留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2016年度の調査をもとに、2020年7月時点で更新した情報です。
特殊文字や記号は英語のアルファベットに置き換えています。

アルゼンチンは、面積約278万平方キロメートルを有し、チリ、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイに接しています。人口はおよそ4,449万人(2018年)、首都はブエノスアイレスです。公用語はスペイン語、通貨はアルゼンチン・ペソ(ARS)、日本との時差は12時間です。

アルゼンチンは南北に長く、北部のサバンナ気候~温暖湿潤気候、中部の乾燥したステップ気候、南部パタゴニアの砂漠気候~寒冷気候、また西部アンデス山脈の高山気候と変化に富んでいます。南半球に位置するため、日本とは気候が真逆です。首都ブエノスアイレスは温暖湿潤気候で四季がはっきりしています。平均気温は夏期(1~3月)24度、冬期(6~8月)は10度程度ですが、日内の温度差が激しいのが特徴です。

アルゼンチンでは、未成年者犯罪、麻薬関連犯罪が増加しています。置き引き、スリ、ひったくり、ケチャップ強盗(ケチャップなどを服にかけ、被害者が拭き取ることに気をとられている間に財布をすったりする手口)は日常化しており、不特定多数の人が集まる場所では特に注意が必要です。また、犯罪者は銃器を携行している場合もありますので、身の危険を感じた場合は抵抗しないようにしましょう。

首都ブエノスアイレス市内には、市内バス、地下鉄、プレメトロ、メトロバスがあります。また、郊外、地方都市を結ぶ鉄道や中長距離バスもあります。
ブエノスアイレス市内の公共交通機関を利用する際は、SUBEと呼ばれるICカードが必要となります。カードは駅、ショッピングセンター、キオスクなどで購入・リチャージできます。

公共交通機関ではスリやひったくりの被害が多いので、利用する際は財布や貴重品はしっかり身につけて離さないよう心がけてください。
<市内バス:Colectivo>
市内バスは地下鉄が通っていない場所も網羅しており、便利な市民の足となっている。330以上の路線が運行されている。運賃は13ペソからで乗車距離により異なる。

<地下鉄:Subte>
ブエノスアイレス市の地下鉄の歴史は100年以上と古く、バス同様、市民の便利な足となっている。運行時間は午前5時~午後11時。ABCDEHの6路線が運行されている。運賃は7.5~12.5ペソで、1か月の乗車回数によって変動する。

<プレメトロ:Premetro>
ブエノスアイレス市南部を走る路面電車。2路線出ているが、運行距離は短い。運賃は一律4ペソ。

<メトロバス:Metrobus>
バス専用レーンを走行する市内バス。9路線が運行している。


 
<タクシー>
ブエノスアイレス市内のタクシーは、車体が黄色と黒で統一されている。空車の場合は“LIBRE”と表示される。運賃は、初乗りは32.60ペソで、メーターによる加算式。夜間(22時から翌朝6時)は20パーセントの深夜料金がかかる。Remis(レミス)と呼ばれるハイヤーもあり、タクシーと同程度の料金で利用できるうえに予約もできる。
近年、タクシー強盗が頻発するようになっているため、できるだけレミスを利用するようにし、やむを得ない場合でも流しの個人タクシーではなく無線タクシーを利用すること。

<鉄道>
ブエノスアイレス市とその郊外を結ぶ首都近郊線は7路線。長距離鉄道は国内12州にまたがり運行されている。

アルゼンチンの人々の食生活はパン、肉、チーズ、ハム類が主体で、特に牛肉が豊富で安価です。肉類、乳製品、野菜、果物は豊富ですが、魚介類については一般的に鮮度が悪く種類も多くはありません。ブエノスアイレスのベルグラーノ地区には中華街があり、醤油や味噌などの調味料や、鰹節、納豆、豆腐などの日本食材を購入することができます。
ブエノスアイレス市および地方都市には各所に肉屋、パン屋、八百屋、果物屋などの専門店があるほか、Disco、Coto、Carrefour、Jumboといったチェーン系のスーパーマーケットもあります。

官庁や銀行、店舗の営業時間・休業日はそれぞれ若干異なりますが、一般的には官庁は午前9時~午後5時、銀行は午前10時~午後3時、商店は午前9時半~午後7時半くらいです。官庁、銀行は土日休み、商店はショッピングモールやスーパーマーケット以外は土曜日の午後と日曜日が休みです。
娯楽は映画、コンサート、サッカーに代表されるスポーツ観戦、美術館、ディスコなど数多くあります。アルゼンチンタンゴやタンゴ演奏も楽しめます。料金は映画が165ペソ、サッカー観戦200ペソ~と日本に比べ安価です。チップの習慣があり、レストラン、カフェでは料金の5~8%、空港やホテルのポーターには荷物1個につき1米ドル程度が目安です。

※費用のレート計算は、外国為替情報ページで確認してください。

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ともに、
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