留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 私費留学

A.K.さん

学校名:ソウル市立大学校
都市名:ソウル
専攻名:国語国文学
留学期間:2015年3月~2018年1月現在
取得資格・学位:学士号(予定)
在籍課程:学士課程
留学形態:私費留学
留学の動機
なぜ韓国に留学しようと思いましたか?他国との比較、決め手になったことなどお答えください。
元々、韓国文化に興味を持ち、語学研修をしていました。韓国で生活する中で、もっと深く韓国文化について勉強したいと思ったのが一番の決め手です。また、韓国の学生は勉強熱心なので、同じ環境で勉強してみたいとも思いました。
留学前の準備期間、言語の勉強方法
留学を思い立ってから実際に現地へ出発するまで何か月くらいの準備期間が必要でしたか?
現地に居たため出発までの時間はありませんでしたが、学費を調べたり具体的な流れを調べるのに1か月、手続きに必要な書類を準備したり、大学に書類を提出するまでは3か月、その後入学までに2か月ほど時間がかかったと思います。
準備期間中にいちばん大変だったこと、時間は十分だったかをお答えください。
私の場合、高校を卒業してから10年以上経過していたため、成績証明書を高校から出してもらうことができず、大学に確認して高校3年間の成績表を代わりに提出しました。成績証明書が出してもらえないとは考えもしていなかったのでとても焦りましたし、準備のための一時帰国期間を1週間しか用意していなかったので、最終的に日本と韓国とでやりとりしながら進めることになりました。私の場合は成績証明書の問題があったので、時間はぎりぎりになってしまいました。
留学前に韓国語または英語をどのように勉強しましたか?語学試験は受験しましたか?
韓国語はソウル大学の語学堂で1年間勉強しました。語学堂では読み、書き、聞き取り、会話をバランスよく学べたのでよかったと思います。
語学試験は入学にも必要なので、TOPIKを受験しました。語学堂での内容がTOPIK対策に直結するので、特にTOPIK用の勉強はしませんでした。
語学学習において、どんな勉強方法が一番効果的だと思いますか?
やはりたくさんその言語に触れることが効果的だと思います。私はドラマが大好きなので、分からないなりに毎日ドラマを見ていました。勉強した文法がどういう場面でどういう感情の時に使うのか、見てそのまま理解できるのでとても役立ったと思います。
情報収集方法
どのようにして韓国留学について情報収集しましたか?
主にインターネットを利用しました。最近は留学している方のブログなどで詳しい内容を簡単に調べることができるので、とても便利でした。また、大学の選考などの情報もすべてホームページで発信されるので、こまめにチェックするようにしていました。
現地学校への問い合わせ
学校へはどのような手段で連絡を取りましたか?また、具体的な質問内容を差支えない範囲で教えてください。
主にメールを利用していました。私の場合は成績証明書を発行してもらえなかったので、代用できる書類についての問い合わせをしました。
連絡の際に困ったことはありましたか?
返信も早く、特に困ったことはありませんでした。
出願
出願時に提出した書類と、提出方法を具体的に教えてください。
願書、自己紹介書、就学計画書、学力照会同意書、高校卒業証明書、全学年の成績証明書、財政保証確認書、残高証明書、パスポートコピー、戸籍謄本、両親のパスポートコピー、語学能力証明書(TOPIK、TOEICなど)。
韓国に住んでいたので、直接持参しました。
出願から正式な入学許可書を受け取るまでに苦労したことはありましたか?それをどのように解決しましたか?
