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2013年3月作成

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インド

体験レポート13

最新の情報については、 ビザについては日本国内の大使館・総領事館に、学校情報は留学を希望する学校に、必ず直接確認してください。
Aさん(30代女性)
都市名:デリー
学校名:国立教育計画経営大学
(National University of Educational Planning and Administration:NUEPA)
課程:リサーチ・インターン(日本学術振興会特別研究員(DC)として)
留学期間:2008年9月~2009年2月
留学の動機
なぜインドに留学しようと思いましたか?
経済成長する一方で、貧困が何故解消されないのかそのメカニズムを知りたかったから。宗教や言語が多様で階層間格差が著しいインドは、比較的、均質で平等な日本と異なり、その違いに興味を持ったから。
留学前の準備期間、言語の勉強方法
留学前にインドの現地語または英語をどのように勉強しましたか?どんな勉強方法が一番効果的だと思いますか?
英語は高校や大学時代に北米諸国での留学を通じて習得した。ヒンディー語は所属大学で開講されていたヒンディー語の講座を聴講した。またTeach Yourself Hindiなどのヒンディー語の教材を用いて自主学習した。基本的な文法の構成をある程度マスターすれば、あとは日常生活を通じて話したり聞いたりして、必要な会話力を身につけて行くのが効果的であると思う。
情報収集方法
どのようにしてインド留学について情報収集しましたか?
インド留学体験者や日本訪問中のインドの大学関係者から話を訊いたり、事前にインドを訪問して情報収集を行った。
現地学校への問い合わせ
学校へはどのような手段で連絡を取りましたか?また、具体的な質問内容を差支えない範囲で教えてください。
メールあるいは直接面談して連絡を取った。
出願について
出願時にどのような書類をどこに提出しましたか?
研究概要と履歴書と日本の所属大学の指導教官の推薦状2枚を書面でNUEPAに提出した。かかった時間は1か月ほど。
入学試験
入学試験を受けましたか?またその教科や内容を教えてください。
試験はなかった。しいて言えば、指導教官とコミュニケーションを取り、現地で調査を行い、その成果を発表できる言語力がリサーチ・インターンに求められる最低条件であったと思う。
奨学金・授業料減免制度
資金援助制度を利用するためにどんな準備をしましたか?
日本学術振興会の特別研究員に採用されるために、研究計画や研究方法に関する申請書を作成した。
資金援助制度を利用した感想について教えてください。
研究活動の支えになった。
学費、生活費、お金の送金・管理方法等
学費(+諸経費) はいくらでしたか?どのような支払方法が便利でしたか?
学費はなし。
学費以外の生活費(住居費、食費、光熱費、教養・娯楽費など)の、1か月平均額または留学期間全体の金額を教えてください。
おおよそ月5万~7万ほど。
学費、生活費をどのように捻出しましたか?
学術振興会の研究費や奨励金など。
お金をどのように管理していましたか?日本からの送金が必要な際、どのように送金してもらいましたか?
口座に貯金している日本円をインドルピーで引き出せるゆうちょ銀行とシティバンク提携によるサービスを利用していた(当サービスは、テロ組織への資金供与を防止する目的で廃止されている)。
健康管理
どのような保険(タイプ・金額など)に入っていましたか? 保険料はいくら払いましたか?
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険。無料(クレジットカードの年会費は有料)。クレジットカードごとに保険の補償内容が異なるので要注意。
日本でどのような予防接種・健康診断を受けましたか?
A型肝炎と狂犬病の予防接種を受けた。
現地の医療サービスを受ける際に、気をつけるべき点を教えてください。
風邪等の軽い症状の病気の場合は小さな医療機関や薬局を利用するとよいが、日本で経験したことのない病状の場合は、大きめの医療機関で診てもらった方がよい(Max病院やFortis病院など)。
学校生活
日本の授業に比べて異なる点、インドらしいと思う特徴を教えてください。 教授・先生の教え方や授業内容に満足していましたか?
