留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2017年度の調査をもとに、2021年3⽉時点で更新した情報です。特殊⽂字や記号は省略しています。
探し方
住宅情報サイトを通じて探すのが一般的です。その他、新聞広告や学校・知人の紹介などによる方法もあります。
費用

コンドミニアム

大学が提供する学生寮の家賃は、一学期ごとに約300リンギット~2,000リンギット(約7,500円~50,000円)です。学生寮には、一般的に勉強机や椅子、棚やベッドが備え付けられており、一つの部屋を他の留学生とシェアをすることもあります。家具が部分的、または完全に装備されており、個別のバスルームが付くと家賃がより高額になります。物件によってはキッチンが利用できないこともあるので、事前に確認してください。ワンルームマンションやコンドミニアム(1ユニット:3ベッドルーム)では、家賃は月額2,000リンギット~2,800リンギット(50,000円~70,000円)となり、たいていテニスコートやスイミングプール、ジムなどが整備されています。また、ワンルームマンションやコンドミニアムの一部屋を3人から4人でシェアする場合、月額500リンギット~1,500リンギット(12,500円~37,500円)になります。
選定上の留意点
地域の選定にあたっては、通勤・通学の便、その他の外出時、買い物などの便を考慮します。コンドミニアムの場合でも、防犯体制は整っているか、十分な設備があるかどうかを確認してください。また、家具の有無やその質についても確認し、契約前に不動産会社を通じて家主と協議することが望ましいです。契約後の交渉はトラブルの原因になりやすいので注意してください。交渉しだいで電気製品などを新規に設置してもらえたり、必要のない備品を引き取ってもらって家賃を割り引いたりしてもらうことも可能です。駐車場の有無、シャワー・水道の水圧・湯量、お湯が出るか、トイレの状態などのチェックも必要ですが、すべて契約前に行うことが肝要です。
契約
通常、契約期間は1年~2年です。契約は一定の書式に従い、不動産会社の立ち会いのもとで貸主、借り手双方の合意の上で行われます。礼金などはなく敷金にあたるデポジット(通常は家賃2か月分とユーティリティー費半月分程度)を前払いします。これは契約期間終了後、借り手が住居に損害を与えていなければ返金されます。なお、契約書には、契約の継続あるいは途中解約に関する条項が明記されているか確認してください。

シクロ

マレーシアの保険はタリフ(固定価格で取引する)制度になっており、マレーシアの保険会社は全てこのタリフに基づいて保険の内容や料率が定められています。保険の対象は火災、落雷、爆発、車両の衝突・航空機の落下による損害、盗難、給排水設備に生じた事故による水漏れ損害などですが保険会社や保険内容により異なりますので詳細は保険会社に問い合わせてください。コンドミニアムの場合には建物全体の保険が通常手配されています。家主側で建物全体に保険をかけるのが一般的です。
電気、ガス、水道の供給開始の手続きは、入居の際に利用した不動産仲介会社か、その物件の管理事務所に任せるとスムーズにいきます。各公共料金は入居者または大家の名前で毎月請求がくるので、郵便局などで支払います。コンドミニアムの場合、水道料金は管理事務所を通じて支払う場合もあります。ガスは、都市ガスよりもボンベ入りプロパンガスを配達してもらうのが一般的で、コンドミニアムによっては、大型ボンベを設置し各家庭に供給する集中方式をとっているところも多くなっています。その場合は、2か月~3か月ごとに、コンドミニアムの管理事務所に料金を支払います。
電話は最寄りのテレコムマレーシア営業窓口で申し込む必要があります。また故障した場合も、管理事務所、家主または、直接テレコムマレーシアに連絡してください。不動産会社を介するとスムーズです。

