留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:ドイツ、デュッセルドルフ
学校名:ハインリッヒハイネ大学デュッセルドルフ
専攻名:言語学
留学期間:2024年10月~2025年8月
留学形態:学士課程(日本の大学在学中)
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(協定派遣)」

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
現地に行って実際の文化に触れながら、自分の専攻しているドイツ語についての知識を深めたいと考えたから。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
ドイツ語を学べる、かつドイツ語圏の派遣先がここしかなかったため。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
正直最初は反対でした。お金はどうするのだったり、治安が良くないからと言って何度か断念させられかけましたが、それでも反対を押し切って留学することにしました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
1年ほどかかりました。通常であれば半年程度で行けるのですが、一度選考に落ちてしまったためこの時間になりました。
情報収集等は専攻の先生と何度も話していたので苦労せず、ビザ申請に関しては現地に着いてからの申請になるとのことで、事前準備は特にしていませんでした。

Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
先輩や教授から直接聞きました。

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
派遣先大学の担当者へのメール。

Q. 語学学習はどのように行っていましたか?
大学で授業を取っていたのに加えて、個人的にも参考書を数冊買って行っていました。
個人的には、ゲーテインスティテュート試験を受けるための勉強が4技能全て勉強できてよかったかなと思います。

Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?
していません。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか?
ビザ申請に閉鎖口座の証明が必要でした。その口座に992€×滞在月分(2024年10月当時)振り込むこととあったので、9920€事前に準備しました。   
その他奨学金申請も大学の担当部署に聞いて行いました。   
留学全体としては200万円ほどかかったと思います。

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
とにかく現地の情報は集めておいて損はなかったです。電車の乗り方や現地で活用できるアプリなど、知っているだけで生活が楽になったことがいくつもあったので、文化も含め事前学習を行うのが良いかと思います。   
ビザはできるだけ事前に準備しておくことをお勧めします。 
というのも私の派遣先・デュッセルドルフの移民局の仕事が極端に遅く、本ビザ発行までに半年ほどかかりました。もちろんその間はドイツ国内から出国することができないので、可能であれば事前に準備する方がいいかと思います。

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどが教えてください。

入学、学生登録は現地の担当者とのメールで行いました。申請書を記入して送信するだけだったので、30分程度で終わった記憶です。   
ビザ申請は前述しましたが、とにかく大変なので覚悟が必要です。申請自体は申請書記入のみですが、とにかく待ち時間が長いです。アポを取るのも時間がかかるし、発行にも時間がかかるしでいいことなしなので、日本で申請してください。
 

Q. 留学中の学校生活はどうですか。日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
とにかくキャンパスが広かったです。私の大学もキャンパスが広い方ですが、教室の場所がわからなくて移動の際は大変でした。   
特に海外の学校だからと苦労することはなかった気がします。強いてあげるなら、周りが全員外国人なので、友達作りに苦労しました。   
私の派遣先大学では、学食が学生料金で1.5€ほどで食べられたので、毎日の楽しみになっていました。日本では満足に食べようとすると1,000円くらいしますが、量も多くて安いという、私にとっては最高の学食でした。

Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、町の治安などについても教えてください。
休日はとにかく外に出ていました。私の派遣先大学の学生証はドイツ国内のICE/ICを除く公共交通交通機関は乗り放題だったので、それを利用して隣町や、ライン川沿いの中世のお城巡りなど、ドイツでしかできないことをひたすらしていた感じです。   
授業終わりなどは川沿いを散歩することが多く、友達とおしゃべりしながらであったり、ポットキャストを聞きながらであったりと様々でした。   
街の治安はいい方だと思います。時折領事館から犯罪の通知が来ますが、自分が何かに巻き込まれるということはありませんでした。携帯をバスに置き忘れた際も、盗まれることなく帰ってきたぐらいの治安です。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
言語の壁に苦しみました。 
学科の中ではそこそこドイツ語ができる方だったので、自信満々に留学に臨みましたが、いざ現地で生活してみるとわからないことだらけでした。 
とにかく授業に参加してドイツ語に触れる機会を増やし、わからないことは単語帳や時にはAIをを利用して解決するようにしていました。後期からは現地でタンデムパートナーを見つけ、授業以外でもドイツ語を使うようにして語学力向上を図りました。

Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
したかったが、ビザの関係上することができませんでした。その代わり、現地の会社の社長さんや実際に働いている日本人の方からお話しする機会をいただき、就職活動や今後の学生生活に関するお話を聞くことができました。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?
コミュニケーション能力と社交性が大幅に向上したと思います。特にアルバイトで接客をしていて思うことなのですが、外国人のお客様に対しても積極的に話しかけるようになったり、日本人のお客様でもこちらから話を聞きだすときなどにすごく感じます。 
また、大抵のことに対しては動じなくなったとお思います。現地で言葉が通じない中で生活していたからこそ、言葉が通じるから話して解決すればいいと思うようになり、何事にも臆せず挑戦するようになりました。

Q. 留学後の進路について教えてください。
一年間休学して就職活動をしたのち、そのまま卒業して就職する予定です。ドイツの大学院への進学も考えましたが、自分の専攻分野と仕事にしたい分野がかけ離れていたので断念しました。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
とにかく挑戦してみることが大事です。不安に思うこともたくさんあると思います。私もこの留学が初めての海外で、不安しかない状態でドイツへ行きました。それでも現地で生活していくうちに適応し、成長していくことができました。日本にいるだけでは感じることのできない感覚に気づくことができるのも留学の強みなのではないかと思います。ぜひ留学でその強みを体感してきてください!!

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。