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2016年1月作成

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イタリア語

イタリア語研修の手引き

1.はじめに
この手引きは、イタリアに留学を希望する方々のために書かれたものです。各情報・データは作成時(2015年12 月)における一般的な状況で、学校・地域により、また、時期により異なる場合もありますので、最新・個別の情報については、必ず教育機関およびこの資料の中でご紹介している「10. 関連ウェブサイト」で確認してください。
なお、この手引きの中で、例としていくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまで一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
2.留学概要
※費用のレート計算は外国為替情報ページ(例: http://jp.reuters.com/investing/currencies)で参照できます。レートは常に変動していますのでご注意ください。
学校の種類 大学付属語学コース その他の語学学校
在学期間 2週間~ 1週間~
プログラム・コース時期 参考となる例を以下の学校のサイトからご覧ください。
例:Universita per Stranieri di Perugia※1
参考となる例を以下の学校のサイトからご覧ください。
例:Comitato Linguistico※2
応募資格 学歴や年齢下限を設けるコースや、交換留学生など、特定の学生のみ対象のコースあり 年齢下限を設けるコースあり
必要な語学力 初級レベルのないコースあり 特になし
出願方法 申請書、申請料、授業料の支払い証明書などを提出 申請書、申請料、授業料の支払い証明書などを提出/オンラインによる方法あり
出願期限 例:Universita per stranieri di Perugia※1
コース開始の1か月ほど前
例:Comitato Linguistico※2
コース開始の1か月ほど前
入国・滞在手続き 就学ビザ要 ※「7. 留学手続き」参照
授業料 参考となる例を以下の学校のサイトからご覧ください。
例:Universita per Stranieri di Perugia※1
参考となる例を以下の学校のサイトからご覧ください。
例:Comitato Linguistico※2
生活費 1,000~1,500ユーロ/月 ※「8. 授業料・滞在費用」参照
滞在先の種類 ホームステイ、アパート、寮、ホテルなど


 

※1 Universita per Stranieri di Perugia ※リンク先を新しいウインドウで表示

※2 Comitato Linguistico ※リンク先を新しいウインドウで表示

イタリア大使館 ※リンク先を新しいウインドウで表示

イタリア文化会館・東京 ※リンク先を新しいウインドウで表示

イタリア外務省 ※リンク先を新しいウインドウで表示

3. イタリア語研修の目的
イタリア語は、世界各地で話されているという言語ではありませんが、日本人にとって古くから馴染み深いイタリア語の言葉はたくさんあります。「オペラ」「テノール」といった音楽用語や、「ピザ」「スパゲティ」などの料理用語は日本に深く浸透しています。ファッションもまた然りで、イタリアのブランド銘柄や有名デザイナーの名前は広く一般的に知られています。
このようにイタリア語を学ぶきっかけはたくさんあり、留学に発展するかもしれません。留学を確実に準備することはもちろん、習得したイタリア語を将来どのように活かせるかを考えることは大事です。以下に、留学を計画的に行う方法をご紹介していきます。
4. 語学コースの種類
語学研修機関は大学付属の語学コースとその他の語学学校の2種類に大別できます。

1. 大学付属の語学コース
a. 期間
大学付属の語学コースには、通年のものと夏期・冬期など期間を限定して開講されているものがあります。通年コースの場合、1コースが1~6か月で、毎月開講しているコースや年4回程度開講しているコースがあります。夏期のみ、冬期のみなど期間限定の短期コースは一般的に3~5週間です。

通年コースを開講している大学例: Universita per Stranieri di Perugia ※リンク先を新しいウインドウで表示

Universita per Stranieri di Siena ※リンク先を新しいウインドウで表示

夏期・冬期などに短期コースを開講している大学例: Universita degli studi di Genova ※リンク先を新しいウインドウで表示

Universita degli studi di Urbino ※リンク先を新しいウインドウで表示

Sapienza Universita di Roma ※リンク先を新しいウインドウで表示

b. プログラム内容
通年コースの場合、初級では語学の習得に重点がおかれますが、中級以上になると語学に加え、様々な文化講座を受けることができます。また一定のレベルに達すると、その大学の正規課程に入学申請する際の語学試験が免除されることもあります。夏期や冬期の短期コースでも、語学以外の文化講座や小旅行などが用意されている場合があります。大学付属の語学コースの授業料は語学学校に比べて安く、したがって、1クラスの人数が比較的多いようです。通常はコース開始前に簡単なテストが行われ、受講者のレベルにあったクラスに振り分けられます。

