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2017年7月更新

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フランス語

フランス 語学研修の手引き

はじめに
この手引きでは、現在フランス語が話されている国々(フランス、ベルギー、スイス、カナダなど)のうち、フランス語学習者の多くが留学先として希望しているフランスでの語学研修について説明します。各情報・データは更新時(2017年7月)における一般的な状況で、学校・地域、時期により異なる場合もあるため、最新・個別の情報については、必ず教育機関でご確認ください。
なお、この手引きの中で例としていくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまで一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
※このページではアクセント記号は省略しています。
留学概要
※費用のレート計算は外国為替情報ページ(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。
レートは常に変動していますのでご注意ください。
学校の種類 a. 大学付属の語学学校
b. 公立・非営利組織の語学学校
c. 私立の語学学校
在学期間 a. 大学付属の語学学校:1学期(4か月)~(夏期は約1か月~)
b. 公立・非営利組織の語学学校:学校・プログラムによる
c. 私立の語学学校:1週間~
プログラム時期 a. 大学付属の語学学校:大学の学期に準ずる(夏期は別途)
b. 公立・非営利組織の語学学校:毎月
c. 私立の語学学校:通年
応募資格 プログラムにより年齢制限(下限)あり
必要な語学力 特別なプログラムを除いて特になし
出願方法 オンラインまたは郵送で必要書類を送付し事前登録申請を行う
出願時期 コースによって異なるが、一般に1~3か月前
ただし大学付属の語学学校は3か月前以上に事前登録の申請が必要なことがある
3か月以上の長期留学の場合は、ビザ申請前にCampus France – CEF(オンライン)で留学手続きする義務があるので、フランス政府留学局・日本支局のウェブサイトで詳細を参照すること
入国・滞在手続き 3か月未満はビザ不要
3か月以上学業を目的として滞在する場合は学生ビザ取得が必要(~1年)
授業料 a. 大学付属の語学学校:約200ユーロ/2週間、約2,400ユーロ/8週間、など
b. 公立・非営利組織の語学学校:約450~550ユーロ/2週間、など
c. 私立の語学学校:約450ユーロ/2週間、など
生活費・滞在費 ・一般的な生活費
パリは約1,000ユーロ/月、地方は約800ユーロ/月
・語学学校の寮
約250~650ユーロ~/個室/2週間など
滞在先の種類 ホームステイ、寮、アパートなど
<参考>
フランス語研修の目的
フランス語を現地で学ぶ目的は、フランスの大学に入学するために必要な語学力を習得する、日本の大学に在学中または休学中に自分の専攻に必要な語学力の向上をはかる、製菓、フラワー・アレンジメントその他の専門技術を現地で学ぶために必要な語学力をつける、フランス文化を現地で体験しながら生活したい、などいろいろ挙げられます。自分の留学目的を明確にした上で、その目的を達成するために最も適切な学校を選びましょう。
フランスで語学を学べる機関は以下のとおりです。
基本的には文法、読み、書き、会話が中心です。学校やレベルによりフランス文明講座も受けられます。特別プログラムとして、発音、商業フランス語、各種フランス語能力試験準備コース、フランス語教師養成講座などもあります。自分の目的に合ったプログラムのある学校を選びましょう。
大学付属の語学学校
10~1月を1学期、2~5月を2学期とする大学に合わせた学期制によるコースに加え、夏期(6~9月)には約1か月単位の短期集中型の夏期講座が開かれています。また、フランス文明講座(Cours de Civilisation Francaise)が充実しており、中~上級レベルでは語学の授業に加え、フランスの文学・地理・歴史・演劇・音楽・美術史・政治・経済などのコースを選択できます。その他に、商業フランス語、口頭表現、ライティング、発音矯正などのコースもあります。

※プログラムの例 
Institut Universitaire d'Enseignement du Francais langue Etrangere de Universite Paul-Valery- Montpellier 3(モンペリエ第3大学付属フランス語学校 ):
学期制コース(Cours semestriel)、A1-A2レベル講座(A1-A2 en un semestre)、夏期講座(Cours d'ete)、職業訓練者研修(Formation de formateurs)、大学入学準備コース(Cours 'absolue FLE' sur objectifs universitaires)、B2とC1準備講座(Preparations au DELF B2 et DALF C1)、エラスムス交換留学生向けフランス語講座(Cours de francais pour etudiants Erasumsus)、など
公立及び非営利組織の語学学校
大学や自治体などとの提携運営による公立学校や、Alliance Francaise(アリアンス・フランセーズ)のような非営利組織が運営する学校があります。開講時期や授業プログラムは多様で、1クラスの人数は大学付属と比べてやや少なめの場合が多いです。