交通標識

  • 強盗・盗難
以前は銀行、スーパーマーケット、宝石店などが強盗の主な対象でしたが、最近は一般住宅もターゲットになっており、多くの場合、深夜から早朝にかけて2~5人の集団によって犯行が行われています。ナイフなどのほか、銃器を所持するケースも増えています。
  • 空き巣、忍び込み
空き巣、忍び込みなどの侵入窃盗も深夜に多く発生しており、無施錠、戸締まりの甘い出入口や窓から侵入するケースがほとんどですが、なかには天井裏から侵入した例も散見されます。強盗や忍び込みに住人が気づいて抵抗した場合は、殺人に発展するケースもあるので、注意してください。
  • 暴動・クーデターなど
1969年の人種暴動による国会機能の停止事件以降は、着実に秩序を回復し、今日では「安定した国」といわれています。しかし、政策・政治家批判など不穏な空気があるときは、集会、デモなどが行われている場所、裁判所前、広場、モスク周辺など、多くの人が集まる場所には不用意に近づかないでください。
コンドミニアムの防犯

コンドミニアム入口

日本人の間では一戸建てからコンドミニアムへ転居する人が増えています。大半のコンドミニアムには専属のガードマンがおり、建物全体の警備にあたっています。ガードマンのよしあしは防犯上非常に重要であり、住居を決める際は、その警備体制を調べることが大切です。ただし、警備体制がしっかりしているコンドミニアムは家賃も相対的に高いものとなります。
市中での防犯対策
特に人通りの少ない路上でのひったくり、駐車場などでの恐喝などが多発しています。以下のことに気をつけるようにしましょう。
  • 夜間・早朝の暗いうちの外出は短距離でも車を利用すること。
  • 夜間・早朝の暗いうちの単独行動は極力避けること。
  • 照明のない道路は歩かないこと。
  • 駐車の際は、荷物は座席に放置せず、必ずトランクの中に入れること。
  • 治安が悪いといわれる地域への外出をできる限り避けること。
  • タクシーは比較的安全といわれているが、夜間、女性が1人で乗車することは極力避けること。
注意すべき場所、危険地域
人込みの多いところでは、常に用心してください。特にバスターミナル、バス停、ショッピングセンター、市場、駅などにスリ集団が頻繁に現れるので、油断しないようにしてください。

プラグ

電圧は240Vです。日本から持参したノートパソコンやカメラ、携帯電話などは240Vに対応しているものが多いのでそのまま使用可能ですが、ドライヤー、ヘアアイロン、シェーバーなどの家電は変圧器が必要です。コンセントはイギリス式の3つ穴か2つ穴です。モジュラージャックは日本と同様の形状です。
基本的に支払いには現金またはクレジットカードを利用します。現金は日本円を両替するか、またはATMで引出します。
両替の際は、レートを確認しながら両替所でリンギットに両替します。両替所は街中、銀行、空港、ホテルなどにあります。一般的に看板に「Money Exchanger」と記載されています。
物品・サービス税(GST)は6パーセントです。ただし、米・パン・果物を含む食料品の一部、ガソリンは非課税になっています。
食費
個人差はありますが、外食する場合、朝はパンやおかゆなど、一食あたり約5リンギット(約130円)、昼はキャンパス内のレストランで約8リンギット~15リンギット(約200円~380円)、夜は約5リンギット~40リンギット(約130円~1,000円)です。住むエリア、通う大学などで異なりますが、食費は月額約800リンギット~1,200リンギット(約20,000円~30,000円)です。自炊して月額約800リンギット(約20,000円)以下で生活している学生もいます。
交通費
コンドミニアムや寮からキャンパスまでバスや電車、タクシーで通学します。
たとえばテイラーズ大学から繋がるバスは区間に関係なく1.5リンギット(38円)で運行しています。ショッピングモールも行けるので便利です。バス・電車など公共交通手段以外の移動方法は主にタクシー配車サービス(Grabなど)を利用します(詳細は公共交通を参照してください)。コンドミニアムから近くのショッピングモールまでの約2キロの距離を約4リンギット~8リンギット(約100円~200円)で移動できます。大学(スバンジャヤエリア)からクアラルンプール中心街まで25キロの距離を約30リンギット~50リンギット(約750円~1,250円)で移動できます。
チップ事情
チップの習慣はありません。ホテル・レストランの支払いなどで++の表示(例 :30リンギット++)がある場合は、精算時に税金6パーセントのほかサービス料10パーセントが加算されています。ただし、大手ファストフード(例:McDonald、KFCなど)を利用する場合は、サービス料はなく税金6パーセントのみが加算されます。
銀行送金
マレーシアでの銀行口座の開設には、身分証明書、パスポート(長期滞在が可能なビザ6か月~1年)、銀行備え付けの預金開設依頼書、署名カードが必要です。そのため、学生ビザを取得した学生のみ、マレーシア国内の銀行にて口座開設が可能です。口座開設後は、日本の銀行から送金することができます。送金手数料などは銀行により異なるため、各銀行のホームページを参照してください。
クレジットカード
ホテルやショッピングセンター、デパートなど観光客が利用する場所ではほぼクレジットカードが利用可能です。しかし、仕掛けがされたカード読みとり用端末などでカードの磁気情報が不正に抜き取られ、別の偽造カードにその磁気情報が移し替えられて使用されるスキミング被害にあう可能性があります。被害を防ぐために、カードを常に手元に保管して信用のおける店でのみ使用し、カードを使用する際には、必ず目の前でその取扱いを確認することが重要です。また、カード会社からの請求は速やかに確認し、不審な点があればカード会社にすぐに連絡する必要があります。
クレジットカードの他の利用方法として、クレジットカード会社や提携金融機関のATMで現金を引き出すこともできますが、ATM手数料と利息がかかるので、利用の際はよく確認してください。

