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2015年4月更新

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インド

留学の準備

この「インド留学情報ページ」は、2013年3月時点の一般的な情報を中心に構成しています。ビザについては日本国内の大使館・総領事館に、学校情報は留学を希望する学校に、最新の情報を直接確認してください。また、本文中で紹介している学校情報については、当機構がこれらの学校を特におすすめしているという趣旨ではありません。

Kendriya Hindi Sansthanアグラ校の授業風景

インドは膨大な数の非識字者人口を抱える一方で、数多くの優秀な人材を世界に排出しており、高度な水準の教育機関も多く存在します。
インドの教育行政は、連邦・州・地区の3つの行政レベルで実施されています。
  • 就学前教育
    3歳から対象になりますが、義務教育ではありません。公立の幼稚園は存在せず、私立の幼稚園のみです。
  • 初等教育(前期(小学校):1年生~5年生と後期(中学校):6年生~8年生の8年間)
    6歳から14歳までの8年間に受ける初等教育は義務教育です。前期5年・後期3年に分かれています。

  • 中等教育(9年生~10年生と11年生~12年生)
    14歳から18歳の学生は前期2年・後期2年の4年間からなる中等教育を受けることができます。中等教育中央委員会(CBSE)による公的試験で一定の成績をおさめることにより、進級・進学が可能となります。
  • 高等教育(大学(学士課程)および大学院(修士課程・M.Phil課程・博士課程)など)
    18歳以上で高等学校を修了した学生(12年間の教育を受けた学生)が、高等教育機関(大学および大学院など)に進学できます。
    専攻の課程によって、必要な在籍年数が異なります。一般的なコースは学士課程3年間です。学士号を取得した学生は2年間の修士課程に進めます。修士号を取得した学生はM.Phil課程および博士課程に進めます。
    医学コースは学士課程(M.B/B.S)が5年半、大学院(M.D/M.S)が3年間以上です。
    また、工学コースは学士課程(B.E/B.Tech)が4年間、大学院(M.Tech)が3年間以上です。
インドの教育制度図(UGC: Higher Education in India at a glanceより)(注1)

教育制度図

[対訳]
Pre-Primary-就学前教育(保育学校・幼稚園)
Elementary Education-初等教育
Primary School-初等学校(前期5年)
Non-Formal Centres-ノンフォーマル教育センター
Upper Primary School-上級初等学校(後期3年)
Compulsory Education-義務教育
Secondary Education-中等教育
Secondary School-中等学校(前期2年)
Technical School, ITI’s-職業訓練学校および企業訓練機関
Open School-通信教育
SR.Secondary School-上級中等学校(後期2年)
ITI’s & Politechnics-企業訓練機関よびポリテクニック
Higher Education-高等教育
Under Graduate Courses-学士課程
P.G.Univ.-修士課程
B.Ed-教育学学士
M.Ed-教育学修士
M.Phil-M.Phil課程(注)
Ph.D-博士課程
Open University-通信教育(大学)
B.E/B.Tech-工学学士/科学技術学学士
M.Tech-科学技術学修士
M.B/B.S-医学学士/外科学学士
M.D/M.S-医学博士/外科学博士
Primary Teacher TRNG-地区教員養成学校

(注)M.Phil課程
            修士課程修了後に進学する、博士課程との間にある1年コース。論文の提出義務がある。
・その他の特徴、最近の傾向
<初中等教育機関の変化と高等教育>
最近は幼・小・中・高の一貫教育を行う私立学校(パブリックスクール)が増えており、主として英語による教育が行われています。これに対して、政府学校(ガバメントスクール)は各課程において原則ヒンディー語で授業を実施しています。そのため、パブリックスクールの教育を受けない場合、入学後の授業が英語で行われる高等教育を受けることが困難な場合もあります。

<高等教育政策>
第12次5か年計画(2012年~2017年)では、重点課題として教育および労働者の技術開発を強調しています。高等教育における重点施策としては、大学の新設、既存の大学・カレッジの学生受入れ体制強化などで、高等教育を受ける権利に地域間、学問分野間、男女間などの偏りを減らすことに力を入れています。(注1)

