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2015年8月作成

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フランス語

フランス 語学研修の手引き

はじめに
この手引きでは、現在フランス語が話されている国々(フランス、ベルギー、スイス、カナダなど)のうち、フランス語学習者の多くが留学先として希望しているフランスでの語学研修について説明します。各情報・データは作成時(2015年8月)における一般的な状況で、学校・地域、時期により異なる場合もあるため、最新・個別の情報については、必ず教育機関でご確認ください。
なお、この手引きの中で例としていくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまで一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
※このページではアクサン記号は省略しています。

ベルギー留学情報はこちらから参照できます。 ※リンク先を新しいウインドウで表示

留学概要
※費用のレート計算は外国為替情報ページ(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。
レートは常に変動していますのでご注意ください。
学校の種類 a. 大学付属の語学学校
b. 公立・非営利組織の語学学校
c. 私立の語学学校
在学期間 a. 大学付属の語学学校:1学期(4か月)~(夏期は1か月~)
b. 公立・非営利組織の語学学校:学校・プログラムによる
c. 私立の語学学校:1週間~
プログラム時期 a. 大学付属の語学学校:大学の学期に準ずる(夏期は別途)
b. 公立・非営利組織の語学学校:毎月
c. 私立の語学学校:通年
応募資格 プログラムにより年齢制限(下限)あり
必要な語学力 特別なプログラムを除いて特になし
出願方法 オンラインまたは郵送で必要書類を送付し事前登録申請を行う
出願時期 コースによって異なるが、一般に1~3か月前
ただし大学付属の語学学校は3か月前以上に事前登録の申請が必要なことがある
3か月以上の長期留学の場合は、ビザ申請前にCampus France – CEF(オンライン)で留学手続きする義務があるので、フランス政府留学局・日本支局のウェブサイトで詳細を参照すること
入国・滞在手続き 3か月未満はビザ不要
3か月以上学業を目的として滞在する場合は学生ビザ取得が必要(~1年)
授業料 a. 大学付属の語学学校:例:Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne
    (ソルボンヌ・フランス文明講座)冬季コース
    3,080ユーロ/週25時間/13週
b. 公立・非営利組織の語学学校:例:Alliance Francaise de Nice
    (アリアンス・フランセーズ・ニース校)
    790ユーロ(夏期は886ユーロ)/週20時間/4週
c. 私立の語学学校:例:France Langue (Paris Opera) 
(フランス・ラング・パリオペラ校)
    1,040ユーロ(クラス人数8-10の場合)/週15時間/4週
生活費 約900~1,000ユーロ~/月(個人の生活スタイルにより異なる。パリは高め)
滞在先の種類 ホームステイ、寮、アパートなど
<参考>
フランス語研修の目的
フランス語を現地で学ぶ目的は、フランスの大学に入学するために必要な語学力を習得する、日本の大学に在学中または休学中に自分の専攻に必要な語学力の向上をはかる、製菓、フラワー・アレンジメントその他の専門技術を現地で学ぶために必要な語学力をつける、フランス文化を現地で体験しながら生活したい、などいろいろ挙げられます。自分の留学目的を明確にした上で、その目的を達成するために最も適切な学校を選びましょう。
フランスで語学を学べる機関は以下のとおりです。
大学付属の語学学校
10~1月を1学期、2~5月を2学期とする大学に合わせた学期制によるコースに加え、夏期(6~9月)には約1か月単位の短期集中型の夏期講座が開かれています。また、フランス文明講座(Cours de Civilisation Francaise)が充実しており、中~上級レベルでは語学の授業に加え、フランスの文学・地理・歴史・演劇・音楽・美術史・政治・経済・商業フランス語などのコースを選択できます。その他に、口頭表現、ライティング、音声学などテーマごとのコースもあります。

※プログラム例 l'Institut d'Etudes Francaises pour Etrangers (IEFE) de l'Universite Paul-Valery Montpellier(モンペリエ第三大学付属フランス語学校 ):Le cours semestriel-la langue et de la culture francaise-(学期制コースフランス語・フランス文化講座)、Le cours semestriel intensif A1-A2(学期制コースA1-A2レベル集中講座)、Le Diplome d'Universite -Francais sur Objectif universitaire (FOU)-(大学のためのフランス語ディプローム講座)、Le cours d'ete(夏期講座)、Le stage intensif avec passation du DELF B2(DELF B2試験集中研修+受験 ※下記のフランス語能力試験参照)、 Le cours "Francais Pour la Recherche Universitaire" (大学で研究するためのフランス語講座)など。
公立及び非営利組織の語学学校
大学や自治体などとの提携運営による公立学校や、アリアンス・フランセーズ(Alliance Francaise)のような非営利組織が運営する学校があります。開講時期や授業プログラムは多様で、1クラスの人数は大学付属と比べてやや少なめの場合が多いです。

