留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2006年度の調査をもとに、2020年1月時点で更新した情報です。特殊文字や記号は省略しています。
韓国の留学生向けの住まいには、大学の寮、大学外の下宿、考試院(コシウォン)、一般のアパートがあります。プライベートの空間を持ちたいのか、韓国人とより多くの交流を持ちたいのかなどの生活スタイルと費用を検討して、自分に合う住居を選ぶのがよいでしょう。それぞれの住まいの特徴を紹介します。

寮

寮(寄宿舎・キスクサ)
韓国の多くの大学校はキャンパスの中に寮があります。入寮希望者が多い場合は入れない可能性もあるので、早めに予約しましょう。
特徴
  • キャンパス内の場合が多いが、キャンパス外の寮もある
  • 留学生専用の寮と韓国人学生と混住の寮がある
  • ベッド、机、いす、本棚、ワードローブ、カーテンなど基本的な家具はついていることが多い
  • 部屋にエアコン、インターネットが完備されていることが多い
  • 共用施設として、トイレ・シャワー室の他に、ラウンジ、カフェテリア、売店、コインランドリー、フィットネスセンター、自習室、セミナールーム、キッチンがあるところも
  • 1人部屋、2人部屋、4人部屋などがある
予算
  • 50万~170万ウォン程度/学期(食費が含まれるかどうかで費用は大きく変わる)
  • 1~4人部屋、国内学生用、留学生用などの種類がある場合もあり、寮により異なる
  • 学期分前払いが一般的
  • 夏休みなどの長期休暇に寮に滞在し続ける場合は、別途費用が必要
探し方
  • 学校に申し込む
  • 希望者が多い場合は、出願時前後の早い時期に申込みが必要
難易度
  • 早めに申込みをすれば入れる可能性が高い
  • 手続きがやさしい

寮のキッチン

下宿(ハスク)
韓国で留学生が一般的に利用している住居としてハスク(下宿)があります。
特徴
  • 大家さんがいて、朝食・夕食つきの場合が多い
  • 部屋以外の廊下、シャワー、トイレ、食堂などは共用
  • 各部屋にはベッド・机などの基本設備がある
  • 韓国人学生や韓国人との交流の機会がもてる
  • ほとんどが大学周辺にある
  • 女性専用、男性専用の下宿や、フロアごとに男女で分かれているところ、混住のところなど、それぞれの下宿によって異なる
予算
  • エリア、条件(食事の回数、内容)によってかなり違う
  • 20万~100万ウォン程度/月
  • ソウルでは35万~55万ウォン、デグ、プサンでは30万~50万ウォン、その他の地方都市ではこれより安いのが一般的
  • 支払いは入居が決まった時に3か月分を先払いするところもあれば、月払いのところもある
探し方
  • 学校が紹介してくれる
  • 街中の貼紙などをたよりに探す
  • 不動産屋で探す
  • インターネット、新聞で探す
  • 友達に紹介してもらう
難易度
  • 学校を通して探せれば、手続きがやさしい
【良い下宿の探し方】
  • 学校で紹介してもらう・・・学校から紹介を受けたら、いくつかの部屋を比較して、条件の良いものを選びましょう。
  • 自分で探す・・・ある程度韓国語に自信のある人は、コース開講前に韓国に行って、ホテルや旅館などに泊まり、自分で下宿を探すこともできます。学校の掲示板やインターネットホームページ、地下鉄駅の入口で配っている広告や貼紙で情報を得ることができます。
  • 学校で紹介を受ける場合でも、自分で探す場合でも、前もって電話で訪問の予約を入れ、直接下宿の部屋を見せてもらいます。現地に友達がいる人は一緒に探してもらうとよいでしょう。
  • 韓国のホームページでもいろいろな検索サイトがあるので、事前に検索して情報を集めてから直接訪問するとよいでしょう。
【韓国のホームページ検索サイト】
  • 検索(コムセク)のところに下宿(ハスク)と入れるといろいろなホームページが出るので、地域、予算、設備などに合わせて調べることができます。
  • 韓国の大手検索サイトとして、Naverなどがあります。
【下宿選びのチェックポイント】
  • 月々の家賃はいくらか?
  • 家賃の支払い方法は?
  • 家賃になにが含まれているか?水道光熱費、食費、インターネット接続料など
  • 下宿の家主はどんな人?気が合いそうか?
  • 留学生はいるか?(外国人への理解や、料理の味付けなどで影響があり、要チェック)
  • 部屋の設備は何があるか?(ベッド、机、テレビなど)
  • 部屋は何階にあるか?周辺環境は?(学校周辺だと繁華街なので、うるさいところも)
【韓国引越し事情】

