大学・大学院・短期大学・専門学校
奨学金留学
体験レポート
多様な文化に魅せられた インドネシア留学
ジャワの伝統的な衣装
留学先国・地域:インドネシア
学校名:ジョグジャカルタ州立大学
留学期間:2023年9月~2024年6月
留学形態:語学留学(日本の大学休学中の留学)
奨学金名:ダルマシスワ奨学金
現地で学びたい!奨学金で実現した留学
私は、ダルマシスワ奨学金というインドネシア政府の給付型奨学金を活用して留学しました。このプログラムでは、10 か月間にわたりインドネシアの大学で無料でインドネシア語や文化を学ぶことができ、生活費や健康保険も支給されるため、安心して学びに専念できます。大学でインドネシア語を学んでいた私は、さらに深く現地の文化を理解したいと思い、この奨学金のチャンスを活かしてインドネシア留学を決意しました。
大学選びと事前準備の注意点
私はジョグジャカルタ州立大学(UNY)に留学しました。ジョグジャカルタはジャワ文化が色濃く残る街で、私は特にジャワ文化に興味があったのでこの地域を選びました。インドネシア留学では大学選びが重要で、留学生向けプログラムやサポート体制を調べることをお薦めします。私は大学のインドネシア語の先生に相談し、UNYを選びました。
準備では、必要なワクチン接種に加え、インドネシアにはムスリムが多いので、ハラール対応のお土産を用意したり、イスラーム文化を学んだりして現地での生活に備えました。
出会いと経験に恵まれた10 ヶ月
留学生仲間との記念写真(前列向かって一番左)
大学では外国人向けのインドネシア語コース(BIPA) を受講しました。授業は週に4 日で、座学だけでなく伝統的な文化を体験できる実践的な学びも多かったです。また、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中から留学生が集まっていた
ので、国際色豊かな環境でした。現地では学生アパートを借りていましたが、場所によってはお湯が出ない、エアコンがない、窓がない、などの物件も多いので注意が必要です。放課後や休日は、現地の友人や他の留学生仲間と一緒に課題をしたり、遊びに行ったりすることが多かったです。また、祭日には友人の家を訪れて現地の人々のリアルな暮らしを体験することもできました。特にラマダーン月に友人と共に断食を経験した時には、当たり前だと思っていた水や食事のありがたさを実感する特別な経験ができました。
復学後も役立つ語学力
留学後は大学に復学しました。大学では、現代東南アジア研究に取り組むゼミに参加し、留学先であったジョグジャカルタ州についての個人研究を進めています。現在大学2年生で卒業後の具体的な進路はまだ決まっていませんが、インドネシア語を生かしてグローバルに活躍していきたいと考えています。
留学の成果、そしてインドネシア語の活用
注意:辛い料理が多いです
帰国後はインドネシア語技能検定試験B級を受験し、合格することができました。大学ではインドネシア語文献を読みながら個人研究に取り組んでいます。また、日本での就労を目指すインドネシア人を支援するインターンシップに日本語の先生として参加し、実践的にインドネシア語を活用しています。
学びの多いインドネシア留学生活のために
インドネシアでの留学生活は、慣れない環境や食文化に戸惑うこともあるかもしれません。しかし、その分だけ日常の中で驚きや発見があり、心に残る瞬間がたくさん待っています。見たことのない食べ物、経験したことのないイベント、さまざまなことに挑戦し、たくさん成長できる留学生活となることを祈っています。
私の語学勉強法
出発前に日本でできること
私は1年ほどかけて文法事項を終わらせてから、インドネシア語のニュース記事を読むなどして語彙を増やしました。留学中はアウトプットに集中したかったので、渡航前にできるだけたくさんインプットできるように頑張りました。インドネシア語は標準語と口語で単語や言い回しが異なるのも特徴で、渡航後は口語での会話に苦労しましたが、インドネシア人の友人とたくさん交流する中で少しずつ上達させることができました。
インドネシアの体験レポート一覧へ戻る