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2007年7月27日更新

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韓国

体験レポート(大学院1)

Tさん
S大学校大学院
学校選択から入学手続きまでの流れ
韓国語発音教育を勉強したいと考えた。「K大学校」と「S大学校」にその分野を専門とする教授がいたが、学費の安さ、外国人特別入試の便宜性等を考え、S大学校を選択。後期入学のスケジュールは以下のとおり。
4月末→願書等必要書類の提出
6月中旬→合格発表
7月→入学許可書が届きビザ申請
8月上旬→入国
8月中旬→指導教官から授業についての説明
8月下旬→入学手続き、授業登録
研究計画書等の提出書類
入学志願書
自己紹介書及び研究計画書
出身学校の教授による推薦状(2通)
学部時代の成績証明書
卒業証明書
本人及び両親の国籍証明書(パスポートコピー等)
戸籍謄本
財政確認書
英語能力試験成績証
韓国語能力試験合格証(必須ではない)
大学院生活1日のタイムテーブル、1週間のタイムテーブル
<火曜日(平日)>
○午前
6時:起床
6時50分~8時40分:中国語学校(江南)
10時~10時50分:英会話学校(江南)
○午後
1時~4時:応用音声学授業
4時~11時:図書館で勉強
11時~12時30分:インターネット等、就寝
<日曜日(休日)>
○午前
8時:起床
10時~2時:日本語学校でアルバイト(鐘路)
○午後
5時~7時:日本語韓国語スタディー(新村)
9時:自宅で自由な時間
授業の内容(いくつかの科目の例を挙げて)
○応用音声学(言語学科)
音声分析ソフトを使い、イギリス英語の発音を中心に学んでいく。
ひとりずつ学生の発音を録音し、子音、母音、超分節音(アクセント、イントネーション)の問題点を明らかにし、それを矯正する方法を模索する。
○韓国語教育学(国語教育学科)
学習者の発表が中心となり、教授はコメントを述べ、ガイドに徹する。
毎回の授業は、韓国語教育学の中で柱となる、「読み」「書き」「スピーキング」「聞き取り」の4技能と、「発音」「文法」「文化」「文字」等の細部項目の中から分担された項目の発表を行う。
発表の際パワーポイントを使うことが多いが、この際の誤字脱字は厳しく指導される。
この授業は留学生が多いため、レベルが低く設定されている感じを受けた。
留学生活にかかるお金
学費→500万ウォン程度(1年間)
生活費→30万~40万ウォン(1ヵ月)
住居費(寮)→12万~15万ウォン(1ヵ月)
生活サポート
基本的にS大学校の職員には、親切なサポートは期待しないほうがいい。
これは大学院に限った話なので、語学堂の事務職員についてはこの限りではない。
また対外協力本部(日本の留学生センターに該当する)は非常に親切で、話を親身に聞いてくれたり、アドバイスをくれたりする。 ここにいる職員と友好関係を築くことを強く勧める。
また、同じ学科に1人友達ができると留学生活が楽になるだろう。
自分の場合は助けてくれる人が誰もおらず、入学当初かなり苦労した。
学科によっては親切にいろいろサポートしてくれる学科もあるらしいが、自分でなんとかするしかないことのほうが多いだろう。
英語圏からの留学生の場合、韓国語ができなくても比較的孤立する場合は稀だ。
英語を話したいという動機で近づく学生が多いからだ。
住まいについて
山の中に大学校があるため、住宅街からはやや離れており、Sコシチョン、S大入口駅、一帯のコシウォン、ワンルーム、下宿に住んでいる人が多い。歩くと20~30分かかるが、大学校の無料シャトルバスがあり、5分程度で通学できる。
ワンルームは保証金が必要となるため、コシウォン、下宿を勧める。
家賃は15万~40万ウォンまでと幅広く、施設の状態や部屋の大きさ、食事の有無で料金が変わる。
またN方面には大学校の寮があり、学部生専用寮、大学院専用寮、外国人寮(英語が共通語)、家族棟などあり、それぞれ設備はかなり充実している。また国立であるため非常に安い(4ヶ月で50万ウォン程度)。
2人部屋が多いためルームメートと仲良くやっていけるだけのコミュニケーション能力が必要になるだろう。
ただ、大学院生の場合、寮には寝るために帰ってくるという人がほとんどなので、ルームメートと接する機会は比較的少ない。
寮に入るためには決められた時期にインターネットで申請をしなければならならず、競争率は高いのでなかなか難しいだろう。また、成績が一定の基準を超えないと次の学期に限り、入寮不可となる。
学校以外での生活
「どんなことをして楽しんだか」
大学路にあるラングエージエクスチェンジセンターで、日本語を教えたり 英語、中国語、フランス語、ヒンディー語を学んだ。
また、日本語と韓国語のスタディーに参加する等、「言葉」と「人」に関わる活動に参加した。
それらの場所で知り合った人と旅行に行くなど交友を深めた。
「治安上の注意など」
基本的に治安は良い。
観光客がよく訪れる場所でのスリには注意が必要である。
また、どの国でも同じだと思うが、夜人気のない場所を徘徊しないほうが良い。
顔見知りによるレイプ被害は比較的多いので過剰に注意する必要はないが、注意するにこしたことはない。
日本食材の入手、日本食を食べられる場所など
「日本食を食べられる場所」
韓国では、比較的日本食の専門店が多い。
しかし、とんかつ、うどんなど見た目は完全に日本食だが、食べてみると微妙に味付けが違ったり、食べ方が違ったりする。
本物の日本食が食べられるところは限られており、値段も高めに設定されているケースが少なくなく、このような店の経営者は日本人か在日韓国人である場合がほとんどだ。
有名なところでは、弘益大学校の近くにあるラーメン屋「博多文庫」、明洞にあるとんかつチェーン店「さぼてん」など。
そのほかにも、お寿司、刺身、焼きそば、たこ焼き、お好み焼き等が食べられる。
「日本食材の入手」
多くの場合、韓国の食材で日本料理を作れるが、微妙に味が違う。
日本産の食材は、明洞ロッテデパートで購入可能だが非常に高い。
探すのが難しい場所にあるが、南大門市場の地下に通称トッケビ市場と呼ばれるところがあり、比較的安い価格で日本の調味料等が購入できる。
韓国人との付き合い
日本と似ている点も多いが、非常に異なる点もある。
まず、韓国では年の差を非常に重視する。1歳でも年齢が上だと敬語を使ったり、礼儀正しく振舞おうとしたりする。
その礼儀正しいという感覚も日本の礼儀正しさとずれている場合が多いので、実際に韓国に来てから常に確認しながら生活するのが良いと思われる。
初対面でよく聞かれるのが、年齢、恋人はいるか、結婚はしているかなどで、また家族の構成や家族の職業などかなりつっこんだ質問をする人も多い。
そして、年が近いと友達になりやすいが、一方では友達になると自分の感情を包み隠さずぶつけてくる人が多い。
しかし、注意しなければならないのは、韓国人はこうだ、日本人はこうだ、というようなステレオタイプを持たないことである。
ステレオタイプを持つことで、目の前にいる1人の人間が見えなくなる危険性をはらんでいるからだ。
韓国の上下関係が嫌いな韓国人や、本音と建前を巧みに使い分ける韓国人もかなり存在する。
1人、1人、違う世界が存在し、違う文化がそこにあると考えるのが一番健全な考えだろう。

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