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2007年6月15日更新

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韓国

体験レポート(大学院2)

加藤 知恵さん
漢陽大学校大学院
<漢陽大への演劇・映画留学>
漢陽大学校の演劇・映画学科を選んだ理由
私は大学の韓国語学科で韓国語や韓国文化を学ぶうち、
特に韓国の映画や演劇について関心を持つようになりました。
卒業後、せっかく学んだ韓国語をものにしたいという気持ちと、
韓国映画や演劇に関わる仕事がしたいという思いから、韓国の大学院への進学を決めました。
漢陽大学校を選んだ理由は、演劇・映画学科として一つの学科内で演劇・映画の両方を学ぶことができるという点、
また、出願前の問い合わせの際、漢陽大の留学生課の対応が一番細やかであり、
国際交流への熱意としっかりした留学生支援制度を確認できたことがポイントでした。
現在は映画専攻という形で映画を中心に勉強していますが、
来学期からは演劇科の授業にも積極的に参加していくつもりです。
漢陽大学と大学付近の様子
大学院に入学前、延世大学校の語学堂に4ヶ月間通っていたのですが、
華やかで活気ある新村地区(延世大学校がある地域)に比べると漢陽大前ははるかに閑散としています。
もちろん生活に困らない程度に店や銀行などはありますが、学生の来ない土日は閉める店も多く、
チュソク(秋夕)の時は校内の食堂も休みだったので食事に困りました。
私は預金出金の際、インターナショナルカードを使って日本の銀行から引き出していますが、
インターナショナルカード対応のATMが付近に無いことも少々不便です。
しかし校舎は次々と新しい建物に改築され、きれいで便利になっています。
図書館も使いやすく、院生専用の自習室や自由にレンタルできるDVDコーナーはとても気に入っています。
漢陽大は工学部が難関で有名なのですが、そのようなイメージも影響してか、
大学全体もハイテクでスタイリッシュな雰囲気作りを志向しているように見えます。
留学生用の寄宿舎(学生寮)にも満足しています。
私は国際館という建物にある2人部屋で中国人のルームメイトと一緒に暮らしていますが、
建物も新しく、ベッド、机、シャワー、トイレなどの設備にも不便はありません。
入居前は外国人のルームメイトとの共同生活に不安もありましたが、相手に恵まれ、今は楽しく過ごしています。
朝起きてから寝る時まで韓国語でのやり取りが続くので、韓国語の上達にも役立ちますし、
最近はお互いに日本語と中国語を教え合うなど、新しい言語を学ぶ機会にもなりました。
漢陽大の留学生の大半は中国人で、その他に東南アジアの学生も多いです。
日本人学生もたまに見かけることがありますが、ほとんどは学部の交換留学生のようです。
演劇・映画学科での学生生活
院の授業は基本的に教授の研究室で行われ、学生の数も5~10人程度です。
授業はたいてい、予め与えられたテーマについて一人の学生が発表し、
それに対し皆で討論し、最終的に教授が解説とコメントで締めくくる形で進行します。
1コマ3時間という長さと少人数のため、常に意見を求められる環境の中で
毎回緊張して授業を受けていますが、とてもいい経験になっていると思います。
今学期に私が選択したのは、「映画批評」「現代映画理論」「フランス・イタリア映画論」
「韓国映画史」「ドキュメンタリー映画論」という主に映画の理論や歴史について研究する科目でした。
私には映画学の基礎も無く、韓国語で文献を読むだけでも人一倍時間がかかるため、
発表を担当する回はもちろん、それ以外の日も課題や予習に追われます。
そして試験やレポートも韓国人の院生と同様に課されるので、
試験期間中は徹夜が続いて体力的にも大変でしたが、
おかげで、投げ出さず最後までベストをつくす、という精神面の勉強もさせてもらっています。
また、演劇・映画学科には留学生がほとんどいません。
今学期に登録していた外国人学生は、中国人女性の先輩と私の二人だけでした。
特に日本人で演劇・映画学科の大学院に入学した学生と会うのは先生方も初めてのようで、
私に対しとても興味を持って親切に接して下さいます。
それなりにとまどいやプレッシャーもありますが、毎回授業後に先生を囲んで食事をしたり、
みんなで映画を見たり、演劇の公演に誘って頂いたりなど、
先生や学生同士の距離が近いのは韓国ならではの文化だと感じ、有難く思っています。
演劇・映画学科の学部生の中には、現役の芸能人も何人かいます。
学部と共通の授業でたまに見かける程度ですが、
芸能人を発見する楽しみは演劇・映画学科留学の特権ではないでしょうか。
監督・俳優など、学部生には現場での活動を目標とする学生が多いようです。
しかし大学院ではどうしても作品や文献といった研究活動が中心になり、
実習等の実践的な内容を期待していた私はその点には少し物足りなさを感じました。
ただ、今後授業でも映画製作の機会はあるようですし、現場を目指すならば、
結局は学校以外のところで本人がどれだけ人脈や活動の幅を広げることができるかが重要なようです。
将来的にどういった形で落ち着くのかはまだわかりませんが、
限られた留学期間内、私もできる限り積極的にチャンスと人脈を掴めるよう努力し、
自分の可能性を広げていきたいと思っています。

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