c. 応募資格
基礎的なイタリア語力を身につけていることが望ましいとされていますが、ほとんどのコースは初級レベルから入学が可能です。ただし、学歴や年齢の制限を設けているコースや、交換留学生やその大学の正規課程の学生など特定の学生のみを対象にしたコースもあります。

d. 出願方法・出願期限
一般的な提出書類は、申込書、申込金(申請料)・授業料の支払い証明書などですが、写真や卒業証明書、イタリア語の試験のスコアなどが必要となる場合もあります。提出書類および申込期限は学校によって異なりますので、各校のパンフレットやウェブサイトで確認してください。出願者が多い場合は、期限前でも申し込みを締め切ることがあるため、ビザの取得期間も含め、早めの出願を考慮する必要があります。また、万一に備え、すべての提出書類はコピーをとっておきます。
 
2. 語学学校
a. 期間
1日4時間、週20時間が一般的なコースです(就学ビザの申請には、週20時間以上の授業時間数を明記した入学許可書の提出が求められます)。期間は1~4週間のものが多いですが、それ以上のコースも設定されています。毎週開講、また毎月開講のコースもあります。

b. プログラム内容
入門から上級まで各レベルの受講が可能です。コースの長さや授業時間、文化コースや課外授業などを比較的自由に選択できます。1クラスは、少ないところでは3~6人、多くて10~12人程度です。コース開始前に簡単なクラス分けテストが行われます。

c. 応募資格
必要な語学力や応募資格は特にありませんが、年齢下限を設けている学校もあります。

d. 出願方法・出願期限
一般的な提出書類は、入学申込書、申込金(申請料)・授業料の支払い証明書などです。提出書類および出願期限は学校によって異なりますので、各校のパンフレットやウェブサイトで確認してください。出願時期についてはビザの取得期間も考慮する必要があります。また、万一に備え、すべての提出書類はコピーをとっておきます。
音楽や美術といった専門的な勉強を留学目的とする場合の参考情報です。ほとんどの場合、イタリア語能力は必須です。留学時の手続詳細はイタリア文化会館のサイトで紹介しているので、確認してください。

(1) 音楽
イタリアには約60校の国立音楽院(Conservatorio di Musica)、これに準じる同等の音楽学校(Istituto Superiore di Studi Musicali)が約20校あります。音楽院は第1レベル(高卒者対象)と第2レベル(4年制大卒者対象)に分かれ、共に取得できる学位は、Diploma Accademicoと言われているものです

イタリア教育・大学・研究省(MIUR)のサイトに音楽学院(Conservatori di Musica)のリストが載っています。(イタリア「お役立ちリンク集」参照)
また、大学院レベルの講座やセミナーが夏季に集中して行われる音楽専門の国際的研究施設もあります。

 
例 Accademia Musicale Chigiana URL: 

http://www.chigiana.it/ ※リンク先を新しいウインドウで表示

(2) 美術
美術が学べる高等教育機関は、国立美術学院(Accademia di belle arti)約20校およびこれに準じる同等の美術学校(Accademia di belle arti legalmente riconosciuta: 約23校/Istituto superiore per le industrie artistiche [ISIA]: 約4校)があります。美術学院は第1レベル(高卒者対象)と第2レベル(4年制大卒者対象)に分かれ、共に取得できる学位は、Diploma Accademicoと言われているものです

イタリア教育・大学・研究省(MIUR)のサイトに美術学院(Accademia di belle arti)のリストが載っています。(イタリア「お役立ちリンク集」参照)
また、デザインやファッション等の分野で留学生を積極的に受け入れている学校もあります。

