留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。

地域によって物価は大きく異なりますが、おおむね日本と同じくらいと考えてもよいでしょう。
大都市ほど物価が高い傾向にあり、上海や北京などの都市部では物価の上昇が続いています。

広大な中国本土では、内陸部と沿岸部で生活レベルが全く異なります。人口、生活レベル、商業資源、将来性などの項目から算出される都市の分類は、一般に「一線都市(または一級都市)」~「五線都市」まで区分され、一線都市と呼ばれる大都市で物価が高く、地方では物価は安い傾向にあります。

一線都市:
上海市、北京市、広東省広州市、広東省深圳市
新一線都市:
四川省成都市、重慶市、浙江省杭州市、湖北省武漢市、江蘇省蘇州市、陝西省西安市、江蘇省南京市、湖南省長沙市、天津市、河南省鄭州市、広東省東莞市、山東省青島市、雲南省昆明市、浙江省寧波市、安徽省合肥市

生活費の目安は次の通りです。

北京大学が公開している留学生の生活費の例

宿泊費:約35,000元/年
食費:約15,000元/年
交通費・その他雑費:約5,000元/年

長安大学が公開している留学生の生活費の例

▼生活費 12,000~15,000元/年
食費、交通費、通信費、旅行費などを含む日常生活費

多くの大学には留学生向けに寮を用意しており、留学生は一般的に寮に滞在します。
しかし、留学生数の増加により寮が不足する場合がありますので、早めに国際交流オフィスや留学生オフィスに問い合わせるようにしましょう。
寮は大学ごとに異なりますが、1人部屋、2人部屋、3~4人部屋などがあり、寮費もそれぞれです。

(北京大学場合、寮費は約35,000元/年)

学生は学校内宿舍または学校周辺の独立した住居を選択可能です。宿舍は安全で便利、一方、地元の長期賃貸住宅は自由度が高いです。賃貸時は契約をよく読み、学校および公安に登録しましょう。

また、短期滞在向けには短期賃貸、ホテル、ユースホステルがあり、国内外の予約サイトやAPPを利用できます。

中国の大学には学生寮や食堂があり、ほとんどの大学生はキャンパスで寝食を共にします。

中国で一番人気のコーヒーチェーン店である瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー、Luckin coffee)の場合、人気コーヒーで1杯約18元程度です。
飲食チェーンNo.1沙县小吃の場合、焼きそば+ワンタンスープは約25元です。

中国に6か月以上留学する留学生は中国で医療保険に加入することが義務付けられています。留学先の大学から保険に関する案内があるので、詳細は留学先の大学に確認してみましょう。
留学生が加入できる保険には、国任財産保険株式会社の保険などがあります。
当該保険の詳細は https://lxbx.net/ [英語、中国語]を参照してください。

また、医療費が日本と比べても高額であるという点から、万が一に備え、十分な保障を備えた保険への加入も選択に入れましょう。
医療レベルは進歩しており、例えば北京であれば外国人専用外来を備えている中国系総合病院や、英語や日本語で先進国と同様の医療が受けられる外資系クリニックもあります。外資系医療機関では、風邪や胃腸炎などの軽い病気でも1,000元(およそ20,000円)以上かかるうえ、レントゲンや採血、超音波など、検査を実施することで医師の収入が増加するシステムのため、医療費は高額になりがちです。多くの医療機関では海外旅行傷害保険を使用できるため、適切な保険に加入しましょう。

なお、地方都市では外資系医療機関は少なく、英語や日本語が通じる医療機関は限られるため、地方に留学する場合は、事前に自分がコミュニケーションを取れる病院を確認しておくと良いでしょう。

中国の治安状況は全体としては安定していますが、中国では、スリやひったくり、タクシーでのぼったくり、偽札やクレジットカードのスキミングなどの犯罪が発生しており、注意が必要です。
中国の国土は広く地域によって状況は異なるため、滞在地域の最新情報を確認する必要があります。

中国では、レストランでの食事マナーから公共トイレの使用法、道路の横断方法まで、知っておくべき文化や風習が多いです。
レストランでは、料理とともに様々なお茶が提供されます。料理の順序は「前菜からスープ、点心、デザート、果物へ」と決まっており、食事を残すことで満足を示す習慣がありますが、量が多いため注意が必要です。
一方、観光地では「トイレ革命」により清潔なトイレが増えていますが、公衆トイレではトイレットペーパーを流さずにカゴに捨てる習慣やドアのないトイレが存在します。
道路横断時は右側通行のため、左側に特に注意し、中国人の流れに従うと安全です。

中国に到着した留学生は、学校から銀行カード作成の指示を受けることが一般的です。
銀行口座を開設する際には、パスポートなどの有効な身分証明書を持参し、申請書に記入します。
 
日本円を人民元に両替する方法は主に以下の3つがあります。

①現金による両替
銀行で両替できます。例:中国銀行 中国銀行Webページ URL http://www.boc.cn/  [中国語] 

②電信送金
生活費などを口座に振り込む場合は、短期間の滞在費、食費などをまかなえるだけの現金を持参しましょう。

③クレジットカード・デビットカードによる出金
クレジットカード・デビットカードの1日あたりの現金引き出し限度額は、銀行によって制限があるため、出発前にカード発行会社に確認し、中国国内での1日あたりの現金引き出し限度額を確認しましょう。
中国において、現金を使用する機会はほぼなく、スマートフォンの支付宝(Alipay)や微信(WeChat)のアプリを使用したQRコード決済が一般的です。
QRコード決済を行うには、支付宝(Alipay)や微信(WeChat)のアプリにて、銀行カードを登録して銀行カードを紐付ける必要があります。そうすることで、QRコード決済ができるようになります。
また、支付宝(Alipay)や微信(WeChat)にはクレジットカードも登録することができます。しかし、この場合は決済額の上限があったり、手数料がかかったりします。

SIMフリー端末を持参する場合は、中国で購入した SIMカードを端末に挿入することで、使えるようになります。
SIMカードの契約はプリペイドが一般的です。

価格例(2024年3月) China Mobile(中国移動)
月額29元:国内通話50分、データ通信量3GB
月額39元:国内通話50分、データ通信量5GB
月額59元:国内通話100分、データ通信量10GB
月額79元:国内通話150分、データ通信量15GB
月額99元:国内通話200分、データ通信量20GB

北京大学の推奨するモバイル通信会社はチャイナ・モバイルです。中国到着後、この会社からSIMカードを購入することができます。
北京大学キャンパス内の携帯ショップがあります。(北京大学 留学生ガイドより)

市内交通では、公共バス、地下鉄、タクシー、自転車など多様な選択肢があります。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。