留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

タイは東南アジア中心国の一つで、南北に長い国土は約51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)、人口は6,891万人です。熱帯気候に属し、年間の平均気温は約28℃、季節は3~5月の暑気、6~10月の雨期、11~2月の涼期があります。国民の約85%はタイ民族、10%が中華系で、使用言語はタイ語です。タイの国教は上座部仏教(小乗仏教)で、国民の9割以上が仏教を信仰しています。首都はバンコクです。 日本とタイの両国は600年にわたる交流の歴史があり、2017年には日タイ修交130周年を迎えました。数多くの日系企業がタイに進出しており、在留邦人の数は7万人を超えます。一般的にタイ人の日本への関心は高く、文化、観光、ファッション、料理、ハイテク製品を代表に、漫画など日本のポップカルチャーも青年層を中心に浸透しています。

タイの教育制度は、初等教育が6年、前期中等教育が3年、後期中等教育が3年で、12年間の教育を修了したのち、高等教育課程に進学します。義務教育は初等教育の6年と前期中等教育の合わせて9年間です。

高等教育は大学とカレッジなどで行われ、2~3年の準学士課程(Associate Degree and Diploma)、4~6年の学士課程(Bachelor’s Degree)、1~2年の修士課程 (Master’s Degree)と、2年以上の博士課程(Doctoral Degree)があります。
タイ政府高等教育委員会によると、タイには155校(国立80校、私立75校)の高等教育機関があります。約200万人の学生数のうち、86%は国立、14%は私立の高等教育機関に在籍しています。外国人留学生の総数は約19,000人です。(2015~2016年)

タイでは学位取得目的の外国人留学生が入学可能な大学と専攻は限られています。例えば、医学、建築学、土木学には外国人留学生の入学は認められていません。近年は、英語のみで学位が取得できるプログラム、英語とタイ語で学位が取得できるプログラムもあります。外国人留学生に最も人気がある専攻は、Business Administration、International Business、Thai Language、English Language、Buddhism Studiesです。

タイ語コースは外国人留学生を受け入れている大学内の語学コース(短期・長期)、あるいは民間の語学学校に留学ができます。

観光目的の30日以内の滞在であれば、ビザは免除されていますが、タイの教育機関に留学する場合は、教育ビザ(ノンイミグラントED)が必要です。詳細は駐日タイ大使館ビザページを参照してください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。