例 Instituto Europeo di Design URL:

http://www.ied.it/ ※リンク先を新しいウインドウで表示

(3) その他
上記分野のほか、靴製作・デザイン、絵画修復、料理等、日本で既に専門の勉強あるいは実務経験を持つ留学希望者を対象にイタリア語指導+各専門分野の実践研修プログラムを持つ学校もあります。
例 Accademia Riaci URL:

http://www.accademiariaci.info/ ※リンク先を新しいウインドウで表示

実り多い語学留学にするには、自分の目的と条件にできるだけ見合った学校を選ぶことが重要です。書籍やインターネットにより日本語で学校情報を得ることもできますが、必ず学校のウェブサイトなどで詳細を確認してください。選択にあたって留意すべき点を、以下項目別に挙げます。

(1) 地理
イタリアは、ヨーロッパにおいて地中海に面した暖かい地方に位置し、イタリア半島、サルデーニャ島、シチリア島からなる国です。南北に長い国で、北はアルプス、南はアフリカ大陸からの影響で地域による気温差が極端です。
(2) 学校の種類
就学ビザの取得のためには教育監督局の認可校であることが必要です。その中でも、教育・大学・研究省(MIUR)の証明を受けている学校はその質を保証されていると言えます。就学ビザは認可校の受入れ保証によって発行されますが、いずれの教育機関でも最長は1年で、その後1年毎に更新していきます。したがって、受入機関が保証した期間内に転校や退学をした場合は、その就学ビザは取消しとなります。
イタリア文化会館東京のウェブサイトでは、これらの条件を満たした大学付属の語学・文化コースの一覧を見ることができ、また語学学校の検索も可能です。
さらに、それらの学校がASILS (Associazione delle Scuole di Italiano come Lingua Seconda)やAIL (Accademia Italiana di Lingua)などのイタリア国内規格の団体、または国際規格の団体に加入しているかどうかも、学校の評価のポイントです。 ASILS やAILの加盟校は、イタリア「お役立ちリンク集」掲載の各団体のウェブサイトで確認できます。
(3) プログラム内容
基本的には、文法、読み、書き、会話が中心です。学校やレベルにより、芸術、文化、料理、歴史、翻訳、音楽、ビジネスイタリア語、その他様々なプログラムが受けられるため、5-3項で紹介したように目的に合ったプログラムのある学校を選ぶことができます。
入学時期は、毎週可能なところや、一部の大学付属の語学コースのように時期が限られているところなど様々です。
また、特定の語学コースの修了、あるいは特定のイタリア語検定試験に合格したことをもって、大学入学時のイタリア語の試験を免除しているイタリアの大学もあります。イタリアの大学進学希望の場合は、進学希望の大学に詳細を確認してください。
(4) 応募資格
一般的に入学審査は書類選考で行われ、財政能力があるなど基本的な条件がそろえば希望者はほぼ誰でも入学できます。ただし、学校によっては学歴や年齢の制限を設けていたり、交換留学生やその大学の正規課程の学生など、特定の学生のみを対象にしたりするコースもあります。

(5) 週間授業時間数
通常のプログラムで週20時間程度です。1プログラムの期間は1週間のものから、1年程度のものまで様々です。1つのコースを修了した後、継続して次のコースを受講することも可能です。長期的な語学留学を希望する場合、期間中にどのようなコースのとり方ができるか、学期の間の休みなどが検討材料となります。
 
(6) クラス編成
通常は、コース開始前に簡単なクラス分けテストが行われます。何段階のレベル分けになっているか、1クラスあたりの生徒数など、注意が必要です。

(7) 授業料
期間、プログラム内容により異なりますが、一般的に大学付属の語学コースのほうが授業料は安い傾向にあります。授業料のほか、教材費、申込金、キャンセル時の返金など、注意が必要です。
 
(8) 宿泊先
宿泊先の種類としては、寮、ホームステイ、アパート、ホテルなどがあります。寮を希望する場合は、入寮は可能かなどを事前に確認する必要があります。学校によってはホームステイ、アパートの手配を行わず、関連の情報を提供するのみのところもあります。現地の空港から目的地までの行き方や、料金、宿泊先から学校までのアクセスなど、どこまで学校が情報を提供してくれるかを確認してください。
留学手続きの流れ
『留学タイムスケジュール』を参考に、留学計画を立て、準備をしていきます。色々な学校や地域をじっくり比較検討するためにも、留学開始時期の半年くらい前から計画を立て、情報収集を始めていきます。
 
