留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:インドネシア、デポック、タンゲラン
学校名:Universitas Indonesia
専攻名:BIPA(インドネシア語)
留学期間:2024年9月~2025年8月
留学形態:学士課程・インターン(日本の大学在学中)
奨学金名:トビタテ!留学JAPAN

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
自分が幼いころにベトナムで見た貧困。「助けてあげる」という上から目線ではないやり方で、お互いの国が成長するにはどうしたらいいのか悩んでいた時に、ある先輩に出会い、一国の持続的な成長におけるビジネスの重要性に気づいた。人口と面積の規模が大きく、経済的な面でポテンシャルが高いインドネシアを留学先に選んで、現地で言語を学び、中間層研究をしながら、日本とインドネシアの間でビジネスがどのように行われているか自分の目で見たいと思った。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
東南アジア諸国のなかでも、経済的にポテンシャルが高く、若い労働力の勢いのあるインドネシアは、少子高齢化が進む日本と相互補完的な関係性にあると感じ、インドネシアを選んだ。
インドネシア大学のBIPAを選んだ理由は、経済の中心であるジャカルタに近く、これまで大学で学んできたインドネシア語をビジネスレベルまで向上させるのにもっとも適していると考えたから。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
心配もあったとは思うが、計画をよく練って準備していたので、安心につながったと思う。とても応援してくれた。

Q. 留学にあたってどのような準備を行いましたか。留学を思い立ってから、情報収集・学校選定・出願・ビザ申請など、それぞれの準備について教えてください。
同じ機関に留学した経験のある先輩へ質問した。留学の1年以上前から留学候補先の大学に行って自分の目で雰囲気などを確かめた。

Q. 参考にした情報媒体(ウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、X等)など)があれば教えてください。
トビタテの留学大図鑑
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
自分の名刺、日本のお土産、海外保険、海外のATMでお金を引き出せるカード

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
大学の機関とのメールのやり取りやフォームでのやり取り。
一定以上の金額が自分の銀行口座に一定期間以上あることを示す書類の準備など、急に言われても準備できないものもあったので、申請期間がはじまったらすぐに取り掛かった方が良い。

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
1件目は先輩から大家さんの連絡先を聞き、ワッツアップでのやり取りの中で決めた。
2件目は現地のアプリで探して、数回内見してから決めた。

Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
大学の授業や、現地で作った友達との会話で行った。とにかく話す機会を十分に持つことが重要。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
約160万円
トビタテ!留学JAPANという奨学金で全額賄った。
12月に大学の留学支援センターで存在を知り、申請した。書類審査と面接を経て合格した。

Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
インドネシア大学BIPA2-3でインドネシア語を学んだ。インドネシアの文化や経済、政治などをテーマに授業が行われるので、インドネシアの見方もここで学んでいる間に身についたと思う。
世界中から集まった生徒と共に一つの言語を通して学ぶのは非常に楽しかった。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
同時期に近所の子供たちに日本語教室を開いて授業を行っていた。
空き地にテーブルと椅子を用意して、毎週2日来てくれる子供を歓迎した。6か月弱でひらがなを読み書きできるようになった。
日本語教室を通じて地域の人とのコミュニケーションの取り方も学んだ。自分も人に対してオープンになったし、距離の取り方も学ぶことができた。kampungに住む人々の暮らしに触れ、自分の目で見て学ぶことができた。

学期間の休みは国内を旅行した。前は苦手だと思っていた町も、言語力と知識を付けて再訪すると以前は見つけられなかった魅力に気づくことができた。移動は飛行機以外の交通手段も多く試した。電車、バス、フェリー、バジャイ、アンコット、バイクなど、現地の人々と同じように使用し、それぞれの交通機関でどのような乗客がいるのか観察した。

現地の日本人コミュニティーに頻繁に顔を出し、現地で働いている日本人の話をたくさん伺った。インドネシア生活やインドネシアで働く日本人しての視点を伺う以外にも、将来についての相談に乗ってくださる方や学生としての私を気にかけてくださる方が多く何度も救われた。

