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2016年6月作成

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スイス 大学留学の手引き

 各情報・データは更新時(2016年6月)における一般的な状況です。学校・地域により異なる場合もありますので、最新・個別の情報については必ず関係機関でご確認ください。また、この手引きの中で、いくつかの教育機関を取り上げていますが、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。

※フランス語、ドイツ語のアクセント記号は省略しています。
学校の種類 (A)総合大学(特別教育機関含む)・連邦工科大学:公立12校
(B)応用科学大学・芸術大学:公立7校、私立1校
(C)教育大学:20校
(D)私立教育機関
(E)特別教育機関(IHEID: Graduate Institue of International and Development Studies)
在学期間 (A)総合大学・連邦工科大学/学士:3年、修士: 1.5年~3年、 博士: 3~5年
(B)応用科学大学・芸術大学/学士: 3年、修士: 1.5年~2年、MAS: 1年
(C)教育大学/学士: 3年、修士: 1.5年~2年、MAS: 1年
(D)私立教育機関/各機関が規定
(E)特別教育機関/修士: 1.5年~3年、 博士: 3~5年
※MAS (Master of Advanced Studies Programmes: 「生涯教育課程」は「4. 2. 大学の種類と学位」を参照。
学年度 2学期制(原則秋学期に開始)
・秋学期:第37-38週目~第50-51週目
・春学期: 翌年の第8-9週目~第22-24週目
※上は2016/2017年度
応募資格 学士課程:日本の大学入学試験に合格、現地で行う入学試験に合格など。各大学が個別に設定。
修士課程:学士号取得。各大学が個別に設定。
博士課程:各大学が個別に設定。
必要な語学力 地域によりドイツ語、フランス語、イタリア語。課程や専門分野により英語。
教育機関により、必要な語学力が独自に設定されている。
出願方法・選考方法 出願書類の提出、入学試験など( 「5. 1. 入学資格」 「6. 留学手続き」 参照)
出願期限 原則は秋入学で、その際の締め切りは4月30日※。
※要個別に確認。
入国・滞在手続き 90日以上の滞在は、原則として、スイスへ渡航前に現地のカントン(州)の担当局に滞在許可発行確認書を申請。スイスに入国後当該カントンの担当局で正式な滞在許可を取得。
授業料 1,000~60,000スイスフラン/年
留学費用(授業料+生活費) 20,000~30,000スイスフラン/年
滞在先の種類 寮、アパートなど
 スイスの教育制度の特徴は、二元教育制度です。スイスの中等教育はおよそ12年間(小学校と中学校の義務教育9年、公立の高等学校3年か職業学校3年~4年)です。高等教育機関への進学は、中等教育後期に進学した時に早くも振り分けられています。普通科の高校を卒業した場合は総合大学・連邦工科大学へと進学し、職業訓練学校を卒業した場合は応用科学大学・芸術大学・教員養成大学へと進学します。スイスには独自の高等教育システムがありました。しかし1999年、ボローニャ宣言に調印して以降、他のEU諸国と足並みをそろえるように改革が進められました。
(1)種類
A.総合大学・連邦工科大学
 学術研究を目的とし、学士課程、修士課程が置かれています。またスイスで博士課程がある機関は、総合大学と連邦工科大学のみです。総合大学は10校あり、幅広い分野を扱います。連邦工科大学は2校あり、理系の学問を扱います。総合大学は、州が管轄していますが、各州で差が出ないようにいくつかの調整が行われています。連邦工科大学は国が管轄しています。
 
B.応用科学大学・芸術大学
 応用科学大学・芸術大学は公立7校、私立1校です。これらは中等教育後期で職業学校を卒業した学生や、社会人経験を経た学生のための機関です。工学、IT、建築、ビジネス、音楽、芸術などの幅広い分野で学士号や修士号が取得できますが、博士課程はありません。実学を旨とし、学生のニーズや雇用状況に応じて、中小企業との連携による研究開発活動を行います。またMAS(Master of Advanced Studies Programmes: 生涯教育課程)が設置されています。
 
C.教育大学
 教育大学は20校です。幼稚園からMASに至るまで、ほぼ全ての教育課程の免許を取得することができます。学士号と修士号が取得できます。博士課程で学ぶ場合は、修士課程修了後に、総合大学の博士課程へと入ります。またMAS (Master of Advanced Studies Programmes: 生涯教育課程)が設置されています。
 
D.私立教育機関
 ビジネススクール、ホテル・観光経営学校などがあります。欧州の学校の中でも、高い評価を得ています。

E.特別教育機関(IHEID: Graduate Institue of International and Development Studies)
 特別教育機関は修士課程と博士課程のみで、国際関係、国際研究、開発研究の分野に特化しています。講義は英語とフランス語で行われます。機関によっては、総合大学として認められていたり、総合大学と提携していたりします。

