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2007年6月15日更新

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韓国

体験レポート(交換)

長谷川 裕さん
ソウル大学校
私は、大学で韓国語を勉強してはいたものの、別に韓国人の友人がいたわけでもなく、「韓国」というのはそれこそ「学問上」の存在でした。確かに旅行などで韓国を訪れたことはそれ以前にも何度かあったのですが、それは「観光」にすぎず、このまま大学を卒業して終りではつまらないと思い、交換留学に応募することにしました。
私がソウル大学を選んだ理由は非常に簡単で、ほかの大学の応募資格を満たしていなかったためです。結果的にはそれがよかったと今でも思っています。
ソウル大学は最初のガイダンスが入寮日の前という日程だったため、数日間空白ができてしまいました。しかも寮ははっきりいって汚く、家賃の割りに・・・と思いました。もちろん今では工事されて、かなりきれいになっていますが。
私がいた部屋は、一番奥に窓があり、窓をはさんで対称に机が二つ壁のほうを向いて並べてあり、机より手前に箪笥が2つと二段ベッドがありました。どちら側を使うかはすでに指定されており、私はベッドは上の段で、机はベッドの逆側でした。

寮の部屋

←少し見えにくいですが、ルームメイトの机と手前がベッド。さすが韓国だけあってインターネットは使い放題でしたが、寮のネットワーク自体がウイルスに感染していたので、ウイルス対策をしておかないとひどい目にあいます。
寮の部屋で使っていい電化製品は限られており、テレビや冷蔵庫などは禁止でした(ちなみにどちらも1階の休憩室に共用のものがありました)。
大学のイベント

ソウル大学校のイベント風景

4月に昔、デモで命を落とした学生の供養を兼ねたデモ?のようなものがありました。
↑後ろに見えるのが図書館。グループごとに旗を掲げています。スカーフのようなものが配られて、各自腕に巻いたり、首に巻いたりしていました。
  • イベント様子
  • イベント様子
↑日本では見たことがなかったので、観光客気分で撮影。たぶん写真をとるだけなら政治活動にはならないはず・・・
ですよね??
政治的なイベントだけでなく、もちろん、日本の学生と同じような遊びのイベントもいろいろとありました。
まず、よくあるのがMTとよばれる「泊りがけ飲み会」。要するにグループ内の親睦を深めるためにどこかに遊びに行くと言うイベントです。グループごとにあるので、複数のグループに所属しているといろいろといくことになるようです。
私の場合は、同じ学籍番号、同じ学会、同じ『部屋』と3種類のMTに行きました。
『部屋』の存在
各学科ごとに、学生室があるのですが、その学生室に出入りしている人間がその学科の人というわけではなくて、たとえば私のいた外交学科の学生室に出入りしている人間はナチンバン(羅針盤)と呼ばれ、学科はいろいろでした。もちろん外交学科の人もいましたが、経済学部や、人文学科の人もいました。
さらにナチンバンの中も5つのグループに分かれており、そのグループごとの活動もありました。

学生室

←学生室の様子。大きなテーブルが2つあり、これは奥のほうのテーブル。
みんなで出前を頼んで、このテーブルに広げて食べるということをしたりもします。
私が広げているのが雑記帳。これはナチンバンの中にある5つのグループそれぞれにあるものです。

学生室で友達と

←タイマーで撮影。ドアの外がちらっと見えます。さっきの写真とは反対側をとっていることになります。
まつり
当然のことながら普通の学園祭のようなものもありました。10月頃に出店をやったのですが、いろいろな人が入れ替わり立ち代り現れて非常に面白かったです。
  • 学園祭の準備
  • 学園祭の準備
↑店の準備の様子。この時点では私はただ撮影していただけでしたね。
店が並んでいたのは、バスターミナルのすぐ後ろの芝生。普段はあまり人が入らないのですが、この日だけはみんなに開放されている状態でした。
  • パジョンのもと
  • 手伝い
↑パジョンのもとを作っているところ。まさか私が焼く羽目になるとは・・・(もちろんほんの少しだけですが)
さて、ナチンバン全体のイベントについて触れましたが、もちろんグループごとにもいろいろありました。特に私の所属していたグループはイベント好きだったので、みんなで映画を見に行ったり、海に行ったりと日本でやれそうでやれなかった大学生っぽいことをかんこくでやれて、とてもいい思い出になりました。
  • ナチンバン
  • 集合写真
(左)秋のMTでの一コマ。女子は不参加だったため、見ていた女の子に撮影してもらいました。
(右)MTなどの際はグループ全員で何か同じものを着るのだそうです。そんなわけで作ったオリジナルTシャツを着ての集合写真。
授業
一応、一コマ50分でしたが、75分授業だの150分授業だのいろいろと形態があり、時間割はかなり変則的でした。ソウル大は昼休みがなかったので、12時からのコマか13時からのコマのどちらかはあけるようにしていました。
あと、75分の授業というのは週2回のものが多く、月・水か、火・木の組み合わせが多かったので、金曜日はあまり授業がありませんでした。したがって、授業のない学生も多く、MTは金曜日スタートなんてことも。私も後期は金曜日には授業が入りませんでした。
あとがき
自分の大学生活を振り返ってみたときに、いろいろと思い出すのは日本の大学のことよりもソウル大でのことが圧倒的に多いです。別に日本の大学での自分を後悔してはいませんが、でも、もし留学していなければ非常につまらない大学生活だったなと思います。韓国の何かが分かったというわけではありませんが、いままでの学問上の存在から、実体を持った何かに変えられたような気がします。正直、もう少しいろいろやればよかったなと思うほど短い1年でしたね。

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