留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

留学先国・地域:1. ニュージーランド(ワンガヌイ)  2. アメリカ(ユージーン/オレゴン)
留学期間:1. 3ヶ月  2.1年~
学校名:1. ワンガヌイガールズカレッジ  2. レーンコミュニティーカレッジ
専攻名:1. 高校留学  2. 心理学
留学形態:大学(学士号取得)

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。

高校在学中に学校のプログラムでニュージーランドに短期留学をして英語、そして海外の文化に興味を持ったことがアメリカ留学の一番のきっかけです。元々、ニュージーランドの高校に正規編入する予定で高校を退学したのですが、コロナの渡航制限によりニュージーランドでの高校留学ができなくなり、日本で高卒認定を取得しアメリカのコミュニティーカレッジに進学しました。


Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。

留学先の国を決めた理由はコロナ禍で渡航が可能だった国、そしてアメリカ出身の友達がアメリカの2+2プログラムを勧めてくれたからです。日本の高校在学中に、学校の海外研修でオレゴン州でホームステイをするプログラムがあり、「オレゴン」という名前に聞き覚えがあったので、オレゴン州を選びました。学校を調べてるときに、レーンコミュニティーカレッジに学生寮、そして奨学金制度があることを知り、レーンに進学を決めました。


Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?

ニュージーランド留学を元々計画していたこともあり、アメリカ留学も前向きに応援してくれました。ただ、海外経験の少ない両親はニュージーランドと比較し、アメリカ=治安が悪いという印象が強くあり、アメリカという国の決断には驚かれました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。

2021年6月留学を決断
2021年8月高卒認定試験受験
2021年9月高卒認定試験取得
2021年10月学生ビザ申請
2021年11月学生ビザ取得
2021年12月渡米


Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。

留学情報の収集は主にエージェントのコミュニティーカレッジ比較のサイトとアメリカ出身の友達を通じて行っていました。渡米前は英語に自信がなく、学校のホームページの内容を完全に理解することができなかったので、日本語のサイトを使って学校探し、学生ビザ申請の準備を行いました。


Q. 語学学習はどのように行っていましたか?

日本の高校を退学してからは、海外のNetflixを英語字幕を付けてみたり、SNSで英語のコンテンツをメインに見たりするなどして、日常で触れるコンテンツを全て英語に変換しました。また、パンデミックが少し落ち着いたことから、国際交流イベントに参加、そして運営をするようになり、日本で積極的に海外の方と英語を使って会話をしていました。


Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?

アメリカ留学のエージェントを利用してレーンコミュニティーカレッジに留学しました。学校のおおよその検討がついていたので、レーンコミュニティーカレッジをと検索したときに一番上の検索結果に出てきたエージェントが無料で留学サポートを行なっていることを知り、留学手続き代行の申請をしました。


Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。

パンデミック期間中に自らがバイト・インターンで貯めた資金、また、両親からのサポートもあり留学資金を準備することができました。日本での奨学金は大学留学向けのものがほとんど、また、留学時期は冬とイレギュラーなこともあり、申請はしませんでした。一方で、レーンコミュニティーカレッジには独自の留学生向けの奨学金があったので、エッセイとともに申請をし、3,000ドルの奨学金を受け取ることができました。


Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。

入学や学生登録の手続き、ビザの手続きは全てエージェントの方にお願いしたので、特に苦労することはありませんでした。ただ、今学校のインターナショナルオフィスで働いていて思うことは、アドバイザーの方と頻繁に連絡を取ることは重要だということです。私の通う学校には日本人のアドバイザーの方もいるので、積極的にメールやZoomで話すことが一番大切だと思います。

Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。

最初の1学期間はパンデミックの制限もあり、友達作りに苦労しました。学校や寮でのイベントが全てオンラインまたは中止だったので、日本人ルームメイトの子と遊ぶことが多かったです。ただ、2学期目からは、徐々にマスクやイベントの制限が解け、新しい友達を作る機会が増えました。海外の学校だからこそ苦労することといえば、英語の授業ですが、私自身はすぐに慣れ、すごく苦労することはなかったです。また、ライティングの授業などでは、無料のTutorを利用して課題を確認してもらっていました。


Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。

寮は4人部屋で、学期ごとに引っ越しするルームメイトが多く、人の入れ替わりは激しいですが、毎回ルームメイトとは一番仲良くなります。私自身、頻繁に外出をするタイプではないので、休日は自分の部屋でゆっくりしたり、ルームメイトと一緒にご飯を作って過ごします。街の治安は良すぎず、悪すぎずなので、暗くなってから一人で外出することはあまりないです。ただ、友達と一緒であれば、女の子二人で外出することが多々あります。


Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)?

インターナショナルオフィスと学校の生徒会で校内アルバイトをしています。インターナショナルオフィスではPeer Mentorとして新入生の受け入れや、学生寮で在校生のサポート、イベント運営を行なっています。生徒会では生徒会メンバーとのミーティングに加えて、メンバー一人一人に学校のGovernance Councilが割り当てられているので、学校環境をより良いものにするため生徒代表としてCouncilごとのミーティングにも参加します。また、生徒会主催のイベントも毎週開催しています。一般的な任務に加え、Staff roleとして生徒会Instagramのコンテンツ作成・運営も行っています。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?

留学を経験して学んだことは、いろいろなことにチャレンジすることの大切さです。初めてのことに挑戦するときは、躊躇したり、簡単な道を選んだりしがちですが、失敗するにしても成功するにしても、新しいことにチャレンジすることでいろいろな学びを得られます。失敗を恐れずに新しいことにチャレンジし、たくさんの人とコネクションを作ることが留学、そして将来のCareer pathを楽しいものにする一つの手段です。


Q. 留学後の進路について教えてください。

コミュニティーカレッジ卒業後は四年制大学のオレゴン大学に編入します。オレゴン大学卒業の進路は、奨学金がもらえれば大学院に進学、もう十分勉強したなと思えば就職をする予定です。日本に戻り、企業に就職する予定はなく、アメリカか、ヨーロッパで働きたいなと思っています。


Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。

留学は日本にいるだけでは学べないことを沢山学ぶことのできる、とてもいい経験です。留学の醍醐味は英語が学べるのはもちろんのこと、家族から離れて一人で生活することの大変さ、いろいろなバックグラウンドを持った人に会えることの楽しさを自分の身をもって体感することができます。自分の英語力に自信がなかったり、資金調達がうまくいかなかったり、ひとそれぞれにさまざまな試練があると思いますが、全力で自分のやりたいことを追求すれば、その夢をサポートしてくれる素敵な人々と出会うことができます。留学はもちろんのこと、人生で大きな選択をするは失敗を恐れずに、新しいことにチャレンジしてみてください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
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「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
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人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。