
このページには、海外留学の際に利用される語学・学力テスト(主として試験実施機関へのリンク)を掲載しています。
- テストの種類や形態など、詳しくはそれぞれのウェブサイトなどでご確認ください。
- 特殊文字や記号は省略あるいはアルファベットに置き換えています。
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TOEFL:Test of English as a Foreign Language
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英語圏の大学など高等教育機関、一部高校への留学希望者を対象とした英語力判定テスト。日本ではTOEFL iBT(Internet-Based Test)を実施。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの四技能を総合的に測定する。英語圏以外の学校が、出願者の英語力を測るために受験を要求する場合もある。TOEFLの結果は合格・不合格ではなく、スコアで表示される。スコアの有効期間は受験日から2年間。 TOEFL ITPテスト(団体向けペーパーテスト)は留学先へ提出する正式な証明として利用できないので注意。
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IELTS:International English Language Testing System
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英語圏(主に英国・アイルランド・オーストラリア・ニュージーランド、他欧州各国)の大学などへの留学希望者の英語力を評価する試験。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションからなる。英語圏以外の学校が、出願者の英語力を測るために受験を要求する場合もある。
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DET: Duolingo English Test
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近年導入されたオンラインで受けられる英語検定試験。
2020年にコロナ禍の影響でTOEFLやIELTSが受けられない学生のために実施している国・地域もある。
主に英語圏の大学入学に使用できるが、大学によるため最新情報については各大学のHPを必ず確認すること。
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PTE Academic:Pearson Test of English Academic
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英語を主要言語として使用している大学・大学院などへの留学希望者が英語力を証明するためのコンピュータテスト。スピーキング&ライティング、リーディング、リスニングの3セクションからなる。英国、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、アイルランドにある何千もの教育機関から認定されている。
海外留学にも使える日本人向けの英語技能を測定する語学試験。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能を、筆記・リスニング・スピーキングのテストで測定し合否を判定。アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの大学などや高校の一部で、留学時の英語力証明資格として認められている。
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iTEP:International Test of English Proficiency
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インターネットベースで文法・リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの能力を包括的に査定できる英語検定テスト。アメリカ国内を中心に700校以上の大学、400校以上の高校がiTEPを認定している(2020年7月現在)。
中国政府公認の中国語能力検定試験。中国の大学へ留学する際に中国語能力の証明として使用できる。1~6級のいずれかを受験し、1~4級はスコアリポートに得点と合否が表記され、5、6級は得点のみ表記される。口語試験(HSKK)は、初級、中級、高級のいずれかを受験し、スコアリポートには得点のみ表記される。欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)に合うよう設計されている。
台湾教育部が主催する、中国語能力検定試験。台湾の大学へ留学する際に中国語能力の証明として使用できる。入門基礎級、進階高階級、流暢精通級の3レベルがあり、各レベルはさらに2階級に分かれ、入門級、基礎級、進階級、高階級、流暢級、精通級の6階級となっている。欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)に合うよう設計されている。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
韓国の大学など高等教育機関への留学希望者を対象とした韓国政府公認の韓国語能力検定試験。韓国の大学へ留学する際に韓国語能力の証明として使用できる。TOPIK I(初級)とTOPIK II(中・上級)の試験があり、TOPIK Iは1~2級に、TOPIK IIは3~6級に取得点数により認定される。
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TestDaF:Test Deutsch als Fremdsprache
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主にドイツの高等教育機関への留学希望者を対象としたドイツ語能力試験。読解、聴解、筆記、口述の4項目を能力別に評価するもので、欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)のB2からC1のレベルに相当する。全ての項目の評価がレベル4以上であれば、ドイツにある高等教育機関への入学に必要な語学力を有すると認められる。東京ドイツ文化センターと獨協大学(埼玉)で受験可能。
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ゲーテ・ドイツ語検定試験(Goethe-Zertifikat)
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ドイツの公的な文化機関であるゲーテ・インスティトゥート(Goethe Institut)が行っている語学試験。欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)のA1からC2のレベルまであり、大学の求めるレベル(B2~C2)に合格していれば、ドイツ語試験が免除される。各地のドイツ文化センターで受験可能。
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OeSD:Oesterreichisches Sprachdiplom Deutsch
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オーストリア政府公認のドイツ語検定試験。欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)のA1からC2までのレベルがある。オーストリアを始めとしたドイツ語圏の大学において、入学に必要な語学能力の証明書として認められている。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で受験可能。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
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DELF:Diplome d'etudes en langue Francaise
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DALF:Diplome approfondi de langue Francaise
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フランス国民教育省が認定するフランス語資格試験。DELF/DALFともに、欧州言語共通参照枠(CEFR)に基づいた6段階のレベルになっています。また、DAPの応募でフランス語試験がいるのは、DELFのB2以上(またはDALF)を取得している場合です。
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TCF:Test de Connaissance du Francais
