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2019年4月更新

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ベトナム

このページは、平成17年度の調査をもとに、2018年10月時点で更新した情報です。特殊文字や記号は省略しています。
ベトナムの医療環境は、まだ良い情況にあるとは言えませんが、ハノイやホーチミンなどの大都市には、近代的な私立病院が開設され、日本人医療従事者が勤務している、もしくは日本語で対応可能なスタッフがいる医療施設も増えてきています。日本人を含む外国人は大抵それらの施設を利用しています。救急車が必要な場合は、現地の公的な救急車を利用するのではなく、外国人が良く利用する医療機関に直接連絡して、救急外来を利用しましょう。

大きな手術や精密検査が必要な場合には、医療水準の高いバンコク、シンガポールあるいは日本などへ移送が検討されることがあります。近代的な私立の医療施設は一般に高額で、また移送となった場合は更に多額の費用が必要です。交通事情が悪く、交通事故も大変多い国です。
万が一に備えて、緊急移送の特約を付加した海外旅行傷害保険への加入を強くお勧めします。

ベトナムの病院内

ベトナムでは、食中毒、A型肝炎、B型肝炎、マラリア、デング熱、日本脳炎、赤痢、アメーバ赤痢、腸チフス、結核、破傷風、狂犬病、寄生虫病といった、現在の日本では感染が少なくなった病気が多数発生しています。デング熱はベトナム全土に感染のリスクがありますが、特に南部と中部でリスクが高く、南部では1年を通して感染がみられます。感染しないためには蚊に刺されないことが一番ですが、原因不明の発熱がある時は、すぐに病院を受診する心構えが必要です。また、人への感染は減少しているものの、H5N1型鳥インフルエンザは1年を通して発生しています。 その他、 近年は深刻な大気汚染による呼吸器系疾患が増加しており、注意が必要です。

外務省 世界の医療事情 ベトナム〔日本語〕 ※リンク先を新しいウインドウで表示 主な病気や予防接種、日本語で受診できる医療機関情報が掲載されています。

テスト時期の風景

ベトナムでの長期滞在に必要な予防接種
強く勧める: A型肝炎、B型肝炎、破傷風(追加接種)
のぞましい: 日本脳炎、季節性インフルエンザ
生活環境により考慮:狂犬病、腸チフス(日本では未認可)

※この他、麻疹(はしか)が流行する場合があります。成人でも免疫がないと容易に感染し重症化する場合があるので、予防接種歴があるか確認してください。

厚生労働省検疫所FORTH ベトナム・カンボジア〔日本語〕 ※リンク先を新しいウインドウで表示

ベトナム料理

食材は米、野菜類、肉類、魚類など、あらゆるものが豊富にあります。市場や路上で購入する場合は、生鮮食品であっても保冷されておらず、鮮度、衛生状態など、選び方に十分注意する必要があります。スーパーではパックされた生鮮食品や冷凍食品なども手に入ります。また、麺類などのインスタント食品も豊富に出回っています。
水道の水は水質が悪く、生水は飲めません。飲用にはミネラルウォーターか、煮沸した水を使用します。ミネラルウォーターは、ベトナム産および輸入物のペットボトル入りのものが豊富に出回っています。また、ガロンボトルの宅配を頼むこともできます。食器洗いなどの炊事には、濾過装置をつけて使用すると良いでしょう。
生もの(野菜、魚、果物、牛乳、卵など)の摂取は避け、火を通してから食べることを勧めます。大衆食堂は値段も安く、ベトナムの食文化に触れる恰好の場ですが、このような店では氷に注意する必要があります。氷は生水から作られていることが多いので、避けたほうがよいでしょう。
外食は、路上の屋台から高級レストランまで、選択の幅は広いです。しかし、日本料理、イタリア料理などは高く、日本国内とさほど変わりません。
留学生が現地の生活で苦労するのは、住居の確保です。住居には、大学付属の学生寮、長期滞在者のためのミニホテル、ゲストハウス、一般ベトナム人家庭での下宿、シェアハウス(部屋借り)、サービスアパートメントなどがあります。外国人留学生向けの寮やゲストハウスを備えている大学はありますが、部屋数が不足していたり、設備が不十分な場合があります。大学の付属施設を利用しない場合は、当初はミニホテルや学外のゲストハウスに宿泊し、大学事務局や先輩留学生などからの紹介で住居を探すことが多いようです。