下宿を利用している韓国人学生の場合、一度決めた下宿を変えることはまれです。引越しをする場合は、友人に手伝ってもらうことが多いです。下宿を出る時は1~3か月前に、なるべく早めに家主に話し、トラブルを防ぐよう心がけます。
考試院(コシウォン)

コシウォン

コシウォンは、学校周辺で勉強に集中する学生向けの部屋(狭いところが多い)です。最近はレストランがついているコシウォンや、トイレ・シャワーが部屋についているコシウォンがあります。
特徴
  • 家具つき
  • 受験勉強中の人が多く住んでいる
  • 部屋以外の廊下、シャワー、トイレ、食堂などは共用
  • スペースが狭く、荷物をたくさん置く場所がない
  • 女性専用、あるいは女性専用階を設けているコシウォンがある
予算
  • 20万~55万ウォン/月
  • 設備や食事の内容で費用が異なる
探し方
  • 不動産屋で探す
  • インターネットで探す
  • 大学の掲示板
難易度
  • 言葉ができないと難しい面がある
  • 韓国人の友人に手伝ってもらうとよい
【新村付近のコシウォンの一例】
共用設備:キッチン(浄水器・コンロ・電子レンジ)、洗濯機(洗剤有り)、乾燥機
各部屋設備:ベッド、クローゼット、机、Wi-Fi、収納棚、椅子、テレビ、冷蔵庫、エアコン、シャワー、トイレ
家賃:42万~50万ウォン/月 保証金2万ウォン 管理費なし
※同じコシウォンの中でも、部屋の条件によって費用は異なります。
食事:食器類、ご飯、インスタントラーメン、キムチなどを提供