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フランス国民教育省が認定するフランス語検定試験。現地の大学へ出願する際に公式にフランス語力を証明できる。得点により受験者のレベルを欧州言語共通参照枠(CEFR)の6段階で判断する。フランス政府給費留学生の出願には、DELF/DALFの合格証、もしくはTCFのスコアの証明書の提出が必要となる。対象は16歳以上。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
イタリア政府認定のイタリア語検定試験のうち、下記の3種類の試験が日本国内で受験可能。どの試験も、欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)のA1からC2までのレベルがあり、B2以上の合格認定証を提出すれば、大学・音楽院・美術学院の入学試験でイタリア語試験が免除される。
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CILS:Certificazione di Italiano come Lingua Straniera
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シエナ外国人大学が発行する認定証。イタリア文化会館にて受験可能。
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CELI:Certificati di Lingua Italiana
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ペルージャ外国人大学が発行する認定証。イタリア文化会館にて受験可能。
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PLIDA:Progetto Lingua Italiana Dante Alighieri
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ダンテ・アリギエーリ協会が発行する認定証。東京と大阪で受験可能。受験するには、ダンテ・アリギエーリ協会に入会する必要がある。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
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DELE:Diplomas de Espanol como Lengua Extranjera
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スペイン教育文化スポーツ省公認のスペイン語力判定テスト。試験科目は読解、聞き取り、文章表現、口頭試験の4つ。レベルは欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)に対応してA1からC2に分かれている。入試優遇やスペイン語知識試験免除、学内単位認定の目安となる。東京、大阪、京都、名古屋、広島、福岡、仙台、沖縄で受験できる。
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SIELE:Servicio Internacional de Evaluacion de la Lengua Espanola
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オンラインシステムでスペイン語能力を判定する国際的評価試験。インスティトゥト・セルバンテス、メキシコ国立自治大学、サラマンカ大学、ブエノスアイレス大学により共同開発され、欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)に対応したレベル設定で、読解、聴解、文章表現、口答表現の4パートの試験がある。南米を含むスペイン語圏各国の大学に入学するにあたって必要とされる語学能力の証明書として認められる。インスティトゥト・セルバンテス東京で受験できる。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
外国語としてのオランダ語能力を測る試験。非営利機関CNaVT(Certificaat Nederlands als Vreemde Taal = Certificate of Dutch as a Foreign Language)がオランダ政府の助成を受けて実施している。世界各地のオランダ語教育関係機関で毎年1回、5月上旬に行われる。日本では、アーツフランダース・ジャパンが唯一この試験を主催。試験は「聞き取り」「読解と作文」そして「口述試験」の3つが総合的に判断され合否が決まる。日常会話レベルからオランダ語教育者を目指すレベルまで数段階に分かれているので、自分の目的にあったレベルを受験すること。試験の結果はスコアではなく合否によって判定される。
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NT2:Nederlands als tweede taal
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外国語としてのオランダ語能力を測る国家試験。試験はProgramma I とProgramma IIに分かれている。Programma Iは、オランダで仕事を探す人や上級中等教育中等職業訓練学校(MBO)への進学を目指す人のための試験で、欧州言語共通参照枠(CEFR)(※下部リンク参照)のB1レベル。WO機関やHBO機関の大学などへの進学を目指すにはProgramma IIを受験すること。この試験の合格者のみを受け入れ対象としている大学などもある。試験ではオランダ語の4技能(読む / 聞く / 書く / 話す)が測定され、CEFRのB2レベル。
欧州言語共通参照枠(CEFR)については
こちらをご参照ください。
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SAT:Scholastic Assessment Test
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アメリカの大学に入学するための共通試験。「証拠に基づいた読解とライティング」と「数学」にオプションの「小論文(エッセイ)」からなるThe SATと、20種の科目別テストから1回の試験につき最高3科目まで選んで受験するSAT Subject Testsの2種類がある。日本でも各地のインターナショナルスクールなどで実施されている。
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ACT:American College Test
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主にアメリカの大学入学希望者を対象とした学力テスト。英語、数学、長文読解、理科、そしてオプションの小論文(ライティング)からなる。日本では横浜、名古屋、大阪、福岡、沖縄のインターナショナルスクールで、年数回実施されている。
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GMAT:Graduate Management Admission Test
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主にアメリカやカナダのビジネススクール(経営大学院)入学希望者を対象とした学力テスト。分析作文、総合推理、数学、英語の4科目からなる。東京、名古屋、大阪、福岡で受験できる。
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GRE:Graduate Record Examinations
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主にアメリカやカナダの学術系大学院入学希望者を対象とした学力テスト。General Test (英語、数学、分析作文。CBT=コンピュータ版とPBT=ペーパー版)とSubject Test(6分野。PBTのみ)の2種類がある。CBTのGeneral Testは東京と大阪で通年受験できる。PBTのGeneral TestやSubject Testは、他の都市で行われる年もある。GREの公式サイトに試験会場リストが掲載されている。
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LSAT:Law School Admission Test
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アメリカやカナダのロースクール(法科大学院)(J.D.プログラム)への入学に際して要求される学力テスト。長文読解、分析、論理、小論文からなる。日本では、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京)で年4回、同志社大学(京都)で年1回実施されている。