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体験レポート
2026年5月25日更新
留学先国・地域:リトアニア、ビリニュス
学校名:Vilnius University ビリニュス大学
専攻名:心理学
留学期間:2024年8月~2025年6月
留学形態:学士課程(日本の大学在学中)
奨学金名:JASSO給付型「海外留学支援制度(協定派遣)」
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
高校生の頃に道端で外国人に道を尋ねられたとき、十分な英語力がなく助けることができなかった、という悔しさが英語を話せるようになりたいと思った最初のきっかけです。その後、英語を使ってコミュニケーションを取れたときに大きな喜びを感じました。また、将来はできるだけ多くの人の幸せに寄与したいという夢があり、その夢のためにも異文化に触れて世界を知ること、英語力を伸ばすことで私が幸せにできる人の数が増えるのではないかと考えたことが留学を決めた大きな理由です。さらに、専門である心理学を他国で学びたいと思ったことも理由の一つにあります。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
まず前提として英語で授業を受けることができ、私の専門の心理学を学べる大学を基準に探しました。その中でリトアニアは、他のヨーロッパ諸国と比べると物価が安く、治安も良い方でした。また、ビリニュス大学の図書館は世界で最も美しい図書館と言われることがあるというネット記事を読み、そのような素敵な大学で勉強してみたいと思ったことも大きな理由です。さらに留学に行く前はリトアニアとはどんな国なのかほとんど知らなかったので、想像できない環境で生活することは私の価値観や考え方に刺激を与え、大きく成長させてくれるのではないかと考えました。
留学の準備について
Q. 留学にあたってどのような準備を行いましたか。参考にした情報媒体(があれば教えてください。
大学の短期派遣留学体験記、短期派遣留学報告書
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備すべきだったことなどはありますか。
準備しておいてよかったことは、AirTagです。荷物の盗難の可能性が高い海外では、常に自分の持ち物の場所が分かり、荷物と離れた時には携帯で知らせてくれる存在はとても心強かったです。
また、リトアニアはキャッシュレス決済が進んでいたため、クレジットカードでの決済がほとんどでした。そのため盗難・紛失のおそれを考慮すると、クレジットカードは複数枚作っておくことをおすすめします。さらに、20歳未満で留学する場合はデビットカードを絶対に作ってください。20歳未満の学生はデビットカードがないとATMから現金を引き出せないので注意が必要です。実際私はこれに困り、両親から海外郵便でデビットカードを送ってもらいました。
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどが教えてください。
入学は、基本的に大学から指定された書類の準備を行いました(成績証明書、海外旅行保険被保険者証、英語成績証明書、パスポートの写し等)。ビザの申請は、①MIGLISの申請フォームから必要な情報を記入・登録する。②ヴィリニュス大学に日本でビザを申請する旨とビザ申請日を伝えて、Mediation Letterをもらう。③VFSからビザ申請日の予約を取る。④VISAセンターに行く。⑤センターで書類の確認、パスポートのコピー、指紋の登録や顔写真撮影をする。⑥センターからのVISA発行の連絡を受け取り次第、受取可能な日で再度予約を取る。⑦センターで指紋認証を行い、VISAを受け取る。という手順で行いました。私は特に、ビザ申請日の予約に苦労しました。センターと電話が通じなかったり、予約申請のフォームがうまく作動していなかったりしたため申請が遅れ、渡航日数日前にギリギリでビザを受け取りました。留学前の準備で一番大変だったのがこのビザ取得だったので、時間に余裕をもって動くと良いでしょう。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
大学のHPから大学の寮を見つけ、メールにて入寮を申請しました。留学生のためには基本的に3つの寮があり、所属する学部があるキャンパスとの距離などを考え、希望を出しました。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
1年生のときは参考書の問題を解いたり、TEDを聞いたり、洋楽を聞いてみたりなど小さなことでも良いので日々英語に触れる機会を自発的につくろうと心がけていました。英語に関わる学部に属していたわけではなかったので能動的に動かないと英語に触れる機会は作れなかったことは大変でしたが、留学生と交流できるイベントに参加したり、英語で開講される授業を履修してみたり、と色々チャレンジしていました。IELTSの試験対策には、基本的に参考書を使った勉強に加え、ネイティブの先生にスピーキングの練習をお願いしていました。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用しませんでした。
Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
合計で140万円ほどかかりました(渡航費22万円、保険代10万円、寮費月額1万7千円ほど、食費月額2~3万円ほど等)。
奨学金は大学から紹介してもらいました。必要書類を記入し、大学を介してJASSOに申請をしました。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)? 日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
留学先であるビリニュス大学は、日本の大学よりも積極的な授業参加を求められます。グループワークが多々あり、発言を求められる機会も多くありました。そのため、予習復習を丁寧に行うことで授業の内容に対する理解と自分の考えを深め、1授業に1回は発言しようというように目標を立て、積極的な授業参加を試みました。始めは聞き取れないことばかりで英語で発言をするなんて考えられない状態でしたが、先生も友達も分からないところを尋ねれば丁寧に教えてくれたため、自分の意見を共有することの楽しさを知ることができたと思います。
Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。
友達と遊んだり、イベントに参加したりして過ごしていました。ビリニュス大学は留学生のためのイベントを沢山開催しているため、毎日のようにさまざまな人たちと交流できる機会がありました。寮では、同じフロアの友達とInternational Partyといった、異文化交流をよくしていました。特に、イタリアの友達にピザやティラミスの作り方を教えてもらったことが印象に残っています。ビリニュスの治安は比較的良いほうであると感じます。特にトラブルなく、日本と変わらないような生活が送れました。
Q.留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
ルームメイトとの生活習慣の違いが大変でした。ルームメイトはイスラム教の信徒で、ラマダンの期間中は断食に伴い生活リズムが夜型に変化しており、私が就寝したい時間帯に活動音や照明の問題が生じ、生活上の支障が出ていました。当初は相手に配慮するあまり自分の要望を伝えられませんでしたが、フランスの友達から自分の意見を率直に伝える重要性を教えてもらい、相手の宗教的背景を尊重したいことと自分の生活上の困りごとの両方を丁寧に説明しました。その結果、相手も状況を理解し、夜間は照明を工夫するなど配慮をしてくれ、私もアイマスクと耳栓を使用するなど互いに歩み寄る形で解決することができました。
Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)?
しませんでした。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか? 留学前と比べて成長した面はありますか?
留学前に海外渡航経験がなく何もかも初めてであり、始めは辛いことが沢山ありました。英語力はもちろんのこと、環境の変化に適応することに精一杯でした。しかし、「チャレンジ」を続けることで、授業中に発言できた時、英語力の向上を感じた時、素敵な友達ができた時、新しい価値観や考え方に触れた時、多くの貴重な経験をすることができました。このような自分の価値観や考え方を刺激する貴重な経験から、行動力と想像力が身についたと感じます。また専門である心理学を他国からの留学生と共に学ぶことができた経験は、私の心理学に対する向き合い方を変えました。心理学により真摯に向き合い、努力を重ね、多くの人の力になることのできる人間になりたいとより一層思うことができました。
Q. 留学後の進路について教えてください。
国家公務員を志望しています。異なる文化や価値観の中で生活する中で、社会の制度や環境によって人々の生きやすさが大きく左右されることを実感しました。この経験から、社会の仕組みそのものに働きかけることで、多くの人の生きやすさに影響を与えたいと考えるようになり、国の制度作りに携わることのできる国家公務員を志しました。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
出国するとき、不安だらけで大泣きしたことを今でも思い出します。留学へのワクワクした気持ちと同じくらいに不安や恐怖を感じていました。しかしそのような感情と沢山の新しい経験を乗り越えた今、自信を持つことができています。少しでも留学に興味があり、自分を成長させたいと考えている人はぜひ留学に挑戦してみてください。留学でしか得られない非常に価値のある経験があなたを待っています。
“If you’re feeling anxious, it means you’re about to grow.”
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