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2017年7月

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フランス 高等教育機関留学ガイド

各情報・データは更新時(2017年6月)における一般的な状況です。教育機関、地域、あるいは時期により異なる場合がありますので、最新・個別の情報については必ず各機関にご確認ください。このガイドではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。特殊文字や記号は省略しています。
学校の種類
  1. 大学 Universites:公立
  2.  グランゼコール Grandes Ecoles:公立・私立
  3. 高等職業専門教育 Ecoles et instituts Specialises:公立・私立

在学期間
  1.  大学
    a 一般教育課程 Formation generale
    学士課程 Licence:3年(2年次と3年次に編入も可)
    修士課程 Master 1:2年/Master 2(2年次編入):1年
    博士課程 Doctorat:3年
    b 職業教育課程 Formation professionelle
    大学短期技術教育免状 DUT(Diplome universitaire de technologie):2年
    職業学士課程 Licence professionnelle:3年
    職業修士課程 Master professionnel:2年
  2.  グランゼコール:3~5年
  3.  高等職業専門教育:2~5年

学年度
  • 2学期制(秋学期開始)
    秋学期 9・10月~1月
    春学期 1・2月~6・7月

入学資格
  1.  大学
    学士課程:中等教育修了+バカロレアかそれ相当の資格
    修士課程:日本の学士号取得
    博士課程:日本の修士号取得
  2.  グランゼコール 機関や希望する入学年次によって異なる
  3.  高等職業専門教育 教育機関により異なる

必要な語学力
  • フランス語 学士課程DELFのB2レベル、修士課程DALFのC1レベルなど
  • 英語 英語で講義が行われる教育機関を希望している場合のみ

出願方法・選考方法
  • 3か月以上の留学のための出願手続きは、全てCampusFranceのウェブサイトから行う


出願期限または提出期限

  • 予備登録手続き(DAP)枠
    大学学部・医学系教育課程の1年目:前年11月15日~1月22日
    建築大学:前年11月15日~1月22日
  • 予備登録手続き枠外(Hors-DAP)
    大学学部2・3年編入、修士課程、グランゼコール(理工工科学校以外)、美術大学、IUT、DEUST、CUPGE:前年11月15日~3月20日
    BTS、CPGE:1月20日~3月20日

入国・滞在手続き
  • 入国にはビザ不要
  • 3か月以上の滞在の場合、長期ビザを取得する

授業料
  • 公立の授業料は無料、年間登録料は一律
    学士課程: 184ユーロ/年
    修士課程: 256ユーロ/年
    博士課程: 391ユーロ/年
    工学系グランゼコール: 610ユーロ/年
     ※私立の商業系のグランゼコールは1,500~13,000ユーロ/年

生活費
  • 地方800ユーロ/月
  • パリ1,000ユーロ/月

滞在先の種類
  • 大学寮
  • 民間寮
  • アパート
  • 貸部屋

費用のレート計算は外国為替情報ページで確認してください。 ロイター外国為替レート>ユーロ ※リンク先を新しいウインドウで表示

  1. 大学 Universites
    公立大学が70校以上、公立高等美術大学が約50校、建築大学が20校以上あります。大学は、学士・修士・博士号を交付します。また大学の枠組みの中に職業学士課程などがあり、他の資格や免状を取得することができます。

     
  2. グランゼコール Grandes Ecoles
    グランゼコールは、学士から修士までが一体になったフランス独自の教育機関です。その数は工学系200校以上、経営学系約150校、高等師範学校(Ecole Normale Superieure)4校、国立獣医学校(Ecole Nationale Veterinaire)4校などです。

     
  3. 高等職業専門教育:Ecoles et instituts Specialises
    高等学校に併設された機関などを指します。高等技術課程(STS:Section de Technicien Superieur)では、高等技術者免状(BTS:Brevet de technician superieur)を取得することができます。美容師などとしてフランスで働くことを望む場合などに必要。
※COMUE (Les communautes d’universites et etablissements: 教育研究機関共同体)では、大学間の互換性があります。例えばリヨン大学(Universite de Lyon)は、大学やグランゼコールなど11の機関と、フランス国立科学研究センター(CNRS)で構成されており、各機関を流動的に移動できます。

※ボローニャ・プロセスに対応したECTSは以下の通りです。
  • Licence (学士):180ECTS(バカロレア(大学入学資格)+3年)
  • Master (修士):120ECTS(バカロレア(大学入学資格)+5年)
  • Doctorat (博士):180ECTS (バカロレア(大学入学資格)+8年)

