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2008年3月作成

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ベルギー

アンケート(高等専門学校1)

E・Yさん
(2008年1月アンケート記入)
留学先について
学校名:Koninklijke Academie voor Schone Kunsten(アントワープ王立芸術学院)
専攻:ペインティング
課程:修士
留学期間:2002年9月~2006年9月
留学前の状況
なぜベルギーに留学しようと思いましたか?なぜ他のフランス語圏あるいは英語圏の国ではなくベルギーを選びましたか?
高校で美術部に所属し、大学でも4年間絵の勉強をしていました。漠然とマスターをとりたいとは考えていましたが、卒業後は就職をしました。1990年くらいからベルギー人のキュレーターによって、ベルギーの絵がクローズアップされるようになってから、リュックタイマースの絵がとても気に入ったこともあり、ベルギーへ留学しようと思いました。
留学を思い立ってから実際に現地に出発するまでどのくらいの準備期間が必要でしたか?
卒業してから2年後に留学を実現させましたが、実際に留学を決意してからは半年くらいでした。
日本でオランダ語または英語をどのようにして勉強しましたか?どの勉強方法が一番効果的だったと思いますか?
日蘭学会の語学コースに週に1回、2ヶ月間くらい通い、英語でオランダ語を学びましたが、挨拶ができる程度でした。あとは、書籍などで勉強をしました。
情報収集方法
どのようにしてベルギーや学校の情報を得ましたか?
行きたい学校は絞っていたので、インターネットで情報収集をしました。
学校へは何語で、どんな手段(E-mail、ファックス、電話)で連絡を取りましたか?
直接学校の事務室に行って、応募方法をききました。その時は2月ではまだ早すぎると言われたため、4月に出願書類を依頼する手紙と返信用の封筒をつけて送りました。
多分、電話でも対応をしてくれると思います。
出願:出願時にどのような書類をどこに提出しましたか?
学校事務室へ郵送しました。だいたい、書類を送ってから2週間くらいで手続きが完了したと思います。入試は、夏の初めと終わりの年に2回実施をしている様です。
現地の入学試験とその内容を教えて下さい。
志望動機書とレポートを提出し、口頭試験、ポートフォリオの試験がありました。
試験は二日間にわたって行われ、最初に出された課題の絵を描くと共に、美術の歴史など英語での口頭試験(先生二人 生徒一人)を受けました。
その日の夕方には、合格発表が行われ、事務室で書類をもらって帰りました。
どのような滞在許可をどのようにして取得しましたか?
入国前、日本の大使館で手配をしたと思います。
ベルギーでは、スタッドハウス(市庁舎)に行って滞在許可書をとりました。
申請時に提出を求められた書類、申請料、申請から取得までかかった日数を教えて下さい。
あまり正確には覚えていません。
正確にはディストリクトハウス(居住地を管轄する地方行政機関)に聞いた方がいいかと思います。
保険・医療・予防接種について教えて下さい。
街中に保険会社が沢山あるので、その中の一つを選んで、 学校の在学証明書とアイデンティティカード(滞在許可書)を提示して入りました。予防接種はとくには受けていません。
学校生活
授業の内容について教えて下さい。教授・先生の教え方や授業内容に満足していましたか?
1~2年生は、朝8時半~6時まで哲学や歴史など必須科目をとらなければならず、高校の時間割の様でした。3~4年生は選択科目なども増えていきました。
教え方や授業内容には満足していました。
授業の予習・復習の内容やかけていた時間を教えて下さい。日本で学んだ語学力は充分でしたか?
授業では教科書がほとんどなく、先生が話し続けるか、先生が作ったプリントを元に進めていくというのがほとんどでした。授業もレポートも英語とオランダ語が半々だったのでかなり苦労しました。オランダ語のレポートを書く時は、一度英語で書いたものをオランダ語に翻訳したりしていました。
復習は、テスト期間にまとめて行っていました。語学に関しては、日本で学んでいたからといって十分であるということはないと思います。
授業以外に勉強する際、どんな場所を利用しますか。学校の施設(図書館、コンピュータールーム、カフェテリアなど)は充実していましたか?
はい
試験はどのように行われますか?試験対策はどのようにしていますか?
口頭試験、筆記、レポートなどがありましたが、オランダ語が主でした。
2~3人でグループを作り、「環境問題」など1つのテーマについて1年間かけて調べ、それを大きな階段教室で英語での発表をする試験などもありました。
その他には、年に2回実技の試験がありました。これは自分が描きたいものを、決められた審査の日時までに、フロアの壁も自分で決めて作品を飾るという試験でした。
こだわりのある人になると、壁を塗って飾っている人もいました。
この審査がとても厳しく、多くの人が単位を取ることに苦労し、卒業できない人も沢山いました。
プレゼンテーションスキルやレポート(エッセイ)作成の際の文法チェックなどの語学サポートは大学で用意されていますか?もしない場合、どのように対応していますか?
サポートは全くないため、自分でやるしかありませんでした。
学校全体やクラスで、留学生の割合はどのくらいでしたか?留学生の中で、日本人の割合はどのくらいでしたか?
