大学・大学院・短期大学・専門学校
奨学金留学
体験レポート
留学先国・地域:英国、St Andrews
学校名:University of St Andrews
専攻名:Medicine
留学期間:2021年9月~2025年6月
留学形態:学士課程
奨学金名:JASSO給付型「海外留学支援制度(学部学位取得型)」
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
将来の自身の展望に鑑みて、臨床における実践性を重視する英国の医学教育を受けたいと思った他、世界的な科学研究における主要言語が英語である事から、そこにアクセスしやすくなるよう英語圏での教育を望んだ為。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
伝統とその歴史的文脈から生じる医学教育を重んじる英国の教育方針に強く共感した為。
留学の準備について
Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?
留学を思い立ってから、実際に出発するまで、情報収集、学校選定、出願、ビザ申請など、それぞれの準備段階にわけて教えてください。
留学を計画したところから入学許可が降りるまでは半年程度。ビザ申請などはケースバイケースだが、日本での勉強から英語圏へのスイッチも概ね半年程度だった。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか?
現地の不動産屋に交渉。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか?
留学先言語でサイエンス系の書籍を渉猟した。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか?
民間のサービスを利用した。留学手続きの一連の流れの説明や具体的なサポートを依頼した。
Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか?
学費が年間平均して£30,000 (≒600万円) 前後、寮費は通常年間£6,000 (≒120万円) 前後。他はケースバイケース。
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどが教えてください。
外部エージェントを利用。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうでしたか?
日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
現地の文化に溶け込むには、単なる語学理解だけでは足りず、一定文化・政治・宗教的背景を知っておく必要がある。それを理解した上では、日本との差異を学びとして楽しむことができた。
Q. 学校外の生活はどうでしたか? 寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
趣味の音楽(ピアノ)に打ち込んでいたが、それ繋がりで共にコンサートを開催する仲間などを見つけることができた。
Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか?
語学が完全に流暢になるまでは、やはり時間がかかった。特に現地の学生が容赦ないスピードでディスカッションをしていく中、最初はついていくだけでも精一杯だったと記憶している。現在は多くの読書や会話の経験値などで、逆にディスカッションをリードできるようになった。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか? 留学前と比べて成長した面はありますか。
留学先では留学生はマイノリティーであり、同質の人間が多くを占める日本においては中々体験できない環境であった。そのような環境下で、自分自身をどう表現し、外に伝えていくか、またその中で自分自身とどう向き合うかといった点で考えを巡らせることが増えた。
Q. 留学後の進路について教えてください。
医学とテクノロジーの融合という概念を、実践的な開発を通して拡張していきたい。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
留学まで、そして留学中に体験するのは決して楽しいことばかりでなく、困惑や苦難なども数多あると思います。しかし、どちらかというとそれらこそが最大の成長の糧であり、従ってそういった経験に感謝する心を持っていると、より高みを目指せるようになると思います。
英国の体験レポート一覧へ戻る