マレーシア屋台

  • スマートフォン、パソコン、その他家電
SIMフリーでないスマートフォンはWi-Fi環境下のみでの利用になるため、SIMフリーのスマートフォンを持参するか現地で購入することをお勧めします。
またパソコンは大学でのレポート課題が多いことやパソコンでテストを受けることもあるため必須です。現地での購入も可能ですが、持参することをお勧めします。その他の家電については、日本に比べて性能を重視した機種は少ないですが一通りの家電製品は手に入るため、特別に持参する必要はありません。
  • 常備薬
日本で売っている市販薬の多くはマレーシアで販売されていないため持参が好ましいです。クアラルンプールを中心に日本人医師がいる病院は複数あり、医薬品について現地で相談することもできます。ただし、一度に持ち込める薬の量は1か月分までとなりますので注意してください。
  • 衣服
カーディガンやパーカーといった羽織れる上着は必要です。外に出れば暑いですが、大学の教室や電車内、ショッピングモールなど冷房がとても効いている場所が多く、現地の学生でも長袖を着る人が見られるほど肌寒く感じる場所が多いです。現地でも購入できますが、持参をお勧めします。
  • その他
日本製の化粧品(ケア製品を含む)などは一部手に入らないものがあります。特にコンタクトレンズは種類が限られており、現地では眼科を通さず購入するため持参を勧めます。

チャイナタウン

購入する場所や食材にもよりますが、基本的に野菜類は日本と比較して若干安いです。豚を食べないイスラム教徒が多いため、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの豚肉類は比較的高いです。酒税が高いため、酒類も高めです。
  • 日本食
ショッピングモールやスーパーなどで購入できます。営業時間は午前10時から午後8時頃までです。場所によっては日本食コーナーも設けられています。輸入品の商品が多く日本に比べると高くなりますが、日本の食材はほぼ不自由なく購入できます。ショッピングモールのような大規模の施設には日本食レストラン、日本食専門店などもあります。
  • ​レストラン事情
エリアやジャンル(日本食、中華、洋食など)によって様々な選択肢があります。安く抑えるにはローカルの屋台や屋外フードコートで約5リンギット~15リンギット(約130円~380円)で食べられます。ママックストアとよばれる24時間営業しているローカルレストランがあり、利便性や値段からマレーシア人には人気ですが、衛生面や味(辛さや脂っこさ)など日本人留学生には好き嫌いが分かれるところです。少し贅沢に食事を楽しみたいときは、レストラン街やクアラルンプール中心部まで行けば、高いサービスのおしゃれで美味しいレストランがたくさんあり、40リンギット(1,000円)から利用できます。
水道水は東南アジアの中では比較的きれいな方ですが、十分殺菌されていません。飲み水としては沸騰したものを使うか、ミネラルウォーターなどを購入して利用します。洗面、入浴などに使う分には特に問題はありません。また見た目からでも濁りがわかることもあり、コンタクトレンズの洗浄には適しません(目に見えない微粒子でレンズに傷が付くため)。もちろん保存液としても使用できません。

