留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 個人手配

R.T.さん

徳力さん

学校名:モナシュ大学マレーシア校(Monash University Malaysia)
都市名:クアラルンプール
専攻名:Bachelor of Medical Bioscience
留学期間:2017年2月~2020年6月
使用言語・授業言語:英語
取得資格・学位:IELTS6.0
在籍課程:学士課程
留学形態:個人手配(斡旋業者利用)
留学に至った動機
グローバル社会の進む近年、英語をはじめとする語学能力の需要は増加する傾向にあり、自分の興味のある分野を英語で勉強することに将来的な意義を感じたためです。また、私自身幼少期より海外で生活していた経験から、様々な環境に触れ多種多様な人々と関わっていくことが、自らの視野と価値観を広げることにつながり、より幅広い知識を得ることになると考えたためです。
留学先としてマレーシアと学んだ(学んでいる)学校を選んだ理由
・安い留学費用と高水準の教育
マレーシアは物価が安く、一人暮らしをする費用が英語圏諸国や日本に比べ安価ですむためです。現在私の在籍するモナッシュ大学では、本校の1/3程度の学費で同等のレベルの教育が受けられます。

・学びに適した環境
単位の取得条件が厳しいことから勉強に真摯な姿勢で臨む者が多く、互いに切磋琢磨することができる学習環境であることや24時間開放の自習室などの施設も充実していることです。

・文化的親しみ
父の仕事の関係でタイと台湾に住んだ経験があり、気候や食文化に個人的親しみがあったためです。

・様々な文化の入り混じる国
マレーシアにはマレー系、中華系、インド系をはじめとする多様な文化や宗教が共存しており、現在飛躍的な経済成長をしているアジア諸外国のそれらを学び、将来のコミュニケーションにつなげることに適した環境であるためです。そしてそのような環境であることから、互いに異なる習慣や考え方を受け入れ尊重するグローバル社会のあるべき姿の基礎が構築されつつあり、それこそがこれから将来を担う世代に必要な観念の一つであると考えるためです。また留学生を含め多くの人々がマレーシア国外から訪れるため、それらの人々との交流を通してできるネットワークもメリットです。
留学前の準備・情報収集方法や持っていって便利だったものや不要だったもの等
延長コードは必要不可欠です。
留学前・留学中の語学学習方法
日本に留学中の外国人大学生と知り合い、苦手分野であった会話や英作文の勉強を手伝ってもらいました。
現地学校への問い合わせ、出願、入学試験(奨学金・減免等利用した場合:応募に際し準備したもの、留意したこと、利用した感想等)
現地学校への問い合わせ、出願等はマレーシア留学専門のエージェントを通して行いました。
入学の際には高校の成績証明書、高校の卒業証明書、そしてIELTSもしくはTOEFL英語能力試験をまず大学に送って入学条件を満たしているかの通知を待ちました。
ビザ、居住の許可等の取得
マレーシア政府からのビザ発行許可証を受け取った後、必要書類を用意し国内のマレーシア大使館へビザの申請に行きました。
学費、生活費、お金の送金・管理方法等
学費や生活費等は日本からマレーシアの口座へ送金してもらうことで受け取っており、必要なだけその都度引き出すようにしています。
学費は年間約120万円×3年、生活費は衣食住合わせて月約5万円程度に収まるようにしています。
健康管理(保険、医療、予防接種、健康診断)
留学保険に加入しており、最初は居住地域から離れた日本人向けクリニックに行きましたが、現在は学校からモノレールで数分のところにある総合メディカルセンターに通っています。
学校生活(授業の様子、外国人・日本人の割合、その国の学生との交流等)
英語コースからの友人である中華系マレーシア人、インドネシア人、韓国人と同じ授業をとったり、グループ課題や実習で知り合ったマレー系・インド系マレーシア人とも交流を深め、お互いの得意教科を教え合ったりしています。外国人の割合は低くないですが、私の在籍する学部に日本人は私一人です。他校に比べ学校全体の日本人留学生の数は少ないですが、大学にはAnimanga clubというものがあり、日本のアニメや漫画だけでなく、様々な日本文化体験活動(けん玉や折り紙、浴衣の着付け、夏祭りなど)を通して日本文化に興味のある外国人と交流ができます。
授業以外の活動
上記のクラブ活動に加え、校外では他校の日本人留学生と協力し、日本の祭りを模した行事を開く準備や、日系企業の通訳のボランティアなどを経験しました。
食事・住居

食事

食事は寮や学校のカフェテリア、学校周辺のレストランやカフェに行くほか、休日は友人と少し遠出をして食事をすることもあります。また、前学期までは学校の寮で生活をしていましたが、来学期より同級の友人たちとシェアハウスをすることになったため、自炊の機会も増えると思います。
現地の治安状況・注意したこと等
マレーシアはひったくりが多いと聞くため、持ち物、特に貴重品はリュックサックや斜め掛けのバッグで運ぶようにしています。また、夜や明け方に一人で出歩くことも極力控えるようにしています。
通信(電話・インターネット・モバイルなど)
SIMフリーのスマホに、マレーシアの電話会社のSIMを入れて使用しています。
ネットワーク回線は基本的に良好です。通信料は月約1,300円です。
気候
一年中温暖です。
異文化について(摩擦や発見、現地の学生とどのように交流を深めたかなど)
自己主張の激しい人が多く、自らの意見をはっきり言えなければ不公平な目にあうこともあるため、そのための語学力と発言力の重要さを感じています。一方で、日本文化に関心を持っている人が多いため、それを皮切りに親交を深めることができます。
現地での各種相談先
生活や学費などのことについては基本的にエージェントに、その他学校のことについては大学の留学生用オフィスで相談しています。
帰国後の進路/留学と進路との関係
具体的な進路は未定ですが、人体の健康や医療に関する研究職を視野に入れています。
留学前・留学中・留学後の就職活動
現在のところは、留学後は帰国して就職活動をしようと考えています。
後輩へのアドバイス

街並み

マレーシアは、日本人の留学先としては未だメジャーとは言い難く、さまざまな状況において自らが先駆者として経験することが多くあります。日本人には慣れない生活様式に、大変な思いをすることも多いでしょう。留学先や学校をただなんとなく選ぶのではなく、自分が留学で何を得たいのか、明確にして臨むことをお勧めします。また、私は大学の英語コースを経て学部に入学しましたが、学部に入ると勉強面で圧倒的に忙しくなるので、英語コースにいた3か月間でマレーシアの生活に慣れる時間ができたことに感謝しています。そしてその時に知り合った友人たちには日頃から助けてもらうことも多く、交流関係も留学先では大事になってくると思います。
留学中の1週間の授業時間割
時限
1(8時00分~9時00分) 解剖学
講義
統計
講義
統計
講義
   
2(9時00分~10時00分)     生物
実験
化学
応用実験
 
3(10時00分~11時00分)     生物
実験
化学
応用実験
化学
応用講義
4(11時00分~12時00分)     生物
実験
化学
応用実験
生物
講義
5(12時00分~13時00分)   統計
チュートリアル
統計
講義
化学
応用実験
 
6(13時00分~14時00分)   統計
チュートリアル
化学
応用講義
解剖学
講義
 
7(14時00分~15時00分)         解剖学
実験
8(15時00分~16時00分)     生物
講義
  解剖学
実験
9(16時00分~17時00分)   化学
応用講義
    解剖学
実験
10(17時00分~18時00分)   マレー語 解剖学
講義
   
11(18時00分~19時00分)   マレー語      

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。