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2016年8月作成

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ベトナム

生活お役立ち情報

この「ベトナム留学情報ページ」は、2016年8月時点の一般的な情報を中心に構成しています。ビザについては日本国内の大使館・総領事館に、学校情報は留学を希望する学校に、最新の情報を直接確認してください。また、本文中で紹介している学校情報については、当機構がこれらの学校を特におすすめしているという趣旨ではありません。
健康・医療
ベトナムにおける医療の状況は改善が進んでいるものの、まだ芳しい情況にあるとは言えません。しかし、ハノイやホーチミンなどを中心に外資系の医療施設が徐々に開設されるようになり、日本人医療従事者が勤務している、もしくは日本語で対応可能なスタッフがいる医療施設も増えてきています。これらの施設は概して衛生状態が良く、設備やスタッフの質も良好なため、日本人を含む外国人は大抵それらの施設を利用しています。しかし、大きな手術や精密検査が必要な場合には、医療水準の高いバンコク、シンガポールあるいは日本などへの移送を考慮する必要があります。外資系施設の医療費は一般に高額であり、また移送となった場合は更に多額の費用が必要となるため、万が一に備えて緊急移送の特約を付加した海外旅行傷害保険に加入しておくことをお勧めします。

ハロン湾

ベトナムでは感染症が多く、食中毒、A型肝炎、B型肝炎、コレラ、マラリア、デング熱、日本脳炎、赤痢、アメーバ赤痢、腸チフス、結核、破傷風、狂犬病、寄生虫病といった、現在の日本では感染が稀となった病気が多数発生しています。WHO(世界保健機構)によれば、マラリアの発生は減少傾向にありますが、主に中部高原や東南部などの農山村地帯で感染リスクがあります。都市部では感染するリスクは低いものの、蚊に刺されないための対策が重要です。 デング熱は近年感染が拡大傾向にあります。ベトナム全土に感染のリスクがありますが、特に南部と中部でリスクが高く、南部では一年を通して感染がみられます。これらの病気にかからないためには蚊に刺されない工夫をすることが一番ですが、原因不明の発熱があってマラリアやデング熱が疑われた時は、すぐに受診する心構えが必要です。

なお、ベトナムは B 型肝炎陽性率が高く、また HIV 感染者が増加傾向にあります。更に、SARS(急性重症呼吸器症候群)や鳥インフルエンザといった特殊な伝染病が発生、いずれも人に犠牲者が出て大きな社会混乱を引き起こしました。人への感染は減少しているものの、鳥インフルエンザは一年を通して発生しています。  その他、 深刻な大気汚染による呼吸器感染症が増加しており、注意が必要です。 

在外公館医務官情報‐ベトナム ※リンク先を新しいウインドウで表示 主な病気や予防接種、日本語で受診できる医療機関情報が掲載されています。

健康上の留意事項>
  • 下痢性疾患や寄生虫病のほとんどは経口的に感染します。生水、氷、生野菜、果物、魚貝類、肉類の摂取には気をつける必要があります。生野菜、調理不十分な魚貝類・肉類の摂取は避け、生水や氷には市販のミネラルウォーターを利用してください。
  • 風邪やインフルエンザなど呼吸器感染症は一年を通してみられます。日頃から手洗い・うがいの習慣を身につけ、病気を寄せつけない十分な体力を養っておくことが大切です。
  • ベトナムでは交通事故による年間死亡者数が1万人を超えています。事故には十分注意して下さい。日本ならば致命的とは言えないような外傷でも、当地の医療情況下では不測の事態を招くこともあり得ます。
  • 在外生活では病気の予防が何よりも大切です。定期的な健康チェック、正しい食生活、適度な運動など積極的な自己健康管理に努めて下さい。 

<予防接種>

ベトナムでの長期滞在に必要な予防接種

強く勧める: A型肝炎、B型肝炎、破傷風(追加接種)
のぞましい: 日本脳炎、インフルエンザ
生活環境により考慮:狂犬病、腸チフス(日本では未認可)
※狂犬病については、咬まれた直後から受ける「暴露後免疫」でも有効とされています。万が一野犬や野生動物に咬まれた場合は、直ちにワクチン接種を受けて下さい。 
※この他の感染症で、麻疹(はしか)が流行する場合があります。成人でも免疫がないと、容易に感染し重症化する場合があります。予防接種歴があるか確認・注意が必要です。麻疹にかかったことのない方で、予防接種を必要回数受けていない、もしくは接種の有無がわからない方は、ワクチン接種をお勧めします。
食料品・飲料水

ベトナムの食事

食材は米、野菜類、肉類、魚類など、あらゆるものが豊富にあります。市場や路上で購入する場合は生鮮食品であっても保冷されておらず、鮮度、衛生状態など、選び方に十分注意する必要があります。スーパーではパックされた生鮮食品(魚、肉類、果物、乳製品など)や冷凍食品なども手に入ります。また、麺類などのインスタント食品も豊富に出回っています。 

