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このガイドは、フィンランドでのフィンランド語研修を希望する方々のために書かれています。各情報・データは更新時(2021年1月)における一般的な状況です。教育機関、地域、あるいは時期により異なる場合がありますので、最新・個別の情報については必ず各機関にご確認ください。このガイドの中ではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。
特殊文字や記号は省略しています。
学校の種類
  1. 大学付属の語学学校
  2. 夏期大学
  3. EDUFI(公的機関)のサマーコース
  4. その他の語学学校

受講期間
  1. 2か月程度~
  2. 2か月程度~
  3. 3週間
  4. コースによる

開講時期
  1. 通年
  2. 通年
  3. 7・8月
  4. 通年
必要な語学力
  1. 初心者~※在籍生(交換留学生含む)のみのコースがあるので注意
  2. 初心者~
  3. 18歳以上、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)A1レベル以上
  4. 学校、コースにより異なる

申込方法
  • オンラインによる申し込みが一般的

申込期限
  1. 学校、コースにより異なる
  2. 学校、コースにより異なる
  3. 3月1日(2021年度)
  4. 学校、コースにより異なる

入国・滞在
  • 本国籍保持者はビザ不要
  • 3か月以上滞在する場合は滞在許可が必要 ※語学学校では許可されないことが多い

授業料
  1. 約45ユーロ~
  2. 約100ユーロ~
  3. 無料
  4. 学校、コースにより異なる
生活費
  • 約700~900ユーロ/月

滞在先
  • 寮、アパート、ハウスシェアなど

雪

大学付属のランゲージセンターなどが開講しているコースがあります。大学在籍者(交換留学生含む)のみを対象とし、日常生活に必要な語学力を学びながら大学の専門分野に必要なレベルにまで高めるコースと、外部生の受け入れを行うコースがあります。
(例)
The University of Helsinki Language centre
Beginner level Finnish courses, March 2021
コース:Suomi1
期間:2021年3月22日~5月31日(月曜日16時30分~18時30分)
授業料:45ユーロ
夏季に関わらず通年、約1,100人の外国人留学生を含む約62,000人の異なる年代、経歴をもった学生が学んでいます。短期のプログラムのため、学位の認定はありませんがコースによってはECTS(単位)の取得が可能です。多くの授業がフィンランド語で行われますが、英語で行われるコースもあります。語学、職業訓練、校外学習など各大学が独自のコースを提供しています。なかでも人気なのは、「フィンランド語と文化のコース(Finnish language and culture courses)」です。夏期大学は以下のリンクより検索できます
(例)
Tampereen Kesäyliopisto, Tampere
コース:Finnish for Beginners
期間:2021年1月8日~4月26日(月曜日17時~20時15分)
授業料:105ユーロ
フィンランドの公的機関であるEDUFI(the Finnish National Agency for Education)が大学と協力して行うサマーコース「Summer courses in Finnish language and culture」があります。参加対象者は、18歳以上で、フィンランド語を自国の大学などですでに学んでいる人です。授業はフィンランド語のみで行われるため、一番下のクラスでも、CEFR(欧州言語共通参照枠)のA1レベルのフィンランド語が求められます。
(例)
コース:Distance course I in Finnish language and culture
期間:2021年7月19日~7月30日
各地に国民成人学校(kansalaisopisto)労働者教育センター(työväenopisto)などの語学学校があります。フィンランド語のコースは1年を通してさまざまなレベルのコースが開講されています。開始時期、レベルなど自分に合った学校を探しましょう。以下のリンクから検索することもできます。
日本国籍保持者は、ビザが不要ですが(※パスポートの有効残存期限が3か月以上あることなどの条件あり)、3か月以上フィンランドに滞在する場合は、滞在許可(Residence Permit)を取得する必要があります。
一般的に、滞在許可は、学位取得目的の大学などへ進学や職業資格取得の場合に発行されます。語学学校での語学習得目的のみでは滞在許可は下りない場合が多いです。
詳しくは、フィンランド移民局(MAAHANMUTTOVIRASTO:Finnish Immigration Service)で確認するか、志望校に問い合わせてみましょう。
滞在先は、学校の寮、アパート、フラットシェア※になります。学校に問い合わせてみるのがよいでしょう。
※フラットシェアとは、1つの家や4LDKのアパートなどを数人で借りて生活することを言います。
キッチン、バス、トイレは共有です。同じフラットに住む人のことは、フラットメイトと呼びます。

(2021年1月更新:禁無断転載)
 

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総合的に実施し、
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人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。