風景

一般アパートの賃貸
韓国でのアパート賃貸にはチョンセとウォルセの2種類があります。

【チョンセ(傳貰)】
  • 韓国独特の賃貸形式で、一定額の保証金を家主に預け、退居する時は無利子で全額返金されるシステムです。
  • 契約期間は通常2年で、月々の家賃は支払いません。
  • 家主は賃貸期間中に保証金を運用して利息収入を得ます。初めに多額の資金が必要となるため、一般的に留学生にとっては不向きといえるでしょう。
  • 最近は韓国人の間でもウォルセ(毎月家賃を支払う)を好む傾向に変わってきています。
【ウォルセ(月貰)】
  • 家賃を毎月支払う賃貸契約で、支払いの方法は3種類あります。
    (1) 月々の家賃のみを支払うタイプ。
    (2) 月々の家賃を支払うほか、まとまった金額を保証金として前払いし、賃貸契約が終了する時に保証金は全額返金されるタイプ。チョンセに比べて、入居時の資金的な負担が軽くてすみますが、それでも保証金として入居時にはまとまった資金が必要です。
    (3) まとまった金額を支払い、その金額から毎月の賃料が差し引かれ、賃貸契約終了の際に残額のみ返金されるタイプ。
  • 単身者向けワンルームアパートの相場は物件や契約交渉により変わります。
特徴
  • 日本のアパートのワンルームとほぼ同じイメージ
  • 入居前に一括して預けるお金(保証金、日本でいうところの敷金)の金額が大きいため、学生は少ない。
  • プライバシーを保ちやすい
予算
  • 他の住まいとくらべて高い
  • 家賃:35万ウォン~/月 保証金が350万~600万ウォン程度必要
  • 最初に預ける保証金の金額によって、月払いの金額が変わる場合もある
  • エリアや交通の便によりかなり違う
探し方
  • 不動産屋で探す
  • インターネットで探す
  • 友達に紹介してもらう
難易度
  • 言葉ができないと難しい面がある
  • 韓国人の友人に手伝ってもらうとよい
生活費は個人差がありますが、住居、食事、旅行、買物などが主な出費となります。個人の生活スタイルだけでなく、留学先がソウルか地方都市かで大きく変わりますので、留学先を選ぶ際に考慮しましょう。
【 支出の目安 】
寮費
4人部屋:400米ドル~900米ドル/学期
2人部屋:440米ドル~1,400米ドル/学期
寮費は食費が含まれているかで費用が大きく変わります。
食費
300~400米ドル/月
学食の食費(平均)は3.2米ドル/1食
大学外のアパート
300米ドル/月
月々の家賃のほか、保証金が3,000米ドル~5,000米ドル必要です。
下宿
300米ドル~500米ドル/月
交通費
45米ドル~/月(バス、電車の運賃を1.2米ドル/回で計算)
医療保険
20米ドル~/月
インターネット
30米ドル/月

スーパーの棚

物価
物価は日本とくらべて安いものもありますが、 高いものもあります。為替レートの変動もあることを考えると、日本との物価差はあまり大きくないといえるでしょう。
費用のレート計算は外国為替情報ページで確認してください。

一般的な物価情報はこちら(※PDFファイルに直接リンクします)
  • 2019年度の最低賃金(時給):8,350ウォン
韓国の会社員Jさんに聞きました!
「外食代は、安い→高いの順で、ファストフード→一般食堂→ピザショップ→ファミリーレストランですね」

高麗大学付属病院

韓国には最新医療機器を備えた良質のサービスを提供する病院、総合病院、医院、韓方病院、自治体が運営する地域保健所など様々な診療機関があります。韓国に居住する外国人の増加にともない、外国人が利用しやすい医療施設が増えています。

 

病院
韓国の診療機関は大きく3つに分けられます。
  • 1次診療機関:個人病院や保健所。一般的に病院によって診療科目が限定されていて、基礎診療をします。
  • 2次診療機関:4つ以上の診療科目があり、専門医が外来患者または入院患者を診察します。一般的に30~500の病床を保有し、救急診療が可能です。
  • 3次診療機関:総合病院または医科大学を設けている病院。各診療科に医学専門医がいて、500以上の病床を保有し、救急診療および専門診療が可能です。
3次診療機関である総合病院を利用するには、1次または2次診療機関から発給された診察依頼書が必要となります。1次または2次診療機関を経ずに3次診療機関を直接利用すると、医療保険適用外となり高額な医療費を支払うことになります。外国人は直接3次診療機関のインターナショナルクリニックを利用できますが、その場合も医療費が高くなります。
1次もしくは2次診療機関にあたる病院は、学校や自分が住んでいるところの周辺で見つけることができます。受診手続きが簡単で、待ち時間が比較的短いのが特徴です。個人または少数の医師グループで専門分野の診察を行っています。
3次診療機関にあたる総合病院は様々な病気の専門医を揃えており、精密な検査や入院ができますが、費用が個人病院に比べると高く、長時間待たされる場合があります。

