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奨学金留学
体験レポート
留学先国・地域:カナダ・ウォータールー
学校名:ウォータールー大学
専攻名:交通工学
留学期間:2022年8月~2024年10月
留学形態:修士課程
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」、
留学した学校の奨学金
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
中高では帰国子女の友達が多く、父親が出張先からお土産を買って来てくれたことなどもあり、常に海外に興味はありました。高校在学中に短期留学プログラムでアメリカの高校に留学する経験を経て、大学でも海外で学べば、日本で学ぶプラスアルファの経験ができるに違いないと強く思いました。そのため、高校卒業後、英国の大学学部に正規留学しました。そのまま、大学院も海外で学び続けたく、留学を選択しました。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
学部で留学した英国でそのまま修士に進学することも考えたのですが、英国では研究修士が一般的ではなく、他国への留学を検討しました。その中でも、欧州での生活を経験したことで、北米の生活にもチャレンジしてみたいと思い、カナダを選びました。留学先校は、交通工学の授業と教授陣が充実していて評価が高く、自分を奨学金付きで受け入れてくださる教授がいらしたウォータールー大学に決めました。
Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
学部留学時から、大学院も海外に行く予定だったので、特に驚きはなかったようですが、入学前には一緒にカナダに来てくれて旅行を楽しみました。
留学の準備について
Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
2022年9月に入学しましたが、2023年10月ごろから、興味のある分野の教授に連絡を取り、奨学金付きで学生を受けて入れているかの情報収集を始めました。同時に、日本学生支援機構の奨学金応募も行いました。ビザ申請については、進学先が決まり、奨学金の採否結果が公表された後の4月ごろに行ったと記憶しています。
Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
大学のウェブサイトなどで主に情報収集を行いましたが、加えて、Linkedinで所属予定研究室の卒業生に直接コンタクトをとり、話を聞くということも行いました。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
最初は大学の寮に応募しましたが、倍率が高く、当選しなかったため、民間の学生向け不動産エージェントで探しました。カナダの住宅事情に詳しくなく、出遅れてしまったため、最初の3か月間は半地下のアパートに暮らしました。ただその期間に大学の寮に応募し、当選したため、以降は大学の寮に移ることができました。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用していません。
Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか。利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。
進学先を検討する際に、修士の学生にも奨学金が出る学校を条件として探しました。また、残りの費用に関して、JASSO給付型海外留学支援制度によるご支援を頂きました。年間それぞれ約180万円、250万円程度のご支援を頂き、授業料と生活費の多くを賄えていました。
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
昨今は住宅不足の地域が多く、住は生活の根幹にかかわる部分なので、家は早めに探しましょう。
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いました。特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどを教えてください。
日本人の場合は国際情勢にビザの手続きが左右されることはあまりないかもしれませんが、政治状況にビザ要件などが左右される人はかなりいたので、ビザ申請は早めに入念に行いましょう。
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。
学校によると思いますが、私の学校はかなり授業選択や研究における自由度が高く、様々な授業を取るチャンスに恵まれました。ただ、卒論に向けての進捗管理など、自分に任せられる部分が大きく、自主性が求められました。フェンシング部に所属していたのですが、練習に行ったり、遠征に行ったりと、部活動によって学校生活がかなり充実したものになりました。特に北米の大学はvarsityスポーツに対する支援が手厚く、部活動に入るのはおすすめです。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、街の治安などについても教えてください。
ある程度田舎にある学校ということもあり、休日は友達とドライブ・サイクリングなどをして過ごしました。少し繁華街に出にくく、日本や英国に住んでいた時と比較して、家で過ごす時間が多かったように思います。町の治安は、特に気になったことはありませんでした。
Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
前述の半地下のアパートは、カナダの冬で日照時間が少ないことも相まって、気分を保つのに苦労しました。衛生状態もあまりよくなかったのですが、ハウスメイトがあまり協力的ではなく、その点も苦労しました。ハウスメイトとのやりとりや掃除をゲーム感覚で楽しむように努力して乗り切りました。
Q. アルバイトやインターンはしていましたか。
していませんでした。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
私の大学は、学部生が在学期間の半分の時間を、インターン活動をして過ごすカリキュラムで、自主的に様々なチャレンジをしている学生が多く、非常に刺激を受けました。そういった学生と交流する中で、自分の将来への可能性や視野がかなり広まったと思います。
Q. 留学後の進路について教えてください。
現在、日本の自動運転・道路地図関連スタートアップで、ソフトウェアエンジニアとして勤務しています。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
やらない後悔よりやる後悔です!大変なことが色々あるかもしれませんが、ぜひチャレンジ精神を忘れずに楽しんでください!
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