スーパーの棚

病院
医療施設は以下の2種類に分類できます。どちらの病院も、基本的に受付の仕方は日本と変わりません。
  1. 国・公立病院
外国人が受診(外来)する場合は、マレーシア人に比べ高い料金を医療費として徴収されます。国・公立病院は通院、入院、救急の患者で常に混雑しており、緊急で運ばれても処置が非常に遅いとの苦情が多く聞かれます。また、設備も必ずしも万全ではないのが現状です。現在のところ、日本語を理解する医師もいません。
  1. 民間(私立)医療施設
特にクアラルンプール市周辺地域にある民間(私立)医療施設については、国・公立病院に比べて設備も充実しており、外国人への対応にも慣れているといった声も聞かれます。料金は一般的に高めです。留意すべき点としては、医師の処方や指示に従う必要があることが挙げられます。医師の処方に対し、患者側が難色を示した場合などは、診療を拒否されるケースもあるようです。
日本人がよく利用する医療機関
日本人や外国人がよく利用する医療機関は次の通りです。全て民間の医療機関で、基本的に英語は通じます。日本語を話せるスタッフや医師が所属する医療機関もあります。
クアラルンプール
  • HSC Japan Clinic(HSCジャパンクリニック)
  • Ramsay Sime Darby Subang Jaya Medical Centre(ラムセイ サイム ダービー スバンジャヤ メディカル センター)
  • Pantai Hospital Kuala Lumpur Clinic Medical Health Centre (パンタイ ホスピタル クアラルンプール内 クリニック メディカル ヘルス センター)
  • Prince Court Medical Centre(プリンス コート メディカル センター)
  • Gleneagles Hospital Kuala Lumpur(グレニーグルス ホスピタル クアラルンプール)
  • KPJ Damansara Specialist Hospital (KPJ ダマンサラ スペシャリスト ホスピタル)
  • Twin Towers Medical Center KLCC Sdn. Bhd.(ツインタワー メディカル センター KLCC)
  • Sunway Medical Centre(サンウェイ メディカル センター)
  • ひばりクリニック
  • 森のまちクリニック
ペナン
  • Gleneagles Medical Centre(グレニーグルス・メディカル・センター)
  • Island Hospital(アイランド・ホスピタル)
  • Loh Guan Lye Specialist Centre(ローガンライ・スペシャリストセンター)
  • Penang Adventist Hospital(ペナン アドベンティスト・ホスピタル)
  • ひばりクリニック
ジョホールバル
  • KPJ Johor Specialist Hospital(KPJ ジョホール・スペシャリスト・ホスピタル)
  • JB Specialist Hospital(JBスペシャリスト・ホスピタル)
ジョホールバルはシンガポールから近いため(車で1時間程度)、在留邦人は,日本人医師が勤務しているシンガポールの医療施設を利用していることも多いです。
歯科治療
歯科医院も国・公立と民間とに分類されます。1万人近い在留邦人の住むクアラルンプール周辺地域では、日本語を理解する歯科医師のニーズが、近年ますます高まっています。以下に紹介する医院は、 日本語可または在留邦人の通院者が多い医院です。
  • CK Chang Dental Clinic(シーケー チャン デンタル クリニック)
  • Kawauchi Dental (カワウチ デンタル)
  • Jaya Dental Surgery(ジャヤ デンタル サージェリー)
  • Tam Dental Surgery(タム デンタル サージェリー)

薬局

マレーシアも日本と同じく、処方箋が必要な薬と市販の薬があります。以下はマレーシアで代表的な薬局です。
  • ​Guardian
  • Watson’s
  • Caring Pharmacy
  • Health Lane