<地域間格差>
2010年~2011年で高等教育を受ける学生数が直近で最も多かった州はウッタルプラデシュ州(2,564,886人)、次いでマハラシュトラ州(1,955,226)人でした。一方で、5万人に満たない州が14州存在するなど、依然として地域間に大きな偏りがあります。高等教育機関数は2000年代から特に急上昇していますが、一方で質的改善が強く求められています。(注1)

学生たち

・留学できる機関
外国人留学生を受け入れるインドの主な教育機関として、大学・大学院などの高等教育機関と語学学校が挙げられます。その他の留学として、芸術および舞踊、伝統医学等を学ぶ教育機関、職業教育、技術教育を提供する機関などがあります。詳しくは「6.その他の留学」を参照してください。

緑豊かなキャンパス(Jamia Millia Islamia)

・留学方法
インドの教育機関へ留学する方法は、次の3つに大別できます。
  1. 日本とインドの大学間交流協定に基づいた交換留学生として留学
  2. インド政府等から奨学金の支給を受けて留学
  3. 交換留学生としてではなく個人で出願し、なおかつ奨学金の支給を受けずに留学(学位取得目的および学位取得目的以外)
日本の在籍校を通じて手続きを行う(1.)交換留学の場合を除き、留学するまでの一連の作業は、奨学金の有無に関わらず、個人で行わなければなりません。

(1.)については5.交換・派遣留学」、(2.)については8.留学生のための奨学金制度」の項を参照してください。
(3.)の場合は、各自で留学先の教育機関や入試に関する情報を収集する必要があります。
もともと日本でインドに関する研究を行っている場合などは、研究や学習を進めると同時に、教員などの関係者を通じてインドの教育機関などの情報を知ることで、インド全般についての予備知識を集めることも可能でしょう。
英語や情報通信技術・経営等を学ぶことを目的として、他の国々と比較検討のうえインドへの留学を考えている場合は、他国とは異なるインドの教育制度や教育機関についての予備知識を確実に得ることが大切です。
体験レポート」のページには、個人で留学を実現させた方の体験談も掲載していますので、参考にしてください。

Kendriya Hindi Sansthanアグラ校の校舎内

インドには、インドの現地語および英語を学べる語学学校があります。
現地語を学びたい場合は、大学の文学・言語学系の学部が設置している語学コースに入学する方法と、語学学校に入学する方法があります。
インドで学べる現地語の例として、ヒンディー語、カンナダ語、タミール語、テルグー語、バンジャブ語などがあります。
  • 大学
    語学コースは原則として学歴や年齢の制限を設けていませんが、主な教授言語は英語ですので、授業についていける英語力が必要です。
  • 語学学校
    <現地語>
    政府が運営する学校、私立学校などがあります。ここでは一例として、インド政府が運営するヒンディー語教育機関Kendria hindi Sansthanを紹介します。
    アグラ校、デリー校、ハイデラバード校、アーメダバード校など9校から構成されていますが、外国人留学生はアグラ校とデリー校のみで受け入れています。
    全寮制のアグラ校のみがインド政府奨学金の対象で、1年間の留学が可能です。日本では、在日インド大使館が毎年奨学生を募集しています。デリー校は、私費留学生を中心に受け入れています。詳しくは「学校情報」を参照してください。

    <英語>
    一例として、インドで毎年2万人以上の学生を受け入れている英国の公的な国際文化交流機関British Council(チェンナイ校、デリー校、ハイデラバード校、コルカタ校)などがあります。学校情報」にBritish Councilデリー校を挙げています。
・インドの高等教育機関の種類と仕組み
インドの高等教育機関は、
国立大学(Central University)、州立大学(State University)、準大学(Deemed University)、私立大学(Private University)、重点研究機関(Institute of National Importance)およびその他大学に相当する機関があります。
学年度は、多くの大学で6~8月に始まり、5~7月に終わります。多くの大学のウェブサイトでAcademic Calendarが掲載されていますので、留学を希望する大学のウェブサイトを確認してください。

Symbiosis International Universityのキャンパス(プネー)