※プログラムの例  Alliance Francaise de Paris (アリアンス・フランセーズ・パリ校):
Cours de francais general 一般フランス語(extensif エクステンシブ・intensif 集中)/Cours du soir (夜間コース)/Atelier アトリエ(Francais ecrit ライティング・Francais oral 口頭表現・Preparation a la rentree universitaire 大学入学準備・Preparation au DELF DELF準備コース、他)/Francais des affaires et de l’entreprise ビジネス・企業フランス語/Francais medical医療フランス語/Cours personnalise 個人レッスン(Phonetique 音声学、他)
私立の語学学校
少人数クラスでの「会話」中心の授業をする学校が多く、1~2週間からの短期語学研修もできます。1や2の学校に比べて授業料はやや高めですが、学ぶ側のニーズに合わせて授業数やプログラムを設定できることが特徴の一つです。

<プログラムの例 France Langue Paris (フランス・ラング・パリ校)>
Cours de francais intensif フランス語集中コース/Cours particulier 個人レッスン/Francais des affaires ビジネスフランス語/Francais professionnel 専門フランス語(Francais juridique 法律フランス語、Francais du tourisme et de l’hotellerie ホテル・観光業フランス語、他)/Francais et art de vivre(フランス語と料理・ワイン・香水・ファッション等のアトリエを組み合わせたコース)、他

 

取得できる修了証および語学資格は以下のとおりです。

語学学校の修了証・卒業証書

各学校でプログラム修了時の試験に合格すると、各レベルのCertificat(修了証)やDiplome(免状)が与えられます。大学付属語学学校の中には、学校独自の修了証・卒業証書を授与している学校もあります。
語学学校の中には、以下の試験の準備クラスを設置しているところがあります。

DELF・DALF(フランス教育省認定語学資格試験)
   ・DELF(Diplome d’Etudes en Langue Francaise):A1・A2・B1・B2の4レベルの試験
   ・DALF(Diplome Approfondi de Langue Francaise):C1・C2の2レベルの試験
フランス教育省が実施する語学能力試験で、日本では年に2回実施されます。各レベルとも、試験は、聴解、読解、文書作成、口頭表現の4種類の能力で評価されます。また、受験の順序は問われず、単願も別レベルとの併願もできます。DELF B2、DALF C1/C2取得者はフランスの大学登録の際、大学のフランス語能力評価試験が免除されます。DELF・DALFの詳細は、Campus France – フランス政府留学局ならびに、アンスティチュ・フランセ関西 - 大阪 DELF・DALF試験管理センターのウェブサイトを参照のこと。

TCF:Test de Connaissance du Francais(フランス教育省認定フランス語能力テスト)
現地の大学へ出願する場合に公式にフランス語力を証明できるテストです。必須試験に加えて補足試験(口頭表現・文書作成)が受けられます。またTCFの必須試験部分については、随時TCF SO でのオンライン受験が可能です (会場は大阪と京都のみ)。得点によりA1~C2の6段階のレベルに分けられます。TCFの詳細はアンスティチュ・フランセ関西大阪 DELF・DALF試験管理センターを参照のこと。

TCF-DAP:TCF pour la demande d’admission prealable (DAP) (予備登録フランス語学力テスト)
フランスの大学の第一段階に予備登録をする場合に必要な語学試験で、フランス大使館文化部が年1回実施。ただしDELF B2、DALF C1、C2 の取得者は受験免除。

TEF: Test d’Evaluation de Francais (フランス語能力認定試験)
パリ商工会議所が実施する語学能力試験で、日本では年に3回実施されます。得点は、A1以下、A1~C2の7段階のレベルに換算されます。
理想の留学を実現させるためには、できるだけ自分の目的や条件に合ったプログラムのある学校を選ぶことが大切です。フランス留学に関する日本語のガイドブックもいくつか市販されており、学校情報を得られますが、必ず学校から取り寄せた資料やウェブサイトで詳細を確認し、比較・検討をしていきましょう。
学校探しは、次の点をポイントに行うとよいでしょう。