留学タイムスケジュール

留学タイムスケジュール

申し込み
留学開始時期の4か月前をめどに、入学したい候補を数校選び、資料を請求します。最近では、ほとんどの学校が必要な情報をウェブサイトに掲載しており、必要書類をダウンロードすることが可能です。
行きたい学校がいくつか絞られてきたら、ウェブサイトに載っていない詳細や最新情報について留学生担当窓口にE-mailなどで質問します。学校の対応も学校選択をする上で考慮する一つの要因になります。
イタリア語や英語での質問に自信がない場合は、まずはメールなどで簡単なイタリア語か英語の文章を作り、日本語のウェブサイトを持つ学校へ、日本語での質問が可能かどうかを聞いてみるのも一つの方法です。
希望校が決まったら、学校の募集要項に沿って必要書類を準備します。入学申込書、申込金(申請料)・授業料の支払い証明書のほか、写真や卒業証書、イタリア語の語学試験のスコアなどが必要となる場合もあります。
定員に達すると期限前でも申込が締め切られることもあるため、日程に余裕を持って手続きを進めます。
入国・滞在の手続き
大学入学目的以外の語学留学で90日以内の場合、ビザは不要です。90日以上の留学、大学入学目的の入国には就学ビザの取得が必要です。
申請は、申請者の居住地により、大使館もしくは総領事館で行います。申請には本人が出向かなければならず、第三者による代理申請はできません。主に必要とされる書類や申請方法は、大使館や総領事館のウェブサイトで確認し、不明瞭な部分については大使館や総領事館に直接問い合わせてください。

滞在許可証
入国後8日以内に滞在地を管轄する中央警察(Questura)で、滞在許可証(Permesso di Soggiorno)の取得手続きを行ってください。

以下の州中央警察のサイトよりオンライン手続きが可能です。 http://questure.poliziadistato.it/stranieri/?mime=1&lang=EN (英語) ※リンク先を新しいウインドウで表示

イタリア国内におけるEU出身以外の学生の労働許可取得は難しいため、滞在期間中、充分生活できる費用を用意しなければなりません。

(1)大学付属の語学コース
※滞在先はホームステイ、アパート、ホテルなどのほか、長期休暇中は大学寮を利用できる場合もあります。学校側が直接手配してくれる場合もありますが、一般には、学校が用意した住居リストや紹介されたエージェントを通して、各自で交渉するところが多いようです。
例:Universita per Stranieri di Perugia(Perugia) (ペルージャ外国人大学)

ペルージャ外国人大学参照サイト:

授業料 ※リンク先を新しいウインドウで表示

生活 ※リンク先を新しいウインドウで表示

(2)その他の語学学校
※滞在先は、ホームステイ、アパート、ホテルなどがあります。私立の語学学校では、ほとんどが滞在先の手配をしてくれます。
例:DILIT-International House (Roma)

DILIT参照サイト:

授業料 ※リンク先を新しいウインドウで表示

滞在先 ※リンク先を新しいウインドウで表示 学校が条件に見合うところを選び、予約も行う。

その他 ※リンク先を新しいウインドウで表示 地域情報

現在日本の大学に在籍している場合は、その大学に在籍したままの留学も可能です。大学により制度が少しずつ異なりますが、大きく分けて次のような方法があります。

【在籍大学の交換/派遣留学制度を利用する】
海外の協定校に1学期~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業を聴講することができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて最短修業年限で卒業することも可能です。

【休学して私費で留学する】
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外に私費で留学した場合でも、大学への事前申請により単位が認定されることがあります。学校によっては留学を休学理由として認めないところもありますので、留学方法については在籍校の留学担当課と事前によく相談してください。
<語学学校に送る資料請求のE-mail例>

Gentile Signore/a,
Sono interessata/o※ a frequentare la Vostra scuola e vorrei iniziare il corso a partire da開始したい月、年 della durata di 希望研修期間(週) settimane.
Vi chiedo gentilmente di inviarmi il Vostro materiale informativo riguardante i corsi di Italiano e l’alloggio al sequente indirizzo.
住所:
Cordiali saluti
名前:

※ 
interessata/o 書き手が女性の場合はinteressata、男性の場合はinteressatoを使う。

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