  • 大学(University)
    Central Universityは、連邦政府が管轄する大学で、日本の国立大学に相当します。
    主なコースとして、人文科学系(インドの歴史、言語、文学等)および社会科学系(開発学、経済学、国際関係論、ソーシャルワーク等)、自然科学系(情報通信技術、理学、工学等)があります。
    学校情報」に、国立大学の例として、デリーにあるUniversity of Delhi、Jawaharlal Nehru University、Jamia Millia Islamiaを挙げました。
    州立大学(State University)は、州政府が管轄する高等教育機関です。「学校情報」に、州立大学の例として、ジャームナガルにあるGujarat Ayurved University、チェンナイにあるUniversity of Madras、プネーにあるUniversity of Puneを挙げました。
    準大学(Deemed University)は、当初は大学(University)ではなかった機関が、連邦政府から学術的・教育的に高い水準をもつと連邦政府に認定され、人材開発省の認可を受け、UGCによって大学の資格を与えられた高等教育機関です。準大学は、日本の「私立大学」に相当します。「学校情報」に、準大学の例として、プネーにあるSymbiosis International University、アーメダバードにあるIndian Institute of Management, Ahmedabadを挙げました。(注1)
    私立大学(Private University)は準大学同様、UGCによって大学の資格を与えられた高等教育機関ですが、原則として傘下に附属のカレッジ(College:下記「カレッジについて」参照)が存在しないことが特徴です。(注1)
  • 重点研究機関(Institutions of National Importance)
    大学およびカレッジの他に、国家的重要性をもつ大学院レベルの研究機関として連邦政府に認定された(注3)インド工科大学(IIT)や全インド医科大学(AIIMS)など39の重点研究機関があります。「学校情報」に、重点研究機関の例として、デリーにあるIndian Institute of Technology, Delhiを挙げました。
  • Affiliating UniversityとUnitary University
    各大学はAffiliating UniversityとUnitary Universityの2種類に分かれています。
    <Affiliating University>
    Affiliating Universityは、大学院や研究所のある中央キャンパスと、その傘下にある学部レベルの教育を中心としたカレッジ(College)から構成される大学(University)です。Affiliating Universityは、カレッジの教育内容・学校運営を監督する責任があり、試験の実施・学位授与を行います。したがって、カレッジを卒業しても、そのAffiliating Universityの卒業生となります。Affiliating Universityの主な例として、デリー大学(University of Delhi)があります。また、
    学校情報」に挙げたCollege of Fine Arts, Karnataka Chitrakalaは、バンガロール大学(Bangalore University)をAffiliating Universityとしたカレッジです。

    <Unitary University>
    Affiliating Universityに対して、カレッジをもたないUniversityのことをUnitary Universityと呼び、主な例として、デリーにキャンパスがあるジャワハルラール・ネルー大学(Jawaharlal Nehru University:JNU)があります。JNUに附属カレッジはなく、9つの研究科(School)から構成されています。また、私立大学はUnitary Universityであることが規定されています。(注2)
  • カレッジ(College)について
    私立大学を除き、各大学(Affiliating University)の傘下には、膨大な数の附属カレッジが存在します。
    カレッジではあらゆる専攻を設けており、学士課程(日本の学部レベル)の教育を中心に行っています。

    カレッジは、以下の4つに分類されます。
    University College:各大学が運営し、主にその大学の中央キャンパス内に設置されたカレッジ
    Government College:州政府が所有、運営するカレッジ
    Professional College:主に医学、工学、経営学などの専攻が設置され、政府または民間から出資を受けて運営するカレッジ
    Privately Managed College:民間が所有しているが、州政府も出資しているカレッジ
2011年12月現在のインドの各学位授与大学及び大学レベルの機関の数および割合は以下の図を参照してください。

各学位授与大学および大学レベルの期間の数および割合(UGC:Higher Education in India at a glanceより)

各学位授与大学及び大学レベルの機関の数および割合

希望の留学先がどの種類の機関にあたるかは、大学補助金委員会(UGC)のリストで確認することができます。種類が変わる例も多くあるため、各自で参照してください。
インドの高等教育機関数と留学生数(注1)
<インドの高等教育機関数>
インドには2011年12月現在、634の学位授与機関(Degree Awarding Institutions)と33,023のカレッジが存在します。
このうち、デリーには25の学位授与機関と243のカレッジがあり、チェンナイを州都とするタミールナドゥ州には59の学位授与機関と2,267のカレッジがあります。

州別の学位授与機関とカレッジ(UGC:Higher Education in India at a glanceより)

