留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2009年度の調査をもとに、2018年9月時点で更新した情報です。学校情報については、留学を希望する学校に直接最新の情報を確認してください。なお、当機構がこれらの学校を特におすすめしているという趣旨ではありません。特殊文字や記号は省略しています。

学校の種類
  1. 大学付属のスウェーデン語コース
    a)留学生向け年間コース
    b)在籍生(交換留学生、学部生)を対象としたコース
  2. 国民高等学校(Folkhogskola)
  3. 国民大学(Folkuniversitetet)などのスウェーデン語講座
  4. サマーコース
  5. その他の語学学校

在学期間
  1. a)一般的に1年、 b)6か月もしくは1年
  2. 学校、コースによる
  3. コースによる
  4. 3週間~
  5. 学校、コースによる

プログラム・コース時期
  1. 春学期:1月~、秋学期:8月~
  2. 通年(コースによる)
  3. 通年(コースによる)
  4. 主に夏
  5. 通年

申し込み条件
  1. a)留学生及び大学入学希望者、b)交換留学生、在籍生
  2. 年齢制限(18歳以上)などある場合あり
  3. コースにより異なる
  4. 年齢制限(18歳以上)などある場合あり
  5. 学校、コースによる

コースレベル
  • 初級~
    ※コースによっては入学条件有り

申込方法
  1. 大学付属講座 a)は、universityadmissions.seより申し込む
  2. 希望する学校、コースに直接申し込む
  3. 希望する学校、コースに直接申し込む
  4. 必要書類を確認のうえ申し込む
  5. 必要書類を確認のうえ申し込む

申込期限
  1. 大学への出願時期と同時期(春学期:8月15日締切、秋学期:1月15日締切)
  2. 学校、コースにより異なる
  3. 学校、コースにより異なる
  4. 学校、コースにより異なる
  5. 学校、コースにより異なる

入国・滞在
  • 日本国籍保持者は入国ビザ不要
  • 90日以内の滞在の場合、居住許可は不要
    ※原則として、居住許可を取得できるのはフルタイムコースの留学生

授業料
  1. a)約11,000~50,000スウェーデンクローナ/学期 大学により異なる
    ※別途出願料900スウェーデンクローナ必要
  2. 無料 ※教材費等は必要
  3. コースにより異なる
  4. コースにより異なる
  5. コースにより異なる

生活費
  • 約8,000スウェーデンクローナ/月 地域によって異なる

滞在先
  1. 学生組合の寮、アパートなど
  2. 寮、アパートなど
  3. 寮、ユースホステル、アパートなど
  4. 寮、ユースホステル、アパートなど
  5. 寮、ユースホステル、アパートなど

スウェーデン語を学ぶ目的で留学する場合には、大学付属語学コース、成人教育機関であり生涯学習の場を提供している国民高等学校(Folkhogskola)や国民大学(Folkuniversitetet)などのスウェーデン語講座、サマースクール、民間の語学学校があります。
スウェーデン語の学習到達レベルにはCEFR(欧州言語共通参照枠組)が使われています。
初心者から受講できる留学生向けの年間コース、ある程度のスウェーデン語を学んでいる上級者向けのコース、そして学部生や交換留学生など在籍生のための語学コースがあります。交換留学生を対象にしたコースの中には、一般の学生を受け入れているものもあります。
滞在先については、学校に紹介してもらえる場合が多いですが、自分で探す場合もまずは学生組合や大学の宿舎関係の部署に問い合わせてみましょう。

スウェーデン語コースは以下のリンク先から、検索してみてください。

コース例(2018年)
ルンド大学(Lund University)
  • コースStudy Abroad Swedish Language Programme (留学生向け年間コース)
  • 授業料: 50,000スウェーデンクローナ/学期、100,000スウェーデンクローナ/1年
  • 登録料:900スウェーデンクローナ
  • 出願条件:IELTS6.5、TOEFL iBT 90
  • 住居費:14,000~23,000スウェーデンクローナ(光熱費込み)/各学期 

スウェーデン ルンド大学

幅広い年齢の人が通うことができるスウェーデン独自の生涯教育機関です。スウェーデン語、英語、数学などの一般コース(Allman kurs/Behorighetsgivande kurs)、音楽、メディア、芸術、演劇などの特別コース(Profilkurser)、そしてジャーナリスト養成などの職業訓練コース(Yrkesutbildningar)を開講しています。授業料は無料で、留学生も受講することが可能です。ただし、ほとんどの授業がスウェーデン語で行われています。また、スウェーデン語コースは、移民のために開講されているものが多いので、留学生を受け入れているかどうか事前に確認しましょう。
一般的に全寮制ですが、一部の大都市では寮がない学校もあります。
コース例(2019年)
モラ・フォークハイスクール(Mora folkhogskola)
  • コース:一般コーススウェーデン語、初心者向け基本コース(Allman kurs – Baskurs for nyborjare I svenska spraket)
  • 期間:約9か月間
  • 出願条件:18歳以上
  • 授業料:無料 ※教材費等は別途必要
  • 登録料:400スウェーデンクローナ/学期
  • 寮費:4,500スウェーデンクローナ/月 、管理コスト400スウェーデンクローナ/学期(保険料、課外授業料等含) ※寮外に住んでいる場合は、700スウェーデンクローナ必要
国民大学(Folkuniversitetet)は生涯教育を目的としたスウェーデン独特の成人教育機関です。開講期間も居住許可の必要がない90日以内のところが多いです。(※フルタイムコースであることが居住許可取得の条件です。)
国民大学は、ストックホルムに本部を置き、ストックホルム大学、ウプサラ大学、ヨーテボリ大学、ルンド大学及びウメオ大学の5つの国立大学と連携しており、これらの大学がある都市が地方支部になります。全国に100か所以上あり、スウェーデン語の他にも多数の言語コースを揃えています。