私は韓国に住んでいたので、学校まで直接受取りに行きました。
入学試験
入学試験を受けましたか?またその教科や内容を教えてください。
書類選考のみでした。
ビザ・外国人登録証の取得
ビザの取得にはどのような書類や手続きが必要でしたか?気をつけた点も教えてください。
パスポート、大学の入学許可書、口座残高証明書、写真、査証発給申請書だったと思います。ビザ発行までには1週間かかるので、余裕を持って申請した方がいいと思います。また、必要書類が変わる場合があるので、申請前に大使館や領事館に問い合わせた方がいいと思います。
外国人登録にはどのような書類や手続きが必要でしたか?気をつけた点も教えてください。
外国人登録申請書、写真(背景白、3.5cm×4.5cm)、パスポート、大学の在学証明書、手数料3万ウォン、在留地証明書。
外国人登録申請は予約制になっています。インターネットで事前申請する必要があるので、余裕をもって予約しました。
学費、生活費、お金の送金・管理方法等
留学中にかかった学費(+諸経費)の総額はおよそいくらでしたか?どのような支払方法が便利でしたか?
ソウル市立大学は学費が他の大学に比べて安いので、年間220万ウォン程度、それ以外にも学生会費が年間5万ウォン程度、入学金が10万ウォン程度でした。
支払い方法はすべて銀行振込なので、学校から指定された銀行の口座を作り、インターネットバンキングを利用しての振込が一番便利でした。
学費以外の生活費の、1か月平均額または留学期間全体の金額、及び内訳を教えてください。
現在、住居費35万ウォン、光熱費1万5000~6万ウォン(冬はオンドルを使うのでガス代が上がります)、食費25万ウォン程度、通信費(携帯代、家のインターネット代)7万ウォン、娯楽費10万ウォン程度で、平均80万ウォン程度です。新学期になると教材代が10万ウォン程度かかります。
お金をどのように管理していましたか?現地で銀行口座を作った場合、どのような手続きをしましたか?
日本円を現地で両替し、現地の銀行口座で管理していました。銀行で口座を作る際は、身分証明になる書類が2つが必要でした。私の場合は外国人登録証と学生証を持って行きました。それを持って銀行の窓口で口座を開設したいと話せば、丁寧に案内してくれます。
日本からの送金が必要な際、どのように送金してもらいましたか?
日本から送金してもらったことはないのですが、もし必要な場合は、韓国からおろせる口座に入金してくれるようにお願いしています。
健康管理
どのような保険に入っていましたか?留学先校など現地で保険の指定はありましたか?
留学生は韓国で保険の加入が義務づけられています。私は学校が紹介してくれた留学生保険に加入しています。年齢で料金が違うのですが、私の場合は年間20万ウォン程度です。
現地の医療サービスを受けましたか?またその場合、気をつけるべき点があれば教えてください。
現地の病院は、基本的にすべて韓国語ですし、普段使わない言葉もたくさん出てくるので、不安な場合は通訳の方がいる病院を選んだ方が安心できると思います。また、既往症についてもこちらが話さなければ聞かれないことも多いので、薬を飲んでいる場合はきちんと伝えるようにした方がいいと思います。
学校生活
日本の授業に比べて異なる点、韓国らしいと思う特徴、受講した感想を教えてください。
グループワークや発表がとても多いです。私の通う国語国文学科は少ない方ですが、それでも1学期に1つの授業で、グループワークか発表のどちらか1つはあります。
そして、質問をする学生もとても多いです。韓国では就職の際に成績も重要になるので、かなり熱心に授業を聞いている学生が多いと思います。
予習・復習での工夫や苦労した点があれば教えてください。
私の場合は復習よりも予習に時間がかかります。授業前に教材を読んでくるように言われることが多いのですが、専門用語も多くかなり時間がかかります。でも、きちんと予習していくと授業の理解度も上がるので、予習していくように心がけています。
試験やエッセイ・レポート対策について、工夫や苦労した点があれば教えてください。
私は今でも記述式の試験の時に苦労することが多いです。一番苦労したことは、韓国語を書くスピードが韓国人学生に比べて遅いこと、きちんと覚えていない単語が想像以上に多かったことです。試験前に今はある程度内容を整理して準備するようにしています。
レポートもかなり多いのですが、予定にはないレポートを突然次の授業までに提出するように言われたりすることもあるので、余裕を持って取り組むようにしています。レポートの書き方も日本と韓国では少しスタイルが違うと友達が教えてくれたので、レポートの構成、よく使う言葉など、意識するようにしています。
授業やレポートにおいて、語学上・学習上のサポートはありましたか?