州別の学位授与機関とカレッジ

<外国人留学生数>
インドの高等教育機関における外国人留学生数は、2003年~2004年には7,589人でしたが(注3)、2008年~2009年には21,778人と大幅に増加しました。そのほとんどは南アジア、西アジアおよびアフリカからの学生です。また、留学生のうち約2,325人がインド政府奨学金を受給しています。(注4)

<留学生の多い大学>
インド大学協会(Association of Indian Universities:AIU)(注5)の統計によると、通信教育などを除くフルタイムの課程に限ると、プネー大学(University of Pune)が最も多くの外国人留学生を受け入れています。他に留学生が多い大学として、デリー大学(University of Delhi)には70か国以上の国から約1,500人の留学生が在籍しています。また、JNUは全学生の10%を留学生枠にしています。

<留学生の出身国>
AIUの2009年の統計によると、インドに留学する外国人の出身地域は南・中央アジアの7,695人が最も多く、次いで西アジアの5,319人、東アフリカの3,066人、東南アジアの1,335人、東アジアの1,088人と続いています。
・学士課程(Under-Graduate Courses)
<修業年限と出願資格>
学士課程の修業年限は一般的に3年です(注1)。
学士課程入学に際し、日本人留学生に要求される条件は、12年間の学校教育を修了して高等学校を卒業していることとされています。入学の年齢制限は、専門性が高いコースを除いて原則設けられていません。
なお、インドの大学では、ほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。

<出願手続き>
出願には、定型の願書や英文で書かれた成績証明書などの提出が必要です。オンライン出願が必要なこともあります。必要な成績基準や出願手続きは教育機関ごとに異なりますので、詳しくは留学を希望する教育機関に直接問い合わせてください。
<入試制度:一般的なコース(人文科学・商学・自然科学等)の場合>
インド人学生に関しては原則として中等教育修了試験の成績が大学進学の際の評価基準になり、面接を実施するカレッジも一部あります。外国人留学生に対する入試や面接の有無に関する詳細は、留学を希望する機関に問い合わせてください。

<入試制度:専門コース(工学、医学等)の場合>
インド人学生に関しては原則として中等教育修了試験の成績と合わせて、各専門分野やカレッジごとに独自の入試が課せられます。外国人留学生に対する入試や面接の有無に関する詳細は留学を希望する機関に問い合わせてください。

ジャワハルラール・ネルー大学の正門前

・大学院(修士課程・M.Phil課程・博士課程)
<修業年限と出願資格>
大学院の修業年限は一般的に修士課程(P.G.Univ.)が2年、M.Phil課程(M.Phil)が1年、博士課程(Ph.D)が2年です(注1)。
大学院入学に際し、日本人留学生に要求される条件は、12年間の学校教育を修了して高等学校を卒業したうえで、修士課程の場合は学士号、M.Phil課程および博士課程の場合は修士号を取得していることとされています(注4)。入学の年齢制限は、専門性が高いコースを除いて原則設けられていません。
なお、インドの大学院のほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。