ソウル市庁『ソウル生活ガイド日本語版』より部分転用
大学校の医療センターや医療制度
  • 日本の大学と同じように、韓国の大学には保健センターが設置されています。医療知識のあるスタッフ(保健師、看護師、薬剤師など)が常駐しており、学生の健康相談を受け、抗インフルエンザ薬、鎮痛剤、解熱剤、胃腸薬、応急処置用品などを処方しています。曜日によって担当の医師が派遣されている大学校もあります。学生が大学の医療センターで受け取れる薬は無料です。
  • 大学校で医学部を設置し、付属総合病院があるところは、学生のための医療共済会があります。外国人留学生も共済会に加入し、大学付属病院で診療を受けることができます。診療費の一部は医療共済会から補助を受けることができます。
薬局
韓国では2000年 8月から医薬分業を実施しているため、薬を買うためには医師の処方箋が必要ですが、常備薬(絆創膏、頭痛薬、消化薬等)は医師の処方箋なしでも買うことができます。
留学生保険(海外旅行傷害保険)
慣れない海外での生活では、十分気をつけているつもりでも、思わぬ事故や病気、盗難などのトラブルが起こりがちです。留学前に日本で保険に加入しなかった場合、留学先の大学から提携している民間の保険に加入を求められることが増えています。留学中に利用できる保険の詳細は、「留学中の保険」ページを参照してください。
韓国の国民健康保険
韓国では全ての国民が毎月一定の金額を支払って健康保険に加入しています。日本と同様、病院の治療費の一定割合を本人が病院側に支払い、残りは健康保険公団が負担します。
2019年7月中旬より、韓国に6か月以上滞在する外国人は国民健康保険の加入が義務付けられましたが、留学生は2021年2月末まで加入義務適用外となっています。なお、留学生が国民健康保険に加入する場合、減免された保険料が適用されます。保険料や加入方法などについては、健康保険公団のホームページから確認してください。
韓国の治安は比較的安定した状況にあります。しかし、殺人・強盗・性犯罪などの凶悪犯罪の人口当たりの発生件数は依然日本より高く、日頃から防犯対策に注意を払うことが必要です。緊急事態に備え、警察、消防署などの電話番号は覚えておきましょう。
 

在大韓民国日本国大使館 安全マニュアル〔日本語〕右列の「安全マニュアル」をクリック。

警察は市外局番なしの112番
犯罪に巻き込まれた、あるいは目撃した場合は、市外局番なしの112番で警察に電話します。韓国では警察による電話通訳サービスがあります。全国どこからでも市外局番なしの「112」に電話し、オペレーターが出た後、「ジャパニーズプリーズ」と言うか、日本語で話し続けると、日本語通訳者に接続され、通訳者を介して警察と通話ができます。通訳サービスは24時間対応しています。
困難なことが生じた場合は最寄りの派出所(交番)へ行って助けを求めることもできます。緊急時のために派出所の場所を覚えておきましょう。
火災、救急車は消防署へ、市外局番なしの119番

韓国の救急車

「HELP ME 119サービス」で、韓国内のどこからでも119番で救助を求められます。警察の112番と同じように通訳サービスが受けられます。オペレーターが出た後、「ジャパニーズプリーズ」と言うか、日本語で話し続けると、日本語通訳者に接続され、通訳者を介して通話ができます。通訳サービスは24時間対応しています。119番の救急車は無料です。
112、119など、緊急電話の通話料は無料です。公衆電話からの緊急電話は赤いボタンを押してから番号を押します。
事件・事故に巻き込まれたときは在大韓民国日本国大使館、総領事館に連絡
重大な事件、事故に巻き込まれた場合は、在韓日本大使館、領事館に連絡して下さい。民事事件、刑事事件を問わず、在韓日本大使館からアドバイスを受けることができます。
  • 日本人が事件・事故の加害者になった場合は、現地警察など取締機関から、在韓日本大使館にその旨通報されます。加害者本人が希望すれば、担当者が直接出向き当人と面談をします。その際、加害者が不当な不利益を蒙らないようアドバイスを受けることができ、必要があれば日本の家族との連絡調整をしてもらえます。
  • また、日本人が事故・事件の加害者あるいは被害者となった場合、当人の希望に従い、在韓日本大使館、領事館から日本語のできる弁護士を紹介してもらうことが可能です。日本語がわかる弁護士や、日本人を顧客とする弁護士事務所には、日本語を解する職員がいるので、通訳も依頼できるでしょう。
  • 事件・事故に巻き込まれた場合は、速やかに現地の日本大使館、領事館に連絡して下さい。
その他の通訳サービス
社団法人BBB Korea ボランティアメンバーによる電話相談
通訳ホットライン:TEL 1588-5644 日本語は続けて2番(無料)
 
