留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 あっせん業者利用

A・Mさん(20代女性)

A・Mさん

学校名:テイラーズ大学(Taylor’s University)
都市名:スバンジャヤ
専攻名:Hospitality Management(ホテル学) 
留学期間:2016年8月~2021年3月予定(英語コース(半年間)+学部(3年間))
使用言語・授業言語:英語
取得資格・学位:Bachelor
在籍課程:学士課程
留学形態:斡旋業者利用
留学に至った動機
高校の文系科目の中で唯一絶望的にできなかったのが英語でした。グローバル社会になっていく中で社会人になった後英語が話せないのは痛手だと感じていた上に、元々大学で特別学びたい事もなかったため、学歴を重視し日本の大学を一つに絞りそれに落ちたらとにかくどこでもいいから留学しようと決めていました。
留学先としてマレーシアと学んだ(学んでいる)学校を選んだ理由
金銭面と多民族国家だからです。日本と大差ない教育水準の中、日本よりは少し安い授業料で通えることと圧倒的な滞在費の安さに惹かれました。また元々固定した、決まり切った概念を持つことをあまり好んでいなかったのでいろいろな考え方の人に触れることができるのもメリットの一つでした。また、テイラーズを選んだ理由はホスピタリティ学部がマレーシアナンバーワンと言われている点と、学校の綺麗さです。学費は比較的高いですが環境の良さは一番だと思います。
留学前の準備・情報収集方法や持っていって便利だったものや不要だったもの等
幼い頃からアジア圏に行き慣れていて、マレーシアは行ったことのある国でしたし、不安要素も自分の中では特になかったので、情報収集は頻繁には行っていませんでした。学校、授業制度諸々の情報はエージェントの方が送ってくださったので目を通していた程度です。物に関しては、はじめは健康面が不安だった(英語弱者なので病院に行ったとしても症状が伝えられない)ため、日本の風邪薬、痛み止め、殺菌ジェルなどはしっかり持っていっていました。その時には役に立ちましたが、1年以上住んでからは現地の薬の破格の安さを知ったので持っていっていません。印鑑は一応持っていきましたが当然いりませんでした。 今、日本からわざわざ持っていっているのは、衣類用柔軟剤入り洗剤(好みの香りがない)と食器用洗剤(泡立ちが悪い)、醤油、酒、みりん、味噌(日本の方が安いから)です。
留学前・留学中の語学学習方法
一応大学受験を経験しているのでそれなりに文法、単語諸々は学んでいましたが、私が何よりも英語力が上がったと思ったのは、友達とずっと一緒にいることとチャットをめげずにすることでした。幸い、クラスメイトがいかに私が英語が話せないかわかっていても気にせず遊びに連れ出してくれたり、メッセージを送ってくれたりしたので、わからない度に単語を調べながら暮らしていたら、頻出するものは自然と頭に入ったし、気づけば英語が上達したねと言われるようになっていました。もしこんなことをしたらいいよと言うとしたら、中学・高校英語までを並にやっていた人なら(たとえ苦手だとしても)、携帯アプリなどもありますし、英語圏の友達を作って生きた英語に触れておくと、実際留学に行った後に英語力に自信がなくてメッセージですらストレスを感じるというようなことは軽減されるのではと思います。あと、単語・文法などよりもイディオムの方が案外大事だなと思いました(簡単な単語の組み合わせで伝えられるので)。