Q.留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
日本では当たり前に行われることや、簡単に手に入るものは、インドネシアでは当たり前ではなかった。思うようにいかないことがほとんどな日常な中で、いかに可能に変えていけるかが大変で、楽しくもあった。ほとんどのことは自分の行動や気持ちの持ち方次第でどうにかなった。

Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
インドネシアで最大の財閥企業の1つであるSinar Mas Groupのデベロッパー企業でインターンを行った。同社が所有するBSD Cityに引っ越して中間所得層以上の人々のライフスタイルのなかで生活した。
日本企業と多くのつながりがあったので、日本に関するものにはすべて関わらせてもらった。日本語授業を週二回社員向けに行ったり、BSD Cityを訪問する日本企業のためのプレゼン資料を作成したり、東南アジアで活躍するビジネスリーダーにインタビューを行ったりなど、これまで身に着けてきたすべてを発揮する機会が備わっていた。

インターンシップを通じてインドネシアの中間層に今どのようなトレンドがあって、それにこたえるように日本企業がどのようにインドネシアでビジネスを行おうとしているのか学ぶことができた。
最初は実力も経験もなく、緊張で小さくなっていたが、4か月間のインターンが終わるころには上司に企画提案ができるほど自信をつけることができた。
文化やビジネス慣習の異なる環境で相互理解を築きながら形にしていく難しさと達成感を経験し、海外事業においては「現地理解」と「信頼関係の構築」が成果創出の鍵であることを学んだ。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
「どうにかなる」と信じる力が身についた。
留学当初は時間を精一杯使いたいという気持ちがあったために、一日の予定を細かく組んだりもしていたが、インドネシアでは近い未来に何が起きるのか、バスが何時に来るのか、はっきりとした時間を予期することが難しかった。だからこそ「いつになるかわからないけど、きっとどうにかなる」という楽観的な精神が鍛えられた。
この力は様々な場面で柔軟性と行動力が必要とされるときに活きた。
ハイレベルのインドネシア語を学び、実践の中で言語運用力を磨くことができた。現地財閥系企業でのインターンでは日本語授業の実施や日系企業対応を担当し、異文化間での調整力と柔軟なコミュニケーション力を身につけた。さらに、低所得層から高所得層まで幅広い人々と関わる中で、階層を超えた社会構造を肌で理解し、数字や理論では見えない、生活に根ざした経済や人々の価値観を学び、この留学のテーマとして掲げていた「両国の架け橋」としての視点に近づいた。

Q. 留学後の進路について教えてください。
帰国後、就職活動を終え、総合商社から内定をいただいた。
留学を通じて培った言語力と異文化理解力を土台に、今後は「異なる他者を繋ぐ架け橋」としての役割を果たしたい。現地での生活や企業経験を通じて、多様な価値観の中で対話し、相互理解を深める力を得た。次のステージでは、その経験をビジネスや社会課題の解決に生かし、国や文化、立場を越えて人と人、組織と社会を結ぶ存在を目指す。留学で得た実感と視点を、持続的な関係構築へと発展させたい。

Q. これから留学する方へメッセージ・アドバイスをお願いします。
大事なのは語学力より学ぶ姿勢と態度
海外でインターンをしたり、新しいことに挑戦するのはとても勇気がいることだと思います。とくに英語やその国の言葉の語学力に十分な自信がないときは尚更です。しかし私が感じたのは大切なのは能力よりもなにか学ぼう!という姿勢と、笑顔やあいさつを忘れない態度だということです。
第二外国語学習者である限り、ネイティブにはなれないし、完璧にその言語を話すこともできません。だからこそ、ある程度の語学力が付いたら本当に試されるのは異文化の環境の中でサバイブする力だと気付くことが大事です。シャイになりすぎないで、話題を提供したり礼儀を忘れずにいたりなど、小さなやり取りを大事にすると自分にとっても動きやすい環境になると思います。
自分がここで何を得たいのか、何を学びたいのかを明らかにして、海外でチャレンジできる折角の機会を存分に生かしてみてください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。