Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
期間:半年ほど※
※コロナ禍だったため、特にビザ申請期間はあまり参考にならないであろうことを前提にしてください。
■ 情報収集(1ヵ月)
・奨学金の情報収集
・留学生募集がかかる凡その時期を確認
■ 学校選定(1ヵ月)
・
Campus Franceで留学生募集情報を確認
■ 出願(3か月)
・フランス人の友人に協力を仰ぎながら、大学の出願フォームを記入
・教授に推薦状を書いてもらう
・大学のGPAを取得
・出願する
・入学許可証(attestation)を発行してもらえるように依頼
■ ビザ申請(3週間)
・コロナ禍で申請者が少ないためか、3週間ほどでビザ申請~取得までが完了
Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
■ 大学の募集状況確認
・
Campus France
・各大学のHP
・教授(学部長レベル)に直接メールで問い合わせ
■ ビザ申請
・
フランス政府のビザ申請サイト
・無数に転がっているフランス留学ブログ
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
■ 使用したツール
・Mix B という海外在住日本人向けの掲示板 (イギリスやドイツなど、駐在員が多い国だと各国向けにある)
・le bon coinなど現地の賃貸物件を探す際に使用するサイト
■ 見つかるまでの流れ
・最初はle bon coinで探したが、現地訪問が必須だったり電話番号がないと返信すらもらえなかったり、先に埋まってしまったりと苦戦
・最終的にMix Bで日本人に家を貸したい親日フランス人大家さんをみつけ、その人から物件を借りる(現地で契約を締結)
【補足】
フランスでは住宅補助(CAF)を申請することができ、地域差やステータス(奨学金生など)によって金額は変わるが、当時の私はパリ/非奨学金生で毎月210ユーロもらっていた。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
授業がフランス語だったので、別途学習はしていない。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用していない。
Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
結論、20か月※の滞在で約400万円ほど 。
※最初の4か月はコロナ禍で渡航制限がかかっていたため、日本からリモートで授業を受講していました。
■ 内訳
すべて当時のレートで概算
往復旅費:40万円
学費:7万円(500ユーロ)
ビザ申請/更新費用:2.7万円(189ユーロ)
海外旅行保険:40万円
生活準備費用:5万円
各種現地保険:5万円 +毎月の出費(1000ユーロ、当時のレートで14万円)
家賃:6.5万円(670ユーロの物件で、210ユーロの住宅補助をフランス政府から支給)
通信費:0.4万円(26ユーロ)
水道/光熱費:1.2万円(80ユーロ)
交通費:0.4万円(30ユーロ)
日用品/食費:4.8万円(300ユーロ)
交際費:0.7万円(50ユーロ)
■ 調達方法
①JASSO貸与型給付金(15万円×20か月で300万円)
②事前の貯金(50万円)
③留学中のアルバイト(50万円)
■ 奨学金の情報収集
正直あまり情報収集していない。特に私の場合は準備期間が短かったため、早く借りられることを優先して貸与型の奨学金を申請しようと考え、王道であるJASSOの奨学金に即決した。2020年時点での金利も低かったので、返済も問題ないと考えた。
Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
・予期せぬ必要経費は発生するので余分なお金は用意しておく
・クレジットカードはフランスではアメックスが使えないので、VISAかMASTERのクレジットカード(なるべくタッチ決済付き)を複数枚用意しておく
・現地で友人がいるに越したことはないので、日本に遊びに来ている人が多い国だったら街中でナンパしてFacebookを交換しておく(実際にそれでフランス人カップルの家に5泊させてもらいました)
・留学中に日本の就職活動をする人は、SPIの本を一冊持っていく
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどが教えてください。
■ 入学/学生登録手続き
大学の既定のフォームに沿って、以下が必要だったため準備をした。
・CV(履歴書)
・志願書
・学部の教授からの推薦状(フランス語 OR 英語)
フランス人の友人に協力をしてもらい、文法や表現については逐一チェックをしてもらった。
■ ビザの手続き
大学からAttestation(受け入れ許可証)が発行され次第、すぐに
Campus Franceから申請の手続きをした。
■ 気を付けた方がいいこと
・なるべく早めに必要書類は確認すること
・教授などに推薦状を依頼する際は、「どの大学のどの学部に出すものなのか」「CV/志願書ではどのようなことを記載しているのか」「どのようなことを書いてほしいのか(ドラフトがあると尚よい)」など教授にしてほしいこと/書いてほしいことを明確にして依頼すること