現地学校への問い合わせ、出願、入学試験(奨学金・減免等利用した場合:応募に際し準備したもの、留意したこと、利用した感想等)
問い合わせはすべてエージェントが代行してくれたので私は直接やりとりをすることは当日の入寮手続き以外ありませんでした。出願の際に必要だったものは、高校から公式に発行してもらう高校成績証明書(日本語、英語):各1部 / 高校卒業証明書(日本語、英語):各1部でした。時間がかかるのでギリギリにならないよう早めに申請しておく必要はあると思います。
ビザ、居住の許可等の取得
私は学生ビザの取得はエージェントを通してやってもらいましたが、すごく時間がかかります。私の場合は写真の不備が何度もあったことも一因とされますが1か月以上かかりました。英語コースの入学が8月15日あたりだったのですが、その日までに間に合わなくて2週間遅れくらいで渡航したくらいです。ちなみに写真は3.5センチ×5センチでフラッシュと影にとても厳しくて、写真館の方に光を焚かずに撮ってもらった後、どうしてもできる影を修正で消してもらいました。
学費、生活費、お金の送金・管理方法等
学費、寮費は学校のInternational Officeで簡単に支払いできます。1セメスターのみの支払いはクレジットカードが使えますが、それ以降は現金でしか支払えないのでしっかりそれを加味した上で日本円を持っていくことをお勧めします。コンドミニアムに移ってからの家賃はオーナーさんとMaybankのTransfar機能を使って直接やり取りしています。生活費に関しては私は家賃食費諸々(学費以外)自分で払っているのですが、月に6~7万円+家賃(2万円強)あれば遊びに行くのも含めて余裕を持って過ごせています。外にあまり出ていなかったときなどは3万円強くらいで生活していたこともありました。お金の送金は日本からだと手数料が2,000~2,500円かかるので利用したことがありません。基本、学費などで大きなお金がいるときはクレジットカードのキャッシュサービス機能を使っています(即日返済でも利息はかかります)。
健康管理(保険、医療、予防接種、健康診断)
保険はクレジットカードの保険(3か月に1回日本に入国しないと適用されない)のみで過ごしています。病院は学内に1つクリニックがあるので風邪をひいたときなどは利用しています(毎度RM50(約1,400円)程度)。日本で、破傷風、A型肝炎、B型肝炎の予防接種を受けて、ホスピタリティ学部のみ学校からの義務でチフスをオリエンテーションの一環で受けました。健康診断はマレーシアに行って1週間目に1度学校からの義務で受けたのみで他は受けていません。
学校生活(授業の様子、外国人・日本人の割合、その国の学生との交流等)

