また、スペイン産業・エネルギー・観光省が所管するウェブサイトStudy in Spainには、スペイン留学に関する幅広い情報が英語とスペイン語で掲載されています。

この手引きの中で、いくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまで一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
学校の種類 総合大学:公立50校・私立33校
その他の高等教育機関として遠隔教育大学、芸術大学、音楽院など
在学期間 第1課程:学士課程(Grado)3~4年
第2課程:修士課程(Master)1~2年
第3課程:博士課程(Doctorado)3~5年
学年度 通常10月~6月(1学期:10~1月 2学期:2~6月)
応募資格 第1課程:高校卒業以上
第2課程以上:入学を志望する課程に必要な条件を満たしていること
必要な語学力 スペイン語力
 DELE(Diplomas de Espanol como Lengua Extranjera:スペイン教育・文化・スポーツ省公認のスペイン語能力試験)の取得レベルによっては、入試優遇やスペイン語知識試験免除といったメリットがある
出願方法・選考方法 第1課程:スペイン教育・文化・スポーツ省にて日本での学歴認定を受ける。各大学が独自の規定を定めているので、それに従って出願する
第2課程以上:志望大学へ直接問い合わせる
出願期限/提出期限 大学、課程、専攻により異なるため、詳細は必ず志望大学に確認すること
スペイン教育・文化・スポーツ省のウェブサイトには州別に大学の問合せ先が掲載されている
入国・滞在手続き 90日以内:学生ビザ不要
91日以上:学生ビザ必要 ※「7.入国・滞在の手続き」参照
授業料 公立の大学と私立の場合で異なる ※「8.費用」参照
生活費 「8.費用」参照
滞在先の種類 寮、ホームステイ、アパート、ルームシェアなど ※「8.費用」参照
スペインでは、16歳までの義務教育期間を経て、その後2年間の後期中等教育課程(Bachillerato)へ進みます。この課程修了時にBachillerを取得すると、高等教育機関で勉強をするために必要な全国統一大学入学選考試験(PAU:Prueba de Acceso a la Universidad)の受験資格が得られます。
また、高等教育制度へのアクセスの柔軟性を高めるため、25歳以上の者は上記のBachillerがなくても所定の入学試験に参加が可能です。45歳以上 においては、学歴が全くなくても、所定の入学試験に合格し、職務経験などで入学する資質を培っていることを証明できれば入学が許可されます。
スペインの高等教育機関は、ボローニャ宣言に基づき、欧州域内共通の学位システムや欧州大学間単位互換制度(ECTS:European Credit Transfer and Accumulation System)を導入し、教育制度の統一化を図っています。
詳しくは欧州委員会(European Commission)のウェブサイトをご参照ください。
 

欧州委員会 ※リンク先を新しいウインドウで表示

ここでは一般的な状況を記載しています。詳細は志望大学ウェブサイトなどて必ず確認してください。

大学の種類

スペインには公立50校、私立33校の大学があります(2015年現在)。
Study in Spainのウェブサイトでは、地方ごとに公立・私立の大学が検索できます。

Study in Spain 大学検索 ※リンク先を新しいウインドウで表示

取得可能な学位

スペインの大学は、第1課程(学士課程)、第2課程(修士課程)、第3課程(博士課程)からなります。
【第1課程】
4年間で基礎知識を習得。この課程で240ECTS(ヨーロッパ単位互換制度に基づく単位)を取得すると、「学士(Grado)」の学位が授与される。専攻分野(医学、獣医学、歯科学など)によっては長くなる場合もある。

【第2課程】
1~2年間で専門的な知識を習得。60~120 ECTSを取得すると、「修士(Master)」の学位が授与される。

【第3課程】
コースワーク(第2課程または特別コース)とリサーチワークの2期構成で3~5年間。コースワークでは最低60ECTSが必要。修了すると「博士(Doctor)」が授与される。

※第2課程、第3課程はそれぞれ修士論文、博士論文が求められます。
また、上記の正規学位課程以外にも、各大学が独自に専門コースを設置していますので、詳細は志望大学に確認してください。
留学条件・資格
第1課程 高校卒業の資格を有し、各大学が定める基準を満たす者
第2課程 大学や専攻によって条件が異なるが、「学士(Grado)」を取得した者や、各大学が定める基準を満たす者
第3課程 「学士(Grado)」と「修士(Master)」を取得した者や、各大学が定める基準を満たす者
必要な語学力
カタルーニャやバスクなどの特定の自治州を除いて、スペインの大学での教授言語はスペイン語です。したがって、書類選考通過後でも大学によっては外国人志願者にスペイン語能力の試験を課す場合があるため、入学時に十分なスペイン語能力を備えておく必要があります。ただし、DELE(Diplomas de Espanol como Lengua Extranjera:スペイン教育・文化・スポーツ省公認のスペイン語能力試験)のNivel C2取得者はこの試験が免除されることがあります。
なお、十分な語学力がない場合は、大学などで外国人留学生を対象としたスペイン語講座が開設されています。詳しくは、当機構作成の「スペイン語研修の手引き」をご参照ください。
一般的な手続きは下記の通りですが、詳細は大学によって異なるため、志望大学て出願や入学などの手続きを確認しておきましょう。
 