※プログラムの例 
Alliance Francaise de Paris (アリアンス・フランセーズ・パリ校):

Cours de francais general 一般フランス語、Atelier アトリエ(Francais ecrit ライティング・Francais oral 口頭表現・Preparation a la rentree universitaire 大学入学準備・Preparation au DELF DELF準備コース、他)、など
私立の語学学校
少人数クラスでの「会話」中心の授業をする学校が多く、1~2週間からの短期語学研修もできます。大学付属や公立等の学校に比べて授業料はやや高めですが、学ぶ側のニーズに合わせて授業数やプログラムを設定できることが特徴の一つです。

※プログラムの例
France Langue (フランス・ラング)
Francais general一般フランス語、Francais professionnel 専門フランス語(Francais juridique 法律フランス語、Francais du tourisme et de l’hotellerie ホテル・観光業フランス語、他)、Francais et art de vivre(フランス語と料理・ワイン・香水・ファッション等のアトリエを組み合わせたコース)、など
 
取得できる修了証および語学資格は以下のとおりです。

語学学校の修了証・卒業証書

各学校でプログラム修了時の試験に合格すると、各レベルの修了証(Certificat)や免状(Diplome)が与えられます。大学付属語学学校の中には、学校独自の修了証・卒業証書を授与している学校もあります。
語学学校の中には、以下の試験の準備クラスを設置しているところがあります。

●DELF・DALF(フランス国民教育省認定語学資格試験)
フランス国民教育省が実施する語学能力試験で、日本では年に2回春と秋に実施されます。

   ・DELF(Diplome d’Etudes en Langue Francaise):A1・A2・B1・B2の4レベル
   ・DALF(Diplome Approfondi de Langue Francaise):C1・C2の2レベル

各レベルとも、試験では、聴解、読解、文書作成、口頭表現の4つの能力を評価されます。DELF B2、DALF C1/C2取得者はフランスの大学登録の際、大学のフランス語能力評価試験が免除されます。DELF・DALFの詳細は、Campus France – フランス政府留学局ならびに、日本フランス語試験管理センターのウェブサイトを参照のこと。
●TCF:Test de Connaissance du Francais(フランス国民教育省認定フランス語能力テスト)
フランス国民教育省が実施する試験で、日本では会場によって回数は異なりますが、年に1~2回実施されます。評価は得点によりA1~C2の6レベルに分けられます。これをもって現地の大学へ出願する場合、語学要件の証明書とすることができます。必須試験に加えて補足試験(口頭表現・文書作成)が受けられます。TCFの詳細は日本フランス語試験管理センターのウェブサイトを参照のこと。

●TCF-DAP:TCF pour la demande d’admission prealable (DAP) (予備登録フランス語学力テスト)
Campus Franceを通じてDAP枠で高等教育機関へ出願する際に必要な語学試験で、年1回実施されます。ただしDELF B2、DALF C1、C2 の取得者は受験免除です。なお、DAP枠については、「フランス高等教育機関留学の手引き」を参照のこと。

●TEF: Test d’Evaluation de Francais (フランス語能力認定試験)
パリ商工会議所が実施する語学能力試験で、日本では年に3回実施されます。得点は、A1以下、A1~C2の7レベルに換算されます。
理想の留学を実現させるためには、できるだけ自分の目的や条件に合ったプログラムのある学校を選ぶことが大切です。フランス留学に関する日本語のガイドブックもいくつか市販されており、学校情報を得られますが、必ず学校から取り寄せた資料やウェブサイトで詳細を確認し、比較・検討をしていきましょう。
学校探しは、次の点をポイントに行うとよいでしょう。

地域

フランスといえばまずパリのイメージを思い浮かべるかもしれませんが、フランスは地域によって気候や文化などが大きく異なります。書籍、インターネットなどの観光ガイドや生活情報を参考に、留学先の地域や学ぶ環境を選んでいきましょう。生活費は地方の方が安価です。

クラス編成

通常、入学時に語学試験でクラスが分けられます。1クラスの人数やレベルの分け方など、学校により異なります。プログラム内容やクラスのレベルが自分の希望に合わないと感じた場合、クラスの変更が可能かどうか、前もって学校に確認しておくとよいでしょう。

授業時間数/週

授業時間は学校やプログラムにより様々です。通常のプログラムで週15~25時間、集中プログラムで週30時間程度です。
※3か月以上の語学研修で学生ビザを取得する際は、週20時間以上のプログラムへの登録が必要です。

授業料

学校のタイプや期間、プログラム内容により異なりますが、一般的に1クラスの人数が少ないほど、また週あたりの授業時間数が多いほど高くなります。さらに、パリは地方都市よりやや高めの場合が多いです。

