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2017年2月6日作成

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オーストリアに音楽を習いに行く

このページは平成27年度の調査をもとに、2017年1月時点で更新した情報です。ビザに関する最新情報については日本国内の大使館・総領事館、また学校情報に関するものは留学を希望する学校など各機関に直接確認してください。なお、例示している学校については単なる一例に過ぎず、当機構の推奨という趣旨はありません。

生活お役立ち情報

1.住居

一般向けの住居を探すことは不可能ではありませんが、ドイツ語が堪能で、その土地に明るく、また保証人等を揃える必要があります。短期滞在者は、学生向けの物件を探すことになるでしょう。
最も価格が安く、留学生にとって手続きがわかりやすいものは、学生寮です。学生寮には様々な居住形態の種類があり、個室でわかれているアパートに近いもの、食堂を備えているもの、トイレやシャワーなどを共用するものなどがあります。
短期滞在者は「ゲストハウス」を探すとよいでしょう。
オーストリアの寮は大学が設置しているのではなく、民間経営のものが多く、都市ごとにあります。大学の立地や住みたい地区などを考慮した上で、希望先に直接、問い合わせることになります(連絡先は下の「学生用住居のリスト」参照)。
住居によって居住環境は異なります。Wi-Fiを完備していたり、共有スペースが広くとってあったり、などです。中には音楽室を備えている施設もあります。
 
<主要都市の寮の数と費用>
都市名 寮費/月
ウィーン市 94棟
(留学生専用は3棟)
170~1,000ユーロ/月
(留学生専用は350~700/月)
サント・ポールテン市 3棟 250~350ユーロ/月
グラーツ市 31棟 160~550ユーロ/月
リンツ市 19棟 190~550ユーロ/月
ザルツブルグ市 35棟 170~450ユーロ/月

学生用住居のリスト
OH-Bundesvertretung (OH代理組合) >Studierendenheime (学生用住居) [独語]
場所・設備等の条件で検索できるサイト
OeAD(Osterreichische Austauschdienst:オーストリア交流会) [英語]
住居探しに関する概要
Study in Austria [英語]
検索エンジン
OeH(Oesterreichische Hochschuler Innenschaft:オーストリア大学組合) [独語]

※    音楽演奏可の物件について
オーストリアでは、夜10時から朝6時は騒音が禁じられています。休みの日は、最大で20時から朝8時までが禁止です 。禁止時間外であっても、練習時間は隣人と話し合って取り決める必要があります。
なお、音楽練習用のスタジオやアート制作のためのアトリエを貸し出している有料サービスが多くあります。また寮などでは、音楽室を備えているものがあります。

2.生活費用

費用はどの都市を選ぶかによって変わってきます。大きく変動するのは住居費用で、食費等はあまり大きな変化はないでしょう。
以下に首都と地方都市の例を挙げます。算出はいずれも自炊した場合です。外食は学食を利用しても、一回の夕食に10ユーロほどかかります。

・ウィーンの場合
600~900ユーロ/月です。内訳は、住居費が300~400ユーロ/月、食費が150~230ユーロ/月、学費や書籍購入費、娯楽費等が150~270ユーロ/月です。 

・グラーツの場合
600ユーロ/月です。ウィーンと比べて住居費が安いため、費用は抑えることができるでしょう。

3.楽譜の購入について

楽譜は特殊なものではない限り、現地で購入できます。

4.健康・医療上の注意事項

生活

オーストリアの衛生状況は良好です。しかし気を付ける病気としては、冬にインフルエンザ、春から秋にかけてダニ脳炎があります。ダニ脳炎は日本ではまれにしかなく、日本国内ではワクチンを見つけることも難しく、また仮に見つかったとしても大変高額です。ダニ脳炎の予防接種は現地で受けることが推奨されています。また自転車と人の接触事故がしばしばあります。日本と異なり、交差点等では自転車が優先なので注意が必要です。