地域

フランスといえばまずパリのイメージを思い浮かべるかもしれませんが、フランスは地域によって気候や文化などが大きく異なります。書籍、インターネットなどの観光ガイドや生活情報を参考に、フランスへの興味関心を広げて、留学先の地域や学ぶ環境を選んでいきましょう。

クラス編成

通常入学の時にクラス分けのテストが行われます。1クラスの人数やレベルの分け方など、学校により異なりますが、プログラム内容やクラスのレベルが自分の希望に合わないと感じた場合、クラス変更が可能かどうか、前もって学校に確認しておくとよいでしょう。

授業時間数/週

授業時間は学校やプログラムにより様々ですので、各自の希望に合った授業時間数/週を選ぶとよいでしょう。通常のプログラムで週15~25時間、集中プログラムで週30時間程度です。
※3か月以上の語学研修で学生ビザを取得する際は、週20時間以上のプログラムへの登録が必要です。

授業料

学校のタイプや期間、プログラム内容により異なりますが、一般的に1クラスの人数が少ないほど、また週あたりの授業時間数が多いほど高くなります。さらに、パリは地方都市よりやや高めの場合が多いです。

プログラム内容

基本的には文法、読み、書き、会話が中心です。学校やレベルによりフランス文明講座も受けられます。特別プログラムとして、発音、商業フランス語、各種フランス語能力試験準備コース、フランス語教師養成講座などもあります。自分の目的に合ったプログラムのある学校を選びましょう。

語学学校団体組織への加盟

語学留学プログラムの質の維持を目的として組織された主な語学学校団体を紹介します。これらの団体への加盟を基準として留学先の学校を選んでいくこともできます。ただし、加盟は任意であるため、加盟していない学校の質が必ずしもよくない訳ではありません。

・ADCUEFE (Association des Directeurs des Centres Universitaires d’Etudes Francaises pour Etrangers):
  大学付属語学研修機関が共通基準の下に加盟

・SOUFFLE (Groupement Professionnel des Organismes d'enseignement du Francais Langue Etrangere):
  第三者機関から一定基準の監査を受けた加盟校からなるフランス語教育機関団体

・Fle.fr (Agence de Promotion du FLE (Le Francais Langue Etrangere en France)):
  大学付属・公立・私立の語学学校による組織

*質の良い語学学校の探し方に迷ったら、フランス政府公認の品質ラベル[Label Qualite FLE (Francais Langue Etrangere)]のラベル認定を受けた語学学校のリストを見てみましょう。

住居

滞在方法としてホームステイ、学生寮、アパートなどが挙げられます。これらの住居の情報は学校でも提供してくれますが、その方法はさまざまです。例えば、住居斡旋業者リストの提供のみを行う学校や、住居の紹介や手配、手続きまで請負う学校もあるため、学校の案内やウェブサイトなどで確認してください。
学校からの紹介以外の探し方として、各学生都市にあるCROUS(Centres Regionaux des OEuvres Universitaires et Scolaires)で学生向けの住居情報を入手できます。また現地の不動産業者を通して住居を探せるほか、パリでは在仏日本人会や日本人向けの情報誌などからも住居情報を得ることができます。
住居費は住居のタイプや住む地域によって異なりますが、特にパリおよびその近郊は、地方都市に比べてやや高めです。

応募資格

初心者プログラムが設けられている学校では、基本的には財政能力が証明できれば希望者は誰でも入学できます。ただし、学校やプログラムによっては、18歳以上など年齢を限定していたり、高校などの卒業証明書の提出が求められたりする場合もあります。
フランスに3か月以上留学する場合には、Campus France - フランス政府留学局・日本支局で手続きを行う義務があります。まずCampus France-CEFオンラインシステムで個人のアカウントを作成した上で、手続きを進めていきます。手続き費用として20,000円必要です(交換留学生の場合は15,000円)。3か月以上フランスに滞在し学校に通う場合でも、この手続きを必要としないケースがありますので、Campus Franceのウェブページで確認してください。
いろいろな学校や勉強する地域をじっくり比較検討するためにも、留学開始時期の半年くらい前から計画を立て、情報収集を始めていきましょう。行きたい学校がいくつか絞られてきたら、学校に案内パンフレットや申込書を請求してもいいでしょう。近年では各学校がウェブサイトに充実した情報を載せており、申込書のダウンロードや、出願の最初の手続きもオンラインでできるところが多くなっています。
また、留学前にできる限りフランス語学力をつけておくことも、現地の生活をスムーズにするためには大切な要素です。