Swissuniversites>Course offerings ※リンク先を新しいウインドウで表示 http://www.studyprogrammes.ch/crus-sprdb-client/

 留学準備に必要な期間は教育機関や留学形態によって異なりますが、大学などへの留学の場合は約1年半前から準備を始めることをお勧めします。

留学タイムスケジュール

 スイスの大学の中には、オンラインでの出願が可能な大学もあります。一般に出願は年1回、締め切りは4月30日です。入学は原則的に秋学期です。以下に、出願時に必要とされる書類の例を挙げます※。

【出願時に必要な書類の例】
  1. 申請書
  2. 大学入学資格(高校卒業証明書、日本の大学の入学試験合格証明書など)
  3. 成績証明書
  4. 履歴書
  5. 語学能力証明書(語学検定試験の結果)
  6. パスポートのコピー
  7. 申請料の支払い証明書
 ※一般的な例ですので、正確な情報は必ず大学のウェブサイトで確認してください。
 90日以上の滞在を希望する場合は、原則として、ビザが必要になります。手続きは、まずスイスへ渡航する前に留学先の居住地を管轄するカントン(州)の担当局に直接申請して滞在許可発行確認書を得ておきます。次にスイスへ入国後にカントンの担当局で正式な滞在許可を取得します。ただし留学先の大学がサポートしてくれる場合は日本出発前の申請が不要になることもあります。詳細必ず事前にカントンの担当局と留学先の大学に確認してください。
(1)学費
 大学によって異なります。また外国人は高めに設定されています。
  ・連邦工科大学:1,300スイスフラン/年
  ・大学:1,000~8,000スイスフラン/年
  ・応用科学大学・芸術大学:1,600~60,000スイスフラン/年
  ・教育大学:1,000~9,000スイスフラン/年
 
※以下のページのSemestergebuhr auslandische Studierende「留学生授業料」の項目をご参考にしてください。
  なおこれは学期ごとの授業料です。スイスは2学期制なので2倍で考えてください。
(2)生活費
 地域や個人で差はありますが、一般的に、20,000~30,000スイスフラン/年です。長期ビザを持つ留学生はスイスに半年以上滞在した後、最長15時間/週までアルバイトをすることが可能です。しかし、この収入のみで学生生活を送ることは極めて難しいでしょう。
 
(3)住居
 住居については、それぞれの大学や都市・地域が、寮やアパートのリストや、検索ができるデータベースをウェブサイト上で紹介しています。
 日本の大学に在籍している場合は、在籍したまま留学することも可能です。大学により制度が異なりますが、大きく分けて次の方法があります。

 (1)在籍大学の交換/派遣留学制度を利用する
 海外の協定校に数週間~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業を聴講することができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年(学部)で卒業することも可能です。

(2)認定留学制度を利用する
 在籍校と協定のない学校への留学も、一定条件を満たせば、留学扱いになることもあります。その場合、留学先での取得単位が認められたり、留学期間が修業年に認められたりすることもあります。

(3)休学して留学する
 学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外でも、事前申請により単位が認定されることがあります。
 留学時期の1年以上前に締め切る奨学金もあります。入学許可を得てから探すのではなく、早めに情報を収集しましょう。

(1)日本学生支援機構の奨学金
 貸与型の第二種奨学金(海外短期留学)、給付型の海外留学支援制度(大学院学位取得型、協定派遣)があります。いずれも日本の学校を通じて申請します。在籍大学の留学担当部署にお問い合わせ下さい。概要は日本学生支援機構のウェブサイトで確認できます。

(2)大学間の交換留学生への奨学金
 スイスの大学と交流協定を締結している日本の大学で、奨学金を出しているところがあります。在籍大学の留学担当部署にお問い合わせ下さい。

(3)スイス政府奨学金
 内容は教育・研究・イノベーションに関する国家事務局(SERI)のウェブサイトで確認できます※。

(4)その他
 当機構では、上記の奨学金も含め、日本で募集される各種奨学金の概要をまとめた『海外留学奨学金パンフレット』を年1回発行しており、本ウェブサイト上に掲載しています。掲載情報は情報収集時点のものですので、最新の募集内容については、各団体に直接お問合せください。

※スイス政府奨学金 教育・研究・イノベーションに関する国家事務局(SERI)のウェブサイト ※リンク先を新しいウインドウで表示

11. 関連ウェブサイト・資料
A.高等教育機関関連
B.その他
※あわせて、「スイスお役立ちリンク集」をご覧ください。
※ドイツ語研修については、別資料「ドイツ語研修の手引き」をご覧ください。
(2016年6月更新:禁無断転載)

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