留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2009年度の調査をもとに、2018年9月時点で更新した情報です。学校情報については、留学を希望する学校に直接最新の情報を確認してください。なお、当機構がこれらの学校を特におすすめしているという趣旨ではありません。特殊文字や記号は省略しています。

学校の種類
  • 総合大学:学士課程、修士課程、博士課程
  • カレッジ:学士課程、修士課程

在学期間
  • 准学士/短期大学士:2年
  • 学士:3年
  • 修士:1年または2年
  • 上級修士:2年
  • 博士:4年

学年度
  • 2学期制(秋学期:8月下旬/9月上旬~1月中旬、春学期:1月中旬~6月上旬)

出願資格
  • 学士課程:高校卒業以上
  • 修士課程:学士号取得者
  • 博士課程:修士号取得者

必要な語学力
  • 英語とスウェーデン語の十分な語学力

出願方法
  • 学士課程/修士課程:オンラインで出願
  • 博士課程:各研究室へ直接応募

出願期限(2019年)
  • 学士/修士課程:
    <英語で学ぶ課程>
    秋学期1月中旬/4月中旬(二次募集)、春学期8月中旬/10月中旬(二次募集)
    <スウェーデン語で学ぶ課程>
    秋学期4月15日、春学期10月15日(2019年)
  • 博士課程:各研究室へ問合せ

入国・滞在
  • 90日以内の滞在:ビザなど不要
  • 91日以上の滞在:居住許可をオンライン申請

授業料
  • 学士/修士課程(EU・EEAおよびスイス以外からの留学生の場合):
    約80,000~270,000スウェーデンクローナ/年(別途出願料900スウェーデンクローナ)
  • 博士課程:無料
    ※学生組合会費:50~350スウェーデンクローナ/学期(任意加入)

生活費
  • 約8,000スウェーデンクローナ/月

滞在先
  • 学生組合の寮、アパート、フラットなど

スウェーデンでは、英語で学位が取得できるプログラムに力を入れています。学士課程では約100、修士課程では900以上のプログラムが英語で開講されています。非英語圏でありながら、英語で学位を取得することが可能です。
プログラム・コースは以下のリンクより検索できます。

協定留学

日本の大学と協定を結んでいる大学、または大学院への留学を協定留学といいます。在籍する大学がスウェーデンの大学と交換留学制度の協定を結んでいるかどうかは、大学の担当部局に確認してください。

個人留学(フリームーバー)

学士課程
留学協定のない日本の大学在籍者、留学協定先以外の大学へ留学希望者、あるいは既卒者は、留学先の選択をはじめ留学手続等のすべてを個人で行う必要があります。スウェーデンでは、協定留学ではなく、個人で入学申請を行う留学生をフリームーバー(Free Mover)と呼びます。
大学によっては、協定留学以外の留学生の学士課程への入学を認めていない場合もあります。フリームーバーとして留学を希望する場合は、志望大学に受け入れ有無の確認を取るようにしましょう。
修士課程
修士課程への留学は、協定留学よりも個人で申請する方法が一般的です。日本からも大学院への留学生が多く、なかでも芸術系大学の修士課程でデザインなどの実技を習得するために半年から1年間の短期留学をする場合が多いです。
博士課程
博士課程で取得できる学位は「上級修士号」と「博士号」があります。(詳しくは教育制度を参照)
国内外の学生を問わず授業料が無料で、かつ政府から月約22,000~36,000スウェーデンクローナの給与が支給されます。そのため、研究に専念できることから、応募者数は多く、非常に狭き門となっています。日本を含む外国人留学生であっても、選考に合格すれば給与が支給されます。

チャルマース工科大学ヨーテボリキャンパスの写真

出願方法

フリームーバーとして、学士課程または修士課程に留学する場合の出願は、全国統一出願受付窓口であるUniversityadmissions.se(英語で学ぶ課程)もしくは、Antagning.se (スウェーデン語で学ぶ課程)へオンラインで申し込みます。1つのアカウントで、8学科まで出願できます。大学は異なっていても構いません。
学士課程
高校を卒業、または卒業見込みであることが条件です。入学条件は大学、学部によって異なるため、志望校に確認してください。高校在籍時に特定の科目で優秀な成績を収めていることや、スウェーデンと同等の大学入学資格が求められる場合もあります。また、書類審査に加えて面接や独自の試験などを課す大学もあります。
修士課程
学士号を取得し、志望校が要求する語学力を満たしていることが条件です。大学やプログラムによっては独自の入学条件(一定期間以上の職業経験など)を課す場合もあります。
なお、大学を卒業前で卒業見込みの学生、または同程度の学生でも、入学資格があると認められる場合があります。その場合には卒業見込証明書を入手し、志望大学の学期が始まる前に提出する必要があります。詳細は、希望大学の担当部署へ直接確認してください。
英語で学ぶ課程
多数の英語講義が提供されていて、一般的に必要な英語力は次の通りです。