韓国での銀行口座の開設

ぶた貯金箱

韓国での銀行口座開設は比較的簡単です。口座開設に必要な書類はパスポートと外国人登録証です。印鑑も使えますが、サインによる取引が中心となっています。
  • 大学キャンパス内にある銀行だと簡単に口座開設ができます。
  • 申込用紙に名前、住所、電話番号などの必要事項を記入し、銀行の新規口座開設の窓口に提出します。
  • 滞在の目的や期間を聞かれたりすることもあります。
  • 口座開設時の初期預入金の額が、銀行、支店によって異なることがあります。
  • その場で、チェックカードを発行してもらえます。チェックカードは日本でいうデビットカードにあたり、口座残高内の支払いに利用でき、韓国では広く利用されています。

 

【主な銀行】
国民銀行、ウリ銀行、新韓銀行、ハナ銀行など
【銀行選びのポイント】
  • 学校や家から近い
  • 支店が多くATMの数が多い
  • 利用手数料が安いなど
日本から韓国への送金
【日本の銀行から韓国の銀行口座へ送金】

外国為替を取り扱っている銀行の窓口で手続きをします。送金依頼書に韓国の銀行名、支店、口座番号、住所、電話番号などを記載して、送金金額を担当窓口に支払います。手数料などは各銀行により異なりますので、各銀行に直接問い合わせてください。

ソウル大学校キャンパス内の郵便局

【ゆうちょ銀行・国際送金取扱郵便局からの送金】

ゆうちょ銀行・国際送金を取扱う郵便局から韓国へ送金することができます。送金の方法は、郵便振替口座に送金する口座宛送金と、受取人の住所に送金する住所宛送金の二つの方法があります。
国際プリペイドカード・デビットカードを利用する
日本のサービスを利用し、韓国の提携銀行のATMで現地通貨ウォンを引き出すことができます。詳しくは、お金の管理ページを参照してください。
 
携帯電話
韓国で携帯電話サービスを提供している大手通信会社には T world(SK telecom)、 KT Olleh、LG Uの3社があります。各社のサービス競争が激しく、料金などの差がなくなってきたといわれていますが、プリペイド携帯電話も含め、会社によって違いもあるので、各社のプランを比較して適切なサービスを選びましょう。大手3社のほかに、新規参入通信会社が40社ほどサービスを提供しています。日本からSIMフリーのスマートフォンを持ち込み、これらの会社を利用することもできます。
【携帯電話の加入方法】
通信会社の直営店舗で契約できます。契約の際に必要な書類は、パスポート、外国人登録証などで、加入費、契約期間は各社で異なります。
 
【プリペイド携帯の契約】
プリペイドの携帯電話は、携帯電話販売店などで契約した後、利用料金をチャージしてその分だけ使うことができます。中古の機種を購入してプリペイド携帯として使うことができます。使用期間に有効期限があるもの、残高がなくなるまで使用可能なものなど、各通信会社によりサービスは異なります。使用期間終了後の着信可能期間や通話料などと合わせて、各社のホームページをチェックしてみましょう。
 