留学タイムスケジュール

注:3か月以上の留学は、ビザ申請前に全てCampus France - フランス政府留学局・日本支局でを通して留学出願・申請手続きをする義務があります。

留学タイムスケジュール


a. 入国前
勉強目的で3か月以上滞在する場合、フランス大使館領事部で長期学生ビザを申請する必要があります。

ビザ申請は、申請者本人が在日フランス大使館領事部ビザセクションに出向いて行わなければならず、郵送による申請はできません。
その前に必ずCampus France - フランス政府留学局・日本支局での留学手続きを完了しておいてください。
在日フランス大使館のウェブサイトから面接の予約を入れます。
予約申請番号を持ち、予約日・予約時間に在日フランス大使館ビザセクションに出向きます。
長期学生ビザ申請に必要な主な書類
ビザ申請に必要な主な書類は以下の通りですが、これはあくまでもこの手引き作成時(2015年8月現在)の情報ですので、すべての必要書類の詳細な最新情報は、必ず申請準備前に大使館のウェブサイトにて確認してください。
※不完全な申請書類は、申請が却下される可能性が高いです。正確な情報を確認し、時間に余裕を持って準備を始めてください。
1.    長期ビザ申請書1部
2.    証明写真1枚
3.    パスポート
4.    ビザ申請料金(現金で、50ユーロ相当の日本円)
5.    高等・専門教育機関の3か月以上の仮登録または登録証明書
6.    経済証明
7.    移民局(OFII)提出用フォーム
※滞在期間が3か月未満の場合はビザ取得の必要はありませんが、入国後現地でのビザ申請はできません。自分が留学に何を求めているかを明確にした上で計画を立てていきましょう。

在日フランス大使館 ※リンク先を新しいウインドウで表示

<審査日数>
書類が全てそろっていることが前提で、
審査のみで最低3週間かかります。ビザ申請は入国予定日の3ヶ月前から可能です。時間に余裕をもって申請しましょう。

b. 入国後(学生ビザ取得者のみ)
フランス入国後3か月以内に居住県管轄の移民局OFII(Office Fancais de l’Immigration et de l’Integration)に書留で前述のOFII提出用フォームを送付し、呼び出し状を受け取った後、指定される手続きを行います。
必ず出発前に必要書類を含めた手続きの詳細を確認し、日本で準備すべき書類は用意しましょう。
これらの手続きを行わなかった場合は不法滞在とみなされ、取得しているビザも失効となります。
a. 大学付属語学学校
:Centre international d’etudes francaises de l’Universite de Bourgogne(Dijon)(ブルゴーニュ大学付属国際フランス語センター)
   授業料:1,4650ユーロ/15週間/週15~20時間 (2015年秋季~)
   滞在費:Residence International d'Etudiants (学生用レジデンス):450ユーロ/月個室

b. 公立学校/非営利組織の語学学校
:Centre International d'Etudes de Francais (CIEL) de Strasbourg(ストラスブール国際フランス語センター)
   授業料:828,75ユーロ/4週間/週15時間
   滞在費:ホームステイ:28ユーロ/日・2食付

c. 私立語学学校
:France Langue(Paris)(フランス・ラング・パリ校)
   授業料:1,040 ユーロ/4週間/週20レッスン(1レッスン45分)  
   滞在費:ホームステイ:260ユーロ/週・朝食含む

 
大学などに在学中の留学

現在日本の大学などに在籍しているなら、日本の学校に在籍したまま留学することも可能です。学校により制度が少しずつ異なりますが、大きく分けて次のような方法があります。

【在籍校の交換/派遣留学制度を利用する】
海外の協定校に数週間~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業の聴講ができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年で大学を卒業することも可能です。

【認定留学制度を利用する】
在籍校と交流協定のない学校への留学も、在籍校からの一定条件を満たせば休学扱いではなく留学扱いになることもあります。その場合、留学先での取得単位が在籍校で認められたり、留学期間がを在籍校での修業年限として認められたり、ることもあります留学先での取得単位が在籍校で認定される可能性があります。

【休学して私費で留学する】
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外に私費で留学した場合でも、在籍校への事前申請により単位が認定されることがありますが、留学期間は在籍校での修業年限としては認められません。学校によっては留学を休学理由として認めないところもあります。

※留学方法については在籍校の留学担当課と事前によく相談してください。
関連ウェブサイト
(2015年8月作成:禁無断転載)

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