留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

大学・大学院・短期大学・専門学校 奨学金留学

留学先国・地域:アメリカ
留学期間:2年
学校名:ハワイ大学マノア校
専攻名:第二言語研究科
留学形態:大学院への進学(修士号取得)

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。

学部時代から関心があった第二言語習得の分野について修士を取りたいと思ったからです。また、二十代のうちに海外に出て様々な人と出会うことは今後の人生にとって有意義だと思ったのも留学を決めた理由の一つです。


Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。

指導教員になってもらいたい教授がいたことと教授陣が豊富で開講されている授業が多彩なことが最大の決め手でした。二年間住むことを考えて、温暖な気候、日本から比較的近いことも魅力的でした。


Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?

家族からは応援してもらえました。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。

2020年5月:奨学金応募、志望校をリストアップ→2020年9月:出願予定校の教授とオンライン面談申し込み→2020年12月:大学院出願→2021年1月:合格通知→2021年5月:ビザ発給→2021年8月:出発


Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。

出願書類の準備はXPLANEで情報を得ました。大学選定に際しては大学院留学経験のある友人や出願先の教授に直接連絡して情報を入手しました。奨学金の応募のためのスケジュール管理、書類作成、面接対策については個人ブログがとても参考になりました。


Q. 語学学習はどのように行っていましたか?

塾には通わず、参考書を購入してTOEFLの対策をしました。GRE対策は公式本や日本語で書かれている入門書、無料の単語学習アプリを使用して勉強しました。


Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?

有料の留学サービスは利用しませんでした。留学経験のある知人の中でそのようなサービスを使っている人がいなかったので、必ずしも必要ないことが分かっていたためです。Statement of PurposeについてはXPLANEのメンター制度に登録し、客観的アドバイスをもらえたのがとても有益でした。


Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。

JASSOからの授業料と月々の奨学金が主な留学資金です。学会に行く際は学部内の奨学金に応募し、渡航費や学会の登録料に充てました。


Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか?特に苦労したことや気を付けた方がいいことなどがあれば教えてください。

入学手続きの際は、大学院、留学生オフィス、健康センターなど様々な部署に書類を提出する必要がありましたが、すべてホームページからアップロードまたはメールで送信するだけで完了し、特にトラブルはありませんでした。
入学手続きや質問があったときに大学の各部署とメールをする際、標題や本文を簡潔にわかりやすく書くことは大切だと思います。メールの趣旨が明確に書かれていないとやりとりに時間がかかったり返信が来なかったりする要因になってしまいます。

Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。

同じ授業が週に2回あることが多いので、複数授業を取っていると平日は予習にたくさんの時間がとられました。最初の頃は授業中に発言するのはとても難しかったです。楽しかったこととしては、大学院内のイベントが毎月のようにあったので、他の大学院生や教授と授業や私生活についてざっくばらんに話せる機会があるのが良かったです。


Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。

大学近くにアジア系のスーパーや日本食レストランがあるのでとても便利でした。ワイキキ、アラモアナ、マノア方面にはバスで行けるので、車が無くても日常生活には困りません。学期が始まった直後でまだ余裕がある休日はハイキングに行きました。一部治安が悪いと言われるエリアはありますが、大学付近は比較的安全だと思います。念のため夜は一人で歩かない、貴重品は持ち歩く(車にも置いておかない)ことは気を付けていました。


Q. アルバイトやインターンはしていますか(していましたか)? 

Graduate Assistantとしてリサーチやティーチングをしました。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?

海外大学院に入って主体的に動くことの大切さをより一層感じました。アカデミックの面で強く感じたのは、やりたい研究を行い、今しかできない経験を得るためにどうすればよいのかを自分で戦略を立てることも必要だということです。例えば授業を選ぶときに教授や他の学生からいろいろな助言や情報をもらうと思いますが、最終的に自分が納得する選択ができるように交渉したり決断したりすることも大切でした。


Q. 留学後の進路について教えてください。

帰国して就職する予定です。大学院の学びをどう将来役立てていくかを柔軟に考えているところです。


Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。

留学したいと思っても漠然としていて何から始めたらよいのか分からないこともあるかと思います。そんなときはなぜ留学したいのかを自分の中でもう一度考えてみたり、少しずつ情報を集めてやるべきことを書き出してみたりすると思考が整理されると思います。私は留学するか悩んだ時間が長く、もっと早く決意すればよかったと思うこともあります。ただ今振り返ると準備の過程で研究したいテーマを明確にできたことは結局留学全体にプラスに働いたと考えています。留学の目的や準備期間は人それぞれで、気軽に相談できる人が周りにいるとは限らないですが、留学準備のコミュニティーへの参加や志望校に連絡を取るなどして後悔が残らないよう、ぜひ行動に移してみてください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。