A. ビザや滞在許可を取得する手続きが必要です。
  • 必ず最新で正確な情報を留学希望先国の駐日大使館に確認してください。
  • 国により規程は異なりますが、以下の留意点も参考にしてください。
 *出国前に日本でビザや滞在許可取得の手続きをし、入国後に現地の入国管理局等で外国人登録を行うのが一般的ですが、中には、すべての手続きを入国後に行う場合もあります。
 *入国・滞在に関する規定はしばしば変更されますので、必ず最新の情報を確認してください。
 *滞在許可期間を現地で延長できる国とできない国があります。
 *短期間であればビザが不要な国もありますが、その中には、留学目的の場合は短期間でも学生ビザの取得が必要な国や、ビザ無しで渡航した場合に現地で延長ができない国もあります。
 *語学学校への留学と、大学等高等教育機関への留学で手続き方法が異なる場合があります。
 *留学先校が(また、特に高校留学の場合は現地のサポート団体が)その国で登録・認定を得ていないと入国が認められない場合があります。
 *一定以上の語学力がないと入国を認めない国もあります。
A. 学校に相談しましょう。
  • 留学前に滞在先を確保することがベストです。
  • 宿舎の確保、紹介、探し方のアドバイスなど、宿泊施設に関して学校がサポートすることは多く、出願時に宿舎の確保の希望の有無を記載させる学校もあります。
  • 大学の学生組合のウェブサイトなどから現地の物件の情報(家賃、広さ、アパートかルームシェアか、立地など)を得られる場合もあります。契約を結ぶ前に実際に足を運んで物件を見るのが望ましいですが、家探しの目安にはなります。
  • 現地到着後自分で滞在先を探す場合は、あらかじめホテルなどを予約しておき、学校が始まる前までに滞在先を決めておくと安心です。
A. 自分の生活スタイルに合った滞在形態を選びましょう。
それぞれ次のような特徴があります。

【寮】
比較的通学に便利な立地にあり、現地学生や諸外国からの留学生との交流の場でもあります。集団生活の規律になじめる人向きです。休暇中は部屋を空けなければならない場合があります。
 
【ホームステイ】
家族の一員として受け入れられる場合と、下宿のような場合があります。前者の場合、語学の上達や文化理解には良い環境ですが、家族の一員としてルールを守り、家庭の生活パターンに合わせることが求められます。
 
【アパート】
一人で借りる場合と、数人でシェアする場合があります。シェアの場合は比較的費用を抑えられますが、シェア開始時に費用の分担方法や生活スタイルなどの ルールを決めておくことが大切です。なお、自分で物件の契約をする場合は、契約内容を理解でき、トラブルが起こった際に交渉ができる語学力が必要です。
A. 次のいくつかの方法を組み合わせ、現地では分散して管理するのがよいでしょう。
(1)現地通貨(到着後当面必要な額)
入国の際に持ち込める現金の限度額が決められている国もありますので、事前にその国の駐日大使館で確認しましょう。
(2)トラベラーズチェック(T/C)
(3)クレジットカードや国際キャッシュカード
(4)現地の銀行か、現地に支店のある銀行に口座を開設し、日本から送金してもらう(長期留学の場合の一般的な方法)
A. 複数の身分証明書の提示と預け入れ金により開設することが多いです。
  • 口座が開設されるまでに時間がかかる場合があります。到着後、早めに現地の銀行で確認してください。
  • 留学先の学校が特定の銀行を紹介してくれることもあります。
A. 留学先校の近隣地域についてはその学校のスタッフに聞いておくのが良いでしょう。同じ学校に留学していた留学経験者の話も参考になります。
より広範囲の情報については、各国の駐日大使館や領事館、政府観光局のウェブサイトで紹介されている場合があります。
A. 「自分の身は自分で守る」という意識を常に持ちましょう。
  • 留学先校の周辺の治安、危険地域についてその学校のスタッフに聞いておくのがよいでしょう。同じ学校に留学していた留学経験者の話も参考になります。
  • そのうえで、貴重品の管理に留意する、危険な場所には近づかないなどの注意をしましょう。日本の家族との緊急連絡方法も事前に決めておきましょう。
A. 健康診断を受け、病気やけが、虫歯の治療を済ませておくなど、健康状態を十分整えてから出発しましょう。医療保険にも加入しましょう。
  • また、留学先の地域に応じて、必要な予防接種を受けておきましょう。予防接種については厚生労働省の「お役立ち情報」>「ここに注意!海外渡航にあたって」>「命を守る予防接種」などを参考にしてください。
  • 現地の医療事情や医師、病院について調べておくのも有益です。
A. 留学先国や留学先校からの指示を確認したうえで、自分に必要な補償内容をカバーする適切な保険に加入しましょう。
  • 短期の留学、長期の留学ともに、現地での事故や病気に対応する保険に加入しておきましょう。
  • 留学希望先の国・学校からの保険加入に関する指示(特定の会社の保険への加入が義務づけられる場合もあります)を確認したうえで、盗難、災害、損害賠償等への補償もセットにするのかなど、自分に必要な補償内容を確認したうえで適切な保険に加入しましょう。
参考:外務省「海外安全ホームページ」の「海外旅行保険加入のおすすめ」
【日本の海外旅行保険】
盗難、遺失物の対価、医療費や移送費等が補償されるほか、保険会社によっては、緊急連絡電話で病院の紹介、通訳の手配、キャッシングサービスを行うなど、トラブル対応の付帯サービスがあります。

【現地での学生保険】
長期留学の場合に利用します。海外旅行保険ではカバーされないことの多い歯科や眼科治療などにも適用されることもあります。
A. 3か月以上海外に滞在する場合は、現地の日本大使館または領事館に在留届を提出してください。
現地の日本大使館または領事館
*参考:外務省「『在留届』をご存知ですか?」
そのほか、外務省の「海外教育・年金・保険・運転免許」も適宜参照してください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。