水道の水は水質が悪く、生水は飲めません。飲用にはミネラルウォーターか、煮沸した水を使用します。ミネラルウォーターは、ベトナム産および輸入物のペットボトル入りのものが各種豊富に出回っています。また、ガロンボトルの宅配を頼むこともできます。食器洗いなどの炊事には、濾過装置をつけて使用すると良いでしょう。

生もの(野菜、魚、果物、牛乳、卵など)の摂取は避け、火を通してから食べることを勧めます。大衆食堂は値段も安く、ベトナムの食文化に触れる恰好の場ですが、このような店では氷に注意する必要があります。氷は生水から作られていることが多いので、避けたほうがいいでしょう。 

外食は、路上の屋台から高級レストランまで、選択の幅は広いです。しかし、日本料理、イタリア料理などの料金は高く、日本国内とさほど変わりません。
住居・電圧

留学生が現地での生活で一番苦労するのは、住宅の確保です。対象となる物件には、大学付属の学生寮やゲストハウス、学外には長期滞在者のためのミニホテル、ゲストハウス、一般ベトナム人家庭での下宿、シェアハウス(部屋借り)、駐在員向けサービスアパートメントなどがあります。外国人留学生のための寮やゲストハウスを所有している大学はありますが、室数が不足していたり、設備が不十分であったりすることがあります。大学の付属施設に入れない(入らない)場合は、当初はミニホテルや学外のゲストハウスに宿泊し、大学事務局や先輩留学生などからの紹介をつうじて住居を探すことが多いようです。
​大学付属の学生寮の一例として、ベトナム国家大学ハノイの学生寮を紹介します。
  • ベトナム国家大学ハノイには学生寮が二か所にあります。外国語大学内にある外国語学生寮(Foreign Languages Dormitory)は、260部屋、約2,100人の学生が暮らしています。タインスアン(Thanh Xuan)区にあるMe Tri学生寮は、200部屋、約2,000人の学生が暮らしています。各部屋には電気、水道、電話、インターネット、暖房が完備されています。また寮内ではWiFiが利用できます。食堂、学生ラウンジ、売店、図書室、自習室などの設備があります。2015~2016年度の寮費の一例は、スタンダードルーム12万ドン/月、インターネット・国内電話費2万ドン/月、冷房費5万5000ドン/月、給湯費3万ドン/月です。寮費は諸条件により異なります。また、入寮できる学生には優先順位がありますので、詳しくは大学に直接お問い合わせください。
【物件を探すときのチェックポイント】 
  • セキュリティ対策として、常に誰かが在宅している家に下宿することが望ましい。
  • 南部ホーチミン市の場合は、気温が高くなるため最上階の部屋は屋根の構造に注意が必要。最も暑い時間帯に下見をするとよい。
  • 家賃は水道・電気代込みか。また、クーラーが付いているか、十分に効くかどうか。
  • 食事付きかどうか。食事付きの場合はその代金。食事不要ならその旨はっきりと伝える。
  • 洗濯や掃除は自分でするか、してくれるのか。またその代金。 
  • 排水設備が整っているか。
  • インターネット環境は整っているか。
  • 門限の有無(一般的に門限は早い)。
  • 学校までの交通手段および経路を確認する。雨が降ったときは、バスでも通えるところが便利。外出が多い場合は、タクシーの通行量もチェックする。
  • 公安への届け出関係もしてくれるか尋ねておく。
    ※外国人がアパート、下宿に入居する場合は、大家は下宿人のパスポートを持って地域担当の公安へ届出る必要があるとされています。しかし、届出を行うと税金の支払いが発生するため、大家は手続きを取らないことが多いと言われています。その場合、本人は法的には<住所不定>扱いになり、普段の生活では不都合はないものの、例えば泥棒の被害にあったときや落し物をしたとき、現地で就職・結婚しようとして正式な住所が必要になった場合など、ベトナムの役所で手続きが必要になった時に、一切の手続きが取れなくなる可能性があります。 例えば、大家と契約する前に「大学に提出する」あるいは「日本大使館に提出する」ので、居住証明書を作ってもらえるかどうか聞いてみるとよいかもしれません。居住証明書は役所が発行する正式な証明書で手数料は無料ですが、大家が警察に外国人の宿泊を届け出なければ作ることができません。


家賃は 6ヶ月、1年など、長期であれば割引してくれる可能性もありますが、逆に数ヶ月分の前払いを要求されることもあります。また、部屋にないものでほしいものがある場合(本棚、デスクなど)、要望はすべて伝えましょう。大家が買って設置してくれる場合もあります。 