語学学校団体への加盟

プログラムの質の維持を目的として組織された語学学校団体への加盟を基準として、留学先の学校を選んでいくこともできます。ただし、加盟は任意であるため、加盟していない学校の質が必ずしもよくない訳ではありません。
  • ADCUEFE (Association des Directeurs des Centres Universitaires d’Etudes Francaises pour Etrangers):  大学付属語学研修機関が共通基準の下に加盟
  • SOUFFLE (Groupement Professionnel des Organismes d'enseignement du Francais Langue Etrangere):
    第三者機関から一定基準の監査を受けた加盟校からなるフランス語教育機関団体
  • Fle.fr (Agence de Promotion du FLE (Francais Langue Etrangere)):
    大学付属・公立・私立の語学学校による組織。
    ※質の良い語学学校の探し方に迷ったら、この組織から認定を受けた語学学校のリストを見てみましょう。

住居

滞在方法としてホームステイ、学生寮、アパートなどが挙げられます。これらの住居の情報は学校でも提供してくれますが、提供してもらえるサービスはさまざまです。例えば、住居斡旋業者リストの提供のみを行う学校や、住居の紹介や手配、手続きまで請負う学校もあります。学校の案内やウェブサイトなどで確認してください。
学校からの紹介以外には、各学生都市にあるCROUS(Centres Regionaux des OEuvres Universitaires et Scolaires:地域学生生活センター)で学生向けの住居情報を入手したり、現地の不動産業者を通して住居を探したりする方法があります。そして、パリのような日本人居住者が多い都市では、在仏日本人会や日本人向けの情報誌などからも住居情報を得ることができます。
住居費は住居のタイプや住む地域によって異なりますが、特にパリおよびその近郊は、地方都市に比べてやや高めです。

応募資格

学校やコースによって求められる応募資格は異なります。下記はその例です。
  • 年 齢:17歳以上など
  • 学 歴:高等学校卒業、学士号取得など
  • 語学力:B1以上など
  • 保 険:現地で有効な保険に加入など
  • 所 属:日本の大学に在籍している(交換留学の場合)など
フランスに3か月以上留学する場合には、Campus France - フランス政府留学局・日本支局で手続きを行う義務があります。まずCampus France-CEFオンラインシステムで個人のアカウントを作成した上で、手続きを進めていきます。手続き費用として20,000円必要です(交換留学生の場合は15,000円)。3か月以上フランスに滞在し学校に通う場合でも、この手続きを必要としないケースがありますので、Campus Franceのウェブページで確認してください。
いろいろな学校や勉強する地域をじっくり比較検討するためにも、留学開始時期の半年くらい前から計画を立て、情報収集を始めていきましょう。行きたい学校がいくつか絞られてきたら、学校に案内パンフレットや申込書を請求してもいいでしょう。近年では各学校がウェブサイトに充実した情報を載せており、申込書のダウンロードや、出願の最初の手続きもオンラインでできるところが多くなっています。
また、留学前にできる限りフランス語学力をつけておくことも、現地の生活をスムーズにするためには大切な要素です。

留学タイムスケジュール

留学タイムスケジュール

a. 入国前
3か月以上滞在する場合、駐日フランス大使館領事部でビザを申請する必要があります。

ビザ申請は、申請者本人が大使館領事部ビザセクションに出向いて行わなければならず、郵送による申請はできません。
その前に必ずCampus France - フランス政府留学局・日本支局での留学手続きを完了しておいてください。
大使館のウェブサイトから面接の予約を入れ、予約日時に申請番号を持って、大使館に出向きます。
入国後、現地でビザの申請はできません。ここでは長期学生ビザを例にします。
長期学生ビザ申請に必要な主な書類
ビザ申請に必要な主な書類は以下の通りです(2015年8月現在)。申請前に、最新情報を必ず大使館のウェブサイトで確認してください。
※書類が不完全な場合、申請が却下される可能性があります。時間に余裕を持って準備をしてください。
  1. 申請書類チェックリスト
  2. 長期ビザ申請書
  3. 証明写真
  4. パスポート
  5. ビザ申請料金(現金で、50ユーロ相当の日本円)
  6. 日本国籍以外の場合、「在留カード」または「外国人登録証明書」
  7. 高等・専門教育機関の3か月以上の仮登録または登録証明書
  8. 経済証明
  9. フランス移民局(OFII)提出用フォーム

