海外留学情報

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2017年2月6日作成

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フランスに音楽や美術を習いに行く

このページは平成27年度の調査をもとに、2017年1月時点で更新した情報です。ビザに関する最新情報については日本国内の大使館・総領事館、また学校情報に関するものは留学を希望する学校など各機関に直接確認してください。なお、例示している学校については単なる一例に過ぎず、当機構の推奨という趣旨はありません。

生活お役立ち情報

1. 住居

(1)短期滞在

地方の音楽講習会の場合、寮が附属になっていることが多く、それを利用した方が地の利や防音室などの設備を考えると、利便性は高いでしょう。一般の短期滞在の場合、個人宅で家具付きの部屋を間借りするホームステイという方法があります。これはフランスの文化を知り、また語学力の向上を図ることができます。費用はパリで200ユーロ/週(朝食込み)~300ユーロ/週(朝食・夕食込み)が目安となります。地方ではそれよりも安価になります。
下記の「Sejour France famille」のウェブサイトでは、ホームステイ先を紹介しています。
Sejour France famille(フランス家庭滞在)
下記の「Campus France」のウェブサイトでは、短期滞在を斡旋するサイトがまとまったファイルをダウンロードきます。
Campus France>Adresse du logement

(2)長期滞在

フランスに長期滞在する場合、寮、アパートを借りる(個人・ルームシェア)などあります。公立の寮はCROUS (Le Centre régional des oeuvres universitaires et scolaires 大学学業団体地域センター)が管理しています。10〜12平方メートルの家具付きの部屋などが中心で、家賃は120〜350ユーロ/月です。しかし基本的には高等教育機関の留学生や、大学院生向けのもので 、入寮の選考は厳しいものとなっています。
民間の寮も近年増加しており、家賃は600〜800ユーロ/月です。地方の場合、これよりも価格は下がり、400〜700ユーロ/月です。
民間賃貸の場合、1人用のステュディオ(家具付きアパート)のタイプで、費用は、パリで650ユーロ/月以上、パリ近郊で550ユーロ/月以上、リヨンやマルセイユなどの地方都市部で約450ユーロ/月以上となっています 。
契約は日本と形態が異なり、不動産屋を介したとしても、基本的に大家さんと直接、契約する形になります。この際、信用力を得るため、奨学金等の月収の証明や、銀行残高を示すことが一般的です。また保証金の支払いが義務付けられています。保証金は物件の形態によって異なり、家賃1か月~2か月分です。さらにこの他に銀行保証か、人的保証が求められます。これは条件を満たせば、国が保証してくれます(註1)。

(註1)家賃を支払う収入がありながら適切な賃貸保証人が立てられない場合、国にCLE (La Caution locative etudiante 学生向け賃貸保証)を依頼することができます。詳細は次の「Campus France」のウェブサイトをご参照ください。
Campus France>保証人に代わるシステムCLE

(3)音楽演奏をする場合

フランスでは騒音に関する法律が厳密に定まっており、警察を呼ばれてしまうこともあります。一般に、平日の睡眠時間帯(22時~7時)と正午、日曜日と祝日は騒音が禁止されています。また一日に音が出せる時間の上限が決まっている地域もあります。
自宅で練習を希望する学生は、隣人等が音楽の練習を許容してくれる物件を探します。あらかじめ不動産屋や大家さんに相談するとよいでしょう。また自分でも工夫することが必要です。まず遮音シートを床や壁に貼ることは大切です。また家で練習せず、学校等の練習室を貸してもらう方法もあります。

(4)造形芸術でアトリエが必要な場合

油絵など一般の部屋では作業できないものを制作する際には、アトリエを借りることになります。これはガレージや地下室を月極めで借りることが多いようです。しかし短期滞在ならば、チケット制でアトリエを貸している施設に問い合わせてみるのもよいでしょう。

2.生活一般

(1)生活費

目安としては、地方で800ユーロ/月、パリで1,000ユーロ/月です。

(2)画材・楽譜の購入

都市部では画材が充実しており、必要な道具は一通り揃います。しかし日本と同じものが見つかるとは限らないため、使いたい画材があれば持参する必要があります。
都市部では楽譜専門店があるため、購入には困りません。音楽学校の学生だと割引をしてくれることもあります。