<大学院の外国人留学生枠>
インドの大学院の大半は外国人留学生枠を設けており、JNUの場合、修士課程の入学者のうち10%を外国人留学生枠としています。
交換・派遣留学とは、日本の大学とインドの大学が締結する協定により、大学相互で学生の派遣・受入れを行い、双方の大学の学生を決められた期間在籍させるプログラムです。派遣のみのプログラムも存在します。現在日本の大学に在籍している方は、在籍校とインドの大学との間に大学間交流協定が結ばれていれば、日本の大学に在籍したまま留学することも可能です。
交換・派遣留学生としてインドの大学へ留学する場合、留学先は、学生が在籍する日本の大学が協定を結んでいるインドの大学に限られます。日本とインドの各大学間協定についての情報は文部科学省のウェブサイトからも確認することができます。
<単位認定と学費>
協定により制度が少しずつ異なりますが、海外の協定校に1学期~1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業を聴講することができます。
留学先のインドの大学で取得した単位は、帰国後に日本の在籍大学でも認定されることが多く(単位互換制度)、制度によっては留学を含めて最短修業年限で卒業することも可能です。ただし、各大学間協定の内容により単位互換制度も異なるので、詳しくは日本で在籍する各大学の国際交流担当部署などに問い合わせる必要があります。
また、協定の内容によりますが、多くの場合、交換留学中の授業料は、日本の在籍大学に授業料を支払うことにより、留学先のインドの大学の授業料が免除になります。例えば、日本のA大学に在籍する大学生Bさんが、交換留学プログラムを通じてインドのC大学へ一年間留学する場合、Bさんは、日本のA大学に一年分の授業料を支払ってインドへ渡りますが、インドのC大学に対して授業料を支払う必要はありません。
体験レポート」には、交換留学した方の体験談も掲載していますので、参考にしてください。
<国内の大学に在籍中、交換・留学制度を利用せず休学して私費で留学する場合>
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って、協定校以外の学校に私費で留学した場合でも、大学への事前申請により単位が認定されることがあります。学校によっては留学を休学理由として認めないところもありますので、留学方法や留学中の学籍の扱いについては、在籍校の留学担当部署と事前によく相談してください。
インドに留学を希望する日本人の間で関心の高い分野として、芸術・舞踊・伝統医学等があります。
出願手続きは教育機関ごとに異なるため、詳しくは留学を希望する教育機関に問い合わせる必要があります。
以下にそれぞれの分野の代表的な教育機関を紹介しますが、最新情報は各教育機関のウェブサイトをご確認ください。
  • 芸術
    芸術系の教育機関として、バンガロールにあるCollege of Fine Arts, Karnataka Chitrakala Parishathの例を挙げます。
    絵画、彫刻、グラフィック・アート、応用美術、美術史などを専門的に学ぶことができるため、インド国内外で人気の高い学校です。学士課程(BVA)が4年制、修士課程(MVA)が2年制、ポストグラデュエイト・ディプロマ課程(PG Diploma)が2年制です。

    <留学生の入学資格・出願書類と出願方法>
    12年間の学校教育を修了していることが条件です(注4)。選考された学生には入学試験に関する通知が送られ、人材開発省とインド文化関係評議会(ICCR)による認定を受けた後、学校長が最終的に入学を認定します。
    <必要とされる語学力>
    ほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。

インド文化関係評議会(ICCR) ※リンク先を新しいウインドウで表示

チェンナイで古典舞踊を学ぶ留学生のソロ公演記念写真

  • 舞踊
    インド古典舞踊と古典音楽を学べる教育機関として、チェンナイにあるKalakshetraの例を挙げます。
    南インドの古典舞踊であるバラタナーティヤムを専門的に学ぶことができます。Diploma in Bharatanatyamが4年制、Diploma in Carnatic Musicが5年制、Diploma in Fine Artsが4年制です。Fine Artsに関しては1か月、3か月、6か月、1年の短期間コースを設置しています。

    <留学生の入学資格・出願書類と出願方法>
    12年間の学校教育を修了していることが条件です(注4)。また、17歳から25歳までの年齢制限があります。外国人留学生の場合は、Kalakshetraでバラタナーティヤムを学ぶ動機および音楽・ダンス・芸術における教育経験などをアピールする自己紹介のDVDを添えて願書を提出します。その後適性検査と個人面談を経て、入学が許可されます。
    <必要とされる語学力>
    ほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。

Gujarat Ayurved Universityの外観

  • 伝統医学
    伝統医学系の教育機関として、ジャームナガルにあるGujarat Ayurved Universityの例を挙げます。
    この州立大学では、インド国内外で人気が高いインドの伝統医学であるアーユルヴェーダを学べます。修士課程(M.Pharma、Msc (Ayurved Medical Plants))が2年制、博士(医学博士/外科学博士)課程(M.D/M.S Ayurveda)が3年制、博士課程(Ph.D)が2年制です。
    外国人留学生向けのコースとしては、5年半制の学士課程(Bachelor of Ayurvedic Medicine and Surgery)と3か月のIntroductory Course in Ayurvedaもあります。