駐日フランス大使館 ※リンク先を新しいウインドウで表示

<審査日数>
書類が全てそろっていることが前提で、
審査のみで最低3週間かかります。ビザ申請は入国予定日の3ヶ月前から可能です。時間に余裕をもって申請しましょう。

b. 入国後(学生ビザ取得者のみ)
フランス入国後3か月以内に居住県管轄の移民局OFII(Office Fancais de l’Immigration et de l’Integration)に書留で、前述のOFII提出用フォームを送付し、呼び出し状を受け取った後、指定される手続きを行います。必ず日本を出発前に必要書類を含めた手続きの詳細を確認し、日本で準備すべき書類は用意しましょう。
これらの手続きを行わなかった場合は不法滞在とみなされ、取得しているビザも失効となります。
a. 大学付属語学学校
  • Centre International d’Etudes Francaises, Universite de Bourgogne(ブルゴーニュ大学付属フランス語研究国際センター)
    登録料:300ユーロ(集中コース)、450ユーロ(学期コース)
    授業料:
     <集中コース(週20~25時間)>
     195ユーロ/2週間、445ユーロ/4週間、715ユーロ/6週間、955ユーロ/8週間
     <学期コース>
     1,400ユーロ/夏学期、1,045ユーロ/冬学期または春学期
    滞在費:学生用レジデンス個室 260ユーロ/2週間
     
  • Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne(ソルボンヌ・フランス文明講座)
    授業料:約2,400ユーロ/週25時間/8週間
    教材費:60ユーロ
    滞在費:アパートシェア 650ユーロ/1か月、アパート個室 950ユーロ/1か月
b. 公立学校/非営利組織の語学学校
  • Alliance Francaise de Nice(アリアンスフランセーズ ニース校)
    登録料:50ユーロ
    教材費:30ユーロ
    授業料:
     <集中コース(週20時間)>
     520ユーロ(夏期570ユーロ)/2週間、710ユーロ(夏期760ユーロ)/3週間、
     840ユーロ(夏期950ユーロ)/4週間
     <スタンダードコース(週12.5時間)>
     340ユーロ(夏期390ユーロ)/2週間、460ユーロ(夏期510ユーロ)/3週間、
     580ユーロ(夏期640ユーロ)/4週間
    滞在費:寮 350ユーロ/2週間、ステュディオ 480ユーロ/2週間
     
  • Centre International d’Etudes de Langue de Strasbourg(ストラスブール国際言語センター)
    授業料:週15時間
     430ユーロ(夏期480ユーロ)/2週間、830ユーロ(夏期930ユーロ)/4週間、
     1,920ユーロ(夏期2,140ユーロ)/10週間、4,200ユーロ/24週間
    滞在費:ホームステイ 28ユーロ/泊、ステュディオ 415ユーロ/4週間、
     寮個室(民間)19ユーロ/泊、寮(大学)230ユーロ/2週間、370ユーロ/4週間
c. 私立語学学校
  • France Langue(Paris)(フランス・ラング・パリ校)
    登録料:80ユーロ
    授業料:1レッスン45分
     <スタンダードコース(週20レッスン)>
     510ユーロ/2週間、960ユーロ/4週間、2,640ユーロ/12週間
     <集中コース>
     630ユーロ/2週間、1,200ユーロ/4週間、3,300ユーロ/12週間
    滞在費:ホームステイ 410ユーロ/2週間、学生寮個室 650ユーロ/2週間
     
  • France Langue (Nice)(フランス・ラング・ニース校)
    登録料:40ユーロ
    授業料:1レッスン45分
     <スタンダードコース(週20レッスン)>
     480ユーロ/2週間、900ユーロ/4週間、1,920ユーロ/12週間
     <集中コース>
     610ユーロ/2週間、1,160ユーロ/4週間、2,520ユーロ/12週間
    滞在費:ホームステイ 390ユーロ/2週間(朝食付)、480ユーロ/2週間(2食付)、
     学生寮個室 610ユーロ/2週間
     ※季節によって高くなります。また、紹介料40ユーロがかかります。
日本の大学などに在学中の留学
【在籍校の交換/派遣留学制度を利用する】
海外の協定校に数週間~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業の聴講ができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年で大学を卒業することも可能です。

【認定留学制度を利用する】
在籍校と交流協定のない学校への留学も、在籍校からの一定条件を満たせば休学扱いではなく留学扱いになることもあります。その場合、留学先での取得単位が在籍校で認められたり、留学期間が在籍校での修業年限として認められたりすることがあります。

【休学して個人で留学する】
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。休学する場合、留学期間は在籍校での修業年限に数え入れられません。学校によっては留学を休学の適切な理由として認めないところもあります。
※留学方法については在籍校の留学担当課と事前によく相談してください。
関連ウェブサイト

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