パスポート(旅券)は有効期間(残余期間)が6か月以上ないと入国を拒否されるので、注意する必要があります。また、マレーシアで学生ビザを取得する予定の場合は、留学予定期間より1年以上長い残存有効期間があることが推奨されています。
日本とマレーシアとの間にはビザ(査証)免除の取決めがあるため、滞在期間3か月を超えず、かつ報酬などの収入目的とした活動に従事する者を除き、ビザなしで入国が可能です。
ただし、入国の目的が留学(調査研究活動を含む)の場合は、原則ビザが必要です。
設備の整った私立病院・クリニックは支払い能力のない人は診察してくれません。海外での治療費は日本と比べ高額ですので、海外旅行傷害保険に加入しておく事を勧めます。
葉巻煙草225g(紙巻き煙草200本に相当)、酒類1リットルまでがそれぞれ免税の上限になっています。また、麻薬、ポルノなどの出版物・絵画・写真・読本・石版刷りカードおよび彫刻、銃器類、短剣やナイフなどが主な持込み禁止品です。
また3,000GHZ以上周波数帯を受信可能なラジオ受信機、爆竹、ビデオテープは検閲の対象になります。
マレーシア政府は、マレーシア人および外国人を含む全ての旅行者に対し、一定額以上の通貨の国内への持ち込みや国外への持ち出しについて以下のとおり制限をしています。
入国時に1,000リンギット(28,000円)以上のマレーシア貨を所持している場合又は外貨(米ドルを含む)が10,000米ドル相当以上の持ち込みの場合、当該所持金額を税関に申告する必要があります。
出国時に1,000リンギット(28,000円)以上のマレーシア貨を所持している場合又は外貨(米ドルを含む)が10,000米ドル相当以上を持ち出す場合、あらかじめ中央銀行に許可を得る必要があります。
パスポートを提出して審査を受けます。入国時には、審査官から入国目的・滞在期間を尋ねられ、パスポートに滞在期間が記載されます。
長期滞在予定者は、入国後、必要に応じて延長手続きを行います。また、手続きには相当の日数を要するため、早めに行うことが必要です。また、予防接種証明書は、汚染地区を通過して来ない限り提示を求められることはありません。
サバ州およびサラワク州においては、別途異なった入域管理を行っており、各々への入域には、クアラルンプールなどマレー半島部のマレーシア国内から旅行する場合でもパスポートを提示して入出国許可を受ける必要があります。