入学当初は全くなかったのですが、外国人留学生が増えてきたこともあり、私が在籍する科ではチューター制度が試験的に導入されました。同じ授業を聞いている先輩や同期の韓国人学生がサポートしてくれます。まだ始まったばかりなので、これからどんどんサポートが充実していくのではないかと思います。
学校の施設(図書館・Computer Lab・カフェなど)は充実していましたか?
図書館やカフェは日本の大学と比べると充実していると思います。図書館内には24時間開放されている自習室もあります。ただ、パソコンが使える場所が少なく、現在改善されつつあります。
学校全体やクラスで、現地の学生・外国人留学生・日本人留学生の割合、学生の年齢層はどのようでしたか?
授業によって全く違うのですが、韓国人学生30人に対し、外国人留学生1人の割合が多いです。日本人は交換留学生は多いのですが、正規留学生はあまり多くないので、授業で会うことはほとんどないです。年齢は10代後半から20代前半が多いのですが、兵役があるので20代後半の学生もよく見ます。
現地の学生・外国人留学生と交流できましたか?その方法や大変だったことがあれば教えてください。
韓国人学生との交流は特に自分から行動しないと難しいと思いますが、グループワークが多いので、自然と話す機会は増えます。外国人留学生は留学生会があるので、留学生会の活動に参加すればたくさん交流できます。
日本人留学生との交流、韓国の学生や他の外国からの学生との交流はできましたか?大変だったことはありましたか?
日本人留学生との交流については、新入生サポーターとして活動した際に交流することはありましたが、全体的に人数が少ないので、同じ学科や同じ授業を取らない限り難しいと思います。韓国人学生や他の外国人留学生との交流も同じ科や授業での交流が一番多いと思います。学科の行事に参加すると、韓国人学生と仲良くなる機会になります。
私の場合は、20代後半で大学に入学したのですが、出会ってすぐに年齢を聞く文化のある韓国では、仲良くなる前に10歳以上も年の差があることが分かってしまったので、最初はかなり線を引かれ大変でした。
指導教官とのやり取りでよかったこと、大変だったことはありましたか?
指導教官は特にいませんが、手続などについては留学生関連の担当の先生、学科の事については助教の先生が相談に乗ってくれます。今まで特に大変だったことはありませんでした。
食事
普段はどのように食事をされましたか?現地の食事・飲料水・食材で苦労したこと、気をつけたことはありましたか?
もともと胃腸は強いほうなので特に気をつけてはいませんが、疲れている時は辛い物は控えるようにしています。
日本の食材を手に入れることはできましたか?日本から持参すると良い食材があれば教えてください。
日本の食材は大きなマートに行けば簡単に手に入ります。種類も多いので、どうしても日本の食材が欲しい場合は、少し高いですが買っています。
私は納豆が大好きなのですが、韓国では日本の3倍くらいするので、日本で購入したものを冷凍して持って来ることもあります。
住居
留学中、どんな住居に住んでいましたか?その特徴とともに教えてください。
最初の1年半は学生寮に住んでいました。2人部屋でシャワーとトイレはワンフロア共用、キッチンと洗濯機は1階にあり、寮全体で共用でした。
現在は学校近くのワンルームに住んでいます。洗濯機、冷蔵庫、机、クローゼットなど全て付いているので、大きな家具は買う必要はありませんでした。
住居を決めた際の基準や、探した方法を教えてください。
学校から近いことと、家賃、保証金、部屋の綺麗さを見て決めました。友達に教えてもらった不動産会社で紹介してもらった家を5か所見て決めました。
住居でトラブルはありましたか?あった場合、どのように対処しましたか?
一度、トイレが逆流したことがありました。下水の貯水槽がいっぱいになってしまったのが原因だったようで、建物全体で同じ状況になっていたようです。大家さんはすぐに対応してくれたのですが、3日間直らず大変でした。
現地の治安状況・注意したこと等
現地の治安状況についてどのように情報収集しましたか?
