留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

留学先国・地域:台湾・高雄
学校名:台湾国立中山大学
専攻名:海洋科学系
留学期間:2024月9月~2025年6月
留学形態:学士課程(日本の大学在学中)
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(協定派遣)」、在籍している日本の学校の奨学金

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
小学生の時から英会話を習っており、もともと留学に興味があった。実際に行こうとしていた高校生の時にコロナ渦だったことで、より一層1年間の海外留学を強く希望するようになった。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
第二外国語で中国語を履修していたので、現地で生の中国語に触れたいと思ったことと、文理融合型の学部に所属しているがなかなか理系分野に深く触れられていないと感じたため、思い切って理系学部が有名な大学に留学してみたいと感じたから。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
もともと行きたがっていることは家族も知っていたので、後悔の無いように頑張ってきなさいという感じでした。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
留学が必須の学科だったので、入学してからすぐに準備を始めました。
1年生の夏のうちに、大学の協定校から自分の希望にあった大学を探したり、パスポートを取得したりしました。また、大学が、開催してくださる留学説明会や報告会にも積極的に参加して、留学経験者の方にお話を伺うこともありました。
冬までは英語資格の勉強や受験を行い、留学先の規定をクリアできるよう努めました。12月に派遣先が決定してからは、同じ大学に留学経験があった先輩を知っていたので実際にお会いしてどのような感じであったか、準備はどのように進めたか情報収集を行いました。
9月渡航にも関わらずビザの申請が8月中旬になってしまい、ぎりぎりでした。ビザ申請には予約が必要だったり、はやくから埋まってしまったりするので、派遣先が決定した時点で一度調べておいた方が良かったと感じました。

Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
特にSNSや本などは使用していませんでした。その代わり大学の先輩で、同じ留学先に派遣されていた方がいたのでわからないことがあれば質問し、情報収集していました。

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか
留学先から入寮希望を聞かれたので希望を出した結果、空きがあったので寮に住めました。

Q. 語学学習はどのようにおこなっていましたか。
大学の第二外国語の授業で中国語を勉強していました。それ以外では特に行っていませんでした。

Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用しませんでした。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。
だいたい100万円程度かかりました。JASSOの奨学金と大学内の支援金でその多くを賄うことができ非常に助かりました。

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
現地の気温や地理について調べておくこと。

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどが教えてください。

入学手続きや登録は主に留学先大学のホームページやメールで行いました。英語のページがありましたが、適宜翻訳機能を使って情報や連絡を読んでいました。

Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。
日本との一番の違いは、学生がかなりの人数遅刻することと、朝ご飯を授業中に食べることが普通だったことです。30分程度遅刻してきた学生がマックの紙袋を持って現れた時には驚きました。授業は主に英語で開講されていましたが、日本でも英語での授業を受けることがあったのであまり苦労はしませんでした。
授業によっては留学生が私だけという場合もあり、よく「あなたの国ではどう考えられていますか?」「日本人としてどう思いますか?」という質問を受けることがあったので、普段以上に自身の立ち位置を意識することが多くありました。

Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、街の治安などについても教えてください。
地域の治安としては日本と変わらないくらい安全でした。しかし、交通の面に関していえば横断歩道を歩いているとしても、信号が青だったとしても少し注意をして行動することが必要かなと感じました。休日は大学のプールに泳ぎに行ったり、留学生の友人と夜市に出かけたりして過ごしていました。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
留学中大変だったことはやはり言語面です。いくら日本で中国語を勉強してきたとはいえ、現地の人のしゃべるスピードについていけず、最初は「外国人なので中国語喋れません。」と言って中国語での会話から逃げてしまいました。しかし、このままではせっかく留学しに来た意味がなくなってしまうと思い、まずは積極的に現地の学生で仲良くなった子を部屋に呼び、簡単な会話を英語も交えながら行い、とにかく耳を慣れさせるようにしました。その結果、留学後半には現地の人からも「中国語上手だね」と言ってもらったり、レストランに一人で言って注文出来たりするまでになりました。

Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
学生ビザでは仕事ができなかったので特にしていませんでした。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
問題解決力がついたように感じました。日本だったら身近に頼れる人や家族がいますが、留学中は起きる問題を現地にいる自分が一人で解決しなければいけません。目的を単純化して解決までのプロセスを可視化することが得意になったように感じます。

Q. 留学後の進路について教えてください。
航空系の企業や、公務員を目指しています。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
留学準備は長く大変な時もあると思いますが、自分が留学を楽しんでいる姿を想像してやり切ってください!きっとたくさんの刺激を得られるいい機会になると思います。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。