また次の専門学位は学士課程2年、3年に相当します。
  • BTS (Brevet de technician superieur、高等技術者免状):120ECTS
  • DUT (Diplome universitaire de technologie、大学短期技術教育免状):120ECTS
  • Licence professionelle(職業学士):180ECTS
  • 学士課程:日本の大学1年目に入学する資格を有していること
    (※日本の大学へ既に合格していることを示す書類、または既に入学していることを示す書類を求められます。)
  • 修士課程:日本の大学で学士号取得(成績優秀者は審査のうえ、2年次に編入)
  • 博士課程:日本の大学で修士号取得
※なお技師学校formation d’ingenieurについては、準備コース1年目: 日本の大学1年目に入学する資格を有していること、正規課程2年目: 日本の大学で学士号を取得となっています。
出願に際し、フランス語語学試験の合格証明書/成績証明書の提出が求められます。求められる水準は、一般に次のようになっています。
  • 学士課程: DELF B2以上、またはそれに相当するTCFの成績。
  • 修士課程: DALF C1以上、またはそれに相当するTCFの成績。
次のコースは、フランス語試験に限りません。
  • 博士課程: フランス語で書かれた研究計画書等で判断。多くは指導教員の承諾が必要。
  • MBA: 英語で講義が行われる場合、TOEFLやTOEICなど。
大学などの高等教育機関への留学には通常1年から1年半の準備期間をとることをお勧めしています。Campus Franceの出願締切日に注意してください。
フランスに3か月以上留学する場合の出願手続きは、Campus Franceで行います。個人のアカウントを作成した上で、所定の費用を収め、ウェブサイト上で電子申請します。
 申請書類は、フランス語か英語で用意します。日本の教育機関から発行された証明書をフランス語に訳出する場合は、フランス大使館指定の法定翻訳を利用すること。出願には、大きく分けて2つの区分があります。
  1. 予備登録申請枠(DAP:Demande d'admission prealable):
    学部1年目、医療系教育課程PACESおよび建築大学への登録志望者が該当します。締め切りが早く定まっています。
     
  2. 予備登録申請枠外(Hors-DAP):
    二つの枠があります。まず学部2・3年次への編入学、修士課程(マステール1と2)、グランゼコール(理工工科学校以外)、美術大学、IUT(Institut universitaire de technologie:技術に関する大学的機関)、科学技術大学教育免状コース(DEUST:Diplome d'Etudes Universitaires Scientifiques et Techniques)、グランゼコール大学予備コース(CUPGE:Le Cycle Universitaire Preparatoire aux Grandes ecoles)への入学希望者の枠です。
 また別に高等技術者免状(BTS:Brevet de Technicien Superieur)取得コース、グランゼコール予備学級(CPGE:Classe Preparatoire aux Grandes Ecoles)の枠があります。締切日が違うので注意しましょう。

Campus France>フランス留学の手続き ※リンク先を新しいウインドウで表示

ビザの取得
学業目的で3か月以上滞在する場合、フランス大使館領事部で長期学生ビザを申請する必要があります。
※滞在期間が3か月未満の場合はビザ取得の必要はありませんが、入国後現地でのビザ申請はできません。

まずCampus France での留学手続きが完了し、その後で駐日フランス大使館のウェブサイトから申請の予約を入れ、予約日・予約時間に申請者本人駐日フランス大使館に出向きます。郵送による申請はできません。

ビザ申請は入国予定日の3か月前から可能です。審査に3週間以上かかるので、出発日が決まり次第、早めに申請しましょう。
長期学生ビザ申請に必要な主な書類
  • 申請書類チェックリスト(ウェブサイトよりダウンロード)
  • 長期ビザ申請書1部
  • 証明写真1枚
  • パスポート(3か月以上の有効期限があるもの。また2ページ以上の空きがあるもの)
  • ビザ申請料金
  • 日本国籍以外の場合、「在留カード」または「外国人登録証明書」
  • 教育機関の登録証明書(3か月以上)
  • 経済証明(銀行残高証明書、奨学金証明書など)
  • 移民局OFIIの提出用フォーム(ウェブサイトよりダウンロード)
最新情報を必ず大使館のウェブサイトにて確認してください。

駐日フランス大使館>学生ビザ必要書類 ※リンク先を新しいウインドウで表示

滞在の手続き
フランス入国後3か月以内に居住県管轄の移民局OFII(Office francais de l’immigration et de l’integration)に書留で前述のOFII提出用フォームを送付し、呼び出し状を受け取った後、指定される手続きを行います。​手続きを行わなかった場合は不法滞在とみなされ、ビザも失効となります。
学生ビザの手続き例
  • 戸籍謄本(フランス語訳)、フランスでの住居証明の提出
  • 写真1枚の提出
  • 申請料金の支払い
  • 健康診断の受診(予約日に医師が行う)

駐日フランス大使館>長期学生ビザ注意事項 ※リンク先を新しいウインドウで表示

(2017年6月更新:禁無断転載)

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