留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

スロベニアは南欧の中部にある国です。西はイタリアと接し、南西部はアドリア海に面し、南部と東部はクロアチアと、北東部はハンガリーと、そして北部はオーストリアと接しています。
アルプス山脈と地中海、パンノニア平原、ディナル・アルプス山脈が出会う場所に位置するスロベニアは、何世紀にもわたり、国内各地方でさまざまな経済活動や生活様式、文化が発展してきました。スロベニアの人口は209万(2020年、スロベニア統計局)で、公用語はスロベニア語です。首都リュブリャナは、国内最大の都市であるとともに、政治、行政、経済、教育、文化の中心地となっています。

過去15年間、スロベニアの高等教育は数回の法律上・構造上の改革を経て、急速な制度的発展を遂げ、学生数も大幅に増えました。2004年の高等教育改革では、ボローニャ・プロセスの指針に従った 3サイクル制が導入されました。第1サイクルは学術教育と職業専門教育の二元制度がとられ、第1サイクルの学位が授与されます(180~240ECTS、3~4年間)。第2サイクルは修士課程に当たります(60~120ECTS、1~2年間)。第3サイクルは博士課程に当たります(180ECTS、3年間)。
学年度は10月に始まり、翌年の9月末まで続きます。2学期制がとられ、冬学期は通常10月から1月まで、夏学期は2月から6月半ばまでです。

※ECTS(European Credit Transfer System:ヨーロッパ単位互換制度):
EU諸国の大学では、共通の単位制度ECTSを採用しており、1ECTSは、講義、ゼミ、個人授業(tutorial)、ラボ実習、自習などおよそ28時間の学習から成り、60ECTSが1年間フルタイムの学習を基本的に意味します。

高等教育機関は大学、大学学部、芸術アカデミー、専門カレッジがあります。42ある高等教育機関はあらゆる学問分野を扱っています。
  1. 3つの公立大学: 45学部と芸術アカデミー3校を統合する。
  2. 1つの公共学部
  3. 38の私立高等教育機関 (うち2校は大学)
一定の条件の下、私立高等教育機関においても、国が部分的に資金提供するコースが実施されています。

スロベニア政府では、二国間協定に基づき外国人学生を支援する奨学金を給付しています。
詳細はページ下部 「この国の外国政府等奨学金を見る」 ご参照ください。

(一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。