    <留学生の入学資格・出願書類と出願方法>
    5年半制の学士課程の場合、12年間の学校教育を修了していることが条件です(注4)。また、物理と化学、生物学を少なくとも12年間学んだ経験が必須です。
    <必要とされる語学力>
    ほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。
  • 職業教育
    インドでは約1,500の職業教育機関で、農学、ビジネス、商学、パラメディカル、人文科学などの分野で職業教育を受講することができます(注2)。外国人留学生の入学可否・入学条件・受入れの積極性などは機関により異なります。詳しくは留学を希望する教育機関に問い合わせてください。
<インド英語について>
インドで英語を身につけたいと考えている方が留意すべきなのは、英語を学ぶための英語語学学校に留学する場合を除き、インドで話されている「英語」がいわゆるアメリカ式・イギリス式英語ではなく、「ヒングリッシュ」(ヒンディー語と英語を掛け合わせた造語)である点です。
インドで勉強・生活するには、必ずしも現地語を習得する必要はなく、日本の学校教育で教えられるアメリカ式(またはイギリス式)の英語の運用能力があれば十分ですが、インドで一般的に話されている「英語」は、イギリス式英語にヒンディー語をはじめとするインドの現地語が混ざった「ヒングリッシュ」と呼ばれるインド式英語です。そのため、インドで「英語」を身につけることは可能ですが、英語を学ぶための語学学校に留学する場合を除き、アメリカ式・イギリス式の英語を身につけることを想定してインドへ渡航すると、インドで日常話されている「英語」は、予想していたものとは全く異なる可能性が高いことに留意してください。
インド映画やテレビ番組、インターネットを通して「ヒングリッシュ」はインド中に広まってきており、最近は、ヒンディー語の文字と英語のアルファベットのフォントを重ねてヒングリッシュの理解を深めるインド政府主導によるキャンペーン「The Hinglish Project」 が展開されるなど、ヒングリッシュの重要性が高まってきています。
  • インド政府奨学金(日本人留学生対象)
    インド政府は毎年、インド国内の公認教育機関において様々な学問を学びたいと考えている日本人学生を対象に奨学金制度を実施しています。奨学金の対象となるコースは学術研究コースのほか、インド舞踊、音楽、絵画、彫刻など芸術を学ぶための奨学金制度も実施されています。
     <インドへの留学を希望する日本人学生対象のインド政府による奨学金プログラム>
  1. インド政府奨学金
    内容:日本人学生を対象に、インドにおける研究に対して奨学金を支給
    支給人数:毎年1名程度
    留学先校:応募者が自分で選定・出願し、合格することが必要
  2. インド政府ヒンディー語研究奨学金
    内容:インドでヒンディー語を学ぶ日本人学生を対象に奨学金を支給
    ​留学先校:Kendriya Hindi Sansthan(Agra)
  3. インド政府奨学金(伝統医学分野)
    内容:伝統医学(Ayurveda、Unani、Siddha、Homeopathy、Yoga)を学ぶ留学生に奨学金を支給
    留学先校:応募者が自分で選定・出願し、合格することが必要
インド政府奨学金への応募に関する詳細および最新情報は、インド大使館のウェブサイトで閲覧するか駐日インド大使館に問い合わせてください。
  • 独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
    「インド政府奨学金」以外で日本人留学生が利用可能な主な奨学金に、日本学生支援機構の奨学金があり、給付型奨学金3種類、貸与型奨学金2種類を実施しています。申し込みは日本の学校を通じて行います(海外留学支援制度(大学院学位取得型)のみ、条件により個人応募が可能です)。
    詳しくは、本サイト内 「海外留学のための奨学金ページ」をご覧ください。
     
  • その他の奨学金情報
    本サイト内「パンフレット等ページ」から、「海外留学奨学金パンフレット」などの情報を通して、奨学金を探すことができます。
インドの教育機関に留学する際、基本的に語学試験はありません。ただし、ほとんどの授業および試験は英語で行われるので、授業についていける英語力が必要です。TOEFLなど語学能力試験のスコアが入学要件に含まれている場合は、願書申請と共にスコアを提出します。

舞踊学校の師匠・先生・学生の皆さん(チェンナイ)

大学補助金委員会(UGC)は、第12次5か年計画において質的改善に不可欠な要素として、学生の流動化を高めることを提案しています。
Office of International Relations and Foreign Student Facilitation Centresの設立によって、海外の学生によるインドの大学入学を促進する計画で、各大学が最低50人の留学生を受け入れることができるようにUGCが資金を提供するスキームが計画されています(注1)。

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