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交換留学・奨学金留学
体験レポート
留学先国・地域:ポーランド、ヴロツアフ
学校名:ヴロツアフ工科大学
専攻名:建築学部
留学期間:2024年10月~2025年2月
留学の種類:日本の大学在学中の留学(学士課程)
奨学金名:JASSO給付型「海外留学支援制度(協定派遣)」
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
大学1年生のときに交換留学という制度を知り、休学せずに留学できることを決めました。将来社会に出て働くうえで、留学経験が大いに役立つと感じたため、参加を決意しました。さらに、在学中に建築への興味を持つようになったことから、日本以外の建築を自分の目で見て学びたいと思いました。他国の学生と建築観を共有することで、自分の考えをより柔軟にし、視野を広げられると信じたことも、参加を決めた大きな理由の一つです。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
第一にヨーロッパへの留学に憧れがあったため、まずは地域を絞り、選定した。しかし、家庭の事情であまり多くのお金をかけることはできなかったので物価の安いポーランドを選んだ。また、近隣のドイツやオーストリアなども気になっていたため、それらの国に近いヴロツアフを選んだ。
Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
かなり肯定的で、留学経験がこれからのキャリアにとって重要なものになると信じていたため、あまり滞りなく進んだ。
留学の準備について
Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
大学二年生の冬に学内選考を通してヴロツワフ工科大学に進学することが決まりました。そこから、提出書類を準備して自分でメールを使って送信しました。ビザ申請は渡航の二か月前に大使館を予約し、申請から二週間後に取得しました。留学準備は大体10か月ほどかけて行いました。
Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
留学情報は同じ大学に進学した先輩、担当の先生を通して入手しました。留学先の大学に関しての情報はSNSを使っては入手できませんでした。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
留学先の大学から寮の情報をもらったので、特に自分から探すことはしませんでした。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
TOEICのスピーキング&ライティングを通してしっかりと英語が喋れるように努力しました。そのほかは英語のネイティブスピーカーの友達と遊んだりすることで英語力を磨きました。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用していません。
Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
留学自体の生活費は全体で100万円ほどかかりました。旅行などを含めると120万は超えたと思います。留学資金は親からの仕送りと、JASSOの奨学金で賄いました。
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
日本の文化についてよく聞かれるので、日本について改めて勉強しておくことが大事です。
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどを教えてください。
入学、出願の手続きは留学先の大学のサイト上から行いました。ビザの手続きは自分で大使館を予約して行いました。ビザの作成はかなり時間がかかってしまうので、渡航前の3か月前から意識しておくことが大事です。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。
日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
日本の大学とは違い、かなり時間にルーズで連絡なども来ないことがしばしばあります。わからないことがあればすぐに誰かに相談しなければ学生生活は成功できないと思います。ただ、授業自体もフランクで、先生と生徒が友達のような関係になるので、あまり固くならずに過ごせたことがとても楽しかったです。また、色々な国から留学生が来ているので、文化や宗教の話などの興味深い話をよく聞くことができました。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
ポーランドのヴロツアフは治安がとてもよく、また公共交通機関も発達していたので気持ちよく過ごせました。寮はルームメイトと二人一部屋で雑談や一緒にご飯を食べるなど楽しく過ごしました。休日は一人で街を散策したり、美術館を回ったりと、ヨーロッパの文化を吸収しようと努めていました。
Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
大変だったことは留学に来た以上逃げることができないという圧迫感が常にあることでした。正直これは自分の心の持ちようだと思いますが、定期的に家族や友達と電話することでストレスを発散していました。
Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
していません。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
留学前は自身の英語力が人に通じるか不安でしたが、実際に行ってみると大抵のことは何とかなり、自分に自信がつきました。このことはこれからの就職活動で生かすことができるのではないかと感じます。
Q. 留学後の進路について教えてください。
大学院に進学し、専門科目である建築をより深く学びたいと思っています。就職先は設計事務所に行こうと考えています。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
お金の面以外で留学に行こうか迷っている人はぜひともチャレンジしてください。絶対に何とかなるし、絶対に自分自身の力になります。頑張ってください。
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