田舎の家の中庭

物件を探すときのチェックポイント
  • セキュリティ対策として、常に誰かが在宅している家に下宿することが望ましい
  • 南部ホーチミン市の場合は、気温が高くなるため最上階の部屋は屋根の構造に注意が必要。最も暑い時間帯に下見をするとよい
  • 家賃は水道・電気代込みか
  • クーラーが付いているか、十分に効くかどうか
  • 食事付きかどうか。食事付きの場合はその代金。食事不要ならその旨をはっきりと伝える
  • 洗濯や掃除は自分でするか、してくれるのか。またその代金。
  • 排水設備が整っているか
  • インターネット環境は整っているか
  • 門限の有無(一般的に門限は早い)
  • 学校までの交通手段および経路。雨が降ったときは、バスでも通えるところが便利。外出が多い場合は、タクシーの通行量もチェック
  • 公安への届け出をしてくれるか
外国人がアパートや下宿に入居する場合、大家と借り手は、借り手のパスポートを持って地域の公安へ届け出る必要があるとされています。しかし、届出を行うと税金の支払いが発生するため、大家は手続きを取らないことが多いと言われています。その場合、本人は法的には住所不定扱いになり、普段の生活では不都合はないものの、例えば泥棒の被害にあったときや落し物をしたとき、現地で就職や結婚をしようとして正式な住所が必要になった場合など、ベトナムの役所で手続きが必要になった時に、手続きが取れなくなる可能性があります。 例えば、大家と契約する前に「大学に提出する」あるいは「日本大使館に提出する」ので、居住証明書を作ってもらえるか聞いてみるとよいかもしれません。居住証明書は役所が発行する正式な証明書で手数料は無料ですが、大家が警察に外国人の宿泊を届け出なければ作ることができません。
インターネット
大手プロバイダは、VNPTグループ、Viettel、FPTテレコムの3社です。ベトナム国内の固定ブロードバンド普及率はそれほど高くありません。自分の住居でインターネットを使いたい場合、接続環境は住居ごとに異なるので、確認が必要です。大都市および地方都市の有名観光地と大通りでは、Wi-Fiの設置が進んでいます。個人のパソコンやデータを使用するときはセキュリティーソフトをインストールしておくなど、ウイルス対策が必須です。  
携帯電話
大手通信会社は、VNPT Vinaphone、MobiFone、Viettel Mobile、Gtel、Vietnamobileの5社で、4G サービスを提供しています。利用方法は、プリペイド契約と後払い契約があります。携帯電話とプリペイドカードは、携帯電話販売店、コンピューターショップなどで購入できるほか、通信会社から直接購入することもできます。料金や契約プランなどは変わりやすいので、最新の情報を各通信会社に確認してください。
ベトナムで外貨を扱う銀行には、Vietcombank(ベトコムバンク)などの現地銀行と、Citibank、ANZなどの国際銀行があります。 
口座開設には最低預金金額が定められています。口座開設に必要な書類は、パスポート、有効なビザ、居住者カードで、銀行によっては公証を受けたベトナム語の翻訳をつける必要があります。口座を開設する場合は、各銀行に直接問い合わせの上、利用目的に合った銀行を選択してください。

ベトコン銀行

米ドルとベトナムドン
米ドルのキャッシュは通用度が高く、授業料や家賃の支払い、またバイクなど、高額なものの料金は米ドル表示されている場合もあります。ドン表示の場合でも、高額な支払いには米ドルでの支払いが可能な場合が多いです。ただしその場合、レートに注意が必要です。 
都市部では、銀行・両替所などで日本円からドンへの両替が簡単にできます。円からドル、ドルから円など、外貨どうしの両替は特定の銀行でできますが、両替の際にパスポートの提示が求められる場合があります。なお、両替のレートは一律ではなく、場所によって異なります。
銀行口座の開設や現金の他にも、いろいろなお金の管理方法があります。安全面を考えて、複数の方法でお金を管理するようにしましょう。
ベトナムは治安が良いとされていますが、最近は都市部の治安が悪化していると言われています。日本人を対象にした殺人などの凶悪犯罪はありませんが、空き巣、スリ、ひったくり、置き引きなどの被害が頻発しています。イベント会場や混雑しているバスなどでは、現金を小分けに持つなどの対策をとりましょう。テト(旧正月:1月下旬から 2月中旬。年によって異なる)の時期には特に注意が必要です。また、2人乗りのバイクによってバッグなどをひったくられる事件が多発しています。ひったくりにあって転倒し、けがをすることもあり、一歩間違えば死亡事故につながることもあります。

ベトナムの街並み

交通事情は非常に悪く、ハノイ、ホーチミンといった大都市では車・バイク・自転車が道路にあふれ、交通渋滞の原因となっています。混雑に交通マナーの悪さが加わり、接触事故が絶えず起きています。年間交通事故件数が2万件を超え、年間死亡者数は8,000人を超えています。日本ならば致命的とは言えないような外傷でも、現地の医療情況下では不測の事態を招くこともあり得ます。日本とは異なるルールもあるので、慣れるまでは交通事故に遭わないよう十分な注意が必要です。

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