TOEFL IBT 90以上、
IELTS 6.5以上
PTE Academic 62以上

英語で学ぶ場合は、スウェーデン語の試験の受験は必要ありません。

スウェーデン語で学ぶ課程
基本的な英語力に加え、高校卒業レベルのスウェーデン語能力が必要です。大学入学のためのスウェーデン語試験TISUS(Test in Swedish for university studies)に合格するとスウェーデン語能力の証明になります。この試験は読解・口答・記述から構成され、合否で判定されます。
また、国民高等学校(Folkhogskola)で、特定のスウェーデン語講座を履修することでも認められますが、講義はスウェーデン語で行われます。
英語で学ぶ課程
秋学期入学:1月15日頃/4月15日頃(二次募集)
春学期入学:8月15日頃/10月15日頃(二次募集)

スウェーデン語で学ぶ課程
秋学期入学:4月15日頃
春学期入学:10月15日頃

※芸術系大学の場合、出願の締切りや手続き、提出作品や実技試験などを大学が独自に決める場合があるので、希望する大学に確認して下さい。
  1.  ユーザーアカウントを作成
  2.  志望コースとプログラムの決定
  3.  願書を記入し、送信する
  4.  出願料900スウェーデンクローナを支払う
  5.  必要書類(※1)をアップロードする
  6.  合否結果が届く→印刷する(※2)滞在許可申請の際に必要
  7.  入学する意思を返信する(二次募集のみ)
(※1)卒業証明書、高校もしくは大学の成績証明書、語学能力証明書などが必要となるので早めに準備しましょう。
(※2)ユーザーアカウントは、志願者の個人情報です。ここで作成した情報は滞在許可証のもとにもなります。あとからの変更はできないため、細心の注意を払って入力しましょう。すべての連絡と通知はメールを通じて行われるので、使用頻度が高く、変更予定のないメールアドレスを使用しましょう。
​ユーザーアカウントは一度設定すればその後もシステムに保存され、再出願する場合にも有効です。 

一次募集で合格した場合は、入学する意思を返信する必要はなく、そのまま入学手続きに進みます。学生登録、住居、教科書購入などについての連絡が大学より直接入ります。二次募集で合格した場合は、入学の意思を返信しないと、籍を失うことになるので、気を付けてください。また、辞退する場合は、一時募集でも二次募集でも必ず返信するようにしましょう。
 
 

ストックホルム市立図書館の写真

博士課程に空席ができると、大学のウェブサイトにその情報が掲載されます。その公募情報に従い、応募書類を直接その部門に送付することになります。正式に応募する前に研究室にコンタクトを取り、自分の研究内容と合致するかどうかなど話し合っておくとよいでしょう。
各大学のウェブサイトに教授名、専攻分野、教授の主要論文、およびメールアドレスが公表されているので、気になる教授がいたら連絡してみましょう。
以下のサイトから研究室の空席を探すこともできます。
一般的に、修士号(場合によっては学士号以上で可能)を持っている必要があります。専攻分野によって受入れ条件が異なることが多いので、まず大学の担当部署に直接問い合わせましょう。

スウェーデンの大学院で修士号を取得しておくと、博士課程に進学する上で有利になります。スウェーデンの博士課程の学生には給与が支払われるので、スウェーデン人の間でも博士課程への入学はきわめて競争が激しく、スウェーデンの修士号を持たない留学生が博士課程に留学することが難しいためです。

このほか入学の条件として、奨学金や給付金を受給する場合を除いて、留学期間中の生活費を負担できることを証明する必要があります。
どのような場合でも英語力は必須です。スウェーデン語で行われる講義やセミナーも多いのでスウェーデン語が出来れば選択肢の幅が広がります。

EU、EEA(欧州経済領域)圏内及びスイス以外からの学士課程、修士課程への留学生は学費を支払う必要がありますが、博士課程は、国籍を問わず無償です。

授業料は各大学が決めるため、実際の金額は選択する大学と専攻分野によって異なりますが、大体、年間80,000~270,000スウェーデンクローナです(建築とデザイン専攻は高め)。また、出願料として別途900スウェーデンクローナが必要となります。
スウェーデンでの留学費用の総額としては、専攻分野にもよりますが、授業料の1年分から3年分および生活費を準備する必要が見込まれます。また、学生組合へ加入する場合は、組合費として学期ごとに50~350スウェーデンクローナを支払います。
渡航前の居住許可証を申請する時点で、授業料を一部支払う必要があります。

(2018年9月改訂:禁無断転載)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。