海外留学を考え始めた方や、準備を進めている方にお勧めの基礎情報。
語学や芸術文化など目的にあわせた留学先の情報を調べることができます。

各情報・データは更新時(2017年10月)における一般的な状況です。教育機関、地域、あるいは時期により異なる場合がありますので、最新・個別の情報については必ず各機関にご確認ください。このガイドの中ではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。特殊文字や記号は英語のアルファベットに置き換えています。
就学前教育(3年間)、初等教育(6年間)、前期中等教育(3年間)、後期中等教育(3年間)、高等教育(3~6年間)にわかれています。そのうち、就学前教育の後半2年間と初等教育、中等教育が義務教育です。公教育は、無宗教、無料(登録料、授業料)を原則としています。
就学率は、初等教育で約100%、前期中等教育で約96%、後期中等教育で約78%(2015年現在)となっています。義務教育期間中でも⽋席数や成績によって落第する制度があります。
高等教育は、大学と非大学型機関で行われます。国立大学は共和国大学と科学技術大学の2校、私立大学は4校(2016年現在)あります。国立の大学は無償で、入学試験はなく、高校卒業資格があればだれでも入学できます(学部により例外あり)。ただし、卒業するのが難しく、途中で学業を放棄する人も少なくありません。
一般的な在学期間は、学士課程3~6年、専門課程1年、修士課程2年、博士課程3年です。
1学年は2学期制で前期は3~7月、後期は8~12月が一般的です。

国立大学では、外国人学生の受け入れは交換留学が主流です。学位取得を目的とした正規課程への留学は、高等学校を修了していることのほかに、3年以上ウルグ アイに居住していること、あるいは家族の移住にともないウルグアイに移り住んだことなど、厳しい条件が定められています。ウルグアイ共和国大学には、外国人向けの語学コースもあります。こちらは一般に開講されています。

私立大学は外国人留学生を広く受け入れています。語学コース、交換留学のほか、正規課程への留学も可能です。また、交換留学以外でも、授業料を支払って一定期間(1~2学期間)大学に在籍することができる制度(free- movers)もあります。要件や手続きは、大学や学部、また留学形態によってもちがうので、事前によく確認しておきましょう。
【国立大学】
【私立大学】

建物

90日までの滞在であれば、ビザは不要です。90日を超える滞在の場合は、移民局への申請が必要です。詳細については、直接、駐日ウルグアイ大使館にお問い合わせください。
ウルグアイの大学は、通常キャンパス内に独自の学生寮を備えていません。そのかわりに大学周辺にある寮やアパートのリストを作成している大学もありますので、事前に問い合わせてみましょう。以下に家賃の例をあげます。
モンテビデオの場合(2017年)
種類 USドル/月
アパートシェア 400-450
学生寮(2人部屋) 350
光熱費など 45-150
ホームステイ(3食付き) 700

ウルグアイ共和国大学 学生寮・アパートリスト〔スペイン語〕モンテビデオ周辺の宿泊先リスト。家賃、設備、周辺の学校など、詳細な情報を提供している。ウルグアイ共和国大学以外の学生も閲覧可能。

物価(2017年、目安)
品目 金額(USドル)
食費 350/月
牛乳(1本) 1
パン(1本) 1.25
卵(半ダース) 1.5
米(1キロ) 1
コーヒー豆(250グラム) 2.5
コカ・コーラ(1.5リットル) 2.3
ミネラルウォーター(1.5リットル) 1.4
歯みがき粉 3
バスチケット(1回分) 1
映画 8~8.5
救急外来 100
一般外来 75
*レート計算は外国為替情報ページ(例:http://jp.reuters.com/investing/currencies)にて参照できます。レートは常に変動していますのでご注意ください。
 
民間組織が提供しているもののほかに、大学が独自に奨学金を提供している場合もあるので、各大学に問い合わせてみることをおすすめします。

川

(2017年10月作成:禁無断転載)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。