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奨学金留学
体験レポート
自分がのびのび 学べる環境を
ロンドンの街中にいる兵隊と
留学先国・地域:英国、ロンドン
学校名:Imperial College London
専攻名:生化学
留学期間:2021年10月~2024年7月
留学形態:学士課程
奨学金名:柳井正財団海外大学奨学金
サマーキャンプがくれた決意
高校入学前のほとんどを海外で過ごしていたため、海外大学への進学は常に選択肢の一つでした。しかし、本格的に「行こう!」と決意したのは、中学2年生で参加したスタンフォードのサマーキャンプです。教授との距離が近く、自由に質問や議論ができる環境に刺激を受けました。また、最先端の実験施設を見学するうちに、「こんな場所で思い切り学びたい」という強い思いが芽生えました。この経験が、海外大学進学への明確な目標につながりました。
自分に合った学びの環境を求めて
もともと英語圏の大学への進学を考えていたのですが、その中でも生化学を学べるイギリスとアメリカの大学を受験しました。最終的にイギリスを選んだ理由は、教養学部がなく、1年目から専門的に学べる大学のシステムに魅力を感じたからです。さらに、これまでイギリスに住んだことがなかったこと、新しい環境に挑戦したかったこと、そしてヨーロッパに近く旅行しやすい点も決め手となりました。
キッチンに集まる仲間たちとの大学生活
キッチンの友達と買った恐竜
インペリアル・カレッジでは、大学1年生の間はキッチンのみ共有で、寝室とシャワーは個室の寮に住みます。授業は同じ学部の学生としか受けないため、寮のキッチンを通して異なる学部の友人ができます。私はそこで出会った友人と4人で、2年生以降はシェアハウスをしていました。一緒にお菓子を作ったり、映画を見たり、クリスマス会を開いたりと、楽しい時間を過ごしました。
大学では、1つの科目でもトピックごとに専門の教授が授業を担当し、最新の研究について学べるのが魅力です。
ただ、毎回長期休みの後に成績の70%を占める試験があるのは大変でした。休んでいても試験が頭をよぎり、完全にリラックスするのが難しかったですが、試験があるのはみな同じなので、キッチンに集まり、一緒に勉強したのは今では良い思い出です。
学びの先へ、アメリカの大学院へ
冬の遊園地のイルミネーション
学部での学びを通じて、得た知識はまだ入り口に過ぎないと感じ、もっと使える知識にしたいと思い大学院へ進学しました。さらに、所属研究室の教授から、私の関心のある分野はアメリカのほうが進んでおり、直接博士課程に応募できると聞き、挑戦を決意。興味分野に合った研究環境を求め、アメリカの大学院へ進学しました。
もっと挑戦に前向きに
好きな分野を学べたことに加え、大学生という時間のある時期に、住んだことのない国へ一人で飛び込み、周りの国を冒険できたことは貴重な経験でした。広い世界を知り、挑戦に前向きになれたことは大きな収穫です。また、どこにいても「ただいま」と言える大切な友人にも出会えました。
オプションの一つとしてのイギリス留学
イギリスは天気が悪くてご飯がまずいという印象を持たれがちですが、冬には短い日照時間の中で美しいイルミネーションが楽しめます。また、サンデーローストやアフタヌーンティーなど、美味しい食べ物もたくさん。少しでも興味があるなら、大学進学の選択肢としてイギリス留学を考えてみてください!
私の語学勉強法
映画で学ぶイギリス英語と文化
日常生活や友達との会話での英語は、国によってかなり違うので、実際に留学して学ぶのが一番だと思います。勉強に使う英語は、YouTube で自分の興味のある分野を英語で解説している動画を、字幕付きで1.5~2倍速で再生し、鍛えていました。
イギリスに留学するなら、ハリーポッターやジェームズボンドなどのイギリスのスタンダードな映画を観るのも、現地の文化や言い回しを学ぶのにおすすめです。
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