治安については、大学のある所だから大丈夫だろうと思って、何も考えずにいました。治安があまり良くないことは後で知りました。何かあると学校のコミュニティサイトですぐに話題になるので、注意して見るようにしています。
治安状況を踏まえて気をつけた点について教えてください。
ソウル市内は地下鉄の終電までは女性も一人で歩いても大丈夫だと聞いたので、なるべく終電までには帰るようにしています。
犯罪に巻き込まれたことはありましたか?その際どのように対処しましたか?
犯罪にまきこまれたことはありません。
通信
通信機器は、日本から持参されましたか?学校や居住施設での利用はいかがでしたか?
すべて韓国で準備しました。大学内のWi-Fiは場所によっては接続状態があまりよくないですが、簡単に登録できるので便利です。
現地で上記の通信機器やインターネットを利用した際、機器・プロバイダの選択や手続きはどのように行いましたか?
スマートフォンの手続きは韓国の代理店に直接行って契約しました。外国人登録証と銀行口座があればすぐに開通してもらえます。自宅ではインターネット付きの物件を選んだので、個人で契約する必要はありませんでした。
気候
日本との気候の違いに対して心がけた点を教えてください。
夏は日本とあまり変わらないのですが、冬は私の地元とは10度以上違うので、見た目は気にせずかなり着込むようにしています。また、日本以上に乾燥しているので、室内では加湿器を使うなどして、保湿をするようにしています。
現地生活状況・各種相談先
現地購入できて役に立ったもの、日常品で重要なものがあれば教えてください。
基本的に日用品は現地購入できます。特に電化製品は電圧も違うので、原則現地で購入しました。
学校内・学校外で問題があったとき、誰に相談しましたか?
それほど大きな問題が起きたことはないのですが、何かあったときは外国人の友達や韓国人の友達に相談しました。
住居などについて支援を受けられるような学生互助会(自治会)などはありましたか?その支援を受けましたか?
学生寮に関しては、学校内の国際教育院で申請ができますが、それ以外の住居に関しては、支援は特にありませんでした。
現地の人との文化的摩擦、トラブルの経験や、異文化の中で気をつかった点はありましたか?
トラブルという程ではないのですが、仲良くなった人から宗教の勧誘を受けて困ったことがあります。興味がなければ、はっきりと断らないといけないなと思いました。
また、歴史認識の問題にはかなり気をつかっています。授業などで意見を聞かれた場合は答えますが、きちんとした場ではない時は避けるようにしています。
後輩へのアドバイス
これまでの留学準備と留学生活を振り返って、「日本にいる間にしておけば良かった」と思うことはありますか?
韓国に来てから常に思うことが、自分が日本について知らないことがとても多いということです。普段の会話や授業などで日本はどうかと聞かれ、きちんと答えられないこともありました。日本の社会情勢や大まかな歴史、観光、日本製品、食べ物について知っていれば、韓国との比較もできますし、韓国人学生だけでなく他の地域からの留学生とのコミュニケーションに役立つと思います。
留学生活を送る際の注意点と、これから留学を考えている後輩へのアドバイスをお願いいたします。
韓国の大学は日本の大学に比べるとかなり忙しいと思います。課題や発表も多いですし、外国語で授業を聞くという事は、想像以上に大変です。勉強する時は勉強し、休む時はしっかり休んでストレスをあまり溜めないようにしています。
留学中の1週間の授業時間割
時限
1. 9時00分~9時50分          
2. 10時00分~10時50分 老人福祉論 文字と言語生活   漢文読解演習
と作品鑑賞
 
3. 11時00分~11時50分    
4. 12時00分~12時50分    
5. 13時00分~13時50分          
6. 14時00分~14時50分 世界文学 東アジア近現代と韓国文学 世界文学 文献資料と解釈 東アジア近現代と韓国文学
7. 15時00分~15時50分 国際化時代の
韓国語
 
8. 16時00分~16時50分      
9. 17時00分~17時50分        

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。