留学タイムスケジュール

留学タイムスケジュール

【第1課程】
<日本の高校卒業者>
高校卒業資格をスペインで認定してもらう手続きを進めながら、志望大学に直接、必要提出書類を確認してください。

<大学卒業者、あるいは大学在学者>
大学によって外国人留学生の受け入れ条件が異なるため、志望大学に直接、入学条件や必要書類(通常、日本の大学在学・卒業証明書、成績証明書。日本の大学で履修した科目要項を求められることもある)の確認を行い、各大学の指示に従ってください。
日本の大学を卒業している者で、現地の大学へ編入を希望する場合、取得した学位の認定をスペイン教育・文化・スポーツ省に依頼するように大学側から求められることがあります。同省で行う学位の認定判断に時間を要する場合もありますので、十分な時間的余裕を持って準備をしましょう。
【第2課程以上】
通常、取得した学位の認定をスペイン教育・文化・スポーツ省に依頼し 、学位の互換性が認められなければなりませんが、詳細は志望大学にて確認し、指示に従って手続きを行ってください。
いずれの場合も希望する大学にメールで直接問い合わせるか、スペイン教育・文化・スポーツ省のオンライン・フォーム経由で問合せを行ってください。
【聴講制度】
海外あるいはスペイン国内の大学に在籍あるいは卒業した者は、聴講生(Alumnos Visitantes)として正規の授業を聴講することもできます。一般的な受講手続きとして、まず志望大学にて聴講生受講の申請を行います。そこで許可されれば、希望する各授業の担当教授と面接を行うなどして担当教授から受講許可をもらい、受講する講義の正規登録をします。試験を受けることで単位認定や修了書を授与される場合もあります。ただし、手続きや受け入れ条件などは大学ごとに異なるため、志望大学に直接お問い合わせください。
スペインに91日以上滞在する場合、留学査証(ビザ)が必要です。ビザ申請の事情は頻繁に変わるため、随時個別にスペイン大使館領事部に必ず確認して、最新の情報を得るようにしてください。

駐日スペイン大使館 ビザ情報 ※リンク先を新しいウインドウで表示

<学費>
公立の大学は、国により1単位あたりの費用が決められており、履修する単位数によって学費が決まります。大学の種類、課程、専攻により学費は異なりますので、詳しくは志望大学にお問い合わせください。

<生活費>
生活費は900~1,100ユーロ/月ですが、地域や居住形態により大きく変動します。Study in Spainのウェブサイトの情報を参考にしてください。

<住居費>
大学寮、ホームステイ、ルームシェアなどの選択肢がありますが、まずは志望大学にて住居情報を入手しましょう。都市、住居タイプによって住居費はさまざまです。Study in Spainのウェブサイトには、地方別の大学寮検索機能があり、寮費も掲載されていますので参考にしてください。

Study in Spain 住居情報 ※リンク先を新しいウインドウで表示 ※通貨の換算は外国為替レートコンバーター(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。レートは常に変動していますのでご注意下さい。)

現在日本の大学に在籍している学生が、日本の大学に在籍したまま留学することも可能です。大学により制度が少しずつ異なりますが、大きく分けて次のような方法があります。
【在籍大学の交換/派遣留学制度を利用する】
海外の協定校に1学期~1学年程度在籍し、語学研修を受けたり正規授業を聴講したりすることができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年で卒業することも可能です。

【休学して留学する】
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外に留学した場合でも、大学への事前申請により単位が認定されることがあります。学校によっては留学を休学理由として認めないところもありますので、留学方法については在籍校の留学担当部署と事前によく相談してください。
渡航前の方を主な対象者として日本で募集される奨学金として、以下のものがあります。
留学時期の1年以上前に締め切る奨学金もありますので、留学希望校から正式な入学許可を得るのを待たず、早めに情報を収集しましょう。
【日本学生支援機構の奨学金】
貸与型の第二種奨学金(海外、短期留学)、給付型の海外留学支援制度(大学院学位取得型、協定派遣)があります。いずれも原則として日本の学校を通じて申請します。応募資格などの概要は日本学生支援機構のウェブサイトで確認できます。

【大学間の交換・派遣留学生への奨学金】
スペインの大学と交流協定を締結している日本の大学で、奨学金を出しているところがあります。在籍大学の留学担当部署にお問い合わせください。なお、上記第二種奨学金(短期留学)、海外留学支援制度(協定派遣)への在籍大学を通じての応募も可能です。

【スペイン政府奨学金】

詳細は当機構サイト「外国政府・関係機関等が直接募集する政府奨学金:スペイン政府奨学金」で確認してください。
 

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