初年度は沢山いますが、毎年学生の数は半分ずつ減っていきます。ファッション科が一番多いと思われますが、修了できるのは2~3人と言われています。大半は日本人でした。
クラス外のどのような活動に参加されましたか?
サークルなどは存在していません。アントワープにはカフェが沢山あり、コーヒーとビールが飲めるので、飲んで話をするといった感じでした。
現地の学生とどのようにして交流を深めることができましたか?
ベルギーの人は日本をよく知らないことがあったり、アジアに興味がない人もいるので説明が大変です。
日本人留学生とどのように接していましたか?
私個人がどうというよりも、日本人であるからといって友達になることはありませんでした。友達は、国籍に関係なく作っていました。
他国の留学生や指導教官とどのように接していましたか?
英語で接していました。学年が上がるにつれ、新しい人と一から関係を作る機会も減り、比較的決まった人と過ごすことが多かったので、それ程苦労はありませんでした。
日本で得ていた情報と食い違っていたところはありましたか?
特にありません。
宿泊施設
到着後初め宿泊施設を教えて下さい。 どのようにして宿泊施設を探しましたか?
Kotweb,といわれるWEBサイトがあり、学校に入学するとピンコードをもらえ、それで閲覧することができます。そこには間取りや値段、大家さんの電話番号などが掲載されているので、気に入った物件があると自分で連絡をしていました。
その他には、街中を歩いていると「テヒュール」(空き部屋あり)という張り紙がはってある家があるので、そこに直接訪ねて借りることも可能です。学生証明書やIDなどを提示すれば簡単に借りることはできましたが、残高証明書が必要になる場合があります。
宿泊施設に関するトラブルやその解決方法を教えて下さい。
場合によって、トラブルの種類によっては警察に行きます。
普段、どこで食事をしていましたか?現地の食事・食材で苦労したことはありましたか?
中国人街があるので、食材等は比較的簡単に手に入れることができます。
ベルギーのレストランは、カップルでないととても入りづらい上、4,000円~5,000円くらいかかってしまいます。ファーストフード的なものとしては、揚げ芋にマヨネーズをつけて食べるフリッチェやトルコのサンドウィッチくらいがほとんどです。ですので、自炊をしていました。
留学費用・お金の送金方法・管理方法などについて
学費及び学校に支払った諸経費はいくらでしたか?またどのような支払方法が 便利でしたか?
学費は1年間5万円くらいで、振込みで支払っていました。でも今は学長が変わったこともあり学費が随分上がったと噂に聞いています。
学費以外の生活費(住居費、食費、光熱費、教養・娯楽費など)は、1か月または留学期間全体でだいたいどのくらい必要でしたか?
家賃が安い所で2~3万円、高い所で10万円くらいでしたが、私はだいたい1ヶ月に10万円くらい使っていました。
お金の管理方法と日本からの送金について教えて下さい。
ベルギーの銀行口座は、IDと学生証明書で簡単に開くことが可能です。ベルギーの銀行は、利率もよく、手数料もかかりませんでした。
現地で病院に行ったことはありますか?大学内の医務室や付属病院で医療サービスを受けることは可能でしたか?
ベルギーでは、家から近い所にハウスドクターを持つ必要があります。街を歩いていると目にするハウスドクターの看板に、診察をしている曜日と時間が書いてあるので、直接訪ねていきます。ハウスドクターには実費で診察費を払いますが、用紙をもらってそれを保険屋さんに持って行くと、半分費用がバックされます。ハウスドクターはだいたい内科の先生なのですが、皮膚科に行きたい時もハウスドクターの紹介を受けねばならず、紹介してもらうだけでも費用がかかるのが面倒です。先生を決める時には周囲の人の評判を聞いて決めた方がいいと思います。
学校内・学校外で問題があったとき、誰に相談しましたか?住居などについて支援を受けられるような学生互助会(自治会)などはありましたか?
特にありません。
現地の危険地帯情報をどのようにして収集しましたか?また、現地での防犯対策を教えて下さい。
盗難などを含む犯罪に巻き込まれた経験はありましたか?また、その対処方法を教えて下さい。

場合によって、トラブルの種類によっては、警察と保険とへ電話
パソコン、携帯電話、インターネット(接続について)などの現地での利用はどうでしたか?
インド人が経営しているネットカフェが沢山あり便利でした。一つ一つ扉がついた小さなブースの様になっていて、座ると料金が発生して、だいたい30分100円くらいでした。
家に自分で回線を引く場合は、電話会社に電話をして工事をしてもらう必要があります。ただ、工事の時間も選択できず、人も約束の時間に来ないことなどもあるので大変でした。
その他、学校の図書館などでもネットが使用できました。
帰国後
帰国後の進路について教えて下さい。
作家として、日本で個展を開く準備を進めています。ベルギーでも個展を開いています。
あなたの留学経験は現在の仕事・学業にどのようにいかされていますか?
学んだことが、そのまま職業になっています。
後輩へのアドバイス
これまでの留学準備と留学生活を振り返って、「日本にいる間にしておけば良かった」 と思うことはありますか?
特にありません。
留学生活を送る際に、これだけは気をつけておいて欲しい、とこれから留学を考える後輩に伝えたいことはありますか?
極右翼の活動も見受けられたりし、嫌な思いもするかもしれませんが、自分の意見をはっきり言うべきです。

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