留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:アメリカ合衆国・ニューヨーク
留学期間:2023年9月~2025年5月
学校名:ニューヨーク大学
専攻名:Computer Science
留学形態:修士課程への進学
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
自分の将来やりたいことを鑑みて、アメリカへの留学が今とるべき尤もらしい手段だと考えたからです。AIなどの先端的な情報技術を用いて、将来は自分で医療など人の役に立てる製品やサービスを生み出せたらなと考えています。しかし、海外チームと協働していく中で技術力の課題、異文化コミュニケーションの難しさ、米国のテクノロジー産業の競争性を目の当たりにしてきました。そこで、この身をアメリカに、このタイミングで置きたいと考えるようになりました。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
留学先の国:  テクノロジー産業の中心であり、AIを中心とした経験したい仕事があったため。 
学先校:  世界的に著名なAI研究チーム、大学からの奨学金取得、都市部のため。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
家族には迷惑をかけず、自分だけがリスクを負って挑戦することに対しては、特に止められませんでした。うまくやり切って帰ってきた時はとても嬉しそうでした。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか。
留学を決意した時期:2022/04 
情報収集:2020/04 ~ 最後まで 
学校選定:ずっと時間ある時に探していました。また、admissionに連絡して聞いてみたりしてました 。
出願:2022/11 ~ 2023/4 
キャンパスビジット:2022/11 NY&CA 
ビザ申請:2023/5 ~ 2023/6

Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか。
Twitter、友人ネットワーク、XPLANE

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか
Facebook Groupや友達

Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
アメリカ人の友達を作って一緒に遊んだり勉強したりしてました。録画された授業を何回も一部聞き直したりしてました。

Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
数人の方々に出願書類準備の相談に乗っていただいていました。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
160k USDくらいはかかった気がします。2つの奨学金を合わせて、90kの学費が0になったのはとてもありがたかったです。インターンシップにて、Computer Science系は有名なTech企業だと約30k程度稼ぐことができます。

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
修士のみで、アメリカの人気なTech企業に入りたいと思うと、事前の調査/準備と作戦でほぼ決まると考えてます。あまり考えずに渡米した中印の留学生が多数、インターンや就職が決まらないのを目の当たりにしました。 特に、PhDを目指さず、学士や修士で就職を希望する場合は、これまでのインターンシップ、フルタイムでの経験がとても重要視されます。修士だと1回しかインターンシップのチャンスが基本的にはありません。昨今は、トップスクールでもこれらがなければ、最悪な状況に直面する可能性は十分にあると思います。逆に言えば、これらのマイルストーンをうまく踏みさえすれば、チャンスは巡ってきます。

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いました。特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどを教えてください。
XPLANEなどの留学サイトを使ったり、先に進学した友人によく聞いていました。

Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。
大学は、よく勉強させる仕組みができてるなと思いました。一部を除いて、課題とテストは真面目に時間をかけて取り組まない限り、落第する仕組みでした。そのおかげで、ある一定以上はみんな勉強をさせられる環境になっていました。特に、私は先生の発音に慣れることに苦労しました。フランスやロシアなどから移民されてきた先生方が多く、何回か授業や録画をみて復習しない限りあまり聞き分けがつかなかったです。アメリカ人の友達もこれらの国からきた友達が学部にいたから、やっと聞き慣れたと言っていましたので慣れるしかないんだと思います。
また、Computer系の学生は、日本の文化が好きな人が多かったので、比較的簡単に友達を作れました。さらに、都市部は有名なTech企業のOfficeがあるので先輩に中にいれてもらったり、イベントもよくあるので良いモチベーションになると思います。

Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、街の治安などについても教えてください。
ニューヨークは、日本だとなかなか出会えなかったようなたくさん他分野で魅力的な方がいらっしゃるので、そのような方々と仲良くできるのはとても良い経験でした。この地域は、清潔感等はあまりないですが、エリアと時間帯に気をつければ比較的安全なところだと思います。ニューヨークは楽しいですよ。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
自分の目標の優先順位をぶらさないことが大変でした。昨今のTech企業への就職活動はとても熾烈です。しかし、それが自分の優先すべきことでしたので、色々なことを犠牲にしたなと思います。ただ、前述したように土俵に立つには、マイルストーンをちゃんと踏めるかどうかなので、一歩一歩着実に前に進められれば、良いチャンスが回ってくると思います。

Q. アルバイトやインターンはしていましたか。
インターンシップでアメリカのTech企業で働いていました。日本人がいない中で、技術的な課題の解決策を社員と一緒に導いて、信頼関係を掴んでプロジェクトを進め、チームを喜ばせることができた、とても良い経験でした。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
競争に対する耐性が強くなったように感じます。さまざまな学生や社員のバッググラウンドを聞いて、面を食らうことがよくあったのですが、皆さん同じ人間なのでそんなに恐れる必要はなかったです。それに伴って、日本の教育水準は予想外に高いものだと実感しました。  また、Minorityならではの苦労を初めて経験しました。この分野での日本からの留学者はとても少ないです。中国やインドはとても多くの同胞がいます。そんな環境下で、自分の目標に為に自分から動き、人を頼り、物事を前に進めるのは、日本では経験したことありませんでした。少しばかりタフになったと思います。

Q. 留学後の進路について教えてください。
これまでAI技術を応用し、世の中に役に立ちそうな製品を作ることを仕事にしてきました。今後も同様に、ニューヨークでbig tech企業に就職し、世界中の人が利用するアプリへのAI開発の仕事をする予定です。数十億人が利用するサービスが生み出すさまざまな制約とその目標を技術的に解決し事業を成長させる仕事は早いうちに経験しておきたかったことです。また、その過程の傍ら、アメリカのテクノロジー企業の進歩を間近で感じ、たくさんの技術者、事業家などと触れ合い、自分を思う方向に変えていければと思います。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
これから留学される方々は、様々な思いや目標を持って挑戦されることかと思います。それを掴むために、ぜひ自分をぶらさずひたむきに頑張ってください。私も引き続きがんばります。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。