医療機関

公立病院にせよ、私立病院にせよ、保険に加入しておく必要があるでしょう。私立病院の方が快適なサービスを受けることができますが、診察料等が大変高額です。また対応できる保険が限られているので、加入時に気を付けましょう。治療に際しては事前に費用を確認して下さい。
救急車を呼ぶ電話番号は144番ですが、同国の健康保険に入っていない人は有料で約4,000~5,000ユーロかかります。

※以下のページに病院例のリストが載っています。
外務省>オーストリア>在外公館医務官情報

医療保険

オーストリア国内の保険は、共同保険(27歳まで)と個人保険がありますが、これらには永住資格を持っているか、長期滞在ビザがない限り加入できません。短期留学者は国内の海外旅行保険に入ることになるでしょう 。
例えばウィーン地域疾病金庫(WGKK:Wiener Gebietskrankenkasse)には長期滞在ビザを持つ学生が加入できるプランがあり、約60ユーロ/月です。毎年、大学登録証を示したり、年収に制限があったりなど、いくつかの制約があります。

OeAD>保険説明のページ
ウィーン地域疾病金庫(WGKK:Wiener Gebietskrankenkasse)

5.通信(電話・インターネット・モバイル)事情

短期留学の場合、主な連絡手段は携帯電話(スマートフォン)になるでしょう。プロバイダー会社はA1、T-Mobile、Drei等、計8社あります 。プロバイダーによって最短の契約期間の定めがあることもあります。自身の滞在期間で申し込めるかどうか確認が必要です。SIMカードのみの購入もできます。
大学構内や学生寮の多くではインターネット(無線LANやWi-Fi)が完備されています。また街中で無線LANを使用できる場所も増えてきています。例えばウィーン市のウェブサイトで無料の無線LANを利用できるスポットがチェックできます。

Arbeiterkammer Wien>携帯電話料金表一覧(PDFファイル:307KBに直接リンクします)
ウィーン市ウェブサイト>無線LANのスポット

6.交通に関する情報

オーストリアでは鉄道網が発達しており、公共バス路線も全国いたるところに伸びています 。たとえばウィーンには、バス、地下鉄(U-Bahn)、近郊列車(S-Bahn、R-Bahn)、トラム(Straßenbahn)があります 。
また、オーストリアでは自転車も主要な交通手段の一つです。ウィーンではシティ・バイクカードを購入して、貸自転車を利用することができます。

オーストリア政府観光局公式サイト>ウィーンの交通機関
ウィーン市>貸自転車

7.治安上の特色・防犯対策

オーストリアは安全で住みやすい国と言われていますが、注意は必要です。外国人を狙ったスリが急増しています。窃盗を防ぐには、隣人と良好な関係を築いておくとよいでしょう。カフェやレストランや空港では、置き引きされる危険を念頭に注意してください。

在オーストリア大使館>安全・医療情報>オーストリア安全の手引き

8.アルバイト

6か月以上滞在し在留許可を保有する留学生は、就業許可があれば働くことができます。就業許可の申請はAMS(Arbeitsmarktservice)に届けます。ディプロマ課程や学士課程の第一段階の学生は週に10時間まで、第一段階修了以降の学生は週に20時間まで就労することができます。  
しかし、生活費を補えるような高額のアルバイトはオーストリアには一般にはありません。留学中にアルバイトをしなくても学業が続けられるように、しっかりと留学計画を立てておく必要があるでしょう。

9.文化的な特色、言語的な特色等

オーストリアではドイツ語が話されていますが、ドイツと比べると一部、単語、文法、発音、アクセント等が異なります。都市部では英語が通じます。
また国を挙げて音楽を重要視しており、音楽祭に参加することで有益な経験がもたらされるでしょう。

資金や送金について

短期滞在であれば、現金やトラベラーズチェックを持参するほか、クレジットカードを利用する、日本で作った国際キャッシュカードを用いて現地のATMで日本の口座から現金を引き出すなどの方法も組み合わせると便利です。
長期滞在であれば、オーストリアで銀行口座を開設しても良いでしょう。

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