駅のホーム

大手プロバイダーと加入方法
インターネット大手プロバイダーには、UniFi(テレコムマレーシア:TM)、Streamyx(テレコムマレーシア:TM)、yesなどがあります。ホームページや電話での加入申請、店舗での加入申請ができます。ただし、住んでいるコンドミニアムなどで契約できるインターネットプロバイダーが決まっている場合もあるため確認が必要です。料金は月に80リンギット~200リンギット(2,000円~5,000円)ほどで利用できます。
モバイルWi-Fi
日本からモバイルWi-Fiを持ってくる学生は少ないです。月額携帯利用料や携帯端末の安さから、モバイルWi-Fiの利用は留学期間が長くなるにつれて割高になります。
携帯電話
学生の多くは日本からSIMフリー端末を持参したり、現地でSIMフリー端末携帯電話を購入して、現地のSIMを購入し携帯電話を利用しています。新品の携帯電話はショッピングモールなどの各携帯電話メーカー店舗で購入でき、家電量販店や、ロードショップ(露店)でも購入可能です。機種にもよりますが、安いもので約500リンギット(約12,500円)から購入が可能です。
中古の携帯電話も購入が可能で、露店街やクアラルンプールにあるショッピングモールで販売されています。
キャリア契約(ポストペイド)の利用は可能ですが、留学生で利用している人は少数です。多くの現地学生と同様にプリペイドで回線を利用しています。プリペイドでの利用期間は1日利用のものから30日利用のものまであります。プリペイドのチャージはコンビニエンスストアや通信キャリア店舗で可能です。ポストペイドは利用できるプラン数が日本に比べて少ないものの、プリペイドに比べて使用できる通信データ量が多いプランが多いです。
携帯電話の利用例(現地キャリアの一つmaxisの場合)
キャリア契約
月額98リンギット(2,744円)
40GBプラン
電話SNS無制限
プリペイド
月額50リンギット(1,250円)
30日間有効のパスで、インターネット(6 Mbps)と電話無制限

マラヤ大学学生

タクシー
タクシーは、公共交通が発達していない地区や、乗換が多くて不便な場合に、目的地へダイレクトにアクセスできる便利な手段です。クアラルンプール市内はメーター制を導入しているので面倒な交渉も不要ですが、雨や通勤・帰宅ラッシュ時間の渋滞になってしまうと、金額がかかってしまうこともあるのでご注意ください。留学生は値段、安全性、利便性からタクシーではなく配車サービスを利用することが多いです。
タクシー配車サービス(Grab)
スマートフォンのアプリを利用したサービスで、現在地をタップすると一番近くにいる登録ドライバーを探してくれます。車のナンバーとドライバーの名前、目的地までのおよその料金が表示されるので便利です。
現在、クアラルンプール、ペナン、マラッカ、ジョホールバルなど主要都市をはじめ全国30都市にてサービスを行っています。
鉄道

クアラルンプールのトラム

マレーシアには様々な鉄道の種類があるなか、留学生が主に利用する鉄道は下記の通りです。
  • KTM(Keretapi Tanah Melayu) Komuter<KTM>
    マレー鉄道(国鉄)
  • LRT(Light Railway Transit) Line<Prasarana>
    軽量高架鉄道
  • Monorail Line<Prasarana>
  • MRT (Mass Rapid Transit) 大量輸送システム
  • KLIA(Kuala Lumpur International Airport) Ekspres/KLIA Transit<ERL>
    クアラルンプール国際空港と市内を結ぶ直通特急

各駅に設置されている券売機でトークン(コイン型IC切符)を購入し乗車します。トークン以外には、交通ICカードのmyrapidもしくはTouch’n Goを駅の窓口で購入し現金をチャージして使うこともできます。日本の交通系ICカードと使い方は同じで、どちらも券売機で現金のチャージが可能です。
基本的に時刻表は掲示されていません。
myrapid
学生にはConcession Cardという50%割引が適用されるカードが発行されます。Rapid KL (LRT、バス、BRT)、モノレール、MRTで利用できます。値段は15リンギット(380円)で、5リンギット(125円)は手数料、10リンギット(250円)はあらかじめチャージされています。発行に必要な書類は次のとおりです。申請はオンラインまたはPasar Seni Bus Hubで行います。
  • パスポートの写真
  • 学生証原本
  • 3か月以内に発行された在学証明書(Concession Card申請の日より6か月以上の在学期間があることが明記されている必要がある)
Touch'n Go
基本的にはmyrapidと入手方法は同じです。Touch’n Go Hubと呼ばれる窓口でカードを購入することができます。最低10リンギット(280円)のチャージが必要です。
バス(市内)