インターネット

キャンパス内のパソコン室

  • 韓国では簡単にインターネットを楽しむことができます。学校内のパソコン室で自由に使えます。
  • 学校周辺にはPCバン(ネットカフェ)もたくさんあります。(利用料金1時間1,000ウォン~1,500ウォン程度)。
  • 宿泊先が学校の寮やコシウォンの場合は、パソコンがあればケーブルを繋ぐだけでインターネットが利用できます。
  • 多くの下宿ではインターネットのラインが引き込まれています。下宿を選ぶ際は、すぐにインターネットが利用できるか確認しましょう。

 

【自分でインターネット回線を契約する場合】
高速インターネットサービスを提供している大手通信会社は、KT Olleh、SKブロードバンド、LG U+です。その他、地域のケーブルテレビの会社が、インターネットとケーブルテレビをセットにしたサービスを提供しています。電話かネットで申し込むと、取付け作業員が訪問して取付け作業を行ってくれます。最初の取付料は22,000ウォンで、月々の使用料はおよそ25,500~30,000ウォンですが、会社や商品により異なります。滞在期間を考慮して、使用期間に合う契約を選ぶとよいでしょう。

公共バス

韓国内の交通手段は、バス、地下鉄、タクシー、電車、船、飛行機などがあります。乗車券の種類や料金は距離、クラスなどによって異なります。
 

 

【ソウル市内バス】
ソウル市内、市街地で一番手ごろな交通手段であり、地下鉄路線が通っていない地域まで移動できる便利な交通手段です。
【交通カード】
乗車運賃は現金か交通カードで支払います。交通カードで支払う場合、カード割引が適用されます。交通カードはバスと地下鉄共通で利用できます。

地下鉄車内

【地下鉄】
ソウルは地下鉄が発達しており、運行時間が一定で料金も安く利用しやすいです。地下鉄とつながっている路線も年々増えています。釜山、大田、大邱、光州も地下鉄が整備されています。
【高速バス・市外バス】
ソウルと地方都市、地方都市同士を連結する、中距離・長距離バスが運行されています。様々な地域へ多数運行されており、便利に利用でき、大都市ではターミナル別に多くの路線が地方へとのびています。ターミナルで切符を購入し、指定乗車場へ行って乗車しますが、事前に予約することもできます。高速バスは長距離バスと同様、長距離移動に利用しますが、特に高速道路を利用し運行されています。
【タクシー】
韓国のタクシーは利用しやすい交通手段です。タクシー乗り場もありますが、一般的には手を上げて走っているタクシーを捕まえます。電話や配車アプリでタクシーを呼ぶこともできますが、電話でタクシーを呼んだ場合料金が若干高くなります。日本と同様に「空車(ピンチャ)」はフロントガラスに表示されており、乗客がいる場合は表示が消えます。「予約(イェヤク)」と表示されていたら予約車です。
タクシーの種類
  • 模範タクシー:黒塗りの大型車で車内空間が広く、サービスも行き届いています。一般タクシーより料金が割高です。
  • 大型タクシー:6~10人乗り車両を使ったタクシー。グループ旅行などに予約して一日貸し切りで利用することができます。料金は模範タクシーと同じです。車体はコールバンと似ており、ジャンボタクシーだと思ってコールバンを利用してしまい、乗車後に法外な料金を請求されたケースがあります。大型タクシーを利用する際は、車体に「大型タクシー」あるいは「ジャンボタクシー」と表示されているか確認しましょう。
  • コールバン:荷物の運送を主な目的としたタクシーで、荷物の個数、移動距離を考慮して、事前に運転手と費用を交渉する必要があります。法外な料金を請求されたケースがありますので、大型タクシーと間違えて乗らないように気をつけましょう。
  • インターナショナルタクシー:運転手が英語・日本語・中国語のうち一言語を話せます。
【鉄道】
韓国で都市間の移動に便利な交通手段の一つが鉄道です。KTX(韓国高速鉄道)、ITX‐セマウル、ムグンファ号、SRTといった鉄道が走っています。京釜線KTXはソウル-釜山間を最速2時間18分で、湖南線KTXはソウル-木浦間を2時間58分で結んでいます。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。