語学学校
奨学金留学
体験レポート
留学先国・地域:ドイツ、ミュンスター
学校名:ミュンスター大学
留学期間:2024年8月(4週間)
専攻名:語学学校語学コース
留学形態:語学留学
奨学金:DAAD夏期講座奨学金(HSK)
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
過去のドイツ滞在時には、日本語をメインに使ってしまっていたため、ドイツ語でドイツの文化を知ることができるほど語学レベルが足りていなかったが、ドイツ語でドイツの文化を知ることに興味があったため。また、さまざまな国や文化のバックグラウンドを持つドイツ語を勉強する学友を作りたかったため。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
滞在経験のあったデュッセルドルフに近い大学を希望しており、NRW州のなかで自分のドイツ語レベルに合う募集があったのがたまたまミュンスター大学だったため。
Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
応援してもらっていたが、自分の学歴にブランクが開くことや、就職のタイミングが遅くなることに対して難色を示していた。
留学の準備について
Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
学校選定に関してはドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金の対象になる学校をWebサイトで調べたため、そんなに難しくなかった。選定に際しても、自分の希望する立地と予算と期間の学校の候補が2つだけだったため、そんなに時間はかからなかった。出願は、DAADのフォームを通して出願した。語学資格の証明は当時公式の資格を持っていなかったため、大学の教授にお願いしてDAADの規定に沿って口頭試験をしていただき、証明書を提出した。短期の語学留学だったため、ビザの申請は行なっていない。
Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
既にミュンスターに留学経験がある先輩に直接メールでお伺いした。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
語学学校から斡旋してもらった家庭にてホームステイを行った。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか?
Goetheという語学試験の教材を買って自習した。また、学部時代にとっていたドイツ語の授業で使った教材を復習した。
Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?
利用していない。
Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか?
奨学金をいただいたため、現地で現金手渡しで奨学金を受け取ることができた。 住居費や学費を差し引かれたお金が手元に戻ってきて、生活費はそこから出していた。 交通費に関しては、ドイツ国内の鉄道が49€で乗り放題になるチケットを購入し工面していた。また、元から持っていた海外送金と引き出しができるN26というインターネットバンキングの口座を使いカードで買い物をすることができた。
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
SIMカードは日本から買ってアクティベートしておかないと現地についてからでは起動できない場合があるので、最低でも前日にはSIMを入れて動作確認をした方が良い。 (E-SIMの場合を除く) また、日本の大学に籍を置いたまま留学に行く場合は学内メール(Outlook)が自動ログアウトしてしまう恐れがあるので、日本の電話番号を止めていてもログインできるようにあらかじめ2段階認証などの策を講じておくべき。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうですか。日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
ホームステイだったので、ホストファミリーとコミュニケーションミスが生まれないよう、毎朝何時に出て何時に帰るかなどの情報を事前に共有した。また、バスルームは共有で使うため、自分の髪の毛を残さず清潔に使うことをこころがけ、早めに起きてバスルームが混雑しても学校に遅れないように気をつけた。学校生活での楽しみは、月に一回美術館や博物館が無料開放される日があるので、友人を誘って積極的に訪れた。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、町の治安などについても教えてください。
日曜日はスーパーが閉まっているので、1週間分の買い物を土曜日にまとめてするようにしていた。 終電を逃しても歩いて帰れるようにある程度の街の地図は把握するようにしていた。
Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
円安の影響もあり、お金に関するやりくりが大変だった。現地で回線を契約するのではなく、安く買えるトップアップタイプのSIMカードを使ったり、乗り放題パスを学生料金で活用して交通費を抑えたりなどの倹約をしていた。また、外で食べると高くつくので、学食を活用したり、自炊を工夫して行っていた。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?
締め切りを早め早めに守ることが特に求められると感じました。手続き面で慣れてないことが多く、やり直しで手戻りが多く発生するので日本よりも1段階早めに提出物等を用意してミスがないかをチェックし提出するべきでした。 1人で役所に行き、担当者の方とドイツ語でやり取りをして、外国語の書類を処理できるようになった時にドイツ語力の伸びを感じました。
Q. 留学後の進路について教えてください。
ドイツに留学したが、ドイツにもドイツ語にも関係ない仕事に就く予定です。しかし、いろいろな文化に触れた経験が少し役に立っていると感じます。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
慣れない言語や文化の中で不安に思うことがたくさんあると思いますが、まずは経験してみることが大切だと思いました。自分自身まだまだ至らないところが多いですが、留学を通して得た人脈や学びは今でも役立ったいると感じます。 留学中は積極的に交友関係を広げると、何かのタイミングで助けていただけることが多いと思うので、まずは飛び込んでみるといいかもしれません!
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