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2007年6月15日更新

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韓国

体験レポート(学部1)

国頭 亜美さん
東国大学校
現在私は韓国ソウルの中心部に位置する東国大学校4年生に在籍しています。専攻は社会科学学部の北朝鮮学です。日本では東京外国語大学で韓国語を専攻していました。3回生の途中で現在の大学の2年次に編入学しました。以下、私の留学準備過程から実際の大学生活までの経験を簡単に述べていきたいと思います。
日本の大学から韓国の大学へ・・・
東京外大で韓国語を学びながら私は何か違和感を感じていました。それは、私は韓国語に興味があるのではないということからきていたようです。私は以前から韓国の南北問題に関心があり、韓国語はあくまでもその方向で研究をするための手段に過ぎませんでした。3回生になった頃からその思いは強くなり、気づいたら留学のために資金を稼ぐ毎日でした。そして一人で資料集め・願書提出・ビザ申請と、戸惑いながらも準備を進め、退学届けを出して単身韓国に渡りました。資料収集・ビザ申請に役立ったのは何といってもインターネットです。韓国はインターネットで入学情報公開や申請書ダウンロードサービスなどをするので、新大久保にある韓国語ファイル対応のネットカフェをよく利用しました。ビザ申請方法については、ソウルウインドやソウルナビといった韓国専門ホームページや個人の留学体験談ホームページで情報を得ました。
東国大学校に編入学する・・・
編入試験は韓国語の筆記試験(韓国語がある程度できることが前提の水準)と個人面接でした。面接では名前と「なぜその専攻を選んだのか」「なぜ東国大学校を選んだのか」を韓国語で聞かれました。約1ヵ月後に合格発表がネット上であり、他の合格者の名前も見られたのですが、ほとんど在外韓国人でした。純外国人は非常に少なかったです。
新学期が3月から始まり、緊張いっぱいで初授業に臨みました。その日たまたま隣に座った女性に話しかけ、いろいろ教えてもらいました。それからもいろいろとお世話になり、今でも仲がいいのですが、ノートを見せてもらったり、試験について教えてもらったり、学科活動に誘ってもらったりしました。
初めての試験ではどう書けばいいのかわからず、答案用紙を半分埋めるのが精一杯でした。すべて論述式の上、韓国語にもそれほど慣れていなかったせいです。試験は前期に中間・期末と2回あり、後期にも同じく2回あるので、1年で4回試験があることになります。
夏休みは6月20日あたりから始まり8月末までです。冬休みは12月20日あたりから2月末までです。この長い休みを利用して語学研修に行ったりする人が結構います。
東国大学校の特徴
仏教系の大学のため、学校の中心には仏像が祀(まつ)ってあり、キャンパスにはお寺もあります。お坊さんの先生もいるし、お坊さんの生徒もいます。必修科目には仏教関係の科目がありますが、キリスト教の学生も普通に聞いていますので宗教色は感じられません。
夜間講座が夜の8時から10時半までの時間帯にあります。昼間は会社に行き、夜勉強するという社会人の方も結構います。普通の学生が昼間の授業と並行して夜間授業を聞くこともできます。
外国人留学生は目立つほどには多くないのですが、一番多いのは中国人学生で、次に少数派として日本人、ヨーロッパ系、東南アジア系と続きます。外国人学生は一定の基準をクリアすれば学費の30%を免除してもらえます。寄宿舎は今のところ無いですが、学校周辺にたくさん下宿やワンルームがあるので住むのには困らないです。
4年生になってみて・・・
早いものでもう2年がたち、4年生に無事進級できましたが、卒業まで気を抜けません。卒業論文は特にありませんが、社会学部の場合、TOEICで650点以上のスコアを出さなければなりません。求められるTOEICのスコアは学部によって違いますが、必要なスコアを出さなければ、いくら単位が取れていたとしても卒業できません。それから、卒業アルバムに載せる写真撮影が5月中旬にあり、女の子達は化粧をして正装をしてと大変です。一日がかりです。そして就職活動もしなければいけません。日本と同じく5月頃から履歴書を送ったり会社を回ったりするみたいです。就職時期は人それぞれです。ある人は後期にはもう就職が決まり、働きながら夜間授業を受けて卒業単位を取ります。ある人は卒業と同時に就職します。また、ある人は卒業してから語学研修に行って、自分の能力を高めてから就職したりします。つまり日本のように新卒であることをあまり重要視しないようです。
私はというと、韓国で就職するか、日本で就職するか、大学院に進むか、日本で公務員になろうか色々と模索中です。でも日本にいないので就職活動ができず、現実的に日本での就職は難しいと思います。なので、まず韓国で就職し、それから多角的に考えようと思います。
これから留学しようと考えている人へ
正規留学は思った以上に大変です。半年の語学研修や1年の交換留学はそれなりに楽しく毎日新鮮に過ごせると思います。ですが3年以上の期間となると、もちろん嫌なこともあるし、文化的差異からストレスがたまることもしばしばです。日本にいるときは感じない日本に対する郷愁も強くなります。確固とした意志と目標がないと途中で帰国してしまう可能性もあります。こういったことを防ぐためには、友達をたくさん作り、その中で一人は親友と呼べる友達を作っておくことです。誰か一人心の拠り所となる人がいるといないとではだいぶ違います。異国での生活で必要なのは、まず自信にあふれた自分と何でも話せる友達だと最後にもう一度言いたいです。

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