クラス

授業は自由席で小さい机のついた椅子に座って受けています。みんな教科書をプリントして受けていますが私はダウンロードしたものをパソコンで開きながらノートもWordでとっています。よくしゃべる先生の時などは録音をとったりしています。クラスはInternationalが8割を占めLocalの子 (マレーシアンチャイニーズ)は2割程度しかいません。中国人が大半を占め、他は韓国人、インドネシア人、日本人です。日本人はホスピタリティ学部に集中していますので1学年に2~5人程度います(私の時は3人でなぜか全員クラスも同じにされています) 。交流等は国籍関係なくみんな仲が良く、授業後ご飯を食べたり遊びに行ったりします。私は最初の友達が韓国人だったので仲良くしている子のほとんどが韓国人です。印象としては中国人は英語をあまり得意としていなくて(マレーシアンチャイニーズがいるため中国語が通じてしまう)いつも中国人同士で固まっている感じはします。1つ上の学年はクラスにインドネシア人ばかりいるそうです。ちなみにテイラーズ全体では日本人は50人程度いるそうです。
授業以外の活動
私は特にクラブに入っていないので友達との予定がないときは家に帰って趣味に時間を費やしています。今年からは日本人ソサエティの代表をすることになったので学内行事への参加や情報収集など忙しくなりそうです。
食事・住居
寮に住んでいた頃は料理が電子レンジ以外でできなかったので毎日学内レストランで食べたりレンジでできる簡易な食事をとっていました。コンドミニアムに移ってからはお昼授業終わりにレストラン、夜は家で適当に作る生活をしています。学校から徒歩5分(教室までは15分強)程度の場所に住んでいるので、利便性はとてもいいです。家賃はだいたい寮でRM1,300(約36,400円)弱、コンドミニアムでRM800(約22,400円)(3人でルームシェア、一番小さい部屋)です。
現地の治安状況・注意したこと等
物を適当に置かないとか貴重品から目を離さないとかは常に気をつけています。日々生活するには治安は全く問題ありませんが夜の裏道などを歩いていた友達は手に持っていた携帯を取られたりしているので、日本と違って、夜行動をするときはきちんと自分の身の安全を考える必要はあります。
通信(電話・インターネット・モバイルなど)
電話はRM1,200(約33,600円)程度で現地でHuaweiを購入、電波はHotlinkで月約RM50(約1,400円)分あれば快適に使えます。外にあまり出ない時などは学校も家もWi-Fiが通っているのでRM30(約840円)位で過ごせます。トップアップはコンビニでできるので便利です。家のWi-FiはTIMESで月RM189(約5,292円)程度(とても快適)です。
気候
日本の夏よりジメジメしておらず暑くなく快適。建物の中は寒いので長袖で生活することが多いです。基本晴れたり曇ったりで、雨季にはスコールが降ります(1時間~2時間もすればやみます。)
異文化について(摩擦や発見、現地の学生とどのように交流を深めたかなど)
基本無宗教、信仰心のない私には本気で神様について語られると少しついていけないこともありました(教授の話の中で神の存在が出されたりもしました。)が、基本はもともと三民族以上が共存している国なので互いの意見に寛容で、理解しあいやすいと思います。時間に関してはやはり多少ルーズだとは感じます。
現地での各種相談先
ローカルの友達もしくは、学校のStudent Office等
帰国後の進路/留学と進路との関係
進路はまだ決めていません。ホテル学が大好きで凄く興味があって決めたわけではないので、これからインターンを通じてホテルで働くことを決めるかもしれませんし、違うところで働くかもしれません。海外と日本だったら6対4くらいの気持ちです。シンガポールで就職してジョホールバルに住みながら通うのが一番の理想です。
留学前・留学中・留学後の就職活動
上記の「帰国後の進路/留学と進路との関係」同様まだ考えられていません。1年生の後期が終わったばかりでまだ気持ちは就職に向けられていないので、インターンをしながらしっかり詰めていけたらと思います。
後輩へのアドバイス

アドバイス

ネイティブスピーカーがいるわけでもない上、留学先としてメジャーなアメリカやカナダ、オーストラリアでなく何故マレーシア?と思われたかと思います。以前と比べて発展してきているとはいえ、マレーシアはみなさんにとってまだ留学先として突飛な場所でしょうし、未開の地だと思われるかもしれません。しかし金銭面、環境、人、何をとってもマレーシアは留学に最適の場所です。昨年日本人初の卒業生もでたそうで、卒業後の就職先などの実績もできてきている状況です。皆さんが来る頃には進路の不安も改善され、更に留学先として適した場所になっていると思います。世界各国に日本人留学生が増え、英語が話せることが珍しくなくなっていく時代に+αの価値観を備えた人間になれる、そんな国マレーシアを是非、皆さんの選択肢の一つに入れてみては如何でしょうか?
留学中の1週間の授業時間割
 
8時00分~10時00分   フロントオフィス
(システム実技)
  マーケティング
チュートリアル
(座学)
マレーシア歴史
(座学)
8時00分~13時30分 キッチン
(実技)
※週替わり
       
9時00分~14時30分 Food&Beverage
(レストラン実技)
※週替わり
       
10時00分~12時00分         マレーシア歴史
(座学)
12時00分~13時30分       キッチン
(座学)
 
12時00分~14時30分   ハウスキーピング
(実技)
または
フロントオフィス
(実技)
※週替わり
     
14時00分~16時00分       ハウスキーピング
(座学)
 
14時30分~16時00分         Food&Beverage
(座学)
16時30分~18時30分         マーケティング
(座学)

※セメスター2の時間割。
(RM1=28円として算出しています。)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。