海外留学経験者の追跡調査(平成23年度)結果の概要

グラフ1 留学の達成度

日本学生支援機構では、平成16年度に続き、2回目の「海外留学経験者追跡調査」を実施した。
これは、海外留学経験者の実態、とくに留学の動機とその達成感、留学情報収集の方法、留学後の進路について重点的に調査を行い、海外留学希望者の留学準備において、また、我が国の教育機関・公的機関等による情報提供業務において、参考資料として利用することを目的としたものである。

 

 このたびの調査結果の概要は、次のとおり。
  • 【調査方法】 インターネット調査
    20~40代のインターネットモニターより無作為抽出 および大学や大使館、留学経験者同窓会等の協力機関からの紹介を併用
  • 【調査対象者】 過去15年以内に海外留学経験のある20~40代の一般個人
  • 【調査対象者数】 1,506件(全回答者20,223件)
  • 【調査実施期間】 2012年2月3日~2月20日
  • 【調査内容】 「留学の実態」、「留学前/留学中/留学後の状況」、「留学斡旋団体」、「留学経費・アルバイト・インターンシップ」、「総合満足度」、「留学未経験者の留学意向」について調査。

 

留学の達成度
6割が留学の目的を達成、留学で得たのは「視野が広がった」こと
留学で当初の目的や計画を達成したかどうかたずねたところ(上記グラフ1参照)、「十二分に達成した」と「かなり達成した」を合計した59.2%が達成感を感じている。
特に学部・大学院学位や専門資格の取得者に達成感を感じたとの回答が多く、留学期間が6ヶ月未満の場合は「一部達成した」の比率が高かった。

グラフ2 留学の達成度

また、留学で得たものをたずねたところ(グラフ2参照・複数回答)、全体の半数以上が「視野が広がった」と回答し、「語学力」「異文化・国際感覚」「友人」「価値観・考え方」が上位を占めた。
留学は仕事に役立っているか
現在の仕事には半数以上が「留学が役立っている」

グラフ3 仕事への影響

現在の職業に関して、留学が現在の職業に業務面で役立っていると思うかたずねたところ(グラフ3参照)、「非常に役立っている」、「役立っている」を合わせて54.3%から「役立っている」との評価が得られた。評価が高いのは学位・資格取得者と比較的長期の留学経験者であった。
今後の人生に役立つか
留学経験は93%が「役立つ」

グラフ4 今後の人生への影響

留学経験が今後も役に立つと思うかたずねたところ(グラフ4参照)、「はい」が93.1%と圧倒的に多かった。
本調査では、前回に引き続き、海外留学を非常に肯定的にとらえた回答が多数を占めた。
また、これから留学を考える人へのアドバイスを記入した「※自由回答集」にも、前向きに海外留学を勧めるコメントが多数寄せられている。
これらの結果を踏まえ、海外留学の促進および留学前後の学生等の適切な指導が行われることが望まれる。
平成23年度「海外留学経験者追跡調査」報告書(PDFファイル)
問い合わせ先
独立行政法人日本学生支援機構 留学生事業部 留学情報課
電話:03-5520-6111 FAX:03-5520-6121
E-mail:infosa●jasso.go.jp
メールを送る際は●を@に変更してご利用ください。

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