(3)医療受診、健康保険

フランスの医療は世界の最高水準にあり、予防接種が必要な特別な感染症等はありません。
高等教育機関に留学する学生で28歳以下ならば、在学登録の際に「学生社会保険」(Le Regime etudiant de la securite sociale)への加入することになります。29歳以上の学生は学生の枠ではなくなり、個別で健康保険第一金庫(CPAM, La Caisse primaire d’assurance maladie)に連絡を取り、社会人枠で加入することになります。
現実的には英語が通じる医療機関での診療を希望する場合、私立病院に行くことになります。これは大変高額であり、またフランスの公的保険の適応外です。平行して、民間の海外留学保険に加入しておいた方が安心ではあるでしょう。
高等教育機関に留学するのではない場合、フランスの公的保険に登録することはできず、個人で民間の海外留学保険に加入することになります。

健康保険第一金庫(CPAM, La Caisse primaire d’assurance maladie)>学生加入の説明のページ
駐仏日本大使館>日本語の通じる病院・医師等

(4)携帯電話

携帯電話は、プリペイド式のSIMカードと契約式のSIMカードがあります。契約式は1年以上からしか受け付けないことがほとんどなので、1年未満の留学の場合はプリペイド式になります。機種は様々でSIMフリー対応のものもあります。以下は代表的な携帯電話会社です。
Orange
Bouygues telecom
SFR

(5)インターネット

街中ではカフェをはじめWi-Fi環境が整っており、学校や寮では無線LANで繋げられます。プロバイダーへ新規加入する際は、必ず最低契約期間と解約手数料の有無を調べましょう。回線はADSLが主流です。以下は代表的なインターネットプロバイダーです。
Orange
SFR
Free

(6)交通事情

パリなどの都市部では、メトロ(地下鉄)、バス、電車などがあります。また自転車レンタル(Le Velib)や、電気自動車シェアリング(L’Autolib)などのサービスもあります。一方、田舎ではバスや電車が通っていない場所もあります。

(7)治安上の特色、防犯対策

フランスでは、置き引きやスリなどの軽犯罪が頻繁に起こっている他、しばしば、強盗や暴行事件、人質事件などの事件が数多く報告されています。
まず軽犯罪については、メトロや、レストランなどでは不審者の接近に注意することが必要です。ポケットや貴重品に手を当てて確認することが効果的だと言われています。
中程度の犯罪に巻き込まれないためには、人気のない郊外、路地裏などに入り込まないことが大切です。また車両内でも、賊が窓ガラスを割って侵入してくることがしばしばあります。対策としては、高価な品物や、ハンドバッグを見せないことです。
また見知らぬ相手と食事することは注意が必要です。流暢な日本語で話しかけられ、カフェでお酒に睡眠薬を盛られ、暴行された事件が報告されています。
フランスは2015年1月と11月に、大規模なテロの標的となりました。日本人がそれに巻き込まれたことはありませんが、注意をしていくことが必要です。緊急時にはスーパーが閉まるため、ある程度の食料を買い置きしておくことが推奨されています。

外務省>海外安全ホームページ>フランス>テロ・誘拐情勢
外務省>海外安全ホームページ>在留邦人向け安全の手引き>フランス

(8)アルバイト

長期学生ビザがある場合に限り、時間制限つきでアルバイトをすることが可能です。他の滞在資格者は基本的に報酬を伴う労働ができません。

(9)文化的な特色

フランスは文化的に非常に充実した国です。全土に7,000もの美術館・博物館があるほか、音楽祭や映画祭などのイベントが様々開催されています。

3.送金・資金

長期にフランスに滞在する学生は、引き落とし等に対応するため、フランスの銀行で口座を開くのがよいでしょう。日本の口座から、その口座へ国際送金を行います。
短期留学の場合は、国際キャッシュカードの申請をしておいて、現地でお金を引き出したり、日本の郵便局から国際為替を送ってもらったりすることになります。
なおフランスでは、日本以上にクレジットカードが普及しており、ほとんどの支払いで使うことができます。

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