NUEPAは、国際機関のコンサルタントや政府諮問委員会の委員を務めたり、諸外国の教育機関との共同研究に参画している教員が多く、日本では入手困難なインドの教育に関する情報を収集できる教育機関であった。教員・大学院生ともに大変「議論好き」であり、授業ではみな各々の考えや意見を積極的に発言していた。受入研究員からは、適宜指導を受け、親切にしていただいた。
学校全体やクラスで、現地の学生・外国人留学生・日本人留学生の割合はどのくらいでしたか?
リサーチ・インターンという立場は当時私のみであった。NUEPAの大学院生のほとんどはインドの学生であった。日本人はいなかった。
現地の学生・外国人留学生とどのようにして交流を深めることができましたか?大変だったことはありましたか?
インド人の大学院生の多くは社交的で、すぐに打ち解けることができた。
指導教官とのやり取りで大変だったことはありましたか?
海外出張が多く、多忙な先生であったため、連絡が取りにくい時もあった。
クラス外の活動に参加しましたか?どのような活動をしましたか?
宗教祭の時には、子どもたちがインドの神々に関するエピソードを演じる学校行事に招待された。また自宅や結婚式、地域の宗教的儀式に招待されることも多く、文化理解につながった。
食事
普段はどのように食事をされましたか?現地の食事・食材で苦労したことはありましたか?
インドのスパイスは体にあっていたようで、特に問題なかった。
日本の食材を手に入れることはできましたか?日本から持参すると良い食材があれば教えてください。
インスタント味噌汁や梅干しなどを持参した。メトロポリタンホテルの日本レストラン、SAKURAでは日本料理らしい日本食をいただくことができた。
住居
留学中、どんな住居に住んでいましたか?(寮・ゲストハウス・アパートなど)その特徴とともにお教えください。
Youth Hostelに滞在したり、インド人の家庭でお世話になったりした。
住居を決めた際の基準を教えてください。
安全確保と訪問地へのアクセスの良さを重視した。
住居でトラブルはありましたか?その際、どのように対処しましたか?
特になかった。
現地の治安状況・注意したこと等
現地の治安状況についてどのように情報収集しましたか?
滞在していた時期は、ちょうどデリー・ムンバイで同時多発テロが起こった時期であった。その時は、外務省の海外安全ホームページ等のインターネット情報や新聞、現地の友人・知人から情報収集を行った。
治安状況を踏まえて気をつけた点について教えてください。
治安状況を適宜確認しながら行動した(一人で行動する場所や時間帯を選ぶ等)。
通信
パソコン、携帯電話、インターネットなどの現地での利用はいかがでしたか?
携帯電話は日本と比べるとかなり割安で利用できた。滞在中、時々停電があったが、多くは数分間で、長い時でも数十分程度で復旧した。
気候
日本との気候の違いに対して心がけた点を教えてください。
デリーに関しては、4月や5月は40度を超えることもあるため、その期間は避けて訪問した。冬はスモッグの影響でのどを痛めやすく、うがいを心がけた。
現地生活状況・各種相談先
学校内・学校外で問題があったとき、誰に相談しましたか?住居などについて支援を受けられるような学生互助会(自治会)などはありましたか?その支援を受けましたか?
現地で親しくしてくれた友人や家族や学校関係者に助言を求めた。
帰国後の進路/留学と進路との関係
現在の所属を教えてください。
日本学術振興会特別研究員(PD)
留学経験は現在の仕事・学業にどのようにいかされていますか?
インドの価値観や生活習慣、社会構造のあり方、教育制度の実態について理解を深めることが出来た。日本の価値観や生活習慣、社会構造や教育のあり方を改めて見直す機会にもなった。これらのすべてが現在の研究活動に役立っている。
後輩へのアドバイス
これまでの留学準備と留学生活を振り返って、「日本にいる間にしておけば良かった」と思うことはありますか?
英語が通じたので生活に大きな支障はなかったが、ヒンディー語をもう少し勉強しておけばと思った。
留学生活を送る際の注意点と、これから留学を考えている後輩へのアドバイスをお願いいたします。
言語は入ってくる情報の量と質を大きく変えるので、出来れば出来る程よいと思う。インドでは、日本で遭遇しないような困難に直面するかもしれません。しかし何かをやり遂げようと必死で頑張っていれば、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。グローバル化が進む中、困難に立ち向かい奮闘するたくましい若者は、今後様々な場面で活躍することと思います。インドに留学する方には、多くの出会いから多くを吸収していただきたいと思います。

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