留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2017年度の調査をもとに、2018年8⽉時点で更新した情報です。ビザや渡航後の在留手続きについては日本国内の大使館・総領事館や現地の出入国管理局に直接最新の情報を確認してください。特殊⽂字や記号は省略しています。

マレーシアの古い家

  • パスポート
パスポート(旅券)は有効期間(残余期間)が6か月以上ないと入国を拒否されるので、注意する必要があります。また、マレーシアで学生ビザを取得する予定の場合は、留学予定期間より1年以上長い残存有効期間があることが推奨されています。
  • ​ビザ
日本とマレーシアとの間にはビザ(査証)免除の取決めがあるため、滞在期間3か月を超えず、かつ報酬などの収入目的とした活動に従事する者を除き、ビザなしで入国が可能です。
ただし、入国の目的が留学(調査研究活動を含む)の場合は、原則ビザが必要です。
  • 保険
設備の整った私立病院・クリニックは支払い能力のない人は診察してくれません。海外での治療費は日本と比べ高額ですので、海外旅行傷害保険に加入しておく事を勧めます。
  • ​通関
葉巻煙草225g(紙巻き煙草200本に相当)、酒類1リットルまでがそれぞれ免税の上限になっています。また、麻薬、ポルノなどの出版物・絵画・写真・読本・石版刷りカードおよび彫刻、銃器類、短剣やナイフなどが主な持込み禁止品です。
また3,000GHZ以上周波数帯を受信可能なラジオ受信機、爆竹、ビデオテープは検閲の対象になります。
  • 所持金
マレーシア政府は、マレーシア人および外国人を含む全ての旅行者に対し、一定額以上の通貨の国内への持ち込みや国外への持ち出しについて以下のとおり制限をしています。
入国時に1,000リンギット(28,000円)以上のマレーシア貨を所持している場合又は外貨(米ドルを含む)が10,000米ドル相当以上の持ち込みの場合、当該所持金額を税関に申告する必要があります。
出国時に1,000リンギット(28,000円)以上のマレーシア貨を所持している場合又は外貨(米ドルを含む)が10,000米ドル相当以上を持ち出す場合、あらかじめ中央銀行に許可を得る必要があります。
  • 滞在可能期間
パスポートを提出して審査を受けます。入国時には、審査官から入国目的・滞在期間を尋ねられ、パスポートに滞在期間が記載されます。
長期滞在予定者は、入国後、必要に応じて延長手続きを行います。また、手続きには相当の日数を要するため、早めに行うことが必要です。また、予防接種証明書は、汚染地区を通過して来ない限り提示を求められることはありません。
サバ州およびサラワク州においては、別途異なった入域管理を行っており、各々への入域には、クアラルンプールなどマレー半島部のマレーシア国内から旅行する場合でもパスポートを提示して入出国許可を受ける必要があります。

マレーシア国旗

原則として、留学目的のマレーシアの入国には学生ビザ(Student Visa)の申請とシングルエントリービザ(Single Entry Visa)の取得が必要です。学生ビザを申請すると、マレーシア移民局からeVAL(Electronic Visa Approval Letter/学生ビザ承認レター)が発行されます。入国に必要なシングルエントリービザの取得には、eVAL(Electronic Visa Approval Letter/学生ビザ承認レター)が必要です。学生ビザはマレーシア到着後に発行されます。
滞在可能期間は基本的に1年で、それを超える場合は現地でビザの更新が必要になります。
※留学期間や、ビザの更新時の成績に伴い、滞在可能期間が短くなる場合もあります。
学生ビザ(Student Visa)の申請に必要な書類と手続き方法
下記の書類を用意し、EMGS(Education Malaysia Global Services)ウェブサイト、または大学などの留学先教育機関を通して、eVAL(Electronic Visa Approval Letter/学生ビザ承認レター)発行の申請をしてください。ただし、教育機関を通して申請をする場合は、各教育機関の求める書類を確認してください。
eVAL(学生ビザ承認レター)は、シングルエントリービザ取得の際に必要です。2017年10月15日以降、学生ビザ承認レターはeVALとなりPDF形式で留学生に直接送られるようになりましたが、レターの発行には時間がかかることが予想されるため、時間に余裕をもって準備してください。
学生ビザの発行は、マレーシア到着後に所属する教育機関などを通して行われます。学生ビザ取得に際しては、留学予定期間より1年以上長いパスポート残存有効期間があることが推奨されています。
【学生ビザ申請に必要な書類】
  • パスポートのコピー:顔写真のあるページとビザ情報が書かれているページを含めてください。ビザ情報がない場合は不要です。
  • パスポートサイズ(4.5×3.5センチ)の証明写真:背景は白です。
  • 以前所属していた教育機関(高校や大学)の英文卒業証明書および、成績証明書。
  • マレーシア政府に認められた教育機関からの推薦状
  • 英文で書かれた健康診断結果(登録されていない医療機関で健康診断を受けた場合)
  • 個人保証金:留学期間終了時に返金されます。(日本人は1,000リンギット(28,000円))留学生に代わり、大学などの教育機関が個人保証金書を記入することになっています。マレーシア到着後の提出も可能です。
シングルエントリービザの取得に必要な書類と手続き方法
学生ビザの発行はマレーシア到着後に行われるため、マレーシア入国の際には、シングルエントリービザが必要になります。eVAL(学生ビザ承認レター)を受け取った後、シングルエントリービザを申請してください。シングルエントリービザは、駐日マレーシア大使館のみで申請を受け付けており、オンライン申請はありませんので気を付けてください。なおビザ申請は費用が発生します。
【シングルエントリービザ申請に必要な書類】
  • 学生ビザ承認レター(eVAL)
  • パスポート原本
  • パスポートのコピー2部
  • パスポートサイズ(4.5×3.5センチ)の証明写真2枚
  • ビザ申請用紙(大使館で入手可能)
  • 航空券予約確認書のコピー2部

コタキナバルのモスク

入国時
入国時には、審査官から入国目的・滞在期間を尋ねられ、両手人差し指の指紋確認証を受けた後、パスポートに滞在期間が記載されます。この滞在期間は、学生ビザ発行までの手続き期間とみなされます。
留学先教育機関の担当者が、送迎サポートのために空港へ来ることもあります。
風俗規制が厳しく、例えば、長髪の男性は入国を拒否される場合があります。
渡航後の手続き
大学側がEMGSと連携して学生ビザ発行の手続きをします。
手続きにOffer Letter(大学側から発行してもらう書類)が必要であり、入学手続きと支払いを完了していないと発行してもらえません。入学手続きと支払いを終えると、大学がOffer Letterを発行し、各大学がEMGSと学生ビザ取得手続きします。学生ビザを取得すると、学生証(iKad)が発行されます。
観光ビザで入国した場合は学生ビザの取得が認められないため、マレーシアでシングルエントリービザの取得が必要です。
上記のビザなどの手続きについては、変更が加わった際のことを考え、最新情報を必ず下記のウェブサイトで確認してください。

モナシュ大学の学生

アルバイト・就職
留学生はセメスター休暇などの休みの期間に、パートタイムとして最大週20時間まで働くことができます。ビザが有効である場合に限り、レストラン、ガソリンスタンド、コンビニ、ホテルなどで7日間以上雇用されることが条件です。留学生のアルバイトが禁止されている業種があるので確認しましょう。アルバイトをするにはマレーシア政府移民局(Immigration Department of Malaysia)の許可が必要です。
(出典)
  • 外務省 海外安全ホームページ
  • 在マレーシア日本国大使館
  • 駐日マレーシア大使館
  • Education Malaysia Global Services
  • Immigration Department of Malaysia

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