公共バス

クアラルンプール、ジョホールバル、ペナンなど都市部では、市内中心部の他、近郊など様々なルートで運行されています。車内はエアコン完備で快適ですが、路線が複雑で車内アナウンスが無いため、慣れて乗りこなせるようになるには時間がかかります。
電車同様時刻表はなく、来たバスに乗車します。
バス(長距離)
バス道路が整備されているマレーシアでは、長距離バスを利用して国内各地へ移動が可能です。バスのほとんどがエアコンやリクライニング完備なので、快適に移動することができます。また、マレーシア国内以外にもシンガポールやハジャイ(タイ)行きの国際バスも運行しています。
主要都市間は本数も多く、クアラルンプールーペナン間などの長距離路線でも20~30リンギット(500円~750円)という低コストです。運行会社によってサービスや料金が異なりますので、利用の際は必ず事前にバスターミナルで確認することをお勧めします。
空港からの移動
クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内へは、高速で快適な電車KLIA Ekspresに乗って28分でアクセスすることができます。このほか、空港からクアラルンプール市内および近郊の町には、レンタカーやバス、コーチ(空港バス)、タクシー、リムジン、電車を利用しても容易にアクセスできます。
緊急ダイヤル「999番」へ電話をするとテレコムマレーシアにつながり、テレコム職員が内容を聞き、警察、救急、消防などの該当する機関につなげてくれます。
救急車のシステム
マレーシアにおいては、国・公立病院への搬送のための救急車、民間医療施設の専属救急車、救急車専門会社の救急車のいずれかを選択することになります。
日本の「119番」に当たる電話番号は「999番」ですが、この「999番」の救急車は全て国・公立病院専属のものです。したがって、患者は自動的に 国・公立病院に運ばれることになります。日本とは異なり、「999番」の救急隊に対し、状況に応じた適当な病院を全ての医療施設の中から選択してもらうといった対応は望めません。費用は1キロメートルごとに1.4リンギット(39.2円)がかかります。「999番」がつながらない場合、下記のクアラルンプール市およびスランゴール州を活動の拠点とする救急車専門会社の緊急時の連絡先に連絡してみてください。
民間の医療施設には、救急車を有する施設と有しない施設があります。救急車の備わっていない特定の医療施設への搬送を希望される場合には、次の救急車専門会社に直接連絡し、搬送先医療施設および必要な措置を依頼するようにしてください。
以下、救急車専門会社の電話番号です。搬送には料金が発生します。
  • レッド クレセント RED CRESCENT (03-4257-8122)
  • セント ジョン ST. JOHN (03-9285-5294)
  • ライフ ライン LIFE LINE (03-7956-9999)
  • ライフ ケア LIFE CARE (03-7785-1919)
日本語で対応できる医師やスタッフがいる病院のうち、救急車を有する病院は以下の通りです。全て私立病院となります。
  • Sime Darby Medical Centre
  • Pantai Hospital Kuala Lumpur
  • Gleneagles Hospital Kuala Lumpur
  • KPJ Damansara Specialist Hospital
  • Sunway Medical Center
(出典)
  • Royal Malaysian Customs Department
  • Tourism Malaysia
  • 在マレーシア日本国大使館
  • JICA
  • JETRO「マレーシアにおける医療・社会福祉サービスに関する調査報告書」
  • 外務省 世界の医療事情 マレーシア
  • Suruhanjaya Pengangkutan Awam Darat (SPAD) 
  • Prasarana Malaysia Berhad myrapid
  • EMGS CONNECT
  • Ministry of Health Malaysia

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。