ベトナムの電圧は 220Vです。日本の100V用電化製品を使用する場合は、変圧器が必要です。電力事情は良くなく、ハノイやホーチミンなどの都市部でも昼・夜を問わず突然、または計画的な停電があります。夜間の停電に備えて、懐中電灯などを用意しておきましょう。また、電圧変動も激しく、故障の原因にもなるので、変圧の必要ない機器であっても、パソコンなどにはスタビライザー(定電圧器)を使用したほうが良いでしょう。変圧器やスタビライザーは現地で入手できます。 電圧は100V~240V対応の機器であっても、日本とプラグの形が異なる場合は、プラグの変換アダプターが必要です。
インターネット、携帯電話
<インターネット>
大手プロバイダは、VNPT(ベトナム郵便電気通信グループ)、FPTテレコム、Viettelの3社です。ベトナム国内の固定ブロードバンド普及率はそれほど高くありません。自分の住居でインターネットを使いたい場合、接続環境はその住居毎に異なるので、確認が必要です。また、いたる所にインターネットカフェがあり、ADSL 回線が利用できたり、個人のノートパソコンを持ち込むことができる店もあります。大都市および地方都市の有名観光地と大通りでは、WiFiの設置が進んでいます。個人のパソコンやデータを使用するときはセキュリティーソフトをインストールしておくなど、ウイルス対策は必須です。 
<携帯電話>
大手通信会社は、Vittel 、Mobifone、Vinaphoneの3社です。利用方法は、後払い契約とプリペイド契約があります。携帯電話で日本と国際通話をすることも可能です。なお、携帯電話とプリペイドカードは、携帯電話販売店、コンピューターショップなどで購入できるほか、通信会社から直接購入することもできます。スマートフォンを利用している場合、SIMロックフリーの携帯電話であれば、ベトナム現地でSIMカードを購入すればそのまま利用できます。日本国内で使用していた携帯電話をそのまま利用できる場合がありますが、一般的に費用は高額になりますので、事前に通信会社に確認してください。ベトナムには利用期間が30日以内の短期契約、学生向けの割安な契約プランを提供している通信会社があります。通信は刻々とサービスが向上し、4G接続サービスが開始されています。接続料金や契約プランなどは変わりやすいので、最新の情報を各通信会社に確認してください。
学費・生活費の備え
<銀行口座の開設>
ベトナムで外貨を扱う銀行には、Vietcom Bank(ベトコムバンク)などの地元銀行と、シティバンク、ANZバンクなどの国際銀行があります。

ベトナム国内のシティバンクで口座を開設するには、200万ドンもしくは100米ドルが保証金として必要です。口座開設に必要な書類は、パスポート、有効なビザ、居住者カードで、それぞれに公証を受けたベトナム語の翻訳をつける必要があります。

ベトナム国内のANZバンクで口座を開設する場合、口座開設費用は無料です。6か月間出入金がない場合、預金額が2,500米ドルもしくは5千万ドンに満たない場合、口座開設から12か月未満で口座を閉じた場合には、10米ドルもしくは20万ドンの手数料/月がかかります。留学費用の送金は、20米ドル、もしくは40万ドンの手数料に加えて、送金元の銀行で手数料がかかります。ベトナム国内のATM使用料は、ANZバンクATMであれば無料、その他の銀行ATMを利用した場合は1米ドルもしくは2万2000ドンの手数料がかかります。
口座を開設する場合は、各銀行に直接お問い合わせの上、利用目的に合った銀行を選択してください。
<インターナショナルキャッシュカード>
日本の都市銀行やその他の金融機関では、インターナショナルキャッシュカードを発行しています。これは、海外の銀行ATMで日本の ATM のように現金を引き出せるものです。このサービスを利用すれば、日本の銀行口座から、ベトナムに設置されている ATM でドンの現金を引き出すことができます。引き出し時に、日本側とベトナム側の双方で手数料がかかります。手数料は銀行ごとに異なり、また変更されることがあるので、事前に各銀行にお問い合わせください。ATM は地元銀行、外国銀行の各支店に設置されているほか、大都市ではデパート、ホテルなどのキャッシュコーナーに設置されています。また、一部の国際クレジットカードのキャッシングサービスも利用できます。
<現金、米ドルとベトナムドン>
米ドルのキャッシュは通用度が高く、授業料や家賃の支払い、またバイクなど、高額なものの料金は米ドル表示されている場合もあります。ドン表示の場合でも、高額な支払いには米ドルでの支払いが可能な場合が多いです。ただし、その場合レートには注意が必要です。 
都市部では、銀行・両替所などで日本円からドンへの両替も簡単にできます。円からドル、ドルから円など、外貨どうしの両替は特定の銀行でできますが、両替の際パスポートの提示が求められる場合があります。なお、外貨両替のレートは一律ではなく、場所によ って異なります。
治安・防犯対策・交通事故

ベトナムは治安が良いとされていますが、最近は都市部の治安が悪化していると言われています。日本人を対象にした殺人などの凶悪犯罪はありませんが、空き巣、スリ、ひったくり、置き引きなどの被害が頻発しています。テト(旧正月:1月下旬から 2月中旬。年によって異なる)の時期には特に注意が必要です。また、道路を歩行中や、バイクや自転車で走行中に、2人乗りのバイクによってバッグなどをひったくられる事件が多発しています。ひったくりにあって転倒し、けがをすることもありますし、一歩間違えば死亡事故につながることもあり得ます。

交通事情は非常に悪く、ハノイ、ホーチミンといった大都市では自動車・バイク・自転車が道路にあふれ、交通渋滞の原因となっています。その混雑に交通マナーの悪さが加わり、接触事故などが絶えず起こっています。日本のマナーとは異なるルールもあるので、慣れるまでは交通事故に遭わないよう十分な注意が必要です。

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