大学との連携により、大学教授や研究者による講義やセミナーのほか、最先端の研究開発の状況といった、大学レベルの授業を受けることもできます。学校によって、スウェーデン語講座、アラビア語、ダンス、音楽、陶芸、織物、水彩画、法律、IT、ダンス、ビジネス経済など開講コースは多岐にわたります。また、英語で授業を行っている講座が約30あります。(2018年9月現在)
国民大学は中央政府、県、市から財政的な支援を受けていますが、地方のカラーを生かしながら各校が独自のプログラムを用意し、自主的に運営されています。

外国人を対象にしたスウェーデン語講座や英語講座があり、留学生にも広く門戸が開かれているのが特徴です。開講期間も居住許可の必要がない3か月以内のところが多いです。

同様の機関として、市民大学(Medborgarskolan)もあります。
講座例
●語学
多数の語学コースがあります。例えば、ウメオ校の場合は通常初級~上級クラスがあり、医療やビジネスのための専門的なクラスもあります。大学への留学生や移民がスウェーデン語を学習する学校として、大きな役割を果たしています。

●芸術
学校によりダンス、写真、美術、デザイン、織物、陶器、音楽、演劇、メディアなど幅広い芸術分野のプログラムがあります。

●文化
美術史、演劇理論、民族学、環境理論などの講義やセミナーが数多くあります。また、スウェーデンの文化にとどまらず、世界各国の文化を学べるプログラムもあります。

●科学
大学教授や研究者を講師として、最新の科学技術や研究成果を学ぶことができます。講義は講師からの一方通行ではなく、受講生を交えた議論も行われ、科学技術を広く普及する役割も担っています。

●コンピューター(情報科学)
コンピューターの実務に関する基礎知識から専門家養成まで幅広いコースがあります。

●経済/マーケティング
ストックホルム校やウプサラ校などでは経済やマーケティング関する講座があります。大学と同等の授業が行われている講座もあります。

●マスメディア
メディア関係、マーケティング、情報科学、グラフィックデザインなどのプログラムがあり、専門的な知識の習得を目指して、実務に役立つ授業と実習が行われています。

国民大学 ルアー作り

国民大学「ルアー作り講座」
コース例(2018年)
国民大学 ストックホルム校(Folkuniversitetet i Stockholm)
  • コース:スウェーデン語 初級講座
  • 授業料:5,575スウェーデンクローナ(週5日、4週間、宿泊費除く)
申込方法
希望校に直接申し込みます。
滞在
国民大学には宿泊施設がありませんが、学校側にメールで相談すれば、提携大学の学生組合または留学生に対する住居あっせん機関を紹介してくれることもあります。
スウェーデンの大学は6月初めから8月末まで夏休みに入ります。この期間を利用して、外国人を対象にしたスウェーデン語のサマーコースが各地で開かれます。国民大学でもサマーコースを開催しています。
各地のサマーコースの内容、期間は学校によって異なりますが、ここでは代表的なものを紹介します。
学校例
コース例(2018年)
ウプサラ 国際サマーセッションUppsala International Summer Session: UISS
  • 場所:ウプサラ市(ストックホルムから北へ40km)。
  • 期間:6月中旬から8月中旬
  • コースレベル:CEFR Aレベル(初級)からCレベル(上級)まで ※入学前にレベル分けのためのテストがあります。
  • 入学条件:18歳以上
    ※校外学習や課外授業あり。
  • 授業料:授業料、教材費、宿泊費、課外授業費、昼食代、ウプサラツアー、アクティビティなどすべて込みの場合
    9週間 51,700スウェーデンクローナ
    6週間 35,200スウェーデンクローナ
    3週間 18,600スウェーデンクローナ
    2週間 14,300スウェーデンクローナ(中上級クラスのみ)
入学の手続きは各校のウェブサイトを通じて行います。
スウェーデン文化交流協会のコース
インターナショナル・サマー・コース(International summer Course)は、スウェーデン文化交流協会(Swedish Institute)が、国民高等学校(Folkhogskolan)と連携して開催しています。大学レベルのスウェーデン語を100時間以上学んでいることが参加条件となっています。

スウェーデン 公園 夏

民間や非営利の語学学校もありますが、フルタイムコースでないと居住許可がおりません。91日以上のコースには申し込むことはできないので、注意しましょう。
(2018年9月改訂:禁無断転載)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。