留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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友人家族と伝統衣装を着て
留学先国・地域:ブルネイ・ダルサラーム 
留学期間:2022年7月~2023年5月
学校名:ブルネイ・ダルサラーム大学
専攻名:Faculty of Arts and Social Sciences
留学形態:派遣留学(交換留学)
奨学金:JASSO海外留学支援制度(協定派遣)

大学に受かったタイミングから留学に行きたいとは考えていました。しかしコロナの影響で渡航が規制され、行きたくてもいけない状況が続き、その状況がかえって行きたい欲を高めました。
ちょうど22年度の留学からかなり回復すると聞き、ダメ元でもいいからとにかく応募しようと学内の交換留学に応募しました。仮定の話なのでわからないですが、仮に学内の選考に受かっていなくても休学して私費で行っていたかもしれません。

航先の候補は大学の協定校から希望を三つ出すことができ、私は自分の研究分野である東南アジアを選びました。英語で行ける東南アジアの学校はブルネイとシンガポールで、せっかく行くなら知らない国にということでブルネイを第一候補に選びました。
渡航先が決まってからは準備に入り、健康診断や予防接種などを受けて回りました。

ウルトゥンブロン国立公園
最も日本と違うのはイスラームの国だというところです。毎日5回モスクからアザーンが大音量で流れ、豚肉、アルコールは基本手に入りません。女性はほとんどがヒジャブをしていて、肌の露出も極力避けることが推奨されます。ただ、このような文化が違うだけで基本的なところは一緒なので、大きな不自由さを感じたことがありませんでした。授業は講義と課題が出て期末レポートやテストで成績がつき、寮も個室がありプライバシーはあります。大学が広すぎて移動が大変なこと以外は、苦労も学内では特にありませんでした。食生活は豚がなかなか食べられないので鶏肉中心です。多少脂っこいですがマレー料理は日本人の口には合うと思います。多少値は張りますが和食のレストランもあるので、食べるものがないことはないでしょう。
 

帰国後は元の大学に復学し卒業予定です。大学では東南アジアに関する研究をしていて主にブルネイに焦点を当てています。今後は日本で就職活動をして就職予定ですが、就職先に対する留学の影響は少なからずあり、海外にグローバルに展開している企業を中心に考えています。
 

一年の留学を経て、海外、特に東南アジアに対するセンサーは強くなりました。以前であれば聞き逃していたニュースなども耳に入るようになり、視野が広がった実感があります。現代の技術のおかげで当時の友人との繋がりも維持できていますし、今後も関わっていくことになると思います。
 

夜のSOASモスク
小さな国なのもあって、ブルネイでは多くの住民がのんびりとしています。せかせかした日常に疲れ、勉強をしつつのんびりとしたい人にはうってつけな国です。日本好きな人も多く、留学先としては知名度に反して日本人にかなり適していると感じています。ぜひ候補の一つにしてみてください。

「言い回しを考える」
英語学習というと文法、単語の暗記がメインにあがると思います。大前提としてこれらももちろんある程度は必要ですが、実際に話してみると日常会話のレベルではそんなに難しい文法、単語は出てきません。意外と知っている単語の使い
方次第で多くの表現ができます。多くの言葉を知っているに越したことはないですが、行き詰まったら今知っている単語での組み合わせを考えて表現を増やすという考え方をしてみるといいかもしれません。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。